2016年2月22日月曜日

カレッジバスケと錦織圭

こんにちは、Class of 2016S.T.です。

2月はスポーツを生観戦する機会が多くありました。今回はその中でも特に熱く、エキサイティングだった試合をピックアップしてレポートしようと思います。

まずは、アメフトと並ぶ大学スポーツの花形、バスケットボールです。インディアナ大学は全米制覇を複数回達成している名門校で、5度の優勝は全米3位タイと輝かしい歴史を誇っています。このようなバックグラウンドがあるため、学生だけでなく子供からご老人まで街の人々は非常にバスケを愛しており、こぞって試合を応援にでかけます。

コート脇には過去5度のチャンピオンフラッグが
誇らしげに掲げてあります

昨日はブルーミントンにパデュー大学を迎えての試合でした。共にインディアナ州に立地しているインディアナ大学とパデュー大学は昔から互いを強烈にライバル視しており、どのスポーツでもパデュー戦は特に盛り上がります。
今回はインディアナのホームということで、観客の99%がインディアナ大学側という圧倒的な雰囲気の中での試合となりました。選手がウォーミングアップをしにコートに出てきただけで拍手と歓声が巻き起こります。

スクリーンには"Beat Purdue"の文字。
運営も観客をガンガン煽ります

試合前には照明を落として選手に
スポットライトをあてるクールな演出も!

試合は20分ハーフ制で、タイムアウト等を含めて観戦時間は2時間ほどでした。試合が始まると応援はさらにヒートアップします。勝負所になると総立ちでの応援、3Pが決まると大騒ぎ、相手がボールを持つとブーイングの嵐と、ホール全体が2時間ずっと熱狂していました。

17,000席を超える会場が満席です
タイムアウトの間はチアリーダーやブラスバンドが
パフォーマンスで盛り上げます

そして結果は・・・・・インディアナがパデューを僅差で振り切り勝利!!最後までお祭り騒ぎでした。
(カレッジスポーツに関しては、以前にアメフト観戦もレポートしていますので併せてご参照ください。)

 * * * * *

続いて、先週はテネシー州メンフィスまで錦織圭を応援に遠征してきました。錦織はメンフィス・オープンで3連覇を達成しており、今大会も優勝候補筆頭です。アメリカで活躍する日本人の勇姿を見るため、準決勝を観戦にブルーミントンから片道8時間かけて駆け付けました。

メンフィスはかの有名なエルビス・プレスリーが住んだ街ということで、試合の前には観光名所となっている邸宅、グレースランドを見学。アメリカン・ドリームの象徴だけあって、すごい見応えでした。

エルビスの生活風景から数多の功績まで
エルビス一色の豪邸です

そして試合前からテンションの上がった我々は、観戦に先駆けて応援ボードも用意。ノリと愛校心からインディアナ大学のロゴマークも入れて準備は万端です!(注:錦織はインディアナ大学と無関係です)

ボード制作風景@ホテル
完成したボードがこちら!

試合会場は比較的コンパクトで席もコートに近く、臨場感は抜群。トッププロ同士の力強いラリーの応酬や、ここぞで見せる高度なテクニックは圧巻でした!そして結果は・・・・・錦織が見事に逆転勝ち!!順当に決勝に進出しました。

決勝でも快勝し4連覇を達成した錦織、来年もメンフィスオープンで勇姿を見せてくれるでしょう。

比較的後方の席からでも選手が近く、
とても迫力がありました!
優勝カップのギターを手にした姿を
来年も期待したいですね!

(おまけ動画)
我々が応援している様子が日本のスポーツニュース(ラスト5秒あたり)に映り込み、インディアナ大学のマーケティングも出来ました()



2016年2月16日火曜日

ブルーミントンの春夏秋冬

こんにちは、Class of 2016S.T.です。

日本は今冬、各地で大雪を記録しているようですね。こちらも昨日雪が10cm程度積もり、本格的な冬になってきました。
このブログをご覧になっている皆さんの中にはキャンパスビジットをご検討中のアプリカントの方もいらっしゃると思いますが、3月中旬までのビジットをご予定であれば、降雪等による航空便の遅延・欠航の可能性も考慮し多少余裕を持ったスケジュールを組まれることをおすすめします。

昨夜のアパート前。あたり一面パウダースノーです

さて、今回は我々が住む街、ブルーミントンの四季について書こうと思います。

まず、ブルーミントンの気候を語る上で欠かせないのが冬です。ブルーミントンはアメリカ中西部インディアナ州の南部に位置しており、北緯40°と秋田や岩手の北部と同じ緯度で、冬はかなり冷え込みます(寒い日はマイナス20以下を記録することも!!)。一方、内陸のためか、寒さの割に雪はそれほど降りません(年間降雪量は20~30cmほど)。
慣れとは怖いもので、日本では体験できないような寒い冬を過ごしているうちに0が暖かく感じるようになります。

と、ここまで読むとなかなか大変そうな環境ですが、安心してください。寒冷地だけあって、寒さや雪への備えは割としっかりしています。
まず、これはブルーミントンに限ったことではないですが、アメリカの建物はセントラルヒーティングなので家の中はどこでも暖かく、冬でも快適に過ごせます。気密性が高いのか、寝るときに部屋の暖房を切っていても外気温ほど冷え込むことはありません。
また、雪が降っても翌朝には道路や歩道はきれいに除雪され、公共交通機関が麻痺することもありません。ブルーミントン生活に車は欠かせませんが、雪道運転に慣れていない人も街中であれば安心して運転できます。

雪が降った翌朝には車道も歩道もキレイに除雪されます

春のキャンパス。緑がまぶしいです

厳しい冬を乗り越えると過ごしやすい春が訪れます。4月に入るとだんだん暖かくなり、街やキャンパスの木々や芝生は非常に鮮やかな緑色になります。家の周りでリスやウサギを見るようになり、街の雰囲気も冬とはうってかわって明るくなります。

夏は晴れの日が続きます
6月になると次第に夏らしくなっていきます。ブルーミントンの夏は暑く、雨が少なく、日がとても長いです(夜8時を過ぎても昼間のような明るさ!)。なので、バーベキューやスポーツ、ピクニックなどの野外アクティビティを思う存分楽しめます。
秋のキャンパスもキレイです

秋になると木々が赤や黄色と色鮮やかに色付きます。この時期はキャンパス内を散策するだけでも十分に紅葉が楽しめますし、ブルーミントンから少し足を伸ばすとさらに素晴らしいスポットもあります。





いかがでしたでしょうか。このように、自然に囲まれた環境でのKelley2年間は、日本以上にメリハリのある四季を感じながら学生生活を送ることが出来ます。

2016年2月1日月曜日

改めて気付いたKelleyのセールスポイント

こんにちは、Class of 2016M.I.です。いよいよMBA生活も残り1セメスターとなってしまいましたが、実は私は最後のセメスターを交換留学生としてシンガポールで過ごすことになったため、既にアメリカを発ってしまいました。シンガポールでは、色々な出会いや驚きがあり、交換留学の機会を提供してくれたKelleyに感謝しているところですが、今回は、こちらに来てみて改めて感じたKelleyの良さについて語りたいと思います。

 カリキュラムの仕組み
 Kelleyのカリキュラムは1年目のコアセメスターでビジネスの基礎を学び、その後選択科目を履修していくという流れになります。私はビジネスのバックグラウンドが無かったことから、初歩の初歩から始めてくれるコアセメスターは大変助かりました。また、コアセメスターの期間は学校から割り当てられたチームで行動しており、私のチームは私の他にアメリカ人2人、インド人1人、ガーナ人1人と、多様なバックグラウンドを持つ個人が集まりました。チームが学校側から割り当てられるのは一長一短あると思いますが、留学生の一人としては中々異なるバックグラウンドを持つ人をチームに誘いにくいので、学校側から割り当てられたことによって、新鮮な体験をすることができたと思います。
また、選択科目については、非常に自由度が高く、一定の条件はあるのですが(例えば必ず1つの専攻の基準を満たすようにしなければならない等)、それ以外は自分のバックグラウンドに関係なく選択科目を選ぶことができ、また、他学部の授業も単位に加えることができ、非常にフレキシブルな科目選択ができるシステムになっています。
加えて、各セメスターは半セメスターごとに分かれており、各授業は一週間に2回行われることになります。これにより、非常に効率的に知識を習得することができました。例えば、月曜と水曜に開講される授業を取った場合、月曜と水曜それぞれに1時間半ずつの授業があり、それが7週間続くということになります。このハーフセメスター制を導入しているかどうかは学校によると思いますが、個人的な経験では、このハーフセメスター制により、宿題が出る回数が週に2回になっているため、勉強をしている時間も週1回の授業に比べて多く必要になるように感じています。また、1時間半の授業は短いため、教授もしっかりと分刻みで準備をしていますし、生徒にも十分な準備が求められていると感じました。加えて、週2回の授業により、記憶の定着が良く、最終講義で内容を振り返る時でも身に付きやすいということが言えると思います。

教授の質
KelleyTeaching Qualityが高いというのはランキング等で知っていましたが 、他校のMBAを受講するようになって改めて感じました。Kelleyの教授陣は熱心かつ親切で、生徒との距離も近く、授業は大変オーガナイズされたものが多いです。生徒の意見をまとめ、議論を方向付けて行く授業のやり方は、議論そのものに重きを置く事になり、教授の知識を生徒に伝授するというスタイルのアジアの教育方法とは異なるため、アジアの文化から考えるTeaching Qualityとは少し違うと感じるかもしれませんが、アメリカにおけるTeaching Qualityの高さというのを体験するには、Kelleyはうってつけのように思います。

生活のしやすさ 
ブルーミントンは大変安全で奇麗な町です。観光で東海岸や西海岸に行きましたが、アメリカの大都会と比べるとブルーミントンは浮浪者もほとんどいませんし、夜に町を出歩いても危険な思いをしたことはありません。これについては、大学の校舎が24時間オープンなことが物語っていると思います。土日でも自由に教室やBreakout Room(学生がミーティングをするための小部屋)に入ってミーティングができるのは非常に便利でした。大都市の大学では、部外者が入れないセキュリティシステムになっていると思います。セキュリティが強固なのは結構ですが、セキュリティを強固にする必要が無いぐらい安全な環境が一番ではないでしょうか。
また、生活費については、Kelleyが州立大学であることに加え、ブルーミントンでの生活費が田舎であるためかなり抑えられることから、費用対効果の面ではKelleyはアメリカのMBAの中ではほぼトップに位置していると思います(例えばこのサイトなどに費用対効果の高いスクールの一つとして掲載されています)
もちろん、費用対効果の「効果」の面ではMBAに何を求めるかによって個人差があるかもしれません。アメリカ人と日本人でMBAの価値は違うと思いますし、社費と私費では求めるものが異なると思います。しかしながら、少なくとも「費用」の面では、アメリカの大都市に比べて家賃は半分以下ですし、物価も都市部に比べて安めであることを実感します。また、「効果」の面でも、Kelleyでは企業との緊密なネットワークを得ることができるため、学生満足度が大変高いということも頷けます

英語
Kelleyが所在するインディアナ州ブルーミントン市は、アメリカの中でも田舎に位置し、大学関係者以外日本人に会う事がほとんどありません。そのため、必然的にネイティブの日常会話を聞く事になりますし、英会話の機会も増えます。これは、例えば英語圏以外のスクールであれば、コミュニケーションを取るときに、母国語では無い言語として英語を話すことになるため、なるべくシンプルな言葉でコミュニケーションを取るようにすると思います。逆に、英語を使えることが当たり前の環境では、誰かが話しかけてくれる時も、ネイティブ独特の言い回しを交えて話しかけてくれるため、アメリカ英語を学ぶという意味では当然アメリカのしかも日本人がほぼいないブルーミントンの環境は絶好では無いかと思います。
また、家族帯同でいらっしゃる方にとっては、無料で行われる図書館の英会話教室などは他のご家族の方とお知り合いになる良い機会になりますし、ショッピングセンターの店員などの地元の人々も非常に明るく朗らかなので、前向きな気持ちで英語に触れることができ、大変貴重な機会であったと改めて思っています。

今回は、Kelleyを離れてみて改めて感じたKelleyの良さについてたくさんあるうちのいくつかを書かせていただきました。MBA受験をする際、ランキングにも注目されると思いますが、ランキングはある特定の指標に左右されますし、またアメリカのランキングは主としてアメリカで就職する人が参考にするために作られているランキングだと思われるので、日本から留学生として受験する際はそれぞれのスクールについて本当に自分にフィットするかどうかをきちんと見極める必要があると思います。当然、MBAのスクールそれぞれにはそれぞれに違った良さがあると思いますので、各スクールを判断する際の材料の一つとして、少しでも本ブログが役に立てれば幸いです。

Kelleyに関しまして、何か疑問等ございましたら、お気軽にこちらまでご連絡ください