2014年1月31日金曜日

実践プログラムはおもしろいよ

こんにちは。Class of 2015K.Kです。ここブルーミントンは今年は例年よりだいぶ寒いみたいですが、サラサラのパウダースノーのおかげで雪が降った後はスキー場にいるような気分を満喫できます。

さて、Kelleyのプログラムは冬休み前までの秋セメスターはコアのみ(必修)なんですが、冬休み明けの春セメスターからは必修がほんの少しで大半はエレクティブ(選択科目)になります。クラス登録は早い者勝ち(他校で聞くようなBiddingシステムはありません)で、登録できる時間帯が個人毎に勝手に決められているので多少の不公平感があるのは否めませんが・・・、周りに聞く限りおおむね取りたい授業は取れているようです。

そんな中で、私の場合は今セメスターでプロジェクトベースの授業を2つ取っています。1つはAcademyのプロジェクト(必修)、もう1つは過去のブログでも紹介されているGLOBASEのプロジェクト(選択)です。どちらのプロジェクトも実際の企業向けのもので、いわゆるExperimental ProjectとかHands-on Projectと呼ばれるものです。個人的にはこういったプロジェクトを通してGlobal環境下でのSoft Skillを向上させることが留学の大きな目的の1つなので、しっかりチャレンジしていきたいと思っています。

ちなみにAcademyの方はマーケットリサーチ系のプロジェクトで、White AmericanBlack AmericanLatin AmericanChineseJapaneseという構成。GLOBASEの方はグアテマラのNGOに対するコンサルティングプロジェクトで、White AmericanIndian×2TaiwaneseJapaneseというかなりDiversityに富んだメンバーになっています。

どちらのプロジェクトもスタートして2週間程度ですが、文化的な違いや感覚の違いから多少のコンフリクトが起きたりして良い経験になっています(個々人によってプロジェクトに対する優先順位が違ったり、チーム内で序列がないため意思決定が予想以上に大変だったり、超マイウェイなインド人の扱いが難し過ぎたり)。と同時に、英語環境下における自分の能力もまだまだだなと実感する毎日です。。チーム内でのコミュニケーションでは相手や状況に応じたニュアンスが重要だったりすると思いますが、英語の場合だと表現のバリエーションが少なすぎて「もうちょっとこういうトーンで伝えたいんだけどな・・・」と思うような場面がしばしば。あとは議論していても理解するのに脳をフルに使っているため、脳のキャパ不足で考える方まで追い付かず瞬発的に発信できないというのもよくありますが、話が明らかに違う方向へ行っている時などは何とか軌道修正するなどして存在感を発揮できるように奮闘しています。

プロジェクトの途中・最後にはチームメイトからのフィードバックの機会もあるので、そういったものも含めてまた総括的に書ければと思っています。

個人的には教室で授業を受けるより数倍刺激的で(大変ですが)おもしろいです。

2014年1月21日火曜日

ケースコンペティション



皆様こんにちは、class of 2015AHです。

渡米して半年、忙しかった最初の秋学期も何とか乗り切り、この調子でアメリカ生活をエンジョイしたいと思っていた矢先に、アメリカ東部を襲った大寒波により、当地ではマイナス25度という驚異の低温を記録しました。私は札幌で生活したことがあり、それなりに寒冷地に慣れていたつもりですが、やはりアンダー20の威力はすさまじく、試しに外出した際には、あまりの寒さに「低体温症」や「凍傷」といったワードが頭をよぎりました。慣れてきた頃にこんなとんでもないアイテムを繰り出してくるとはさすがアメリカ、懐が深いです。

 さて本日は、MBA 1年目 秋学期のハイライトである、ケースコンペティションについてご紹介したいと思います。ケースコンペティションはこれぞMBAといった内容のプログラムで、とある企業の経営課題がお題として出題され、MBAの学生がチームを組んでプレゼンを行うというものです。お題の発表からプレゼンまでは通常数日間というケースが多く、その期間は文字通り朝から晩までチームで議論をしながらプレゼン資料の作成や想定される質疑の練習などを行っていきます。

 今年のお題は部品メーカーの成長戦略に関するもので、成熟した先進国市場と、成長著しい新興国市場における成長戦略を提示するというものでした。プレゼンの評価としては第一ラウンドで教授陣による選考が行われ、第二ラウンドに勝ち進んだチームは、次に当該企業の幹部による選考を受けます。Kelleyの場合はこのケースコンペティションの評価が秋学期の成績に大きく影響することや、秋学期のハイライトということもあり、学生たちは皆テンションが高く、やる気全開で取り組んでいました。

 私のチームでは、成長戦略という、漠としたお題にどのように具体性を持たせるか、付加価値を付けるためにはどのようなデータが必要で、どのようなロジックで伝えるべきか、そもそも何がゴールだっけ?、等々、ともすると出口の見えない議論や試行錯誤を繰り返しつつ、何とか資料を仕上げて練習を何度か繰り返し、いくばくかの達成感と緊張感をもって迎えた当日のプレゼンの結果、見事に文字通り討ち死にしました。

 選考担当の教授の突っ込みの厳しいこと厳しいこと。質問に答えられずしばらく沈黙が支配するあの空気は、ここしばらく感じていなかったものでした。曰く、「で、結局バリューアッドは何なの?」、「全然響かない。何を説明しているの?」、「なんでこれまでクライアント企業はそれをやっていなかったの?」、 「君が説明しているのはそれホントに戦略か?(これは一番ビビリました。)」、 となかなか渋い経験をもってMBA最初の学期が終了したわけですが、この経験を通じて、経営幹部の目線で企業戦略についてのストーリーを語ることの重要さを学んだように思います。これまで企業の一社員(いわゆる下っ端)として仕事をしてきた身としては、やはり細かな計数の積み上げから物事を考えがちですが、実際に企業経営を考える上では、(その視野が下っ端社員に必要かどうかは別として、)もっと大局的な観点が必要だなと痛感しました。一方で、企業戦略の結果の評価はやはり具体的な数値(当期利益など)でなされるわけで、大きなビジョンとしての戦略と、数値への落とし込みを両立させるのは本当に大変だと思います。ということで、企業経営・方針決定の大変さと面白さを感じることのできる貴重な経験だったと思います。上級生や教授からの事後のフィードバックも非常に具体的で大変参考になり、とても貴重な体験でした。

(写真はプレゼン後の打ち上げのランチの際のものです。見事に一次予選敗退ということで、皆変顔でキメています)

2014年1月13日月曜日

Bloomingtonでの子どもの過ごし方

皆さま、こんにちは。Class of 2015D.Tです。1か月近いWinter Breakが終わり、113日からSpring Semesterが始まるので、買ったばかりのテキストを読んだり、事前課題の宿題に取り組んだりと少しずつお勉強モードに頭を切り替えているところです。

最近は受験生の方からエッセイやインタビューに関する質問やビジットの連絡を頂くことが増えてきました。1年前、私も昨年の2月にKelleyをビジットし、面接のほか、教授・在校生・各国の受験生とランチをしたり、日本人在校生とディナーをご一緒したりしました。洗練されたビジットプログラムに関心したり、当初懸念していたド田舎で住みにくいという心配が払拭され、Kelleyへの志望度が一気に上がりました。

今回は、ご家族を帯同される受験生の方から多く質問を受けるブルーミントンの子供の生活環境について、ご紹介したいと思います。

[学校]
8/1時点の子供の年齢によって変わります。
-          4歳以下: Preschool
-          5歳:Kindergarten
-          6歳以上:Elementary School
4歳の息子は、平日の8:3515:45で、公立のPreschoolに通っています。 34歳の子供18人のなかで唯一の日本人です。先生はInternational Student慣れしていることもあり、まだ英語も自由に話せない息子ですが、嫌がることなく通ってくれています。(なお、人気のあるPreschoolはすぐに一杯になるので、もしKelleyへの進学をお決めになったら、すぐに申込をされることをお勧めします。)

[子供の遊び場]
うちの子供が遊ぶスポットを紹介していきます。

    公園
日本では滅多にお目にかかれないような巨大な遊具がある公園がBloomingtonには複数あります。息子のお気に入りの公園が3つくらいあり、日替りで通ったりしています。夏には、巨大なプールが開かれる公園もあります。



  

    Monroe Public Library
1フロアの大半を子供向けの本、CDDVDが所蔵されています。うちの息子は、ここでToy Storyにはまり、今では日替わりで13を繰り返し観ながらシャドーイングしています。読み聞かせや工作などのイベントも毎週開催されています。そのほか、おさるのジョージやMonsters Universityのキャラクターが登場するようなスペシャルイベントも頻繁に開催されています。そのほか、乳児から幼児向けのプレイエリアがあります。

    WonderLab Museum of Science(子供向けのScience Museum
子供が全身を使って遊べるような巨大なアスレチックが設置されています。遊びながら科学への好奇心を刺激するような仕掛けも随所にあり、親的には一石二鳥な気分になります。特に、雨や雪の日や寒すぎる日に重宝しています。


   なお、地球の歩き方にも紹介されているインディアナポリスの子供博物館は、このWonderLabの大型バージョンで併せてお勧めです。


    Jump-In-Noel
子ども向けの室内遊戯場です。子ども向けのゲーム機もたくさん設置されています。こちらも雨の日に重宝します。 




[日本語学校]
Bloomington在住のお母さん達で運営されている日本語学校があります(過去の紹介記事はコチラ)。年に数回、ポットラックパーティーやピクニックなどのイベントも開催され、家族同士の交流の場にもなっています。

[その他]
先月の投稿にもありますが、バスケットやアメフトなどのカレッジスポーツ観戦もあります。また、インディアナ大学には、全米有数の音楽学校のJacobs School of Musicがあるため、ミュージカルやコンサートに参加する機会が毎週のようにあります。音楽に触れる機会も簡単につくることができ、うちの息子にも、プロのピアニストにピアノの個別レッスンを受けさせています。その他、インディアナ大学のスポーツ施設でスイミングレッスンの受講も検討中です。



とても長い投稿になってしまいました。最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。Bloomingtonは治安が良いだけでなく、お子さんに様々な機会を提供できる最高の場所です。もちろん、百聞は一見に如かずですので、ビジット頂いたご家族がいっらしゃる方には、上記のような場所もご希望に応じて、紹介させて頂きます!

2014年1月8日水曜日

避けて通れないMBA生活~専攻(メジャー)選択編~

卒業まであと半年を切り、色々な緊張感が増してきたClass of 2014N.K.です。
今回はH.M.さんの前々回の投稿である避けて通れないMBA生活の続編として、私自身、結構悩んだ専攻(メジャー)に関してお話させていただきたいと思います。



Kelleyのメジャー&マイナーとは?】

 Kelleyでは下記7つの中から専攻を自由に選ぶことができます。(ダブルメジャーも可能。)
Business Analytics
Entrepreneurship & Corporate Innovation
Finance
Management
Marketing
Strategic Analysis of Accounting Information
Supply Chain & Operations

【ユニークなDesign Major制度】

既定のMajorにとらわれず特定のビジネス分野に関連した科目を中心に学びたい人向けに、自分で Major をプログラムしMBA Officeに認定を申請できるユニークなDesign Major の制度もあります。これまでの例として、MBA科目で組み立てられるものとしては"Strategic Human Resource Management",  "Legal Management", "Strategic Finance", "International Corporate Strategy", "Organizational Management and Technology", "Venture Marketing" など、MBA以外のGraduate Schoolの科目を合わせて組み立てたものとしては、"Environmental Management", "Healthcare Marketing", "Media Management" などがあるようです。


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私自身はどうかというと、KelleyMarketingで有名な学校*ということもあり、入学当初はMarketingメジャーを志していた私ですが、途中からファイナンスの面白さに目覚め、メジャーをスイッチした経緯があります。現在は、ファイナンス専攻、マーケティング&マネジメント副専攻というConcentrationでほぼ固まりました。
入学当初は、ほとんどファイナンスの知識がない自分でしたが、バリュエーションや国際金融など今では色々なファイナンスのトピックが本当に面白く感じるようになり、ファイナンス専攻を名乗るだけのスキルや知識は習得できたと思います。

* The Financial Times Global MBA rankings 2013, A league of their own the top 10 schools in selected categories では、MarketingTop2にランクインしています。)



Kelleyのファイナンス専攻とは?】

 Kelleyでは、ファイナンスメジャーと認定されるには、必修科目2つと、選択科目6つを修了する必要があります。さらにKelleyでは学生の卒業後に歩むであろう下記5つのキャリアパスを想定し、それに合ったスキルセットを得られるようにガイドラインが組まれています。Kelleyでどんなファイナンスのカリキュラムが用意されているのかはこちらのリンクを参考にしてみてください。

Corporate finance (CF)
Financial institutions (FI)
Investment banking (IB)
Investment management (IM)
Real estate (RE)

もちろんこれ通りに履修する必要もないのですが、私は長期的なゴールとして事業会社の経営企画部でM&Aや事業開発などに携わりたかったこともあり、Corporate finance(CF)系の授業で固めています。

私が履修したものは、合計下記の8つとなっています。

必修科目:

Asset Valuation and Strategy (F520)
The Firm in the Capital Market (F540)

選択科目:

Short-term Financial Management (F507)
Valuation of Real Options (F508)
Corporate Financial Strategy (F546)
Corporate Governance and Restructuring (F548)
International Financial Markets (F570)
International Corporate Finance (F571)


【お気に入りのファイナンスの教授紹介】

私はリチャード=ショックリー教授が好きで、選択科目6つのうち3つも彼の授業を履修してしまうほどのお気に入りです。


















ぱっと見は堅物でいかにもファイナンスの教授といった風貌ですが、中身は非常にジェントルマンで国際経験も豊富で、また普段は蝶ネクタイでビシッときめているとてもお洒落なおじさんです。授業の進め方、スライドの作り方、ケースの選び方・掘り下げ方も秀逸で、「次はこのケースからどんな講義をしてくれるんだろうか?」と毎回ワクワクします。初めて彼の授業を受けた時は、名前の通り本当にショック(リー)を受けたものです。。。
Real Optionのクラスで、二項 (binomial) モデルを説明に教授が日本を旅行した際にチャレンジしたパチンコの仕組みを使うところなんかも個人的にはかなりツボでした。

他にもいろんな個性的な教授陣がいますので、皆様もKelleyに進学された際には、ぜひお気に入りの教授を見つけてください!

2014年1月1日水曜日

新プログラム:イスラエルプログラム


皆様、明けましておめでとうございます!前回に引き続き、Class of 2014のH.Mがブログをお届けします。
2013年度中の更新をしたかったのですが、残念ながら日本はすでに年が明けてしまいました。私が今ブログを書いているのはイスラエルのテルアビブのホテルなんですが、まだイスラエルは年を越していないため、(よってアメリカもまだ2013年です。)年内の更新ということでご容赦ください。

さて、前回に引き続き私がブログを担当させていただいたのは、今年から新しくKelleyが開始したプログラムであるイスラエルプログラムのご紹介のためです。
これまでブログでご紹介してきたとおり、Kelleyでは数多くの海外プログラムに参加することができます。そこに今年からイスラエルについて学ぶプログラムが加わることになりました。

当プログラムはいわゆる海外交換留学プログラムのような長期的なプログラムではなく、10日間の短期プログラムです。イスラエルはいまや数多くのスタートアップ企業を生み出す起業国家としてとても有名ですが、10日間のこのプログラムではイスラエルにおけるアントレプレナーシップについて学ぶことができます。具体的にはイスラエルにおける起業のケーススタディやスタートアップへの会社訪問(私が参加するプログラムによると、High-Tech系のベンチャーへの訪問が予定されています。)、そのほかエルサレムへのデイトリップも含まれています。Tel Aviv大学のビジネススクールがホストとなってこのプログラムを運営しており、Kelley以外のビジネススクールも参加しています。

プログラムは日本人にはつらい元旦からのスタートですが、MBA Officeによると夏休みの5月ごろにも開催されるとのことで、こちらの時期のほうが人気がありそうです。

現時点ではまだプログラムがスタートしていないので、プログラムについてご紹介することはできません。ですが、せっかくイスラエルについて学ぶまたとない機会なので、私は冬休みに入ってからプログラムが始まるまでイスラエル旅行をしてきました。今回はプログラムご紹介の前半戦として、あまり関係ないですがイスラエルについての簡単なハイライトを写真とともにご紹介したいと思います。

・テルアビブ
イスラエルの玄関口。イスラエルの首都はこのテルアビブかエルサレムとされています。(議論あり。)普通に大都市ですが、けっこうごちゃごちゃした感じです。テルアビブの一区画は世界遺産として登録されています。             
イスラエルでももはや日本のアニメ、マンガは人気ですね!
ちなみにかばんを見せてくれた彼女さんはかばんの「銀魂」
と「スケットダンス」以外にも「進撃の巨人」、「鋼の錬金術師」と、
「黒子のバスケ」がお気に入りのようです。
  
 
テルアビブの南側にある高層ビル群。この
白枠は夜になると光りとてもきれいです。
 
・エイラット
エジプト、ヨルダンとの国境に近いイスラエルの南端にあるリゾート地。紅海に面しておりサーファーにはあこがれの地のようです。イスラエルは冬でも気温が20度近くあり南に位置するエイラットはさらに暖かいため、冬でも海に入って泳いでいる人がいます。
                                    
ヨルダンとの国境。謎の人形。
紅海に面したエイラットはリゾート地でとても有名です。
12月末でも気持ちのよい暖かさでした。
 
・ぺトラ(ヨルダン)
エイラットからヨルダンの国境までは車でものの数分。そこからバスで約1時間半程度で有名なぺトラ遺跡まで行くことができます。自然の地形をうまく利用してできた王国の遺跡は圧巻です。
                           
ぺトラに入るまでの道。まさに自然の要塞です。何千年にも
わたる風と雨の浸食で出来た隙間だそうです。
ぺトラ王国の入り口であった壮大な門。一つ
の岩をくりぬいて造られたというのが驚きです。
 

・死海
世界でもっとも低い海抜に位置する湖。塩分が非常に高いことから、自然に体が浮き上がる浮遊体験を経験できます。私も年末の寒い時期ですが難なく水につかることができ、浮遊体験をしてきました!
12月下旬でも泳げます!塩分が非常に高いため、海岸沿いの岩は塩の結晶で白く固まっています。


・エゲブ砂漠(ミツペ・ラモン)
イスラエルの中部に位置する巨大な砂漠。地球のへそといわれているラモン・クレーターと、そこから広がる壮大かつ無味乾燥な砂漠はまるで月にいるかのような感じでした。

                             
ラモン・クレーター。壮大です。
ラモン・クレーターその2.この中を遠く一本の道が走っています。
それにしてもこのような景色を見ているとイスラエルが不毛の大地
であることがよく分かります。



・エゲブ砂漠(アブダット国立公園)


アブダット国立公園からバスで10分ほどのところにある、イスラエルを建国したベングリオンとその妻の墓。
ここから近い場所にあるキブツには、ベングリオンが引退後に晩年住んでいたという家も残されています。
ぺトラ王国を含む中東地域における交易ルート上に栄えた都市の遺跡
ちょっと写真が悪いですが、砂漠のど真ん中に現れた古代商行ルート上の
要として栄えた街の遺跡です。教会や公共浴場、ワインの貯蔵庫なども残されています。
 

イスラエルはベンチャーキャピタルによる投資額が対GDP比では世界一となっており、NASDAQ登録企業数としてもアメリカ、カナダを除く外国ではもっとも多い国となっています。人口が1千万人にも及ばず、国土としても日本の四国程度の大きさしかない、しかも国土のほとんどは資源に乏しく、緑の育たちにくい大地でありながらここまで力強く成長してきた源はどこにあるのか、もちろん歴史的な背景も重要な意味を持っているのですが、なぜこれほどまでに起業家が多く輩出されるのか、また将来にわたってこれは維持されていくのか、皆さんも興味がわいてきませんか?イスラエルは中国やインドとはまた違った意味で現在世界経済に台等している国であり、中国やインドには無いユニークな面がたくさんあると思います。
ビジネス以外においても、上記のような広大な自然、遺跡やいうまでもなく3宗教にとっての聖地であったり、キブツと呼ばれる社会主義コミュニティに似た共同農業活動団体の存在、兵役義務など、とても面白い要素がたくさんある国だと感じました。

イスラエルに俄然興味をもたれた方はぜひKelleyにいらしてください!

そのほかイスラエルのプチ情報;

・軍服を着た兵役についている若者をやたら見かけました。女性もかなりいます。
・ハイテク先進国だけあり、都市間を移動する中、長距離バスはWifi完備と非常に便利です。USBの差込口まで設置している徹底ぶりには感動しました。
・物価が高い。。
・実はパンがけっこうおいしく、パンを袋に詰めて量り売りをしてくれる店がたくさんある。