2013年8月19日月曜日

MBAを通して得たもの


どうもClass of 2013Y.Mです。卒業してはや4か月近くたち、だいぶ社会人生活にも慣れてきました。現在は医療業界のマーケティング職についており、日々東京のうだる様な暑さと格闘する日々です。

 

さて、今回は自身最後のブログかつ卒業後ということもあり、簡単ですがこの2年間を総括したいと思います。結論からいうと、僕にとってこの2年はかけがえのない2年であり、私費ということで相当額の支出があったものの、本当にMBAを目指して良かったと思います。以下に理由を書きます。

 

1)キャリアパスの広がり

これは、その人がMBA前にどのような職種・ポジションにいるかで大きく変わる点だと思います。僕の場合、入社から一貫して営業であり、仮にMBAを卒業していなければ、簡単にマーケティングへの職種へキャリアチェンジできなかったと思います。また、特にある程度MBA卒業生を長らく採用している企業では、MBA卒業生向けの特別プログラムを設けている場合も多く、一般的に採用される人よりもファストトラックで活躍できる機会が設けられています。僕の場合、2年間のローテーションプログラムと称し、一年は国内でのセールストレーニング、残りの一年はアメリカ本社のグローバルマーケティング部でのインターナショナルアサインメントがあらかじめ設定されています。(ただし、これはあくまで入口の話であって、当然その後の実績は一般的な採用を通じて入社した人より、より高度なものを求められるのは言うまでもありません)

 

2)自分を客観的にみる機会

これも大きな資産の一つになりました。MBAに行くと、自分を客観的に見る時間・機会が増えます。就職活動の際の準備では、なぜその職種なのか?なぜその業界なのか?などを通じて、自分のキャリアを見つめなおすことができました。またKelleyの同級生やインターン、そして交換留学などを通じて知り合った友人を通して、自分の強みや弱みを知ることができました。周囲の人のキャリア観や人生観を目の当たりにすることで、自分のモチベーションを高めることができましたし、今後のキャリアパスを考えるうえでの、メンタル部分でのベンチマークを自分の中で確立できたと思います。

 

3)ネットワーク

これは皆さんよく言われることですが、一旦築いたネットワークは今後も残り続けます。突き詰めれば学習した内容(マーケやファイナンスなど)は、自分で教科書を買って読んでも同じ内容を学習することは可能であり、時間がたてば忘れてしまいます。つまり放っておけば無くなってしまいます。この点で、最大の資産は異文化の中で培ったネットワークかもしれません。もちろん日本人同士のコミュニティーも今後どんどん活かしていきたいと思っていますし、Kelleyで出会った人とも繋がっていたいと思います。僕が入社した会社でも、Kelleyの同期はグローバルで4人おり、同じプログラムかつマーケティングで入社した人とは、再来年アメリカのグローバルマーケティング部で再会すると思いますし、同じ学校の卒業生として、何か面白いことが出来るかもと今からワクワクしています。

 

と、このように簡単に振り返ってみました。冒頭書いたように、現時点では大変満足している2年間でしたが、やはりこれが本当に価値のあるものであったかは、今後の残りの人生で決まってくるのだと思っています。その意味では“2年間をMBAに投資することは意味があるのか?”という質問をよく受けるのですが、その答えは“自分次第”と言うことでしょう。

 

これで、最後のブログを締めくくりたいと思います。最後に、ご覧になっている受験生の方、夏の暑さが厳しい毎日ですが、体調には気をつけて、残りラストスパート頑張ってください。きっとその先には充実した2年間が待っていると思います。

 

2013年8月16日金曜日

ブルーミントンの生活は退屈?

こんにちは、Class of 2014のS.Oです。
現在学校が夏休み中で授業等がございませんので、今回は学校のことではなく、わが町ブルーミントン(およびその周辺)での過ごし方について幾つかご案内しようと思います。実はキャンパスビジットをされる方からも、「休日など普段はどうやって過ごしていますか?」という質問をいただきますので、皆様に少しでもイメージを持っていただければ幸甚です。尚、私は家族持ちの子供連れなので、その点内容が偏っている点予めご容赦下さい。

① ファーマーズマーケットでの買い物

4~11月の間、毎週土曜日午前中(+火曜日夕方)に、市役所駐車場で開かれる近隣農家の直売マーケットです。わが家は、ほぼ毎週末遊びに行って、買い物をしたりしています。

売っているものは、地元の農家が育てた新鮮な野菜、果物、花等を中心に、自家製はちみつ、肉製品等様々です。また地元のベーカリーが、パンやスコーン等を販売しておりますので、土曜日の少し遅い朝食をそこで買う住人も多くいます。わが家も時々そこで朝食を摂ります。全体的に値段はスーパーより少し高いのですが、オーガニックで新鮮なのでとても美味しいです。特に今の時期のお勧めはとうもろこしです。スーパーのとうもろこしよりも格段に味が濃く、甘い!週末に10本以上をまとめ買いしています。

また手作りのアクセサリーや小物、絵画、工芸品の出店もありますので、見ているだけでも飽きません。農家の方はとても気さくで親切ですし、アマチュア演奏や風船パフォーマンス等もあり、人々が思い思いに休日を楽しんでいる雰囲気が気に入っています。



② 湖でのピクニック

自宅から車で20分位の場所に、町の北部にグリッフィー湖、レモン湖、南部にモンロー湖があります。モンロー湖は大きな湖で、一部の湖岸はリゾート地として開発されており、別荘やクルーザーの係留場もあります。自然豊かで、初夏は新緑、秋は紅葉でとても綺麗な場所です。夏のシーズンは、ボート遊びや釣り、キャンプが盛んです。

わが家は子供たちを連れて、虫採りをしたり、釣りをしたり、ピクニックをしたりしています。また地元の方に教えてもらったのですが、湖岸には晶洞石が転がっていて、石を割ると中が空洞のキラキラした結晶になっており、半ば宝探しのように子供たちと採取したりしています。

また町の東に20~30分行くと、州最大の州立公園があり、こちらは高台からの眺めも良く、ピクニックには最高です。


③ 周辺都市への行楽

車で1時間で州都インディアナポリスに出ます。そこでは動物園、美術館、こども博物館等があり、特にこども博物館は全米でも屈指の充実ぶりで、子供たちは大喜びでした。また私は行ったことが無いのですがインディ500のモータースポーツや野球等プロスポーツも観戦できます。モールも充実していますので、ショッピングも楽しめます。ショッピングという点では、自宅から東に1時間のところに大型アウトレットモールがありますので、ブルーミントンとはまた違った買い物ができます。

また自宅から南に1時間行けば洞窟巡りが出来たり、日帰りで隣州の空軍博物館(圧倒的な航空機の展示量です)に行けたり、足を伸ばせば大型遊園地もありますので、家族での行楽には事欠かないと思います。



学校の授業は大事ですが、同級生との息抜きや家族との時間も大事だと思っています。日本と違って車の渋滞がなく、比較的短時間で自然豊富な場所や様々なアトラクションに移動できる点も、魅力の一つだと思います。