2015年12月29日火曜日

MBAで提供される授業について

こんにちは、Class of 2016のS.M.です。年末年始となりましたが、出願を準備されている受験生の方は忙しくされていることかと思います。世間が冬休みとなる中で頑張るのは大変かとは思うのですが、まとまった時間は貴重ですので納得の行く結果が得られるよう有効に使われて下さい。

さて、今回はこれまでKelleyで受けてきた授業を振り返って、授業の評価軸を色々挙げつつ、思うところを書くことにします。ビジネススクールの授業というと、ケースメソッドを取り上げて紹介されることが多いようです。確かに、ケースメソッドは日本の大学ではあまり経験することのない教え方ですし、アメリカ的な教育という意味で注目されるのは当然です。しかしながら、実際にはMBAといっても様々なタイプの授業があります。そこで、この記事では授業の評価軸を紹介することで、そもそもMBAの授業で何を、どのように、学びたいのだろう、と考えるときのご参考になればと思っています。
(なお、記事内容はあくまでS. M.の個人的な考え方です。)

2015年12月23日水曜日

Virtual Campus Visit


Class of 2016S.T.です。

受験生の皆さんは2nd roundの締め切りが近づき、出願準備も佳境に入っているところではないでしょうか。我々もプログラム内容などで質問をいただくことが多くなってきて、いよいよ受験シーズンに入ってきたな、と感じています。学校選びにあたりMBAプログラムの特色・強みといったポイントを研究していらっしゃるでしょうが、2年間を過ごす住環境や街の雰囲気も(ご家族帯同の方は特に)気になるところではないでしょうか。雰囲気を知るにはCampus Visitして実際に街を見るのが一番ですが、時間的制約などでビジットが叶わない方も多くいらっしゃると思います。

ということで(前置きが長くなりましたが)、Bloomingtonの雰囲気を少しでも感じて頂くべく、今回はビジットいただいた際に在校生が街案内する主なルートをご紹介しようと思います。

1. Downtown
まずはBloomingtonのダウンタウンエリアです。キャンパスの西側に位置するインディアナ大学の正門(Sample Gates)から一直線に伸びる道路にBarや大学関連グッズの店が立ち並んでいます。小さな街なので他の都市に比べこぢんまりとしたダウンタウンですが、探してみると美味しいカフェやレストランも色々と見つかります。
また、Public Libraryではボランティアが無料で各種英会話教室を開いており、在校生のご家族も利用されています。

Sample GateからDowntownの眺望。BloomingtonのSymbolicな風景です。
学生に人気のカジュアルバー Nick's
Public Library

2. Supermarket
歴代日本人在校生の多くが住むエリアには24時間オープンのスーパーマーケットが建っています。品ぞろえも豊富で、広々とした店内では生鮮食品から日用品まで日常生活に必要なものは一通り揃えることができます。
また、日本の食品を取り扱っているスーパーもあります。日本で買うより割高ですが、見慣れたブランドも結構並んでいます。

365日、24時間 Openのスーパー
広々とした生鮮食品売り場
ワインの品ぞろえも豊富
分厚い肉はまさにアメリカン

3. Sports Stadiums
校舎の北側には各スポーツのスタジアムが立ち並んでいます。
インディアナ大学は大学トップリーグの一つであるBig Ten Conferenceに所属しており。各部が毎年奮闘しています。男子バスケは、近年は優勝から遠ざかっているものの、過去に全米制覇を5度果たすなど名門校として知られています。また、アメフト人気も高く、試合がある日は多くの人がスタジアムに応援に集まります。

5万人収容のフットボールスタジアム
大学所有のゴルフコース/打ちっぱなし

いかがでしたでしょうか?プログラム内容から生活全般に至るまで、疑問点があれば在校生までお気軽にご質問ください。

2015年12月8日火曜日

Washington Campus Program in 2015

こんにちは、Class of 2016M.I.です。今年の冬は例年に比べて少し暖かかったようですが、最近はすっかり冷え込んできまして、クリスマスも近づきBloomingtonもいよいよ冬本番という様子になってきました。

さて、今回は少し時期外れで恐縮ですが、今年5月に参加したワシントンキャンパスプログラムについて書きたいと思います。
このブログでは、以前にも、ワシントンキャンパスに参加された方の体験記があるので、今回は主に私の個人的な体験を交えて書きたいと思います。

過去の体験記にもありますが、ワシントンキャンパスプログラムは1978年に政府系機関、ビジネスリーダー、学術機関が中心となって設立された団体で、MBAの学生を対象として、アメリカの政治とビジネスの関わりについて座学やグループワーク、議会議事堂等へのビジットを通して学びます。講師は、大学の政治学や公共政策学の教授の他、元国会議員、シンクタンクの職員、企業の政府との窓口担当者等で、分野はヘルスケアからエネルギー、アメリカにおける政治的意思決定プロセスから企業としての対応の仕方まで、多岐にわたる講義・議論が繰り広げられます。

プログラム自体は1週間のプログラムで、年に数回同じ内容のプログラムを提供しているようです。Kelleyからは5月、8月、1月にアプライするチャンスがあります。学生のモチベーションは様々で、アメリカの政治システムが知りたいという学生が大半ですが、中には卒業までの単位が足りないから履修したとか、ワシントンDCを観光するために来たという学生もいました。学生は約35名ほどで、Kelleyの他にはUNCMichiganChicagoTexas などのトップスクールからも集まっていました。

個人的なTakeawayとしては、座学からは、ロビイング活動の重要性を学びました。ロビイング活動と言えば、 企業のエゴを政治を通して実現するプロセスだというぐらいの認識でいたのですが 、アメリカではそれが憲法で保証された正当な権利として認識されており、企業が請願をするだけでなく、政府側としても企業から情報を得るという意味で重要な役割を担っているということを学びました。また、最後のグループワークでは、何人かのチームで一つの企業を選び、その企業における担当者になった想定で、政府に対するロビイング戦略を立案しました。私のチームでは、Googleの担当者になった想定で、自動運転車の普及に向けたロビイング戦略を立案しました。法的・政治的問題から解決策を導きだし、予算案を立案して実行プランを立てていく過程は、普段のMBAの授業では経験できないエキサイティングな経験だったと思います。

また、議会議事堂のビジットでは、パブリックヒアリング(議会議員が学識者を呼んで公開で意見を聞くもの)の様子を傍聴できました。驚いたのは、すべてCSPAN(議会中継をするケーブルテレビ局)で生中継されていたことと、事前の予約無く行ってもセキュリティチェックを受ければ出入り自由で傍聴することができるということでした。プログラムコーディネータの話によれば、傍聴を常にオープンにしていることが、アメリカにおける自由と民主主義を体現しているということでしたが、まさにその通りだ思いました。また、インディアナ州選出の議会議員のトッド・ヤング氏ともお会いし、短時間でしたが意見交換することができました。



ワシントンプログラムについては、Facebookのページがあり、豊富に写真が掲載されていますので、雰囲気をお知りになりたい方は是非除いて見てください。Kelleyはアメリカのトップスクールの一角として、このようなプログラムに参加する機会が豊富にあります。もしMBA生活において多様な体験をされたいという方は、是非Kelleyの門を叩いてみてください。

2015年11月24日火曜日

サマースクール(Intensive English Program)

こんにちは、Class of 2017のK.H.です。ブルーミントンではちょうど一昨日初雪が降り、本格的な冬の訪れを感じさせます。今回は、サマースクール「Intensive English Prgram」について書きたいと思います。

Intensive English Program (IEP)

1.コース概要

インディアナ大学では語学留学者向けの短期の英語学習プログラム「Intensive English Program」を設けており、受講者のレベルに応じて複数のコースが用意されています。そのなかでもMBAおよびLLM合格者に対しては、それぞれ専用のコースを用意しており、私も今年6月から7週間のあいだ同プログラム内で、MBAの同級生たちと一緒に授業を受けることが出来ました。

授業は午前9:05から午後1:10と短いのですが、それなりの量の個人課題やグループワークが課せられ、生活のセットアップと合わせて、慌ただしい生活となりました。生徒はおよそ10人で、日本人のほか、台湾人、中国人、韓国人、タイ人が参加しました。

2.クラス内容

a.MBA Interpersonal Comm

日常英会話、ビジネス英会話、アメリカでのビジネスマナーについて学ぶ講座です。またWritingの課題も課され、ビジネスEメールなどについても学ぶことが出来ます。長所としてはアメリカの慣習について実地で学ぶことが出来たという点、逆に短所としては英会話を学ぶ場でありながら、あまり一人一人が発言する時間は多くなかったという点です。特に興味深かったのは、日米でのマナーの違いです。例えば日本では名刺を非常に丁重に扱いますが、アメリカでは投げて机の上で滑らせながら渡すことなどもあるようです。

b.Presentations

タイトルのとおりプレゼンテーションの練習を行うのですが、それ以外でも宿題としてビジネスニュースを聞いておき、それについてディスカッションを行ったりしました。プレゼンテーションのテーマは、幅広に課されており、「企業に対する戦略提案」や「最近のビジネスに関するトレンド」等がありました。我々のチームは、当時大きな話題となっていたギリシャ債務危機を取り上げ、歴史的背景や各国や諸団体の動き、今後の予想などを披露しました。教壇の後ろではなく前に立ち、大画面にスライドを映しながら身振り手振りを交え立ちプレゼンテーションを行うのは、ネイティブにとっても訓練が必要なことであり、そうしたアメリカ流のプレゼンのやり方にMBAの前に触れることができ、非常によかったです。

c.Studies 

タイトルからは分かりにくいのですが、ケーススタディの授業です。「THE CORNER OFFICE」という、多数のCEOへのインタビュー結果から見えてくるビジネスパーソンに必要な素養をまとめた本と、「100 GREAT BUSINESSES」という特に大きな成功を収めた企業についてその成り立ちから解説した本を扱います。これらをもとにケーススタディを行っていくのですが、面白かったのは生徒はディスカッションに参加するだけではなく進行役も行うということです。事前にいくつかの質問を考えておき、クラスに対して投げかけ、その回答を一つ一つ踏まえながら全体として結論を考えていく、というのは非常に良い訓練になりました。

3.クラス外の機会

Intensive English Programでは授業以外でも英会話を行う参加自由の機会を提供してくれました。毎週火曜の「English Table」では教師らと昼食を取りながら会話を行いますし、毎週水曜の「Coffee Hour Socials」では軽食を取りながら生徒同士が自由に会話の訓練を行います。また毎週土曜では「Saturday Morning Classes」では3時間英会話を行います。これらの授業はすべて無料で、また家族の参加も認められています。

4.全体的な感想

インディアナ大学のMBA前英語学習プログラムは他校に比して期間が長く、その分良く学ぶことが出来ました。MBAに特化したプログラムであったのでプレゼンやケーススタディの練習が出来たこともプラス材料です。またMBAコース内外でも友人を作ることができました。台湾人、中国人、韓国人、タイ人のほかサウジアラビア人、コロンビア人、トルコ人、ラオス人、モンゴル人の友人らとバーベキューをやったりもしました。ここで出来た友人はMBA生活が始まってからも特に親しくさせてもらっています。

またMBAコースが始まると一気に生活の慌ただしさが増していきます。事前の生活のセットアップを進め、生活に慣れる、という点でもこうした期間はありがたいものでした。

MBA受講に際してはサマースクールを併せて検討される方も多いかと思いますが、私自身は参加して正解だったと感じています。


※記載した情報は2015年6月から7月にかけてのIEPの情報ですので、年度によっては変更もあると思います。実際、以前はお昼休憩を挟んで午後3時くらいまで授業があったそうですが、私の代ではお昼休憩なしで1時10分まででした。

2015年11月1日日曜日

アントレ・イノベーション系(Entrepreneurship&Innovation)の学びについて

こんにちは、Class of 2016のS.M.です。Bloomingtonは少し冷え込んできた感じですが、まだまだ冬本番はこれからというところです。たまたまネタを思いついたので、レストランの記事に続き、もう一件投稿します。

今年も、1月出願に向けてアプリカントの方からお問い合わせをいただいているのですが、去年、今年とアントレ・イノベーション(Entrepreneurship&Innovation)に関するお問い合わせを何件かいただきましたので、過去の情報をまとめつつClass of 2016の体験も交えてアップデートしたいと思ってこの記事を書くことにしました。

KelleyでのEntrepreneurshipへの関わり方としては、以下のようなものが考えられます。
  1. Entrepreneurship系のクラスを取る
  2. Entrepreneurship Academyに所属して活動する
  3. クラブ、ケースコンペティションなど課外活動に参加する
 以下、順に説明していきます。
 

1. Entrepreneurship系のクラスを取る

基本的に自分のMajorに関係なく授業は選択できますので、Entrepreneurship & Corporate Innovation Majorを目指すかどうかに関係なく、興味に応じて様々なEntrepreneurshipのクラスを取ることができます。過去の参考記事はこちら


W574 Corporate Entrepreneurship and Innovation

企業内におけるEntrepreneurshipをどのように活性化するのか、という課題を扱います。まず、Innovationとは何かという問題設定から始まり、EntrepreneurshipとCorporate Strategyの関わりや従業員のEntrepreneurial activityを活性化するための環境づくりなどを学びます。Dr. K(アントレ系の有名教授)のパワー溢れる講義を通して、将来、自分が企業のマネージャとなった場合に、自分の部署からInnovationを生み出すために必要となるフレームワークとその使い方を学びます。(Class of 2016, S. M.)

W508 Social Entrepreneurship and Economic Development

社会起業家に必要なマインドとアイディアの生み出し方等と学ぶ授業です。起業を行うにあたってのアイディアのブラッシュアップの仕方であるDesign Thinkingの理論や、教授独自のSocial Entrepreneurshipに関する研究論文等を読んだ上で、チームを組んで実際の社会問題に注目し、それについてのソリューションを提案します。実際に社会問題に苦しむ人々のところへインタビューを行なったり、最後のプレゼンも、パワーポイントのプレゼンテーションだけではなく、投資家へのプレゼンのような形式で模型やパネルを作ったりと、実際の社会起業家が行うであろうプロセスを体験することができる授業です。(Class of 2016, M. I.)

W511 Venture Strategy

スタートアップにおけるストラテジーをケースベースで学ぶ授業です。起業家は利益を追求すべきか、それとも、支配権を追求すべきか、失敗をどう扱うべきか、どうすれば成長を加速できるか、従業員感情をどう扱えばいいのか、などスタートアップが立ち上がり成長していく過程で生じてくる問題について学びます。(Class of 2016, S. M.)

2. Entrepreneurship Academyに所属して活動する

過去の記事にもEntrepreneurship Academyに関する記載があるのですが、若干状況が変わっていることもあり補足します。
・2015年現在、Entrepreneurship Academyは2年生のみが選択できるアカデミーになっており、入学当初の1年生は選択できません。
・主な活動内容として、Academy Trekとしてシリコンバレーのスタートアップ、インキュベータやアクセラレータを訪問しネットワーキングを行ったり、ビジネスアイデアをベンチャーキャピタルの役員を前にプレゼンするなどしています。

3. クラブ、ケースコンペティションなど課外活動に参加する

Kelleyには様々なクラブがありますが、Entrepreneurshipと親和性の高いクラブとして、High-tech Club, Net Impact Clubなどがあります。これらのクラブを通して、地域の会社の支援に関わったり、ケースコンペティションに参加することもできます。
もう一点、補足しますとアプリカントの方からいただく質問の中に、Entrepreneurshipに関してインディアナ大学の他学部との関わりはありますか、というものがあります。お答えとしては、公式な連携プログラムというのはないのですが、希望されるようでしたら企業へのコンサルティングプロジェクトやケースコンペティションなどに積極的に参加することで、結果的に他学部の学生とも一緒にプロジェクトに取り組む機会が得られます。

以上、Kelley School of BusinessでEntrepreneurshipを学ぶ機会について説明してきました。興味が深まり、さらに具体的な情報や在校生の生の声を聞きたい方はぜひご連絡ください。

2015年10月28日水曜日

ステーキが美味しい!Bloomingtonお勧めレストラン3軒

こんにちは、Class of 2016のS. M.です。Bloomingtonは次第に冬に向かっており、最近では上着がないと寒く感じることが多くなってきました。まだまだ冬の本格的な冷え込みは来ていませんが、今年は世界的な暖冬とも聞きますし、マシにならないかな…というところです。

さて、今日はBloomingtonのDownton周辺のレストランを紹介したいと思います。小さい町ですがDowntownの徒歩圏内にそれなりの件数の飲食店が軒を連ねていますので、この記事ではステーキを食べて美味しいと感じた3軒を紹介します。ビジットでいらっしゃる際の夕食にいかがでしょうか。

1. Janko’s Little Zagreb
http://www.littlezagreb.com/


OpentableやGrouponなどでも評価の高いステーキレストランです。綺麗とかスタイリッシュというのではなく、肉を食べるぞ!という雰囲気がお店の外観や肉を焼く煙からも感じられます。店内に入っても簡素なテーブルセッティングで、とにかく肉を楽しむ場所という感じ。
この写真は11oz.とかなり小さい方です。それでもこの厚み!
ステーキのサイズはかなり大きく、最も小さいフィレでも7oz.(200g以上)、大きなものでは28oz.(800g程度)にもなります。パンやサイドディッシュとしてコールスロー・ポテトもついてきますし、それらも意外と美味しいのですがステーキが大きすぎて肉を食べるだけで満腹です。赤身のしっかりした肉で肉自体の味が濃いのが特徴的なので、フィレやサーロインよりもティーボーン(T-Bone)やリブアイ(Ribeye)の方が柔らかく、日本人には食べやすくてお勧めです。

2. Uptown café
http://the-uptown.com/


在校生の間でもよく知られているレストランの一つで、いつもにぎわっているお店です。少し照明を落として暗め店内でアメリカ料理を楽しめます。堅い雰囲気ではないですが、しっかりしたダークウッドのテーブルのエリアとバーカウンターのエリアがあるお店です。
ちょっと雰囲気のあるレストランです。
ステーキは、ニューヨークストリップ(New York Strip)かリブアイ(Ribeye)をお勧めです。どちらも食べやすく美味しい仕上がりです。ステーキ以外の料理の品揃えも豊富で、特にルイジアナ州の伝統料理であるケイジャン―クレオール(Cajun-Creole)料理は、どちらかというと日本人好みの優しい味なのでバーガーとフレンチフライに疲れた胃袋にお勧めです。

3. Restaurant Tallent
http://restauranttallent.com/


Fine diningという言葉が似合いそうな、白いテーブルクロスをセッティングしてくれるレストランです。客層もどちらかというと中高年になりがちですが、和やかな雰囲気で食事をゆっくり楽しみたいときにお勧めです。
ウエイター、客層、料理もこの雰囲気で落ち着いた感じでした。
メニューはアメリカ料理ですが、盛り付けや味付けにもこだわりが感じられます。ステーキはIndiana Beef Ribeyeの一品だけで、しっかりと焦げ目がついて焼き上げられた柔らかなリブアイに、スモークした肩肉とグリルした芽キャベツが添えられます。単に焼いた肉というよりはしっかり料理になっており、味やボリュームだけでなく、見た目や食感も楽しめる一皿でした。


以上、ステーキが美味しい!Bloomingtonお勧めレストラン3軒でした。なお、この記事では紹介できませんでしたが、地ビールの醸造所のやっているビアバーや、インド料理、タイ料理などもあり、ピザやハンバーガーだけではない食生活を楽しめます。こんな場所でMBAに通ってみたいと思われた方、在校生一同お待ちしておりますので、ぜひご連絡ください!

2015年10月21日水曜日

アメフト観戦

Class of 2016S.T.です。
秋になり、カレッジスポーツが盛んな季節に入りました。インディアナ大学は主に中西部の大学から構成されているビッグ・テン・カンファレンスに所属しており、アメフトのリーグ戦が9月から、バスケが10月後半から始まります。

昨年の今頃は授業の予習復習に追われカレッジスポーツを見る機会を作れませんでしたが、アメリカの大学にいて観戦しないわけにはいかない!ということで、日本人留学生の面々と初めて大学のアメフト観戦に行ってきました。

アメフトのスタジアムはインディアナ大学のキャンパスから15分ほど北に歩いたところにあり、野球場、バスケットボール体育館、陸上競技場など、各スポーツのスタジアムが立ち並んでいるエリアの一角にあります。各スタジアムは一つ一つが立派な建物で、近くを通る度に一大学がよくここまで揃えるなーと感心しますが、その中でもフットボールスタジアムは飛び抜けて大きく、53千人を収容します。東京ドームが46千人ですから、いかに大きいかお分かりいただけるのではないでしょうか。

圧倒されるほど大きいスタジアム!芝生がとてもキレイです
試合に先立ち、炎と煙の中から選手が登場。スクールカラーであるcream and crimson(クリーム色&深紅)のユニフォームに身を包んでいます。インディアナ大学はHoosiers(フージャーズ)の愛称で親しまれており、Hoosiersコールが会場全体に響きます。

選手入場の演出がかっこいい!

試合は互いに点を取りあう展開となり、ビッグプレーが出るたびにスタジアムは熱狂!観客の9割以上がインディアナ大学側ということもあり、スタジアム全体がHoosiersのプレに一喜一憂します。

フィールドと観客席が近く、臨場感があります

試合時間は15×4クォーターの60分制ですが、ワンプレー毎に時間を止めるため、トータルでは3~4時間になります。長丁場ですが、プレーの合間やクォーター間はマーチングバンドやチアリーダーが演奏やパフォーマンスで盛り上げたり、アナウンスで観客を煽ったり、クイズなどの余興があったりと観客を楽しませる工夫が各所に施されていました。プロスポーツのように興業として成立しているところにアメリカのカレッジスポーツ人気の一端を見た気がしました。

試合前、マーチングバンドがIUのシンボルマークの形に整列して演奏!
試合中はバンド(右上)とチアリーダー(左下)が盛り上げます


フットボールの他にも、インディアナ大学はバスケットボールの名門校としても有名です。カレッジスポーツが楽しめるのも、大学生活の魅力の一つです。

2015年9月28日月曜日

ウィーン経済大学への夏期交換留学

 こんにちは、Class of 2016 M.I.です。夏休みも終わり、MBA生活も折り返し地点を過ぎたということに気づき、時の流れの早さを実感しています。
 さて、今回は私が受講した夏休みのプログラムについて記載したいと思います。私は、ドイツのケルン大学におけるプログラムも受講したのですが、せっかくヨーロッパに来ているのだからということで、ドイツのお隣の国、オーストリアはウィーン経済大学における夏期プログラムも受講しました。
 夏期プログラムの話に入る前に、ウィーン経済大学そのものについての情報を少々。ウィーン経済大学は、1898年に設立された歴史ある大学ですが、2013年に新キャンパスがオープンしました。新キャンパスは緑に囲まれたロケーションの中、最新鋭の設備が整い、メインの建物は新国立競技場の見直し前の案を作ったザハ・ハディド氏の設計です(ちなみに、ザハ設計の建物は外壁の崩落事故があったということで、壁面の工事中でした。当時はまさに、新国立競技場のデザイン見直しに向けた議論が高まっていた時だったので、デザインと実用性のバランスを取る事の難しさを実感し、日本での議論も身近に感じていました)。また、日本人建築家の阿部仁史氏も校舎の一つを手がけています。学校全体がまさに現代建築の宝庫といった印象で、地球の歩き方にもその校舎が紹介されており、訪れるだけでも一見の価値があると思います。
 このような素晴らしい環境の中で、夏期プログラムの期間を過ごしたわけですが、参加している学生も30数名が約20カ国から来ており、授業の中ではそれぞれの価値観を共有し、各国の企業のケースを例として取り上げるなど、インターナショナルな環境の中でお互いに刺激を与えながら過ごすことができ、非常に充実した3週間でした。このプログラムの詳細を以下に記載します。

アカデミック
 夏期プログラムは7月後半と8月中旬のプログラムがあり、私は後半のプログラムを受講しました。 科目は1週間ずつ3つの科目から構成されおり、私はInternational Strategic ManagementGlobal BlandingInternational Entrepreneurshipという科目を受講しました。インターナショナルな学生が多いからか、インターナショナルビジネスに焦点を置いた授業内容が主でした 。簡単に概要を説明しますと、International Strategic Managementでは、マネジメントと言いつつ技術系の話が多く、新しい技術を使ってどのようにビジネスを起こして行くか、という講義内容でした。Global Blandingでは、企業が国際ビジネスを行う場合に起こるリスクや機会に対する戦略を学びました。International Entrepreneurshipでは、国際的に起業する際の心構えや起業する人の行動原理等について学びました。 
 正直、授業の内容自体は通常のMBAの内容と重複するかも知れません。その意味では、私が参加したもう一つの夏期プログラムであるケルン大学のプログラムの方が、経済学やEUの政治システム等が学べて良かったように思いますが、インターナショナルな環境の中で、各国のビジネスに関する価値観の違いを学ぶことができたという点では有益でした。

生活
 夏期プログラムの受講生はほぼ、大学から提供される寮に暮らしていました。寮はウィーン市内への西側からの玄関口とも言えるウィーン西駅のほど近くに立地しており、市内観光には非常に便利なロケーションだった割に、家賃はウィーンの相場からするとかなり安かったです。環境に配慮したパッシブデザイン(エアコンを積極的には使わない)の建物で、お洒落な建物ですが、私が滞在していた間はウィーンが歴史的な暑さで、エアコンがほとんど効かない室内は非常に暑く、うちわが手放せませんでした。観光には地下鉄か路面電車を使い気軽に行く事ができ、3週間のプログラムの間に十分にウィーン市内を観光することができました。学生の中には、ハンガリーやチェコ、イタリアの方まで足を延ばしているアグレッシブな学生もいました。

ソーシャル
 私は家族とともに訪れていましたので、ソーシャルなイベントにはあまり多くは参加できませんでしたが、参加したイベントでは各国から来る学生とウィーンの地元の酒場で楽しく語り明かしたり、一緒に市内を観光したりしました。ウィーン経済大学のプログラムはソーシャルスキルをビジネススキルの一つとして大変重要視しており、ほぼ毎日何らかのソーシャルイベントを企画するとともに、各国の文化を知るためのCultural Night を企画し、生徒間の親睦を深める事に積極的でした。

 以上、夏休みの交換留学プログラムについて簡単に紹介しました。夏期のプログラムは貴重な夏休みに時間とお金をかけて授業を受けに行くことになりますが、その分、英語の勉強にもなりますし、私にとって一番良かったのは、アメリカ・アジア以外のインターナショナルの英語に数多く触れることができたことです。英語を母国語としない学生がどのように英語で分かりやすく伝えているかということを知る良い機会になり、アメリカ人のように話さなければならないというプレッシャーから解放され、英語に対する苦手意識が一つ取り払われたように思います。


 今回はKelleyにおけるInternationalな体験をする機会の一つとして交換留学プログラムについて取り上げましたが、 Kelleyには交換留学プログラムが夏・冬とあるほか、Globaseなどの国際コンサルティングプロジェクトも充実しており、世界の「今」を体験する機会が整っています。教室の中で得られる知識もありますが、海外の仲間とのつながりを通して学ぶこともまた多いと思いますので、こうした経験を実際にされたい方は是非Kelleyの門を叩いて見てください。 もし今回記載したプログラムについてご質問等ございましたらお気軽にご連絡ください。

ウィーン経済大学のメインの建物

Cultural Nightにて。各国の紹介をしています。

最後にみんなで集合写真