2013年1月8日火曜日

交換留学 in China


どうもClass of 2013YMです。今年の初めから上海は浦東にあるCEIBS(中欧国際工商学院)というビジネススクールに交換留学で来ています。来中して2日が過ぎましたが、当時出張で上海に来た時と比べて相当物価が上がっているというのが最初の印象でした。現地の駐在員曰く、感覚的にこの5年で2倍近くになっているようです。チャイナパワー恐るべしです。と、せっかく貴重な交換留学に来ているし、これをご覧になっている受験生もアメリカ以外でのビジネススクール体験に興味をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますので、今回はKelleyの交換留学制度やCEIBSについて少し書いてみたいと思います。

Kelleyの交換留学プログラムについて
まずは簡単に応募プロセスをご紹介します。

毎年1年次の3月に応募締切があり、それを見越して、一か月前の2月にプログラム説明会がMBAオフィス主催で開かれます。そこで、秋および春セメスタープログラム(一部夏休み期間中の短期プログラムも有り)に関する情報が公開されます。具体的には、当該年度でどのスクールが交換留学可能か、各学校のプログラム期間はどの程度か、などです。MBA日本人サイトにも簡単に提携校が記載されていますが、実際はさらに交換留学可能な学校数は多く、中には南アフリカやチリ、中東などの学校もあり、選択肢はかなり豊富に用意されています。また、この説明会を通して、実際の学内応募方法や締切も発表されます。

ここで注意しなければならないのは、秋セメスターだとアカデミーウィークと重なってしまう場合があり、参加可能となっていても、実際は参加ができなかったり、春セメスターではKelleyの卒業式中も授業が入ってしまい、卒業式に参加するのが難しい場合もあります。

応募する際に必要な書類は3点。1点目はレジュメ、2点目が志望校を記載するアプリケーションフォーム、そして最後に志望動機のエッセイです。各人なぜその学校なのか?Kelleyにとってあなたを交換留学に行かせるメリットは何か?などを中心に自分の想いをつづります(笑)一応選考という形を取りますので、100%自分の希望する学校に行けるということはないですが、実際周囲をみてもおおむね第一希望の学校に交換留学に行っているようなので、あまり心配する必要はないと思います。

上記プロセスを3月末までに終え、約1か月の選考期間を経て、4月の終わりまでに選考結果が届くというのが大まかな流れです。

少なくともClass of 2013ではKelleyの学生で交換留学を希望する数が、受け入れ枠と比較してそれ程多くなかった(例年同じ状況かはわかりませんが)ため、希望した学生はすべて交換留学に参加できているように思います。他のビジネススクールももちろん同様のプログラムを持っていますが、競争倍率が低いという意味では、交換留学も視野に入れられている受験生の皆様にとってもKelleyは良い環境であるといえます。

CEIBSについて
出張で中国に何度も足を運んだことがあり、圧倒的なダイナミズムや、日本と似ているようで全く異なる文化・価値観などに触れてみたいと思ったことと、どの業界でキャリアを積むことになろうと、圧倒的な人口とそこから生み出されるマーケットパワーを、MBAの授業を通して少しでも感じられれば、自分のキャリアに何かインパクトを残せるのではという思いで、CEIBSを選びました。そのCEIBSですが調べてみると、中国本土で初のフルタイムMBAプログラムで近年のグローバルランキングでも、かなり上位に位置する有名校ということが伺いしれます。

ウィキペディアによると、

199411月に中華人民共和国対外貿易経済合作部(現中華人民共和国商務部)と欧州委員会が合同で非営利の高等教育機関として設立した。経営学修士(MBA)課程、Executive MBA課程、Executive Education課程が置かれている。上海交通大学とEU(欧州連合)企業が出資した国際的なビジネススクール(MBA)すべての授業は基本的に英語で行われ、中国語での講義には英語の通訳が付く。学校内での公式言語は英語と定めている。

と記載があり、中国と欧州が合同で設立した珍しいタイプのビジネススクールであることがわかります。

今回のプログラムは1月初旬から2月中旬までの6週間程度の短期間プログラムですが、希望すれば3月中旬まで履修することも可能です。

と、こんな感じで明日からオリエンテーションが開始されます。全米の学校から交換留学生が集まっているので、どんな人がいるのかワクワクしますし、せっかくの機会なので中国語クラスも履修して、簡単な会話はできるようにしたいと思っています。なお実際の授業は始まっていないため、授業の詳細や学校の雰囲気などは機会があれば、このブログで紹介したいと思います。受験生の皆様もそろそろ佳境かと思いますが、体調には気を付けて残りの受験生活を乗り切ってください。

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