2017年1月29日日曜日

KelleyとSPEA

こんにちは、T.I. と申します。
私は、他の皆さんのようにMBA Candidateではなく、インディアナ大学のSchool of Public and Environmental Affairs (SPEA)に通うMPA(Master of Public Affairs) Candidate のClass of 2018です。日本で言うと、公共政策大学院の1年生に相当します。

なぜ私が登場したかというと、私も日本人MBA生のコミュニティに混ぜてもらっているからです。
私は昨年6月に渡米し、夏のIEP(Intensive English Program)で日本人MBA生に出会い、今に至ります。今のところ授業で交わることはないのですが、日本人が比較的少ないブルーミントンにおいて、心強い仲間として、時折、食事、情報交換や催しなどで一緒に活動しています。

という流れで、私もブログを書いてみないかと、いうお誘いをいただき、SPEA生から見たMBAや、私から見たアメリカやブルーミントンでの生活、そしてSPEA自体についてお話できればよいなと思っていますので、よろしくお願いします。

今回は私の書く最初の回なので、まず簡単にSPEAについて紹介してから、SPEA生から見たKelly(1学期)の印象を書きたいと思います。

1.SPEAについて

他のMBA生から、MBAを考えている方でも、Publicの方面に関心がある方もいらっしゃると聞いています。そういう方には、SPEAは大きな選択肢になるのではないかと思います。
インディアナ大学ブルミートン校のSPEAは、ハーバード大学のケネディスクールやコロンビア大学のSIPAに比べると、地味で日本人にはあまり知られていませんが、Public Management やNonprofit Management、Public Finance を中心に高い評価を受けていて、2016年発表のU.S. News & World Report's Best Graduate Schools rankingsで、公共政策大学院としては、全米1位を獲得しました(同率1位にシラキュース大学、3位にケネディスクール)。
 私はNonprofit Management とEconomic Development を専攻しているのですが、他の公共政策大学院と比較しても、コースが多様でかつ、本学が発祥又はリードしてきた分野もあるなど、充実している印象を受けます。
 そのような中、この1月に新校舎が完成し、外見・内実ともに勢いに乗っているのではないかと思います。授業内容等についても、時折このブログで触れられればと思っています。
c.f. SPEA Website: https://spea.indiana.edu/index.html



These pictures were retrieved from
http://inside.indiana.edu/features/photos/2017-01-11-paul-h-oneill-graduate-center-dedication.shtml on 1/28/2017.

2.SPEA生から見たKelley(1学期)

KelleyはPrivate Sectorを扱っており、Public Sectorを扱うのがSPEAというのが一番簡単な線引きですが、前述のとおり、時折MBA生と情報交換等をしているので、同じ大学といえども、KellyとSPEAとで違いを感じることがあります。
 私が、この約半年で気づいた最も大きなものはKelleyは「最初の1学期のチーム制が徹底している」ということです。
 他の方が書かれていますが、Kelleyでは5人一組になって最初の学期を過ごします。その間、全てのコア(必修)科目において、チームごとに並べた座席が固定され、チームでケースコンペティションや、約3分の1のassignmentをこなすことになります(c.f. J. L.さんの記事)。
 これ、SPEAには少なくともありません。最初の学期では、約10~20人のCohortというのが組まれるのですが、チームというか、「同じ必修を受ける仲間」という感じで、そのCohortごとに授業の何かに取組むと言うことはまずありません。席も自由なので、いろいろな人とGroup Discussionができる一方、Kellyのように強い共体験をすることはありません。
 この点、留学生でもネイティブ学生との強い結びつきができるKelleyのチーム制は、うらやましく感じるときもありました。私も、チーム制ではないですが、夏にSPEAが主催するMath Campという数学の講習があり、その頃に仲良くなったネイティブ学生は、今でも頼りにしています。もちろん人間ですので、合わないチームメイトがいることもあると思いますが、最初の頃に結びつきのできた友達は、(その後授業が分かれても)2年間の留学生活をより充実させてくれるものだと思います。

3.終わりに

こちらでも定期的にブログを書いていきますが、SPEAについて何かご質問があったら、Kelleyの質問同様、https://kelley.iu.edu/kjsa/contact/ までお願いします(現状、SPEAの日本人は私しかいないですが、少なくとも私が滞在する予定の2018年5月までは回答は可能です)。

2017年1月14日土曜日

夏の寮体験

こんにちは。class of 2018のJ.Kです。
温泉にでもゆっくり入りたいなーと思うぐらいブルーミントンも寒くなってまいりました。(もちろん温泉などブルーミントンにありませんが…)

1月9日より春学期も始まり、1年生にとっては、コアチームやクラスメイト以外と初めて授業を受けたり、SPEA(公共政策学院)の生徒とGLOBASEでプロジェクトを進めたり、新鮮な毎日です。授業の内容も昔コアだった必修科目以外は、内容もレベルが高いものが多く、濃密な日々を過ごしております。コアに比べ授業の数も相当減り、クラスメイトと会う機会も減って少し寂しいですが、自分がMBA期間中に得たいものを改めて確認しながらしっかり残り1年半学んでいきたいと思います。

さて、今回は2016年6月-7月末に私が体験したインディアナ大学の寮生活について、触れたいと思います。

私は社費派遣のため、お金の面では困らない反面、様々な制約が会社からありました。セットアップに関して言えば、ホテルに泊まりながら家を探してはならない、寮等の大学施設に泊まりながらセットアップを行い、セットアップが完了してから家族を呼ぶことが決められておりました。会社といろいろ相談した結果、IUのAshton寮でスタートアップをすることが決まり、家族を日本に残し、単身渡米し、寮生活を始めました。
値段ですが、8weeks planの場合、寮費は$1218.25で、寮費とは別に$450か$650の食堂や売店利用券を必ず買わなければなりません。(2016年当時の情報です。最新情報はホームページをご覧ください。)
部屋の様子は、下のような感じです。

部屋には備え付けのベッド、机、棚、そしてクローゼットもついており、また寮の中には共用の冷蔵庫・キッチン、24時間使えるパソコンとプリンターもあり、かなり快適でした。アクセスに関して言えば、徒歩10分で図書館にいけ、IEPへの校舎も歩いて20分の距離にあります。また寮生と交流できるBBQパーティーも企画されており、自分とは違う学部生の学習状況や就職に対する考え方を学ぶことができ、大変楽しく過ごせました。
食堂はフードコートになっており、朝はしっかり朝食メニューが提供され、昼になるとイタリアン、ハンバーガー、中華、チキン、さらにヨーグルトアイスとバラエティー豊富なメニューがたくさん出ます。売店にも日替わりスープやサラダバーがあり、選択肢が豊富でおいしく健康的に過ごせました。
(上が売店、下2枚が食堂です。食堂は100人ぐらい収容できてかなり大きいです!)



8週間という短い期間でしたが、30歳を過ぎてから学生に混じって寮生活をできたのは非常に新鮮で良い経験でした。

※IUの場合、寮で暮らせるのは、学部生のみのようです。MBA生でオンキャンパスに住んでいる生徒は、寮ではなくアパートメントに暮らしております。その点も含め夏休み期間だけですが、寮に住めたのは本当に貴重な経験でした。