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2020年11月29日日曜日

Aalto University への短期留学プログラム(Aalto Digital Business Master Class)

どうも。Class of 2021 T.T.です。

今回は、夏季休暇期間を利用して参加した短期留学プログラムについて、お伝えしたいと思います。

Kelleyは、アメリカ国外の様々な大学とのパートナーシップを結んでおり、それらとの繋がりを活用して学生に国外での学びの場を提供しています。

私は、フィンランドにあるAalto大学を短期留学先に選びました。

ただし、新型コロナウイルス蔓延の影響を受け、本来はAalto大学に赴いて学ぶはずだったプログラムが完全オンライン講義に変更となりました。

私は、当プログラムのすべてを日本から受講しました。

短期留学の醍醐味である現地訪問が叶わなかったのは、非常に残念でした。

Aalto大学について

ヘルシンキ工科大学、ヘルシンキ経済大学、ヘルシンキ美術大学の3つの大学の合併によりできた大学だそうです。

合併は、国内のイノベーションを牽引する役割を持たせることを期待して行われたものであるとのこと。

私が参加したプログラムは、Aalto大学のMBAスクールが主催したものです。

Aalto大学
Aalto大学(Wikipediaより引用)

Digital Business Master Classについて

Aalto大学が提供する、企業のデジタルトランスフォーメーションとITを用いたビジネス最適化を主題とした短期集中プログラムです。

本プログラムは、Kelley MBA4.0単位分に相当します。

Aalto大学生の他に、当校を含む15の大学、26の国々から集まった計55名と授業を受けました。

更に、参加者のバックグラウンドも様々で、建築学専攻の学生もいれば、社会人も参加していました。

多様性に富んだメンバーでの学びの経験を提供することも、本プログラムの大きな目的の一つとなっています。

プログラムは、「事前・事後学習パート」「講義パート」「プロジェクトパート」に分かれています。

事前・事後学習パートは個人ワークです。

プロジェクトで顧客となる企業の事前調査やプログラム全体の振り返り等を行います。

講義パートでは、Digital Businessに関連したトピックについての講義を受けます。

プロジェクトパートは、51組のチームに分かれて、フィンランドの現地企業(顧客)に対するコンサルティングを行います。

《スケジュール》

  • 6/1-6/12       Pre-work
  • 6/29 Orientation
  • 6/30 Virtual Office Visit
  • 7/1   Data-Intensive Business (Lecture)
  • 7/2   Platform Business Models (Lecture)
  • 7/3   Design Thinking (Lecture)
  • 7/6-7 AI Ethics (Lecture)
  • 7/8   Data-Driven Marketing (Lecture)
  • 7/9   Leadership in the Digital Age (Lecture)
  • 7/10 Project Short-Pitch
  • 7/11-7/17     Project Work
  • 7/18-8/7       Reflection

講義振り返り

7/1: Data-intensive Business

ビジネスにおけるデータ活用の意義について、幅広く学ぶ講義でした。ビッグデータやAIのビジネス活用等の基礎的な知識から始まり、企業におけるデータ戦略に関する基本的な考え方を学びました。

7/2: Platform Business Models

プラットフォーム型ビジネスについて学びました。

今般成功を収めているプラットフォーム型ビジネスは、どれも「ネットワーク」「テクノロジーインフラ」「データ」の3つの価値を同時に提供することに成功しているとのこと。プラットフォームの価値を高めていくには、ユーザーの繋がり、シェア、プラットフォームの最適化が鍵となります。

ユーザー同士を繋ぎ、ユーザー間でのリソースの共有を促し、全体最適化を目指すことが、プラットフォーマーの役割となります。

7/3: Design Thinking

ユーザーに寄り添うことで革新的なアイデアを生む、デザインシンキング手法について学習しました。

ユーザーの潜在ニーズを理解し、ニーズを満たす商品やサービスを開発するのに有用で、コモディティ化した商品の溢れる市場の中で差別化を図るために活用されます。

7/6-7: AI Ethics

AI関連技術を活用していくにあたっての、倫理的な問題(バイアスと公平性、説明責任と修復可能性、透明性・説明可能性・信頼、安全とプライバシー)について議論しました。

7/8: Data-driven Marketing

デジタルマーケティングについて、その基本的な手法を学習しました。下記が学習した項目です。

  • 検索エンジンマーケティング(SEM
  • アフィリエイトマーケティング
  • コンテンツマーケティング
  • ソーシャルメディアマーケティング
  • Eメールマーケティング
  • マーケティングオートメーション(MA
  • A/Bテスト
  • Webサイト設計         

7/9: Leadership in Digital Age

デジタル技術にリードされていくと考えられる今後のビジネスにおけるリーダーシップについて議論しました。

COVID-19パンデミックに代表されるような、世界経済に甚大な影響を与え、ビジネスのルールそのものを変えてしまうような変革が、従来よりも頻繁に発生すると予測されています。

COVID-19パンデミック後の世界における予想される動向について議論を交わしました。

プロジェクト振り返り

概要

現地企業(顧客)に対して全11チーム(51組)がそれぞれ割り当てられ、顧客から異なる依頼を受けました。

私の所属するチームの顧客は、フィンランドの電力会社の1つであるHelenでした。

Helenについて

 発電、電力販売、地域熱供給を行う電力会社。EU Orderを受けた長期的気候・エネルギー政策に後押しされる形で、国内での電気自動車(EV)及びプラグインハイブリットカー(PHV/PHEV)の国内登録台数が増加していることを受け、B2C顧客向けのEV充電ステーションの販売・取り付けを進めています。

今回、EV充電ステーションの導入先をB2B用途に拡大することを検討しています。

B2C市場外で言えば、公共施設(体育館など)の駐車場に導入した実績はあるものの、その他商用利用向けの顧客との繋がりは持たず、既存のマーケティング施策も現時点では無いとのことでした。

Helenからの依頼事項

Helenが提供する電気自動車用充電ステーションについて、B2B顧客に対するデジタルマーケティング施策を管理する上で、効果的なKPIの設定方法についてアドバイスが欲しい。

我々のチームからの提案

  • B2B顧客のカスタマージャーニーマップを描いた上で、「ブランド認知」から「Helen営業チームに引き継ぎ」までの顧客の動きをデジタルマーケティングツールにて追跡すること。
  • カスタマージャーニーの各段階における顧客の動きが掴めるようにKPIを設定すること。
  • HelenEVステーションプロバイダーとしての認知度が低い(と想定される)ため、ブランド認知向上とウェブサイト訪問者を専門ページに誘導することに焦点を当てること。

上記を提案するプレゼンテーションビデオと、4,000ワード程度でまとめたレポートを提出しました。

チームメンバーが異なるタイムゾーンに住んでいることもあり、リモートで提出物を仕上げるのには苦労しました。

プログラム全体を通して(所感)

多様な意見や考え方に触れる経験ができたと思います

普段、Kelleyにて講義を受ける際は、アメリカの大企業が題材として使われることが多く、生徒もアメリカ人が8割近くを占めています。

さらに、同じ大学のMBAコースに属しているということもあり、生徒間で共通した認識を持つ部分も多いと感じます。

それに対して今回のプログラムは、フィンランド人こそ人数は多いものの、参加者の出身国は世界全体に広がっていて、欧州に過度に偏ることもなく、学問や職業のバックグラウンドも統一されていない、多様性に富んだメンバーに囲まれて学ぶことができました。

4.0単位分貰えるだけあって、負荷の大きいプログラムでした。

事前ワークで10ページ程度のレポートを提出することになりますし、プロジェクトワークもプレゼンと4,000ワードのレポートの両方の提出が必要です。

ただ、その分学びも大きいプログラムだったと感じます。


以上、短期留学プログラムの一つであるAalto University DBMCのご報告でした。

Kelleyに関してご質問等ございましたら、ご遠慮なくKelley在校生までお問い合わせください。

2020年1月16日木曜日

NUS (National University of Singapore) Business Schoolへの交換留学プログラム"Asian Business Landscape"について


みなさまはじめまして、Class of 2021K.Mです。
本ブログに投稿させていただくのは今回が初となります。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。

さて今回は、1/61/10に行われた短期交換留学プログラム"Asian Business Landscape"について書かせていただきます。

NUS Business School

Kelleyでは、セメスターの変わり目となる12月下旬~1月上旬の間はWinter Breakとなっており、通常の授業はすべてお休みとなります。今年はWinter Break期間中にNUS (National University of Singapore) Business School への5日間の短期交換留学プログラムが提供されていて、アメリカではあまり触れることのできないアジアのビジネスを知る良い機会だと思い参加してみることにしました。
Kelleyからは私を含めた4人(2年生1人、1年生3人)が当該プログラムに参加しました。プログラムにはKelleyを含めアメリカ、台湾、香港、ドイツ、オーストラリア、アルゼンチン、などなど様々な地域から40名ほどのMBA生が参加しており、他学校の学生と交流するよい機会でもありました。
このプログラムは5日間に渡る講義と企業訪問、および最終グループプレゼンテーションから構成されていて、Asian Business Landscapeというプログラムの名前からもわかる通り、アジアでホットなビジネスを学んでみよう!というのが主な目的となっております。その中でもシンガポールにおけるビジネス全般、アントレプレナーシップ、デジタルテクノロジーの三つのトピックを、他のアジア諸国との比較を交えながら集中的に学習しました。

以下、プログラムを通じての雑感をトピックごとに記載させていただきます。

気候・地理について
まず自分がシンガポールについて感じた第一印象は、とにかく暑い!!!でした。赤道に近い場所に位置しているため暑いのは当然なのですが、冬のBloomingtonとのギャップがあまりにも大きく、想像を超えるほどでした。また雨季だったため暑いだけではなく湿度も高く、日本の真夏のような気候でした。初日に友人と滞在していたホステルにはエアコンが付いておらず(正確には付いていたが壊れていた)、地獄のような熱帯夜を過ごした結果、滞在先を別のカプセルホテルに変更する運びとなりました。
シンガポールは、アジアの中でも西洋の要素を計画的に取り入れたことで、例外的な速度での成長を遂げた都市国家として語られることが多いかと思います。街中の看板はほぼ必ず英語が併記されており、現地の人々も会った中ではみな英語に堪能で、公用語としての英語が国家の発展を助けたことは論を俟ちません。一方で街並みはアジアそのもので、日本人としてもかなりの親近感を感じることができたことが、個人的には意外でした。アメリカに半年滞在した後だったので、より色濃くアジアらしさを感じることができたということもあったかと思います。

Singaporeの街並み

講義について
月曜日~金曜日の午前はNUSの教授陣が講義をしてくださり、いずれも非常に満足度の高い内容でした。
テクノロジー関連の講義では、BitcoinBlockchainの基礎と、それらが今後社会において果たす役割などを俯瞰した後に、Facebookが新たに開発を進めているLibraという仮想通貨の特性について学びました。仮想通貨の最大の特徴を、「仲介者を排除した上での価値の移転」と説明する切り口は、簡潔ながらも改めて本質を整理するためのわかりやすい視点であると感じました。
アントレプレナーシップの講義では、顧客が抱える問題を正確に定義する重要性、そこから派生してゼロベースにて解決策を考えることの重要性、そして製品やソリューションはあくまで顧客と問題を明確にしてから後発的に現れてくるものであるという思考法などを論じていただきました。これらの考え方は、製品ありきで市場を顧みない傾向がある日本企業に対するアンチテーゼのように感じ、日本企業の進むべき方向性を考える上でも非常に有意義な内容でした。
その他、シンガポールの発展が政府とのかかわりの中でどのように成し遂げられてきたかを概説する講義、近未来における各国の盛衰という文脈の中でアジアの企業が顧客に提供できる価値を説く講義、デジタル化する社会における企業戦略を考える上で、"Customer Experience"を超えた"Customer Obsessed"の重要性を論じる講義などがあり、どれも具体的な企業の成功事例を交えた非常にわかりやすい内容となっておりました。

市内観光&企業訪問について
月曜日の午後はシンガポールの市内観光、火曜日~木曜日の午後は、シンガポール内の企業への訪問がありました。
市内観光においては、雨季ということもあり突然の大雨に降られたりもしましたが、見晴らしの良い高台からマリーナベイサンズや市内を眺望したり、船に乗ってマーライオンを見学したりと、とても楽しかったです。ツアーの後半には人生初のドリアン(アイス)を食べる機会がありました。ドリアンはとにかく匂いがヤバいとの噂をかねてから聞いていたので、どんなもんかと思い挑戦してみましたが、アイス化していたため匂いはそれほど強烈ではありませんでした。ただ、食べ続けているうちに口の中に発酵臭じみたものが充満してきて、甘い靴下を食べているような気持になってきました。次回は是非ともリアルドリアンに挑戦してみたいです。
企業訪問では、シンガポール内のビール醸造所、テクノロジー企業、スタートアップのインキュベーター組織など、様々な組織へ訪問する機会を設けていただきました。ビール醸造所では、ビール製造の工場内を案内いただいた後、シンガポールで有名なビールを何種類か試飲させていただきました。試飲といってよいのかわからないほど、もはや普通の飲み会の如く飲んでいる方もいましたが、そのあたりは寛容でした。またテクノロジー企業への訪問では、最先端の技術を用いた様々なデモを披露いただき、いずれも大変興味深い内容でした。数日間に渡ってそれぞれ事業内容の異なる企業をいくつか訪問しましたが、どの企業においても発展途上国的な成長意欲と先進国的な洗練された技術が高いレベルで併存しており、シンガポール全体としての産業の勢いを感じることができました。

Marina Bay Sands(2019年公開の映画「名探偵コナン 紺青の拳」にて爆破)

プレゼンテーションについて
プレゼンテーションは最終日の午後ということもあり、もはや皆エネルギー切れ(もしくはその後の飲み会に向けてエネルギー充電中)の様相を呈してはいましたが、さすがは錚々たるMBA生、短い準備時間ながらもみな立派なプレゼンテーションを披露し、充実感とともにプログラムは終わりを迎えました。ちなみに自分のチームのプレゼンテーションでは、Kelleyのコアで学んだBusiness Model Canvasというフレームワークを具体的に応用しながらシンガポールでの新規ビジネスを提案するという発表内容で、フレームワークの使い方を再確認する大変良い機会となりました。

課外活動について
これまでに述べた正規の活動の他にも、授業後に生徒同士で夜の街に繰り出すなど、課外でも活発な交流活動がなされていました。自分も滞在していた地域がチャイナタウンに近いこともあり、一緒に行った学生たちと、チャイナタウンで色々な食べ物を楽しみました。また、NUSに在籍する日本人学生の方が、我々のためにわざわざ集まってくださって、夕食会を開催してくださいました。現地学生との交流は、今回のような交換留学プログラムの大きな醍醐味の一つだと思います。

露店

以上、Asian Business Landscape プログラムの報告でした!
その他、交換留学プログラムについての情報は以下をご覧ください。

Kelley公式の記事はこちら
Kelley日本人サイトの記事はこちら

  
本年度2nd roundにアプライされた方はいよいよ出願プロセスも佳境となりますが、どうか体調にはお気をつけて、ラストスパート頑張ってください!日本人Kelley生一同、皆様が良い結果を得られることを心からお祈りしております!

Kelleyに関して質問等ございましたら、是非ともKelley在校生までお問い合わせください。
https://kelley.iu.edu/kjsa/contact/

2018年3月25日日曜日

CEIBSへの交換留学

皆さんこんにちは、Class of 2018のH.Iです。

アプリカントの方はそろそろ進学先が固まってきた頃でしょうか。WL対策等をされている方もいらっしゃるかと思いますが、最後まで納得する形でやり遂げていただければと思います。

私はMBA最終学期の前半モジュールにおいて、中国は上海にありますCEIBS(China Europe International Business School)へ交換留学してきました。
これまで履修してきた授業にて中国企業が話題になることは多いですし、何より爆発的なスピードで成長を続ける中国市場・企業の現状をこの目で見たく、世界的にもランキング上位のCEIBSを交換留学先として選びました。

Kelleyは交換留学に力を入れており、現段階での情報になりますが、欧州、南米、アジア、アフリカの約20校もが留学先の候補となります。期間については、交換留学先のスケジュールにもよりますが、大まかなイメージとしてはKelley最終学期における1モジュール(半学期)もしくは1学期まるまる、という2パターンから選ぶことになります。

気になる交換留学にかかる費用ですが、大半の場合、追加で学費を払う必要はなく、Kelleyに既に支払っている授業料の範囲にてカバーされます。私の場合も、往復の航空賃や住居費を含む生活一般の費用のみを自己負担しました。
なお、卒業後にOPTを利用して米国内での就業を目指す場合は、最終学期も米国内に滞在している方が望ましいので注意が必要です。

さて前置きが長くなりましたが、実際CEIBSに行ってみてどうだったのか?色々と感想を述べたいと思います。

1.ネットワーキング
将来的に中華圏でビジネスを行うのであれば、中国のトップスクールであるCEIBSでMBAを取得するメリットは大きいのは間違いないでしょう。太っ腹なことに、交換留学生でもアラムナイネットワークに加入可能です。なお同じように米国(Chicago Booth, Kellogg, Cornell, Virginiaなど)から交換留学に来ていたメンバーは殆どがアジア系米国人なのが良い意味で驚きでした。彼らとも親しくなり、グローバル人材の中でもアジアに関心がある層とのネットワークが広がったことは今後の財産だと思います。
CEIBSの校舎


2.授業
CEIBSは積極的に優秀な外国人教師を雇っているため、Teaching Qualityに関し非常に高いと感じました。この点についてはKelleyとCEIBSでは大きな差はないというのが正直な感想です。
授業形式で気になった点としては、CEIBSに於ける1コマ3時間という長さは米国MBAではあまりないのかなと思います。またCEIBSの方がよりレクチャーに割く時間が長かったと思います。日本の大学時代を彷彿とさせる雰囲気があり、これは東アジア的な文化故なのかもしれませんね。
扱うケースとしてはやはり中国に関するネタが多く、授業中にベンチマークとして日本や日系企業が登場する場面もKelleyより圧倒的に多かったです。卒業後、日本、アジア界隈でビジネスをするのであればCEIBSで学ぶことはとても効果的かつ有意義だと思います。

3.生徒
母国である中国人や華僑がマジョリティーです。しかし、その大半が国際経験有りでして、例えば同じチームを組んだ中国人もIowaでUndergradを過ごしたり、TorontoでUndergradそして米系消費財企業で数年勤務、というようにグローバルな環境での経験をもった学生が多かったのが印象的です。日本でこのようなグローバルなMBA環境が作れるのだろうか?と色々考えさせられることも多々ありました。
また、欧米文化と東アジア文化ではそれぞれ重視されるスキルセットが異なる印象を改めて持ち、例えば、「優秀な生徒」という定義も国や地域によって異なるものだと感じた次第です。
約10年ぶりの積雪量だったそうです

4.生活
上海は大都市でありエンターテイメントに事欠かず、食事を含めて快適に過ごすことができました。レストランやスーパーなど殆どの場所でWeChatやAlipayで支払いができますので、財布を持ち歩く必要はありません。また便利な地下鉄+シェアサイクルMobike/Ofoを使えばどこにでもスイスイ行けてしまいます。またUberとの競争に打ち勝ったDidiもかなり便利でした。こうした便利な生活環境に慣れるにつれ、日本のマーケットが閉鎖的かつ柔軟性に欠け、国際的な競争力を失ってきている事実を実感せざるを得ませんでした。
Pudong(浦東)のビジネス街


MBA2年目をどう過ごすかは人それぞれだと思いますが、交換留学は新たな視点やネットワークを得るには有効な手段だと感じました。アメリカに幾分か染まった状態で、外部からアメリカを見るというのも面白い経験でした。

2015年9月28日月曜日

ウィーン経済大学への夏期交換留学

 こんにちは、Class of 2016 M.I.です。夏休みも終わり、MBA生活も折り返し地点を過ぎたということに気づき、時の流れの早さを実感しています。
 さて、今回は私が受講した夏休みのプログラムについて記載したいと思います。私は、ドイツのケルン大学におけるプログラムも受講したのですが、せっかくヨーロッパに来ているのだからということで、ドイツのお隣の国、オーストリアはウィーン経済大学における夏期プログラムも受講しました。
 夏期プログラムの話に入る前に、ウィーン経済大学そのものについての情報を少々。ウィーン経済大学は、1898年に設立された歴史ある大学ですが、2013年に新キャンパスがオープンしました。新キャンパスは緑に囲まれたロケーションの中、最新鋭の設備が整い、メインの建物は新国立競技場の見直し前の案を作ったザハ・ハディド氏の設計です(ちなみに、ザハ設計の建物は外壁の崩落事故があったということで、壁面の工事中でした。当時はまさに、新国立競技場のデザイン見直しに向けた議論が高まっていた時だったので、デザインと実用性のバランスを取る事の難しさを実感し、日本での議論も身近に感じていました)。また、日本人建築家の阿部仁史氏も校舎の一つを手がけています。学校全体がまさに現代建築の宝庫といった印象で、地球の歩き方にもその校舎が紹介されており、訪れるだけでも一見の価値があると思います。
 このような素晴らしい環境の中で、夏期プログラムの期間を過ごしたわけですが、参加している学生も30数名が約20カ国から来ており、授業の中ではそれぞれの価値観を共有し、各国の企業のケースを例として取り上げるなど、インターナショナルな環境の中でお互いに刺激を与えながら過ごすことができ、非常に充実した3週間でした。このプログラムの詳細を以下に記載します。

アカデミック
 夏期プログラムは7月後半と8月中旬のプログラムがあり、私は後半のプログラムを受講しました。 科目は1週間ずつ3つの科目から構成されおり、私はInternational Strategic ManagementGlobal BlandingInternational Entrepreneurshipという科目を受講しました。インターナショナルな学生が多いからか、インターナショナルビジネスに焦点を置いた授業内容が主でした 。簡単に概要を説明しますと、International Strategic Managementでは、マネジメントと言いつつ技術系の話が多く、新しい技術を使ってどのようにビジネスを起こして行くか、という講義内容でした。Global Blandingでは、企業が国際ビジネスを行う場合に起こるリスクや機会に対する戦略を学びました。International Entrepreneurshipでは、国際的に起業する際の心構えや起業する人の行動原理等について学びました。 
 正直、授業の内容自体は通常のMBAの内容と重複するかも知れません。その意味では、私が参加したもう一つの夏期プログラムであるケルン大学のプログラムの方が、経済学やEUの政治システム等が学べて良かったように思いますが、インターナショナルな環境の中で、各国のビジネスに関する価値観の違いを学ぶことができたという点では有益でした。

生活
 夏期プログラムの受講生はほぼ、大学から提供される寮に暮らしていました。寮はウィーン市内への西側からの玄関口とも言えるウィーン西駅のほど近くに立地しており、市内観光には非常に便利なロケーションだった割に、家賃はウィーンの相場からするとかなり安かったです。環境に配慮したパッシブデザイン(エアコンを積極的には使わない)の建物で、お洒落な建物ですが、私が滞在していた間はウィーンが歴史的な暑さで、エアコンがほとんど効かない室内は非常に暑く、うちわが手放せませんでした。観光には地下鉄か路面電車を使い気軽に行く事ができ、3週間のプログラムの間に十分にウィーン市内を観光することができました。学生の中には、ハンガリーやチェコ、イタリアの方まで足を延ばしているアグレッシブな学生もいました。

ソーシャル
 私は家族とともに訪れていましたので、ソーシャルなイベントにはあまり多くは参加できませんでしたが、参加したイベントでは各国から来る学生とウィーンの地元の酒場で楽しく語り明かしたり、一緒に市内を観光したりしました。ウィーン経済大学のプログラムはソーシャルスキルをビジネススキルの一つとして大変重要視しており、ほぼ毎日何らかのソーシャルイベントを企画するとともに、各国の文化を知るためのCultural Night を企画し、生徒間の親睦を深める事に積極的でした。

 以上、夏休みの交換留学プログラムについて簡単に紹介しました。夏期のプログラムは貴重な夏休みに時間とお金をかけて授業を受けに行くことになりますが、その分、英語の勉強にもなりますし、私にとって一番良かったのは、アメリカ・アジア以外のインターナショナルの英語に数多く触れることができたことです。英語を母国語としない学生がどのように英語で分かりやすく伝えているかということを知る良い機会になり、アメリカ人のように話さなければならないというプレッシャーから解放され、英語に対する苦手意識が一つ取り払われたように思います。


 今回はKelleyにおけるInternationalな体験をする機会の一つとして交換留学プログラムについて取り上げましたが、 Kelleyには交換留学プログラムが夏・冬とあるほか、Globaseなどの国際コンサルティングプロジェクトも充実しており、世界の「今」を体験する機会が整っています。教室の中で得られる知識もありますが、海外の仲間とのつながりを通して学ぶこともまた多いと思いますので、こうした経験を実際にされたい方は是非Kelleyの門を叩いて見てください。 もし今回記載したプログラムについてご質問等ございましたらお気軽にご連絡ください。

ウィーン経済大学のメインの建物

Cultural Nightにて。各国の紹介をしています。

最後にみんなで集合写真


2015年7月1日水曜日

サマープログラム@ケルン(ドイツ)

こんにちは、Class of 2016S.T.です。
Kelley5月中旬に卒業式が終わり、長い夏休みに入っています。Class of 2015の方々が次のステップに進む一方で、Class of 2016の面々はインターンやサマースクール、旅行など思い思いに休暇を過ごしています。

私はKelleyの交換留学プログラムを利用してケルン大学(ドイツ)のサマースクール(CISP: Cologne Intensive Study Program)6月の一ヶ月間参加してきましたので、今回はその様子をお伝えしたいと思います。

ケルン大聖堂。圧倒的な存在感でした。

0. 交換留学プログラム
 Kelleyは各国の大学とpartnershipを結んでおり、希望する学生を対象に交換留学生として提携校のサマースクールへ参加するプログラムを設けています。今年はドイツの他、オーストリア、イスラエル、オーストラリアの各校がオプションにありました。社費などの理由でインターンをしない学生にとっては夏休みを有意義に過ごす方法の一つとなっています。また、サマースクールがKelleyの単位に付与されること、提携校からの交換留学生は授業料が免除されることなども魅力です。

1. CISP
今年のCISPは①Intercultural Management、②The Euro and European Monetary Policy、③European Leadership in Practice3コースで構成されました。(①②のコースに関しては2年前に参加された方が内容を綴っておられるので、そちらをご覧ください。)

European Leadership in Practise
 このコースは今年から新たに設けられたもので、その名の通り“組織の中で如何に効果的にリーダーシップを発揮するか”を講義やロールプレイング、グループワークなどを通して学びました。途中でシーメンスやATカーニーからゲストスピーカーが来校してリーダーシップの実践例等を聞くことも出来、面白い内容でした。コース名は“European Leadership”と銘打っていますが、ヨーロッパに限らずアメリカや日本をはじめ様々なシチュエーションで応用できる内容だったと思います。

2. Trip
 CISPの期間中にはケルンの街や近隣の都市(フランクフルト、ボン)へのTripもありました。ケルン大聖堂の屋根裏に入ったり、ECBの職員によるプレゼンを聞いたりと、普段の旅行では見聞きできない経験をしたことも有意義でした。


フランクフルトへのTrip。ECBなどを訪問しました。

Class of 2016 S.T.でした。