2014年8月15日金曜日

Summer Intern



暑い日が続いていますね。皆様いかがお過ごしでしょうか。Class of 2015AHです。我らがIndiana Kelley5月の中旬から8月末までの長い長い夏休みに入っており、我々在校生もこの機会を満喫しています。さて、今回はMBAの夏休み期間のメインイベントであるアメリカ国立公園巡り、ではなくサマーインターンについてご紹介します。

アメリカを中心とする2年生のMBAプログラムでは、1年目と2年目の間の夏休み期間を利用して、企業でサマーインターンとして働く機会があります。期間は人によってことなるものの、事業会社ですと通常6~8週間、投資銀行であれば12週間程度というのが一般的なようです。多くの企業ではインターンといえども雑用のような仕事ではなく、企業の実際のビジネスに関連したプロジェクトや業務を担当するケースが多く、また多くのケースで給与が支払われます。企業側にとってインターンは採用活動の一環であり、志願者にとってインターンの期間は会社内部の状況や仕事の進め方、キャリア開発、さらには会社・同僚とのフィットを確認する重要な場といえます。インターンを通じて高いパフォーマンスを挙げることができれば、晴れてフルタイムのオファーを受けることができ、そこで就職活動終了となるケースもあるため、MBA生にとっては希望する会社・業界・職種でインターンを行うことができるかどうかは卒業後のキャリアを築く上で非常に重要なポイントです。

私も幸運にして日本でビジネスを展開する外資系企業のファイナンスのポジションでインターンを経験できましたので、その経験をご紹介したいと思います。守秘義務があり詳細については記載できませんが、何か質問等あればどしどしお寄せ下さい。

私のインターンは6月の上旬から8月の上旬までの8週間のプロジェクトでした。インターン先は外資系のグローバル企業であり、その会社の東京オフィスでファイナンス(一般にFP&A: Financial Planning and Analysis)と呼ばれる業務に関連したプロジェクトを経験しました。インターン先の企業はリアルなビジネスに直結するプロジェクトを学生にアサインすることを重視しており、私の携わったプロジェクトはある事業部のコスト改善のための分析および改善案の提言でした。私はこれまでのバックグラウンドで外資系企業のファイナンスポジションを経験したことがなく、また業界についてもまったくの初心者であったため、まずは社内で飛び交う用語を理解することからのスタートでした。また、プロジェクトの進め方や最終プレゼンでの提言内容の落としどころなど、プロジェクトの具体的な進め方についても自分で決めることが求められており、非常に裁量の大きなプロジェクトであったと感じています。関係者へのインタビュー 論点整理 仮説組み立て データ整理等で仮説検証、といったプロセスを8週間かけて行いながら、会社がアサインしてくれるコーチやメンター、周りの社員の皆さんからフィードバックやアドバイス(時には厳しい突っ込み)を頂いて都度方向性を調整していくプロセスであり、非常に中身の濃い、学びの多いインターンだったと思います。先週最終のプレゼンを終え、何とか無事に終了することができました。やはり8週間という時間をかけることで、通常の採用面接では知ることのできない生の会社の状況や社員の皆さんの働きぶり・人柄に触れることができたのは貴重な経験だったと思います。