2013年12月23日月曜日

避けて通れないMBA生活~プレゼンテーション編~(Kelleyのnewsもあるよ)

皆様、こんにちは。Class of 2014のH.Mです。
Kelleyは19日で秋セメの授業が終わり、今は冬休みに入りました。ようやく授業が終わり、苦しかったFinalを何とか乗り切り、今は少しほっとして年末のまったりとした気分を味わっています。

さて、本題に入る前に少しアナウンスをさせていただきます。
先日、Kelleyについての記事がweb上のニュースで記載されました!詳細はこちらを参照ください。

MBA出願を控え、そんな記事を読んでいる暇はない!という方向けに、簡単に概要をまとめさせてもらいますと、Kelleyは全米でStudent Satisfactionの分野で1位を獲得しています(Business Week Ranking)。もともとstudent satisfactionが高かったかというと、数年前までは20位にも入っていなかった学校でした。年々ランキングが低下していく中で、この学生の満足度の低さを問題視した学校が、どのように向き合いなぜその後数年で1位を獲得できるまでになったか、ということが書かれています。キーワードとしては、これまでこのブログでもたびたび紹介させていただいている、small communityとしての強み、faculty、professorの連携、コミットの強さ、プログラムの強化、GCS(キャリアサービス)の強さが挙げられています。

Kelleyでは今も様々な取組みが進行中で、毎年いろいろな"新しいこと"があります。生徒主導の取組みであったり、MBA officeやprofessorの取組みであったり。。そういった常により良いMBAプログラムを目指して進化しているのもKelleyの強みではないかと思いました。

さて、ここから本題です。今回はMBAと聞いて、切っても切れない関係であるプレゼンテーションについてお話したいと思います。
Kelleyも例外なく、プレゼンテーションをする機会は腐るほどあり、しょっぱなのオリエンテーション中のケースコンペからAcademy project、GLOBASE、通常のクラス内での発表やpublic speaking club(toast masters)と、それぞれで違った重さがあります。
私は前職でほとんどプレゼンをした経験が無かったため、エレクティブに入り、"Effective Communication"というプレゼンにフォーカスしたクラスを受講しました。教授はコミュニケーション、ソフトスキル専門の方で、この授業では効果的なスライドとはどんなものか?といったディスカッション、レクチャーから、声の出し方、トーン、目線、表情、ジェスチャー、姿勢といったプレゼンをする上であらゆる点について指導を受けることが出来ます。
ほぼ毎回のように何かしらのプレゼン(発表)をしなければならず、ビデオで記録されます。自分のプレゼンは、そのビデオを通してチェックでき、またクラスメートと教授からのフィードバックももらい、自分なりのプレゼン方法を模索しつつ、ソフトスキルを改善することが出来ます。
クラスメートや教授からのフィードバックは容赦なく(厳しいというより、思った点をはっきりと言ってくれる。)、また自分の醜態をビデオでチェックするというのはなかなかの苦痛でした。最初は教授から口をはっきり、大きく動かせ、ジェスチャーが小さすぎる、揺れるな、などこれでもかというぐらいのダメだしの嵐でした。それでも最後のプレゼンプロジェクトでは、自分でも声がはっきりと出せ、またゆっくりとしたスピードで堂々と話すことが出来るようになったのを実感でき、嬉しかったです。クラスメートからも"最初はあんなだったHiroがここまで上達するなんて・・・"と、最初の部分は余計と思いつつ、感嘆の言葉をもらうことが出来ました。

また、このようなプレゼンの授業以外で行うプレゼンでも、たいていはスライドの構成や話し方といった点も評価の対象として見られるため、なかなか気が抜けません。チームによっては事前に全体を通すリハーサルをするチームもあり、特にノンネイティブである我々にとっては、時間内に明確に内容を伝えるという点でも、準備はかなり大変です。それでもこういう場数はなかなかあるものではないため、積極的にこういう機会を活かすというのもMBAのひとつの魅力ではないかと思いました。

最後に、個人的なプレゼンあるある(レイザーラモンRG風)を列挙して締めたいと思います。

・プレゼンの中身よりスライドの見た目のレベルが高くなりがち。

・話す順番が最後のほうだと、前の人が時間をオーバーして自分の時間が無くなって、テンぱり度がハンパなくなりがち。

・アメリカ人も実は結構緊張しがち。

・スライドのハンドアウトを配るとオーディエンスはそればかり見てこちらを見ないため、アイコンタクトが取れずプレゼンターとしては寂しくなりがち。

・内容としてはさして重要じゃないけど、興味を引くための大げさなオープナー(introductionを説明する最初の話し手)はやたら上手いクラスメート。

・オーディエンスがまじめにこちらを聞いてくれているが、内容を理解してくれているのか、はたまた理解出来ず無の表情になっているのか分からないので不安になりがち。


今年も残すところ1週間あまりとなり、MBAを受験される方にとっては忙しい年末になるかもしれませんが、良い年末年始をお過ごしください。
当ブログは年内にもう一度更新予定ですので、今年の最後を飾るブログも是非ご覧ください!

2013年12月10日火曜日

カレッジスポーツ観戦 (アメフト)

こんにちは、Class of 2014S.Oです。
先日初めて大学のアメフト観戦に行ってきました。MBA1年目の今頃は勉強で忙しく試合を見に行く余裕がありませんでしたが、2年目の今シーズンを見逃すわけにはいかず、家族全員で応援に出掛けました。

インディアナ大学には、キャンパスの北側に大きなスタジアムがあります。結構立派なスタジアムで、インディアナ州特産のライムストーンで作らていて、観客5万人強を収容できるそうです。初めて見るとその大きさに圧倒されます。



アメフト観戦は初めてで、ルールもよく知らなかったので、ネットで少し予習していきました。帽子やTシャツ、パーカーなど家族全員何かしら大学のロゴ入りグッズを身にまとい出発。子供は小学校の体育の時間にアメフトをすることがあるようで、この日の試合観戦を楽しみにしていました。

試合開始45分前、スタジアムに到着。学生は割安で$10位でチケットを購入できます。まだ観客はまばらで、良く試合が見えるようにと学生席の最前列から2列目に陣取り、試合前の選手のウォーミングアップを見学。選手の人数って意外と多いんですね。

試合前の風景


試合開始時間。相手校と当校がそれぞれ、マーチングバンドやチアリーディングのパフォーマンスを披露。文字を象ったり色々な形を表現した隊列の演奏は見事です。これはゲームのルールを全く知らなくても楽しめます。その後国旗掲揚と国歌斉唱。そして花火や煙幕とともに選手が入場し、試合開始!!


知らずに陣取った席は、学生応援団の目の前で、周囲はもの凄い盛り上がりでした。マイクを使った大音量の掛け声や歌が鳴り響き、もちろん顔には大学のマークのペイントが。チアリーダーも最前列で踊っています。周囲の雰囲気に圧倒されながらも、非国民と思われないように、もちろん私も家族も見よう見まねで掛け声に合わせて応援します。

試合時間は60分なのですが、パスに失敗したりラインを割ったりするとその度に時計が止まるので、試合全体は3~4時間掛かります。でも得点が入った時や、クオーターの合間には、ブラスバンドやチアリーダーが出てきて試合を盛り上げてくれるので退屈しません。


試合中盤は点数が拮抗したゲームで、歓声とため息が交じりながらも、自然と母校の応援に熱が入ってきます。周囲の学生達は総立ち状態で、相手校に対するブーイングもしばしば。いいところまで行くのに点が入らなかったと思えば、ロングパスが通ったりマークを外れた選手が走り抜けてあっという間に点が入ったりと、なかなか目が離せません。

最終的には、応援の甲斐あって5235でインディアナ大学の勝利!!すっかり日が暮れて夜になってしまいました。



インディアナ大学はバスケットボールの強豪校としても知られています。
これらカレッジスポーツの観戦も大学生活の楽しみの一つです。

2013年12月2日月曜日

Kelleyの売りは?

はじめまして、今年の入学者3人目のK.Kです。先日、人生史上初の気温マイナス2桁を体験してこれからやってくるBloomingtonの冬本番に少しビビっています。

現在1年生はCoreも終盤、今週で授業は終わり、Final ExamCase Competitionを残すのみという状況です。ちなみに11月最終週の先週は、Thanksgiving Breakということで学校は1週間お休みでした。私は先月こちらで子供が産まれたこともありBloomingtonに残っていましたが、基本的にアメリカ人は地元に帰り家族と過ごしていますし、多くのInternational Studentsも旅行に行ったりしていて街はスカスカといった感じでした。
ただ地元で仲良くさせてもらっているアメリカ人夫婦宅に招待してもらい、こんな七面鳥を、

こんな感じにして食べたりして、

伝統的なThanksgivingを味わうことができとても良い休暇になりました。

さて、今年受験されている方はそろそろエッセイに取り掛かっている頃かと思いますので、今回はこちらに来て感じるKelleyが売りにしている(と思っているであろう)ポイントを簡単にいくつか挙げてみたいと思います。

1Teaching QualityCareer Services Student Satisfactionでの評価の高さ
これらの分野でKelleyはランキング1位を獲得していることもあり、学校側もかなり自信を持っています。Teaching QualityStudent  Satisfactionについてはまだ最初のセメスターの途中なので評価は難しいですが、Career Servicesについては実際に非常に充実していると感じます。Me.Incと呼ばれる自己分析的なプログラムがMBAの本プログラム前にあったり、ResumeInterview対策についても専門のCareer Coach2nd yearPeer Coach1人づつ各学生に着くなどとにかくResourceが豊富です。特に私費の方にとってはアピールポイントではないでしょうか。

2Academy
前々回の記事でも紹介がありましたが、Academyは他校にはあまりないユニークなプログラムなので、学校側も売りにしていますし、Why Kelley?という点でも盛り込みやすい点ではないでしょうか。

3GLOBASEEMEといった途上国プログラム
GLOBASEEMEについては、去年私もエッセイを書いている段階では学校側がどの程度力を入れているのかいまいち理解できていなかったのですが、こちらに来てみて学校としてかなり力を入れているんだなと感じられるプロジェクトです。入学直後のオリエンテーションでもこのプログラムの重要性が何度かアナウンスされていましたし、実際に学生からの人気も高く、今年は去年よりも枠が増えたにも関わらず希望しても受講できない生徒もいる程です。

他にもSmall CommunityやBloomingtonが良い街!といった売りもありますし、これらのポイントだけでエッセイの差別化はできないかもしれませんが、学校側が考えているであろうアピールポイントという観点で参考になれば幸いです。
また、ご質問等あればお気軽にご連絡下さい。

2013年11月20日水曜日

Kelley MBA 最初の3か月



皆様こんにちは、いかがお過ごしでしょうか。
前回に続き、今年入学したclass of 2015のメンバーから、A.Hがお届けします。

11月に入りまして、我らがインディアナ・ケリーのあるブルーミントンは日に日に寒さが増しており、雪が降ったり竜巻警報(!)が発令されたりと、さすがアメリカといったダイナミックな日々を過ごしています。

さて、私は8月に東京からこちらに移り、早いもので3か月が経ちました。この場を借りて、Kelley MBA最初の3か月で何が起きたか、ということについてご紹介しつつ、随所にKelleyの宣伝をちりばめていきたいと思います。

1.     英語がヤバイ
まずは、「英語がとにかく大変だ」ということです。自分の場合は海外在住経験のない純粋和製でしたので、特に最初は非常に苦労しました(今も苦労しています。今日も授業中に教授から発言を促されましたが(いわゆるcold call )、質問の意味が理解できず、「分かりません!」と大きな声で返事をしておきました。

「苦労しました」とサラッと書くと、「そうですか」と軽く流されそうですが、マジで大変です。教授陣の場合は、毎年インターナショナル( = アメリカ人以外。「ガイジン」っていう概念はアメリカにもあるんですね。)の学生と話す経験があることや、講義のスライドを参照できるため、何が議論されているかについては最低限理解できるのですが、ネイティブの同級生との会話はヤバイです。例えるならば、ドラフト下位でプロ野球に入団した高卒野手が、プロの打球の鋭さに圧倒される、といったものでしょうか(分かりにくいですね)。ネイティブ同士が会話しているのを聞いていると、これが本当に英語かどうかも不安になるほどです。必然的に教室では無口になりがちなので、自分は今学期は「東洋の寡黙な哲人」キャラで通そうと思っています。

Kelleyを含む、多くのMBAプログラムでは、授業中の発言も成績に反映されるため、自分もなんとかして発言する必要があるのですが、議論が深まってくると内容についていけなくなります。ここはMBAらしく、戦略的に事を進めたいと思った自分は、自称「ブルーオーシャン戦略」を実行しました。内容はごくシンプルで、クラスの議論が深まる前に、ケースに書いてある事実のまとめや、基本的な内容をごく短いセンテンスで先に発言してしまう、という非常に姑息な手段です。ただしこの戦略には致命的な欠陥があり、発言に対して教授が突っ込んでくると(よくあるんですコレが)、とたんにしどろもどろになりますので、当然ですがあまりお薦めできません。どうやら留学中も継続的な英語への取り組みが必要なようです。

2.     同級生はナイスガイ多し
Kelley MBA1学年約200人と、比較的小規模なビジネススクールです。3か月も経つと、とりあえず知らない顔の人はいない、という状況になります。特に、1年生の最初の学期はクラスが70名前後のグループで固定されているため、クラスのメンバーとは顔見知りになります。3か月経って思うことは、男女ともにいわゆる「ナイスガイ」が多いということです。自分には他校の経験はないため比較はできませんが、普段のクラスでのやりとり、グループ課題、飲み会など各種イベントのたびに、「いいやつだな~」と思うクラスメイトがたくさんいます。MBAということでイメージしがちな、「アイビーリーグ→投資銀行、M&Aのプロ、エクセルの達人で超早口、上から目線」といったステレオタイプな学生は見かけません(僕のイメージが歪んでいるだけかもしれません)。アメリカ人の友人はこれが中西部気質だと言っていました。クラスメイトは皆気さくで親切、かつフレンドリーですので、対人関係でストレスを感じることはまずありません。MBAのランキングには出てきませんが、初めての土地で2年間を過ごす上で、クラスメイトの人柄はとても要素だと感じています。


3.     環境は最高!
ブルーミントンの生活環境の良さについては過去にも様々な形で言及がありますが、敢えて取り上げたいと思います。最高です。Kelley MBAのあるブルーミントンはアメリカのよき田舎町であり、豊かな自然に囲まれています。キャンパスも豊かな自然の中にインディアナ州特産のライムストーン(石灰岩)が使用された建物が点在しており、とても美しいキャンパスです。特筆すべきはゴルフコースで、10回使用できる学生用の回数券はなんと100ドル。1回あたり10ドルと、併設のドライビングレンジ(打ちっぱなし:練習場)とほぼ同じ価格で18ホールが回れてしまうという謎のプライシングではありますが、日本では考えられない気軽さでゴルフができます。MBAを受験するときには環境のことはほとんど考慮していませんでしたが、こちらに来てからは、当地の環境の良さと、留学生活における生活環境の重要性を実感しているところです。


以上、MBA生活を始めて3か月の間に感じたことを書き連ねてみました。それでは、失礼します。

2013年11月16日土曜日

MBA最初の3か月とAcademy

こんにちは、Class of 2015D.Tです。Class of 2015の初投稿になります。よろしくお願いします。さて、6月半ばの渡米後、67月のインディアナ大学のサマースクール(Intensive English Program)8月のJump Startおよびオリエンテーションの後、ついに8月末からMBAの本プログラムが始まり、3か月が経とうとしています。今回は、第1回目の投稿ということで、やや硬めの内容で恐縮ですが、Kelleyで最も特徴的なプログラムのAcademyについて、紹介させて頂きたいと思います。

◆はじめに
実際に、Campus Visitにお越し頂いたり、Admissionのお話を伺う機会があった方はご存知かもしれませんが、KelleyMBAランキングの中でStudent SatisfactionTeaching Quality1位を取っていることを誇りにしています。これは、入学前から感じていましたが、入学後もその姿勢は強く感じます。学生の目線から見ても、実際に3か月近く経験してみて、やはりCore Programや教授陣は事前に聞いていた通りの素晴らしさです。(ご参考:Coreご紹介のブログ、教授陣ご紹介のブログ ※1年前の投稿なので少しは変わった点もありますが、大半は今年も同じです!)

前置きがとっても長くなりましたが、もう一つ、きっと他校には無く、Kelleyの学生の満足度を高めているプログラムがあります。それがAcademyです。(CoreAcademyKelley独特かつ看板プログラムなので、必ず下調べしてから面接等に臨むことをお勧めします!)

◆Academyとは?
Academyは、日本の大学のゼミや研究室に近い存在です。各Academyの担当professorのもと、同じビジネスフィールドに興味のある学生が集まり、一緒に当該ビジネスフィールドの理解を深めたり、ネットワークを広げます。MBAスクールの特性上、ゼミや研究室に比べて、より就職活動に重点が置かれているかもしれません。今年入学のClass of 2015向けでは、Business Marketing, Consumer Marketing, Consulting, Supply Chain and Operations, Strategic Finance, Capital Markets6 Academyが用意されています。各学生が、必ず一つのAcademyに所属します。そのため、全学生が、最初の数か月の間に、Coreで広範な科目を同時に教わりながら、Academyで特定のビジネスフィールドの専門性を高める機会を持つことができます。

私はBusiness Marketing Academy(BMA)に参加しています。BMAでは、BtoBMarketingを専門領域にしています。BtoBという特性上、グローバル展開をしている会社が多く、グローバルビジネスを学ぶうえでも魅力的なAcademyです。金曜日ないしはAcademy Weekと呼ばれる1週間のBusiness Tripでアメリカの大手企業と接する機会があります。マーケティングの講義などもありますが、Academyが始まってから2か月程度で、Danaher, Dow, DuPont, Eli Lilly, 3M, Ecolab, Cummins, GEといった全米を代表する会社に訪問または来校して貰う機会がありました。各セッションでは、役員や社員からのプレゼンテーション、(訪問の場合は)本社や工場の施設見学、学生側のCase Sessionを行うなど、大変中身の濃いものになっています。






◆AcademyのTakeaways

まだまだ、現在進行形のBusiness Marketing Academyですが、私にとって3つのTakeawaysがあります。

一点目は、BtoB×Marketingという切り口での専門性。私自身、日本では経営コンサルタントとして働いており、マーケティングというと基本的にはBtoCを指していました。今、思えば、BtoBマーケティングと言えるようなプロジェクトも担当していましたが、もっと、この切り口を意識することで、コンサルタントとしての得意分野を増やすことできると思っています。

二点目は、アメリカ企業に直に触れる貴重な機会。実は、社費派遣の方(+卒業後に日本で就職予定の方)は、米国企業と触れる機会は多くありません。ましてや、実際に、企業に訪問して、施設見学まで行う機会は皆無でしょう。この点、KelleyAcademyでは、社費派遣の学生でも、堂々と米国のトップ企業に訪問できる貴重な機会を持つことができます。例えば、DuPontDowはコモディティ化して収益が低下したビジネスはリストラしたうえで、医療や農業など彼らのコスト体質に見合うような高収益な有望領域に経営資源を積極的に投入しています。彼らのプレゼンや話しぶりを見ても、合理的な姿勢は明快でした。一般に、日本企業は、赤字にならない限り、過去の花形領域を止めることは稀でしょう。それぞれ、良い面、悪い面があると思いますが、そうした違いを実感できる機会を持てることは大変ありがたいと思っています。

三点目は、同じAcademyの仲間との付き合い。学生時代のゼミや研究室の仲間とは、卒業後も深い付き合いを維持されている方が多いと思います。一週間のAcademy Tripで、私は、インドの留学生複数人と同室に宿泊しました。もちろん、仲良くなりますし、ちょっとしたことで、色々な違いを感じて面白いです。彼らは、個人差はありますが、12時前には寝て5時前後に起きて身支度や勉強してたりします。そして、シャワーは朝です。BMAは、国際的な企業が多い分、留学生比率が高めですが、もちろんNativeの学生も多く在籍しています。そんな彼らと、1月以降のセメスターでは、実際の企業相手にプロジェクトを経験することになります。今から楽しみにしています。


今回は、私の所属するBMAを中心にAcademyを紹介しました。他のAcademyもマンハッタンを回ったり、米国トヨタやFedExを回ったり、P&GなどのBtoCメーカーを回ったりと盛り沢山です。今後の出願準備や志望先のスクール選定にあたり、もっと詳しくご質問されたい方はお気軽にご連絡ください!