2012年12月31日月曜日

Kelleyの真価はチームワークに有り!


こんにちは、Class of 2014S.O.です。

コアプログラムについては、既に直近2回のブログで十分に紹介されているので、自分の書くことはもう無いなと思いつつ、でも苦しくも楽しかったこの4か月間を振り返って自分なりにコアプログラムについて書きたい!!と思い、チームワークに的を絞って書くことにしました。

実は自分がKelleyを志望した動機の一つに、Kelleyがチームワークに重きを置いている点がありました。昨年の12月にAGOSで開催されたKelley卒業生による学校説明会に参加した時に、このことを知りました。「協調的な校風のもとクラスメイトと真剣に議論をしたい」と思ったのがきっかけです。

実際、コアプログラムは「チームワークに始まりチームワークで終わった」と言っていい位、チームへのInvolvementCommitmentが求められました。8月のオリエンテーション、ファーストケースコンペティションに始まり、学期中はほぼ全ての科目でチームによる宿題の提出が求められ、メンバー間のフィードバックミーティングを経て、12月のファイナルケースコンペティションで締め括られました。そしてチームメイトからの評価は各自の成績にも反映される仕組になっています。

それでは各場面で、自分がチームワークを通じて感じたことを書き留めたいと思います。


① オリエンテーションを通じて

自分の場合、最初の野外アスレチックのゲームからチームについて行けませんでした。各チェックポイントを回りその場でゲームのルールが配られチームでクリアしなければならないのですが、時間制約がある中、周りのメンバーは即座に説明書を読んで理解するのですが、自分は読むのが遅くてついて行けない。。。チームメイトに聞いても皆焦っているので早口すぎて理解できない。。。結局ゲームの目的やルールを良く理解できない中メンバーに促されるまま動いて、そのまま時間切れ。自分は、明らかにチームのお荷物だと感じました。責任も感じました。

でもこのオリエンテーションの良かった点は、終了後にAAR(After Action Review)という所謂反省会を開いた点でした。自分達のチームは事前の期待と比べて上手く機能したか?各人はどのようにチームに貢献したか?次回勝つためにはどう改善したらよいか?
自分は正直に「自分の英語力は未熟で、皆について行けなかった。でも出来る限りチームに貢献しようと努力した。各ゲームのルールは理解できなかったけれど次のチェックポイントを探すのに、僕は一生懸命走り続けて誰よりも早く見つけ出したよ。」とコメントしました。まだ出会って数日しか経っていないチームメイトからは「皆頑張ってやっていたけれど、皆がルールや役割を理解できているかもっと確認すべきだった。特にS.O(私のこと)をサポートすべきだった。S.Oも分からなければもっと声を上げるべきだった。当初の役割分担も途中からぐじゃぐじゃになってしまった。時間制約の中で皆が混乱していた。」という話が出ました。私は「チームから見捨てられていなかった」と内心ほっとした反面、全くついて行けなかった自分を情けなく思い、今後どうやってチームに貢献していったらいいのか途方に暮れました。

ここでの私の学びはAARの重要性です。もしAARが無ければ、メンバーは敗北感を感じながら、「果たしてこのチームで今後パフォーマンスを上げていけるのだろうか?チームワークは程々にして個人プレーに走った方が得なのではないか?」と疑念を抱いたのではないかと思います。建設的な反省会を開いたことで、各人がゲーム中どう感じていたか、チームをどうしたいと思っているのか、正直にぶつけることが出来、最終的には皆が「次に向かって頑張ろう」という気持ちになることが出来たと思います。これはもちろんビジネスのチームビルディングでも重要なことだと思いました。


    ファーストケースコンペティション(チーム対抗)を通じて

上記アスレチック活動の翌週に開かれたもので、これも限られた時間内でチームとしてアウトプットを出さなければならないものでした。我がチームは、プレゼン当日の朝3時まで学校に残って資料を仕上げ、プレゼンの練習は朝7時に集まって開始し、朝9時の本番に備えるという始末で、酷いタイムマネジメントでした。議論も混乱を極めました。まだ出会って1週間程度ですから、まずどこから議論を始めるか、何を議論するか、どうやって議論を進めるか、どうやってチームとして結論を導いていくか等、議論の土台となる共通認識がありませんでした、最初のうちは皆好き勝手に意見を言って、思いつくままに議論を広げて全く収集が付きませんでした。単純なことですが、誰も議論の内容をホワイトボードに書き留めないので、自分達が何を議論しているのかさえ分からない迷走ぶりでした。そこで私が議論を整理して書き出し、可視化してそれを土台に次の議論に進める役割を買って出ました。議論は前に進みましたが、当初のスケジュールが押して期限まで時間が無い!!提案内容の詳細についてチーム内でじっくり煮詰め切れないまま、最終的にチームを二つに分けてプレゼン資料作りに取り掛かることにしました。後刻、プレゼン資料を合体させようとすると、想像していた通り問題が起きました。お互い頭に描いていた戦略の内容が少し違っていたのです。つまりそれに合わせて会社の予算や収支計画も整合性が取れなくなってしまいました。

「あれ?こういう戦略にしようって話じゃなかったっけ?」
「いや、こちらの方が迫力があって説得力があるから変えるべきだ!」
「変えたなら変えたって早く言えよ!!」
「言おうとしたけど、皆疲れ切って聞く耳持たないから伝えられなかったんだ」・・・
そうです、皆慣れない仲間との長時間の議論と時間制約のプレッシャーで疲弊し、コミュニケーションが十分に取れていなかったのです。

本番が終わって審査員の居る部屋を出た途端、お互いの不満が噴出して反省会が始まりました。皆、自分自身も出来ていなかったのに、そのことを棚に上げて、相手に対し批判ともつかない意見をぶつけるのです。日本人だと「自分も出来てない癖に、そんなこと言う権利があるのかよ」と言いたくなりますが、アメリカ人の意識には「自分が出来ていようが出来ていまいが、相手が出来ていなかったら相手の為にフィードバックをしてあげる」という考え方があるようです。「これが出来ていなかった」、「何であの時こうしたのか理解できない」等々、なかなか建設的な議論になりませんでした。ある程度責め合って疲れてきたところで、あるメンバーが口火を切りました。
「皆、今回の失敗を繰り返したくない気持ちは同じ。皆と上手く協力したい、チームに貢献したい、そして良いパフォーマンスを出したいという気持ちも同じ。次回に向けて何か方策を考えよう。」

ということで、以降我がチームには3つのルールが出来ました。
・「コラボレーションタイム」というチーム内で情報共有する時間を必ず作る
・タイムマネジメント強化の為「ハードストップ」の期限を幾つか作り、それまでに終わらなければ皆で協議して解決する
・自分の手が空いたら、他に手伝えることがないか周りに声を掛ける
これらの教訓は、12月のファイナルケースコンペティションで活かされ、比較にならない位内容の濃い議論をすることが出来ました。

書き出してみると、とても基本的なことばかりで、読んでいて呆れる方もいらっしゃるかもしれません。でも各メンバーがそれぞれ違う文化を持って育ち、お互いキャリアも違って、働いてきた環境も違う者同士が共同作業をする為には、こうしたところから失敗をし、合意形成を創り上げていかなければいけないと強く実感することが出来、自分にとって学びの大きいものになりました。


    学期中のチームアサインメントとファイナルケースコンペティションを通じて

上記のような失敗を繰り返しながら、毎週末のようにチームで集まって宿題に取組むようになると、次第にお互いの気心も知れ、得意不得意が分かるようになり、自然とチームにおける各人の立ち位置も定まってきます。それでもお互いの主張が強いので、チームの議論を舵取りするのは毎回真剣勝負です。

ここで自分が感じたことは、各人各様のリーダーシップの執り方が存在するということです。MBAに来る前は、「グローバルな環境で活躍するリーダーは斯くあるべき」「グローバルリーダーシップとはこういうものだ」みたいな画一的なものが存在して、それを習得したいと考えていましたが、今感じていることは、そういうものは果たして存在するのだろうか?ということです。その時の環境やメンバーや、時期が違えば、リーダーシップの有り方は変わってくるはず。それに各人各様に認めるべき長所というか性格というか人格が存在する中で、画一的なモデルは存在しないのではないかと思うようになりました。

実際チームメイトがそれを証明しています。一人のアメリカ人は少々時間にルーズなところがありますが、常に前向きで、チームが疲弊し議論が行き詰って皆がストレスを感じている時でもメンバーを元気づけてくれました。また最終的な成果物についても納得の行くまでメンバーに計算根拠や前提となる論拠を確認するので成果物の質を担保してくれます。もう一人のアメリカ人(女性)は、几帳面で責任感が強く、皆の議論を率先して書き留めてくれ、皆が気付いていない議論の空白部分などを指摘してくれました。インド人は、負けん気が強く、チームの成果物に対する成績が低いと教授のところに乗込んで抗議したり、また他人の意見にも上手く乗っかって発言をすることで皆にインスピレーションを与え議論をリードしてくれる役割を果たしてくれました。

こうしたチームメイトを見て、リーダーシップの習得は、他人の良い点を学び、自ら試して実践する中でしか育まれないと考えるようになりました。つまり、色々な人とチームを組んで積極的にチームに関与する中で、様々な経験を積んでいくという方法です。そういう意味では、チームワークを重視するKelleyはその為の環境を色々と用意してくれていると実感しています。

ちなみに上記リーダーシップ観は現時点のものです。自分なりにまだ答えを見出せている訳ではありません。今後の学校生活でまだ修正されるかもしれません。でもそうやって少しずつ蓄積して更に磨いていきたいと思っています。今確かに言えることは「自分が深く関わって努力した分だけ、自分の学びも比例して大きい」ということです。

(チームメイトを自宅に招いてお疲れ様会を開催。皆頑張ってお箸を使ってくれました!)

Kelley在校生ブログをご愛読の皆様、在校生一同来年も頑張って生の声をお伝えして参りますので、引続き宜しくお願い申し上げます。それでは皆様、良いお年を。

2012年12月25日火曜日

Why Kelleyの考察

皆様、こんにちは!!Class of 2014のH.Mです。日本はもうクリスマスですね。この時期は2nd roundへの出願も控えて、とてもそのような雰囲気に浸る余裕もないかと思いますが、ほんの少しのリフレッシュは気分転換だけでなく、新しいアイデアなどのひらめきにもつながると思いますので、クリスマスケーキを買って食べるなど、ちょっとした気分転換もオススメです。

ブルーミントンは数日前から急に気温が下がり、一夜にして周りの景色が雪景色へと変化しました。せっかくなので、近く(と言ってもとなりの州との境目ぐらいですけど。。)のスキー場に行ってスノボしようかと考え中です。

さて、今回は出願も迫っているということで、First semesterを終えてのWhy Kelley?について、自分なりの感じたことをまとめてみようと思います。これからKelleyを考えられる方も全然間に合いますので、ぜひご参考になさってください。

それでは早速。。

①Core curriculum(概要はコチラ)

「もうブログ読んで散々知ってますけど。。。」という声が聞こえてきそうですが、再度言わせてください。というか、僕の中では予想以上にCoreから得られたものが大きかったので、この感動というか思いはなんとしてもお伝えしたいところです。衆院選挙もありましたけど、街頭演説のように繰り返してアピールすることでより多く知ってもらいたいです。

まず、Coreでは8科目の授業を受けますが、これでほぼビジネスに関する科目は一通り網羅されていますし、それを一度に学ぶことができるMBA校はおそらくほとんどないでしょう(多分)。ちなみに、ものすごく狭い情報ですけど、某シリアル食品メーカと同じ名前のMBA校はfirst semesterは4科目、西海岸のとあるMBA校もStrategyという科目はないと聞きました。
なによりCoreのいいところは、8科目を学ぶことで、自然とそれぞれのつながりも意識できるようにカリキュラムが組まれているところだと思います。
例えば、「利益」という言葉一つにしても、Accountingでの「利益」、Financeでの「利益」、Economicsでの「利益」、Marketingでの「利益」は皆違う意味を持ち、定義も異なります。それは当然それぞれの目的が違うからですけど、そんなことはMBAに来るまで意識したこともなかったですし、それを意識できるようになるということは、いろんな視点、側面から物事を考えることができるようになる、ということなんだと思います。

ということで、KelleyといえばCore、これを語らずしてKelleyは語れません。

②Professor

これも前回一部のProfをご紹介しましたが(コチラ)が、KelleyのProfはやはり人一倍教えることに熱心です。
今回も1人ご紹介したいと思います。

5. Class: Strategy Prof: Matthew Semadeni

StrategyのクラスはCoreの中でもParticipationが圧倒的に評価の対象となり、他の授業と異なり、2コマで1つのテーマを取り扱います。授業中のdiscussionがメインで授業が進んで行きますが、非常にdiscussionが面白く、またProf. Semadeniのdiscussionの進め方も秀逸です。個人的には一番授業の進め方が上手く、緻密に計算されていると感じました。

Prof. Semadeniですが、人柄もとても優しく、また鉄板のつかみネタはOperationのProf. Cattaniと顔が似ていること。(気になる方はコチラでチェックしてください!) このネタもいたるところで出てきますが、笑いのセンス的にはまずまずだと思います(すんません、関西人なのでついお笑いが気になってしまって。。)。
ハロウィンなどのイベントや、ケースにちなんだパフォーマンス・サービスもしてくれます。授業中では一人ひとりの意見をとても丁寧に、真剣に聞き、常に話してのそばに近寄って頷きながら聞いてくれます。私も拙い英語で意見を言うと、真剣な顔で頷きながら、「う~ん、なるほど!」といった表情をしてくれました。「リアクション、デカすぎませんか!?」と若干思いますが、自分が何か重要な発言をした気持ちになれます(笑)
(補足:私のチームメイトの女性は、さすがファッションに厳しく、「Prof. Semadeniはなんであんなブカブカのワイシャツ着てるの!?サイズが合ってない!!」とのお言葉でした。。) 

授業は、discussionのほか、「自分がCEOだったらどういう選択を取るか?」といった選択形式のquestionで自分の意見を札で表したり、Videoで実際の当事者インタビューを見たりなど、いろいろな工夫がされており、最後にはちゃんとStrategyの理論に結びつけて要点をレクチャーしてくれます。

③GCS(Graduate Career Services)

②と並んでKelleyのGCSはBloomberg Businessweekで1位にランキングされるなど、非常に有効なfacultyです。オリエンテーション中のみならず、Coreの期間中も何度か自己分析、レジュメの書き方、インタビューの振る舞い、Cover letterの書き方を習う授業があります。就活が必須な私費の方だけでなく、社費の方でも自分を見つめ直し、自分の長所、短所、アピールポイントを上手くまとめて効果的に伝えるスキルは今後いろんな場面で必要になってくると思いますので、とても有意義なものだと思います。
私が一番印象に残っているのは、実際に色んな企業の方がKelleyまで来て、ひとりひとりの生徒のmock interviewをしてくれたことですね。ここまでインタビュー練習の場を用意してくれる学校はKelleyだけでしょう(多分)。
私はその時に、「教育学部⇒会計士⇒MBAと自分のバックグラウンドが一見つながりを見出し難いので、そのストーリーを自分の中で作って、明確に話せるようにしたほうがいいよ。」というfeedbackをいただきました。自分の中ではストーリーはあるのですが、それが上手く相手に伝わっていなかったこと、また面接官がレジュメのどのような点を気にし、どう受け取るのか、といったことも分かってとても面白かったです。

④Academy

これもKelley独特ですね。今回は私が所属しているConsulting academyについてご紹介したいと思います。
Consulting academyはその名のとおり、コンサルタントとしてのスキルを身につけることに重点を置いており、そのほかConsulting companyとのnetworkingの機会も豊富に用意してくれます。
First semesterでは、MECE、デシジョンツリーといったコンサルで使われる考え方から、コンサルの歴史、コンサルの意義とは何ぞやというレクチャーに加え、地元のfamily businessに対する実際のコンサルプロジェクトも行いました。このプロジェクトは3日間だけの短期でしたが、まずクライアントからの概要紹介、その後チームワーク、そして実際にクライアントの訪問をして最後にプレゼン、というとても中身の濃いものでした。
来春のsecond semesterでも同様のコンサルプロジェクトを行う予定ですが、次は7週間と長期に渡るプロジェクトであり、チームごとにプロジェクトの内容も異なること、実際の企業の方(おそらくalumini)がsupervisorとしてサポートしてくれるなど、さらに本格的なコンサルプロジェクトのようで今からとても楽しみです。
過去、ブログではCMA、MBA、EIA(旧EMA)と言ったAcademyもご紹介しています(コチラ)。このように実践的なプログラムが多いのもKelleyならではですね。

⑤Experiential program

GLOBASEやWahington programといったプログラムもブログでご紹介しています(コチラ)。私も2013年Globaseに参加予定ですので、その経験をまたご報告できればと思っています。

⑥番外編

MBAはやはり世界中から色んなcandidateがapplyしているため、多少「ブッ飛んだ」アイデアでも世界では普通、ということがよくあります。ですので、今思うのはEssayでスパイスの効いた一味違うアピールも面白いのかなと。(と言っても、一方で日本人のcompetitorはAsianという話も聞きますので「ん?コイツアレかな??」と思われるessayはNGですよね。。こんな攻め方もあるというフィクションでお考え下さい。)

その1:Kelleyの歴史から攻めてみる

Kelleyという名前は、Indianaを中心に店舗を出しているStake'n Shakeというファストフード店を、地方の店舗からregionalに急成長させたE.W Kelleyという方からの寄付金を記念して名付けられました。この方もIUのbusiness schoolを卒業されています。
Staken' Shakeはハンバーガーとシェイクのお店なんですけど、肉にこだわってハンバーガーではなく、ステーキバーガーと呼んでいます。
ここからエッセイや出願に結びつけるにあたって、2つのアプローチが考えられます。

①肉にこだわりハンバーガー⇒ステーキバーガーと呼ぶ。=自分のキャリアをより洗練された呼び名に変えてみる。(Ex.経理= financial specialist, 営業=customer relationship consultant)
レジュメなど、意外と呼び方を変えることで受けての印象も変わってくると思います。

②E.W Kelleyに魅せられてKelleyを志望する。
E.W Kelleyさんは、Stake'n Shakeをregionalに数百店舗出すまでに成長させました。それを元にKelleyへの志望をアピールするもの一つです。ファストフードのビジネス戦略は、今後のビジネスでもまだまだ面白く、ビッグチャンスのあるトピックスだと思います。何より、アメリカ人は愛校心が強いため、このようなアプローチは有効です。

その2:ランキングから攻めてみる

先ほども書きましたが、Kelleyはteaching quality, faculty service, student serviceで1位を獲得しています。発表後早々に、GCSからのメールには下記のロゴが付くようになりました。アメリカ人、こういうの好きですねぇ。
でもそれだけ質が高いということも言えると思います。これをネタにKelleyへの熱意をアピールするのもアリだと思います。もう古いですが、”No.2じゃダメなんですか?”という反論には”No.1じゃなきゃダメなんです!!”と自信をもって言いましょう。(個人的にもそう思ってます。)

以上、今後の出願の参考になれば幸いです。そのほかご質問等はお気軽にご連絡ください!
それでは良いクリスマス&年末年始を!!

2012年12月15日土曜日

Highlight of 1st year Fall Semester



こんにちは。Class of 2014N.K.です。

 16週間に渡る非常にIntensiveCore Programを先日終え、今は安堵感・達成感・充実感を噛みしめながらこのBlogを書いています。正直Core Programの厳しさは想像以上でしたが、無事にSurviveできたことが自分の中で1つの自信となりつつあります。私が所属していたRed Cohortは本当に仲が良く、チームメンバーにも恵まれ、終始楽しい雰囲気の中で勉強できたことは幸運でした。クラスで唯一の日本人学生として、クラスに貢献できたかどうかは今度ゆっくりクラスメイトにfeedbackを貰うとして、自分の中でのおさらいも含め、渡米してから今日にいたるまでのAcademic Lifeをハイライトさせていただきたいと思います。

2nd roundで出願されるApplicantの方は、忙しさのピークを迎えている頃ではないかと思いますが、来年の夏にはMBA Candidateとしてこちらでの新しい生活をスタートさせている姿を思い浮かべながら、あともう少し頑張ってください!


1st year Fall Semester Academic Calendar

Jan/E-Jul/E          Intensive English Program (Optional)
Aug 06-10          Jump Start (Optional)
Aug 11-24          Orientation
Aug 27-              Core program begins
Oct 08-11           Midterm exams (Finance, Marketing, Economics, Business Analytics, Critical thinking)
Oct 15-19           Academy Intensive Week #1
Nov 13-21          Thanksgiving Recess
Nov 30                Last day of Core classes
Dec 03-06          Final exams (Accounting, Finance, Marketing, Economics, Business Analytics)
Dec 07-13          Case Competition
Dec 14-              Winter holiday



6月~8月:Intensive English Program (IEP) & Jump Start~準備の夏
Intensive English Program (IEP) & Jump Startが開講されます。それぞれOptionalProgramですが、大抵の日本人の方はIEPから参加されています。この時期は夏休みのため学生もほとんどキャンパスにおらず、のどかなBloomingtonでゆっくりと生活のセットアップができます。
私は渡米時期が8月初旬となってしまったので、Jump Startから参加しAccounting/Finance/Business Analyticsのクラスを受講しました。Jump Startで勉強する内容はCoreの最初の1,2回の授業でカバーされるため、特に参加できなくても問題ありませんが、ビジネススクールの授業をCoreが始まる前に体感できるという意味でも非常に有意義でした。
IEPならびにJump Startについては過去の投稿及びKelley日本人サイトを参考にしてください。

9月:Core & Academy開始~成功への登竜門
2週間に及ぶオリエンテーション (いきなりCase Competitionもやらされます。。) でチームメンバーと固い絆が結ばれます。後に、前回の投稿で紹介させていただいた非常に厳しい必修8科目のIntensiveCore Programがいよいよ始まります。
また、Academy9月中旬から始まります。私は社費留学のため就職活動系のイベントには参加しませんでしたが、8月下旬から企業説明会なども頻繁に学校で行われるようになります。


Orientationでチームメンバーと固い絆が結ばれます。

10月:Midterm & Academy Week#1~学問の秋
中間試験の到来、翌週からAcademy Weekと、10月は最も忙しく最も充実した月でした。私の所属するBMA(Business Marketing Academy)では、インディアナポリスやミネソタ州ミネアポリス企業(GE3Mなど)計8社を訪問する34日のAcademy Tripに行き、非常に有意義なネットワーク作りができました。AcademyによってサンフランシスコやNYなどTripの行き先は様々です。また、私費の方はボストンキャリアフォーラムが10月中旬に開催されます。また、春休み期間に行われるGLOBASEと呼ばれるConsulting ProjectEmerging Markets Experience(EME) tripなどのの学内選考がこの時期から行われます。





Eli Lilly in Indianapolis
3M in Minneapolis
GM / Cummins in Minneapolis


11月:Thanksgiving Recess~束の間の休息
11月はFinanceの期末試験、Critical Thinkingの最終課題の提出などが一足先にあります。期末試験に向けて授業のスピードが加速する中、11月中旬にはThanksgiving Breakがあり、私は6日間ほどフロリダへ旅行にいきました。OrlandWalt Disney Worldに行ったり、Miamiでシーフードを堪能したり、Key Westでは一面エメラルドグリーンのSeven Mile Bridgeを渡りアメリカの最南端地点までドライブしたりと束の間の休みを堪能できました。Thanksgivingの翌日からはアメリカでは年末商戦が始まります。また、インドの新年のお祭りデワリがあったり、今年は大統領選挙もありました。


フロリダで束の間の休息・・・。

12月:Final exams & Case Competition~冬将軍の到来
寒さもスケジュールも厳しくなり、いよいよ期末試験がやってきます。KelleyCollaboration力はすさまじく、CPAの資格を持つ学生やSupply Chain Academyの学生がそれぞれAccountingOperation のテスト対策勉強会を開いてくれたりしてくれます。
期末試験の後は、Case Competition(Strategyのクラスの期末試験の位置づけとなっています)です。Case Competitionintroduction では、Kelley1年生 (180) が集められ、士気を高めるためにみんなでQueenWe are the championsを熱唱するなど、すごい盛り上がります () 9月の時点のCase Competitionと比較して、自分やチームメンバーの成長が感じられて嬉しかった反面、英語でのデリバリーなどまだまだ自分に足りない面も浮き彫りになってきました。私は、まだ英語でのプレゼンに苦手意識があり、来期から重点的に伸ばしたいと思っています。




16週間苦楽を共にしたRed Cohort の仲間たち!

そして・・・Case Competitionが終われば、待ちに待った冬休みです!

今回はあくまでもAcademicな面しかカバーできませんでしたが、ソーシャルイベント、クラブ活動、就職活動などの面はまた別の機会にBlogで投稿したいと思っています。





2012年12月9日日曜日

Bloomington日本語学校



こんにちはClass of 2013T.Yです。

今日はBloomingtonにある日本語学校の話を書きたいと思います。日本語学校といっても、Class of 2013S.M.が以前このブログで紹介したような大人向けの学校ではなく、子供たち向けのものです。
Kelleyを出願先に考えていただいている方々にはご家族を帯同して留学される方もいらっしゃると思いますが、その中にはお子さんが学齢期を迎えつつあって、渡米後の教育面を心配されている方もいらっしゃるのではないかと思います。実際にこちらに来て現地の幼稚園/小学校に通い始めると、子供たちは親を上回る勢い(笑)で急速に英語をマスターするのですが、その一方で日本語を書いたり読んだりする機会は激減して、逆に日本語の習得がおろそかになりがちです。

かくいう私も最近、5歳になる娘が日本語では10までしか数えられないのに、英語では100まで数えるようになったのをみて少しびっくりしました。残念ながらBloomingtonにはアメリカの大都市にあるような正規の日本人学校はないのですが、子供に日本語を書いたり読んだりする機会を少しでも提供するためにBloomington在住のお母さんたちが中心になって日本語学校を毎週土曜日に開講しています。

内容的には5歳以上/5歳未満の2クラス構成にして、大きい年齢の子供たちは実際にIUに在籍している日本人の方に先生をお願いして、ひらがな/カタカナ/漢字の読み書きを学習、小さい年齢の子供たちはお母さんたちが中心になって童謡などの言葉遊びを教えています。また、日本語学校の教室には小さな書庫があり、日本語の本を自由に借りられるので、子供たちも毎週学校に行くのを楽しみにしています。

日本語学校の授業風景

 日本語の本(子供向け)がストックしてある書庫


Bloomingtonには実はインディアナ大学への留学生家族以外にも、外国人と国際結婚してこちらに永住している日本人のお母さんもいるため、日本語学校が日本人ママ同士の交流の場にもなっていたりします。
家族がのんびり過ごせるのもBloomingtonの魅力のひとつなので、少しMBAプログラムそのものとは異なる話題ですが、このブログで紹介させていただきました。
  
 
来年のMBA留学に向けて準備をされている方は、2ndラウンドの出願に向けていよいよエッセイ準備などが佳境を迎えるところでしょうか? Kelley2ndラウンド(オフィシャルサイト上ではPriorityとなっていますね。)締切は1/5です。年末年始のあわただしいタイミングでの出願となって何かと大変かと思いますが、体調管理には気をつけてがんばってください。また、キャンパスビジットを予定される場合は、日本人ホームぺージの連絡先を通じてぜひ日本人在校生にもご連絡いただければ幸いです。

2012年12月2日日曜日

真剣30代しゃべり場!


こんにちは。Class of 2013S.M.です。なんだか毎回パロディーなタイトルですいません。今日は、私の取り組んでいる課外活動の一つであるトーストマスターズについて投稿したいと思います。ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、トーストマスターズとは、所謂スピーチ力を鍛えるためのクラブです。日本を含む世界中に活動拠点があり、おそらくほとんどのMBAの学校にもあるのではないかと思います。主な活動内容は、毎週メンバーが集まってスピーチを行い、それに対してお互いにフィードバックをしあうというもので、精力的に活動をしています。メンバーも個性的な人が多く、毎回面白いスピーチを聞くことができるので、私自身とても楽しんでいます。


ここで、これまでの活動を通じて感じた、スピーチ力向上以外のトーストマスターズの魅力についてお話したいと思います。一つ目は、授業以外のネットワークが広がることです。MBAの生活は授業中心となりがちですが、その結果、専攻が同じ同級生と顔を合わせる機会が比較的多くなります。その点、クラブ活動では、上級生・下級生を問わず様々な人が参加するので、新たな出会いもあります。また、同じ志向を持つ人が集まるので、英語が苦手な私でもすぐに打ち解けることができました。二つ目は、フィードバック力が向上することです。私は、ミーティングに参加する際は、スピーチの日・リスニングの日というように、その日のテーマを決めています。リスニングの日は、人のスピーチを注意深く聞いて、それに対してフィードバックをするように心がけています。スピーチを聞いて内容を咀嚼し、自分の言葉で相手に意見を伝えるということを英語で行う良いトレーニングになっています。

ところで、英語もロクに話せない、かつ人前で話すことも好きではない私が、何故このクラブに入ったのでしょうか。答えは簡単、まさに英語も人前で話すことも得意ではないからです。前回の投稿でも書きましたが、私はMBAとはチャレンジの場(夢にきらめけ!明日にときめけ!)だと思っています。実際のビジネスの場では失敗が許されないケースが多々あると思いますが、それに比べ、MBAはある意味失敗が許される環境とも言えるでしょう。それならば、出来るだけ苦手なことにチャレンジをして失敗し、恥をかいて、そこから学べば良いという単純な発想です。

そしてこの春、勢い余って学内のスピーチコンテストに参加してしまいました。当然参加者は私以外みんなアメリカ人、しかもいわゆる話上手な目立ちたがり屋タイプばかりでした。私は、言語力では彼らに太刀打ちできないのは分かっていたので、話の構成や内容で勝負することにし、本番一週間前は、スピーチの構成を練りこみ、練習をひたすら行いました。授業の予習はもう完全無視です(笑)。当日、普段の授業で大して気の利いたことも言えない私が壇上に立った時、みんな驚いた顔をしていたこと今でも鮮明に覚えています。ただ、私が話始めると、みんな真剣に耳を傾けてくれました。そして終わった後に、みんながねぎらいの言葉をかけてくれました。結果は幸運にも準優勝することができましたが、結果以上に、チャレンジをしたことに対する達成感が非常に大きかったです。

Kelleyは先日発表されたビジネスウィーク誌のランキングでもBest teachers部門とMost satisfied students部門でともにNo,1に輝きましたが、これもひとえに、良い人達が集まっているからだと思います。どのように良いのかというと、チャレンジしようとする人に対して非常に温かく受け入れ、そして敬意を払う点だと個人的に感じています。学校全体がこのような前向きな雰囲気なので、何事にもチャレンジしやすい環境が整っています。もちろん最終的にチャレンジするかどうかは自分次第ですが、それを後押しする雰囲気も同様に大切だと思うので、留学の二年間で何かにチャレンジしたい人にとってはとてもおススメできる学校です。

人の良さが顔ににじみ出てますね~!
本日もお付き合いいただき、ありがとうございました。MBA生活もいよいよ佳境を迎えますが、新たなチャレンジを探して今日も旅に出たいと思います。

2012年11月30日金曜日

Corporate Entrepreneurship and Innovation


こんにちは。Class of 2013Takaです。
先日発表されたBloomberg BusinessweekFull -Time MBA Rankinghttp://www.businessweek.com/bschools/rankings/)でKelley15位にランクアップしました! 前年の19位から大幅Jump Up
この手のランキングはランキング主体によってばらつきがあるので、ランクアップ自体に一喜一憂するべきではないですが、KelleyClass experienceCareer Service等が高評価されたことは在校生として非常にうれしく思います。
Kelleyは昨年Financial Timesのランキングで2位だったConsumer Marketingをはじめ、AccountingEntrepreneurship等はアメリカ国内で高評価を得ている分野であり、今回はEntre系科目「Corporate Entrepreneurship and Innovation」についてのご紹介です。

Corporate Entrepreneurship and Innovationは企業内Innovationを実現・促進させるStrategyについて環境・組織・リソースを軸に学ぶクラスであり、Final Examの代わりにProjectに携わりました
私のチームはメディアバーター企業の中国進出戦略立案プロジェクトが課題であり、この会社(A)はメディア(テレビ局、ラジオ局、出版会社等)の設備投資に対して出資(:$100M)を行い、対価として広告枠(:$10M)を受け取る一方、広告活動を行なう企業(Client)からDistressed Assetを帳簿価格(:$1M)20%程度($200K)で買取り、企業へ帳簿価格相当のクーポン(Trade Credit)を支給する。このクーポン(Trade Credit)と追加資金(:$4M)を企業から受け取ることで、クーポン(Credit)と追加資金の合計額(:$5M)に相当するメディア広告を作製・提供し、広告枠と各企業のDistressed Asset・メディア広告をバーター取引している企業。取引の一連の流れは以下の図の通り。


クライアント側から見ると、Orion TradingDistressed Assetを譲渡することで、従来よりも少ない資金支出(:$4.2M)で帳簿価格分のメディアサービス(:$5M)を享受でき、更にDistressed Asset売却に伴う売却損(:$800K)を回避できるというメリットがある。そして、A社はとある企業グループの一企業であり、このネットワーク内の企業にクライアントから取得した資産を売却し、グループ企業であるMedia Creatorを通じてメディアサービスを作製。
現在A社は北米・欧州・日本でビジネス展開しているが、中国における広告料収入の急上昇を受けて中国市場への進出を模索しており、小生達のチームに課せられた課題は、中国内における望ましい進出地域や競合他社の分析を進めることであった。
まず中国国内地域を広告料収入の規模・成長率で区分けを行い、市場シェアが10%を超える地域(Tier 1)、シェア2%以上且つ成長率5%以上の地域(Tier 2)、その他の3地域(Tier 3)に区分。シェア上位3地域(北京・上海・広東)においては成長率鈍化が見込まれる一方、ある程度の市場シェアを有し、且つ高い成長率が見込まれる地域郡(Tier 2)である。当該地域ではローカルテレビ局網も十分に発達しているものの、未だ上位3地域程広告市場が成熟していない為、新規参入のメリットが大きいと判断した。また、競合他社分析の観点では、既に中国内中国内にはA社と同様のメディアバーター企業が複数存在しており、これらの企業は北京・上海といった成熟地域で主に活動している。後発企業として地元企業と成熟地域で競合し、マーケットシェアを獲得することは、非常に困難だと思われたことも、シェア上位3地域を避け市場成長性を重視した地域選択を行なった一つの理由である。上記の地域選択を踏まえた上での小生達の提案は①Tier 2地域のローカルテレビ局へのアプローチ、②A社が属するグループ企業や既存顧客の積極活用、③将来的なTier 1市場への進出、及び中国企業の北米における広告活動支援の3つであった。
既存のビジネスモデル・実績を踏まえれば、中国企業の自国内広告活動を支援するよりも米国企業の中国国内における広告活動支援や中国企業の北米内広告活動支援に重点を置いたほうがより早く収益化が図れると思われるたが、それはありきたりな提案であり、全くInnovativeでないので、敢えてよりハードルの高い中国企業の自国内広告活動を支援にポイントを絞った提案をすることになった。
私のチームは比較的規模が大きくないA社を担当したが、CumminsUnited Airline等大企業が抱える案件を担当しているチームもあった。著名企業のハンズオンプロジェクトを体験できるのも、Entre分野での好評価に大きく貢献しているDr. Kの人脈のおかげであり、個人的には非常に興味深い授業だった。

2012年11月22日木曜日

Rediscover Japan !!!

こんにちは、Class of 2013のD.S.です。待ちに待った1週間のThanksgiving休暇がやってきました!去年は厳しいCoreを生き抜く中での恵みの1週間でしたが、2年生となった今年はより柔軟なElective&より充実したDaily lifeの中での1週間休暇と、また違った雰囲気を楽しんでます!

しかしながら日本を離れて早や1年半、やはり本場の日本食が恋しい。。。実に不思議な感覚ですが、海外に住んでいるからこそ再発見できる日本の食べ物や歴史の素晴らしさ、今まで東京で仕事と遊びに明け暮れていた日々からある意味離れている立場から日本を味わってみたいという思い。。。またKelleyでも日本に観光や出張で訪れたことのある同級生が結構多く、米国人の友達から富士山登頂の時の写真を見せられたり、北海道によく行っていた韓国人の思い出話を聞くなど、自分自身は日本人として生まれておきながら、一度も富士山に登ったことがないし北海道にも行ったことがない、という恥ずかしい気持ち。。。

というわけで(前置きが長くなりましたが)、思い立ったら即行動、1年半ぶりに日本に帰ってしまいました!今回は日本再発見という目標(まあ単なるこじ付けじゃねぇかという批判はさておき)のもと、日本にいるときは興味もなかった伊勢神宮へ参拝してきました!

立派な鳥居ですねぇ
伊勢神宮は、天照大御神を祀る皇大神宮(内宮)と衣食住の神である豊受大御神を祀る豊受大神宮(外宮)の2つの正宮から成ります。一般的に外宮を参拝してから内宮を参拝する、という順序があるらしいですが、内宮は「おかげ横丁」という土産屋ストリートの近くにあるということもあり!?、圧倒的に観光客が多かったです。なお、来年2013年は20年に1度行われる「式年遷宮」の年ですので、観光には是非お勧めです(今年はもちろん工事中でしたが。。。)!ちなみにおかげ横丁にはかの有名な「赤福」の本店があります。

赤福本店
最後の締めは。。。やはり東京ですね!銀座・赤坂・六本木・渋谷、、、、全てを味わい尽くし、寿司・鰻・天ぷら・ラーメン・カレー・イタリアン、、、、全てを食べ尽くし、もう何も言うことはありません。日本に住んでるみなさんは本当に幸せだと思います!MBAという大きなチャンスをいただき、世界中から集まる人々とコミュニケーションを取り、世界中を旅してもなお日本ほど素晴らしい国はそうないと感じます。今回はネタ切れ感の否めない回!?となりましたが、残り半年のMBAライフを充実させるべく、後ろ髪を引かれながらも帰路に就きたいと思います。

アメリカ人の友達に食わしてあげたい本当の寿司in赤坂
ため息しかでない-白子&のどぐろ




2012年11月8日木曜日

Independent Study in marketing with Professor Jonlee


こんにちは。Class of 2013Y.Tです。過去の投稿でIndependent Studyについて書くとお約束していたので、今日はIndependent Studyについて書きたいと思います。Independent Studyは日本ではあまり主流ではないので何やそれっていう方が大半ではないでしょうか。かくいう僕もこちらにくるまでIndependent Studyなるものをよく知りませんでした。

Independent Studyというのは教授と11で、自身が詰めたいトピックについて深堀りしていくという授業になります。これでもきっちり単位がもらえます。Kelleyでは、Accounting, Economics & Public Policy, Business Law & Ethics, General Business, International Business, Finance, Marketing, Management & Administration, Personnel & Organization Behaviors, Decision Sciences, Operations Management, Information Systemsの分野でIndependent Studyがあります。区分は違えども、Independent Studyはどこのビジネススクールにもあると思います。

Independent Studyの分野ですが、まず僕は、MarketingにするかManagementにするか悩んだのでとりあえず、両方のChairDepartmentで一番えらい人)のところに会いに行きました。Kelleyでは基本的にまずChairに会いに行って方向性を話してどの教授がマッチしそうかアドバイスをもらいます。僕の感触としては、Kelleyは、Managementは結構Independent Studyそのものをするのがハードルが高そうだなということでした(もちろんやっている人はいるのでできなくはありません)。「こういうことをしたい」とManagement Department Chairにいうと「でもこの授業とこの授業とこの授業とればカバーできるじゃないのか」といわれ、僕もIndependent Studyの必要性を説明したのですがあまり通じず、一方でMarketing Department Chairは「おもしろそうだね。この教授とか話してみたら」とアドバイスをくれました。これはもうDepartmentのカラーだと思います。Managementに所属する他の教授とも何人か会いましたが反応はManagement Department Chairとほぼ同じでした。

Marketingで進めることに決めて、その後は教授探しです。これが実は大変です。なぜなら、KelleyではIndependent Studyをうけもっても教授には何のインセンティブもないからです。教授は授業を担当している他、企業のコンサルティングなどもしているので多忙です。なので、僕のトピックに興味をもってくれてかつ僕のために貴重な時間を割いてくれる教授をみつけないといけないのです。僕はまず、Marketing Department Chairのアドバイスを踏まえつつ、それぞれの教授のバックグランドを調べ、何人かに絞り、ある教授にアタックしましたが「そのtermは忙しい。申し訳ない」と断られました。その後、KelleyConsumer Marketing AcademyDirectorをしており、この秋からKelleyFaculty Chair(全教授の中で一番上位にいる人)になったJonleeにアプローチしました。僕はJonleeの授業もとったことがあり彼女のマーケティングアプローチはQuantitative-orientedで非常に好きだったということ、僕のトピックがBrandingJonleeKelleyDirector of the Center for Brand Leadershipを務めているということから彼女とIndependent Studyができればいいなと思っていました。実際Jonleeにアプローチする前にMarketing Department Chairにその話をすると「Jonleeは今年からFaculty chairになって忙しいからきっと無理だと思うよ」といわれました。まーだめもとでいいやと思ってメールすると次の日に「喜んでやりますよ。」というメールが。驚きと同時にKelleyMarketingのランキングを上位に最も押し上げている教授と1 on 1でできるなんてちょーラッキーだと思いました。ちなみにこんな人です。イメージわきました?笑

お題はFamily businessをどうやって世界展開していくか。先々週に1回目があったのですが、フィードバックも色々とくれて大変有意義でめちゃくちゃ楽しい時間になっています。Family businessについては時間のあるこのタイミングでしっかり掘り下げて考えておきたかったので、Independent Studyは最高の機会になっています。アプローチはインターンシップに似ており、一つのシンプルなお題に対して、仮説をもち、Opportunityを探し、リスクも踏まえ、戦略を構築してくという形で、戦略的思考も磨ける時間になっています。

ちなみに僕のFamily businessは産業そのものは600年続き、家業自体は100年続いています。先週Jonleeにいわれたのは「最後でいいからTraditional/AuthenticModernについて比較論をだして。アメリカではTraditionalとかAuthenticなものは過去に比べると今後大事になっていくと思うのよね」ということでした。彼女がこんなことをいうのはもっともです。というのは、Independent Studyは家業のコンサルティングではありません。そんなもの教授がいちいち請け負ってたらきりがありません。今回Jonleeが僕のオファーを受けてくれたのは、僕の家業に伝統産業とかAuthenticといかいう切り口があり、それとModern businessの比較論を議論して何かしらのアウトプットがほしいというのがあった気がします。

いずれにしても、ともするとふわっとしがちな授業が多いMarketingですが、Independent Studyは明確なお題に対して、数字ベース・ファクトベースで徹底的に深堀りし、ケースと違い答えもなく(実際のビジネスに近い)、議論を重ねていくので、戦略的思考も磨け、非常にお勧めです。