2014年12月31日水曜日

アメリカでのクリスマス



皆様こんにちは、class of 2015A.Hです。今回の投稿ではアメリカでの冬休み、クリスマスについてご紹介したいと思います。Kelleyでは12月の下旬から1月の上旬まで、長い冬休みに入ります。ご存知の通りカレッジタウンであるここブルーミントンは多くの学生が冬休みを家族と過ごすため、キャンパス内は閑散とし、また夏と異なり晴天の日も多くないことから、冬休み期間中は1年で最も寂しい季節になります。MBA生にとっては最後の長期休暇ということで、皆海外や実家に出かけており、facebookの投稿が賑わいを見せています。

キリスト教徒の多いアメリカ人にとってのクリスマスは日本でのそれと比べて厳粛に考えられており、家族で静かに過ごすケースが多いようです。自分は知り合いのご招待を頂き、シカゴにある教会のクリスマスイベントに参加してきました。正直なところ、自分にとっては教会の存在はなじみが薄く、イメージといえばヨーロッパの観光地にあるような、石造りの重厚で厳粛な(夏暑く冬寒そうな)ものでしたが、そこはアメリカ、やはり教会のスケールも非常にビッグでした。私がお邪魔した教会は全米で2番目に大きく、収容人数7000人とのことでした。設備的にも非常に整っており、教会というよりもコンサートホールといった方がふさわしいほどの規模です。今回のイベントは、自分のような、普段教会にあまり馴染みの無い一般の方に教会の活動を知ってもらうことが趣旨とのことでした。とはいっても普段の活動の報告等を行うわけではなく、プロの歌手がライブでガンガンにクリスマスキャロルを歌いまくるというもので、最後は観客全員での合唱などもあり、そのド迫力に終始圧倒されっぱなしでした。このようなイベントを経験したことの無い身としては非常に印象に残るものであり、キャンパスでは触れることのできないアメリカの新たな一面を知ることができ、大変有意義な経験となりました。



2014年12月27日土曜日

ケリーでチャネルマーケティング!

こんにちは、Class of 2015DTです。

アプリカントの方は、各校の年末年始の2nd Round締切に向けて、エッセイを仕上げていらっしゃる方も多くいると思います。スコアメイクが終わっている方、後はインタビュー練習やキャンパスビジットで、今までに比べると楽しいイベントが続きます。スコアメイクが終わっていない方、最後まで望みを捨てずに頑張ってください。土壇場で大逆転されていく方を、私自身が受験生だった頃も、MBAに入学した後も多く見かけています。Kelleyへの出願全般、スコアメイク、キャンパスビジットなど、ご質問があれば、お気軽にコチラまでお問合せください。在校生一同、サポートさせて頂きたいと思います。

さて、今回は、Kelleyのマーケティングの選択クラスを紹介させて頂きます。ファイナンスやアントレも人気があるので一概に言えないのですが、Kelleyはマーケティングに強い学校の一つとされており、フィナンシャルタイムズの分野別ランキング(2014年)では2位となっています。今回は、そんなマーケティングのクラスの中で、これまでの選択授業で、私がベストだと感じたConsumer Channel Managementという授業を紹介させて頂きます。

この授業では、消費者との接点であるチャネルにおいて、メーカーやリテールの視点で、様々な分析をしたり、示唆を見出す授業です。この授業の面白いところは、担当教授が企業の生データをドンドン持ってきて、学生に分析させてくれることです。それぞれ、守秘義務があるため細かくは紹介できないのですが、American Eagleというアパレルメーカーの購買データや店舗データ、消費者サーベイを使った分析、ターゲットという大手スーパーのEye Tracking Data(映像付)を元にした分析などをほぼ週次ペースでチームないしは個人の宿題として課され、最後は、プロジェクトとして、ジャックダニエルやアーリータイムズなどのウィスキーを生産するBrown-Forman社のチャネル別消費者データを提供され、実際に社員の前で、チャネルマネジメントに対する提言する機会が与えられます。私個人としては、いわゆる情報が加工・抜粋されたCase分析に食傷気味だったこともあり、企業の生データに触れて分析する機会を貰えたので張り切って分析に当たりました。

なお、定量データの分析ソフトもSPSSなど、実際にマーケッターとして定量分析する際と同様の環境やソフトウェアが与えられます。(SPSSに馴染みが無い人でも、機能は限定されますが、エクセルベースのシミュレーターもBrown-Forman社から提供されますし、別クラスでSPSSを集中的に学習する機会もKelley内であります。)


さて、この授業を一部でも仮体験してみたいと思った方はコチラをどうぞ。Ray Burke教授がTEDで講演した際のビデオです。 ご参考まで!

2014年12月10日水曜日

ブルーミントンのイベントについて

 こんにちは、Class of 2016 M.I. です。厳しくも充実していたコアカリキュラムも終わりが近づき、残すところ明日のFinal examCase competitionのみとなりました。8月に入学した頃から比べると英語はまだまだ発展途上ですが、ビジネスの知識は着実に増えてきたのではないかと思います。
 
 さて、今日はこれまでの期間を振り返って、Kelleyが所在するブルーミントンのイベントについて書こうと思います。
 ブルーミントンはインディアナ州の州都インディアナポリスから車で1時間半ほどのところにあり、周辺は豊かな自然に囲まれ、生活費も比較的安く、街の住民もフレンドリーで非常に住みやすい街だと思います。一方で、都会的な刺激には乏しいと思われるかもしれません。実際、私も職場の人から「インディアナ大学は周りに遊ぶところが無いから勉強に集中できるね」と言われたりしました。しかしながら、そこは全米トップレベルの大学インディアナ大学が拠点を構える街であり、全米有数の住みやすい街でもあるため、学生や住民を満足させるための様々なアクティビティが用意されています。ブルーミントンでのイベント情報については、ココで確認できますので、どんなイベントが開催されているのか、是非確認してみてください。

 今回は個人的な経験として、その中でも特に音楽イベントについて触れたいと思います。インディアナ大学は音楽学部Jacobs School of Musicも有名であり、様々なランキングでトップランキングをキープしています。そのため、田舎の大学でありながら、世界的な音楽家が訪れ、学校主催のイベントであれば無料でトップレベルの演奏を聞く事ができます。私は中でもJazzが好きで、先日は世界的Jazz Vocal GroupであるThe Manhattan Transferのメンバーが訪れ、無料でコンサートを行っていたので聞きにいきました。Jacobs School of Musicのコンサートホールがいっぱいになるほどの観客で、演奏の最後にはスタンディングオベーションが鳴り止みませんでした。このような演奏を無料で気軽に楽しめるのは中々無いと思います。他にも、バレエやオペラなどを含めて年間1000以上のコンサートが開催され、どのコンサートを聞きに行くかJacobs School of Musicサイトや学生が発行する新聞Indiana Daily Studentを見ながら毎週楽しみに計画を立てています。

 また、学外に出てみれば、Jacobs School of Musicの在校生や卒業生がジャムセッションを行うバーもあります。中でも、学生に人気のピザ屋Mother Bear’s に併設されたパブBear’s Placeでは、毎週木曜に格安でジャズを聞く事ができます。授業終了後にハンバーガーとポテトフライを頬張りながら、ビールを片手にジャズに酔いしれるひとときは最高です。休日に少し足を伸ばしてインディアナポリスまで行けば、州都として世界の著名なアーティストがツアーで訪れる場所ですので、世界的アーティストのコンサートを聞く事もできます。また、まとまった連休があれば車で4時間ほど行けば世界最大のジャズフェスティバルが行われるシカゴがあり、都会的なイベントも十分に楽しむことができます。

 さて、長々と自分の趣味の話を書いてしまいました。私は元々海外経験も乏しく、田舎暮らし にも慣れていなかったのでブルーミントンでの生活が当初かなり不安でした。しかしながら、結論から言えばそんな心配は全く不要で、ブルーミントンの住民は総じて愛想が良く、英語が少したどたどしくても笑顔で対応してくれる雰囲気があります。また、そんな失敗を許容してくれる雰囲気の中で新しい環境に対して試行錯誤していくことで、新たな土地でもやっていける自信がついてきていると思っています。そして何より、ブルーミントン市外からやってくる学生が楽しめるような多種多様なイベントが用意されているので、初めての海外生活でも十分にエンジョイできる環境が整っているのではないかと思います。

 インタビューの際にはアイスブレイクとして趣味の事を聞かれることもありますので、ネタを 仕込んでおくのも良いかと思います。実際私もインタビューの際に休日は何をやっているかと聞かれましたので、音楽でもスポーツでも、ご自身の興味に合わせてその学校への理解度をアピールするのもよろしいかと思います。面接官を含め、大学の職員は、大学への愛をかなり持っていますので、MBAへの理解・フィット感があることはもちろんですが、学校や生活環境へのフィット感も示せればさらに好感を得られると思います。アプリカントの皆様は当blog等をご覧になって是非 ご自身のネタを見つけて頂ければ幸いです

2014年11月19日水曜日

Kelleyってどういう学校なのか

こんにちは、Class of 2016のS. M.です。今年8月に渡米してきたと思ったらMBAのfirst yearも既に折り返し地点も近く、予習、授業、課題、就職活動に追われているとあっという間でした。今は11月半ばというのに雪が積もっており、雪国経験の無い私としては、これが冬の始まりかと思うと恐ろしいです。

さて、この投稿ではエッセーを書かれている方のモチベーションアップにならないかな、ということでpromotional movieをリンクしつつ、Kelley MBAを紹介することにします。ご覧になられて疑問点等ありましたら、お気軽に在校生までお問合せください。

1.価値観

Kelleyが学校としてプロモーションしているものとして、Kelly Valuesと呼ばれるLeadership / Professionalism / Excellence / Collaborationという4つの価値観があります。

これらの言葉は様々なMBAプログラムの募集要項に挙がっていると思うのですが、Kelleyに来て4ヶ月の私は以下のように理解しています。
  • Leadership: チームをリードしてあるいはフォローして、チーム全体に貢献して結果を出す。
  • Professionalism: 期限内に要求されている成果を出す。チームアサインメントでは自分の役割を果たす。
  • Excellence: 妥協せず、可能な限りの努力をして成果の質を高める。
  • Collaboration: Make friendではなく、チームの一員として積極的に貢献する。
エッセーでは必ずしもスケールの大きな話を書く必要はなく、上記のValuesにフィットするようなご経験を書かれると良いのではないでしょうか。

以下では、2.教育、3.環境、4.IUと続けますので別ページに分割します。ご興味のある方はご覧ください。少しでもKelleyのイメージが具体的に伝われば幸いです。

2014年11月6日木曜日

最初の2ヶ月



Class of 2016S.T.です。今年の入学者の初投稿になります。
Bloomingtonは先日雪がちらつきました。まだ11月に入ったばかりなのに。冬の本格的な寒さを想像し、今から戦々恐々としています。

さて、MBAプログラムが始まり早2ヶ月が経ちました。現時点で感じていることやKelleyの印象などを思いついた順につらつらと書いていきたいと思います。

まずは英語。「純ドメは英語で苦労する」と聞いていましたが、実際にプログラムが始まると想像以上に大変。MBA受験時にテクニカルに点数を獲得する勉強の仕方をして実践的な英語力の向上を二の次にしていたツケが回ってます。授業中に教授が言ってることを聞き逃したり、議論の流れに乗れないこともしばしば。特にグループワークでチームメイトとの議論が熱してくると全くスピードについていけません。
とはいえ、現状の英語力でやりくりしつつ、contributionも積み重ねないといけないのも現実。チーム課題が出た時はいの一番にとりかかってチームメイトをリードするよう心掛けるなど、特に最初の頃は自分なりのcontributionの仕方を模索しました。結果、数値分析においては「任せておけば大丈夫」というチームメイトの信頼を得ることが(たぶん)できています。

次にCore programKelley1年冬学期の授業は全てCore programと呼ばれる必修で、13コマ×週4日×3ヶ月でゼロからでも短期間で基本的な分析手法や知識が習得できるよう、各科目がうまく関連付けられて組立てられています。短期間に詰め込んでいることもあり量的には結構な密度で、特にMidterm Examと通常授業が並行していた期間は体力的にも精神的にもかなり疲弊しました。質の面では、全般的に初級編が多いのでバックグラウンド次第で得るものが少ない科目もありますが、教授陣が工夫を凝らして用意した授業は聞いているだけでも面白いです。また、review sessionoffice hourを設けて生徒のキャッチアップを積極的に支援する各教授の姿勢にはいつも感心します。

最後にキャリア支援。KelleyStudent Satisfactionが全米のMBAプログラムでも最上位に位置しているのはこの要素が大きいのでは。MBAプログラムが始まる前の8月には自己分析やネットワーキングのノウハウを学ぶ2週間のプログラムを設けていたり、実際の企業と提携して全生徒向けに模擬面接の場を用意したり、生徒一人一人にCareer Coachがついたり、Kelley全体で生徒のキャリアアップを全面的に支援していると感じます。私は社費の身なので正直これらの取り組みに参加するモチベーションは低いのですが、今後アメリカでの就職を考えている方には魅力的だと思います。

と、ここまで書いてきましたが、Bloomingtonの街やAcademyなど、他にも多くの魅力がKelleyにはあります。書ききれなかった分はまた次回。Class of 2016S.T.でした。