どうも。Class of 2021 のT.T.です。
今回は、夏季休暇期間を利用して参加した短期留学プログラムについて、お伝えしたいと思います。
Kelleyは、アメリカ国外の様々な大学とのパートナーシップを結んでおり、それらとの繋がりを活用して学生に国外での学びの場を提供しています。
私は、フィンランドにあるAalto大学を短期留学先に選びました。
ただし、新型コロナウイルス蔓延の影響を受け、本来はAalto大学に赴いて学ぶはずだったプログラムが完全オンライン講義に変更となりました。
私は、当プログラムのすべてを日本から受講しました。
短期留学の醍醐味である現地訪問が叶わなかったのは、非常に残念でした。
Aalto大学について
ヘルシンキ工科大学、ヘルシンキ経済大学、ヘルシンキ美術大学の3つの大学の合併によりできた大学だそうです。
合併は、国内のイノベーションを牽引する役割を持たせることを期待して行われたものであるとのこと。
私が参加したプログラムは、Aalto大学のMBAスクールが主催したものです。
Digital Business Master Classについて
Aalto大学が提供する、企業のデジタルトランスフォーメーションとITを用いたビジネス最適化を主題とした短期集中プログラムです。
本プログラムは、Kelley MBAの4.0単位分に相当します。
Aalto大学生の他に、当校を含む15の大学、26の国々から集まった計55名と授業を受けました。
更に、参加者のバックグラウンドも様々で、建築学専攻の学生もいれば、社会人も参加していました。
多様性に富んだメンバーでの学びの経験を提供することも、本プログラムの大きな目的の一つとなっています。
プログラムは、「事前・事後学習パート」「講義パート」「プロジェクトパート」に分かれています。
事前・事後学習パートは個人ワークです。
プロジェクトで顧客となる企業の事前調査やプログラム全体の振り返り等を行います。
講義パートでは、Digital Businessに関連したトピックについての講義を受けます。
プロジェクトパートは、5名1組のチームに分かれて、フィンランドの現地企業(顧客)に対するコンサルティングを行います。
《スケジュール》
- 6/1-6/12 Pre-work
- 6/29 Orientation
- 6/30 Virtual Office Visit
- 7/1 Data-Intensive Business (Lecture)
- 7/2 Platform Business Models (Lecture)
- 7/3 Design Thinking (Lecture)
- 7/6-7 AI Ethics (Lecture)
- 7/8 Data-Driven Marketing (Lecture)
- 7/9 Leadership in the Digital Age (Lecture)
- 7/10 Project Short-Pitch
- 7/11-7/17 Project Work
- 7/18-8/7 Reflection
講義振り返り
7/1: Data-intensive Business
ビジネスにおけるデータ活用の意義について、幅広く学ぶ講義でした。ビッグデータやAIのビジネス活用等の基礎的な知識から始まり、企業におけるデータ戦略に関する基本的な考え方を学びました。
7/2: Platform Business Models
プラットフォーム型ビジネスについて学びました。
今般成功を収めているプラットフォーム型ビジネスは、どれも「ネットワーク」「テクノロジーインフラ」「データ」の3つの価値を同時に提供することに成功しているとのこと。プラットフォームの価値を高めていくには、ユーザーの繋がり、シェア、プラットフォームの最適化が鍵となります。
ユーザー同士を繋ぎ、ユーザー間でのリソースの共有を促し、全体最適化を目指すことが、プラットフォーマーの役割となります。
7/3: Design Thinking
ユーザーに寄り添うことで革新的なアイデアを生む、デザインシンキング手法について学習しました。
ユーザーの潜在ニーズを理解し、ニーズを満たす商品やサービスを開発するのに有用で、コモディティ化した商品の溢れる市場の中で差別化を図るために活用されます。
7/6-7: AI Ethics
AI関連技術を活用していくにあたっての、倫理的な問題(バイアスと公平性、説明責任と修復可能性、透明性・説明可能性・信頼、安全とプライバシー)について議論しました。
7/8: Data-driven Marketing
デジタルマーケティングについて、その基本的な手法を学習しました。下記が学習した項目です。
- 検索エンジンマーケティング(SEM)
- アフィリエイトマーケティング
- コンテンツマーケティング
- ソーシャルメディアマーケティング
- Eメールマーケティング
- マーケティングオートメーション(MA)
- A/Bテスト
- Webサイト設計
7/9: Leadership in Digital Age
デジタル技術にリードされていくと考えられる今後のビジネスにおけるリーダーシップについて議論しました。
COVID-19パンデミックに代表されるような、世界経済に甚大な影響を与え、ビジネスのルールそのものを変えてしまうような変革が、従来よりも頻繁に発生すると予測されています。
COVID-19パンデミック後の世界における予想される動向について議論を交わしました。
プロジェクト振り返り
概要
現地企業(顧客)に対して全11チーム(5名1組)がそれぞれ割り当てられ、顧客から異なる依頼を受けました。
私の所属するチームの顧客は、フィンランドの電力会社の1つであるHelenでした。
Helenについて
発電、電力販売、地域熱供給を行う電力会社。EU Orderを受けた長期的気候・エネルギー政策に後押しされる形で、国内での電気自動車(EV)及びプラグインハイブリットカー(PHV/PHEV)の国内登録台数が増加していることを受け、B2C顧客向けのEV充電ステーションの販売・取り付けを進めています。
今回、EV充電ステーションの導入先をB2B用途に拡大することを検討しています。
B2C市場外で言えば、公共施設(体育館など)の駐車場に導入した実績はあるものの、その他商用利用向けの顧客との繋がりは持たず、既存のマーケティング施策も現時点では無いとのことでした。
Helenからの 依頼事項
Helenが提供する電気自動車用充電ステーションについて、B2B顧客に対するデジタルマーケティング施策を管理する上で、効果的なKPIの設定方法についてアドバイスが欲しい。
我々のチームからの提案
- B2B顧客のカスタマージャーニーマップを描いた上で、「ブランド認知」から「Helen営業チームに引き継ぎ」までの顧客の動きをデジタルマーケティングツールにて追跡すること。
- カスタマージャーニーの各段階における顧客の動きが掴めるようにKPIを設定すること。
- HelenのEVステーションプロバイダーとしての認知度が低い(と想定される)ため、ブランド認知向上とウェブサイト訪問者を専門ページに誘導することに焦点を当てること。
上記を提案するプレゼンテーションビデオと、4,000ワード程度でまとめたレポートを提出しました。
チームメンバーが異なるタイムゾーンに住んでいることもあり、リモートで提出物を仕上げるのには苦労しました。
プログラム全体を通して(所感)
多様な意見や考え方に触れる経験ができたと思います。
普段、Kelleyにて講義を受ける際は、アメリカの大企業が題材として使われることが多く、生徒もアメリカ人が8割近くを占めています。
さらに、同じ大学のMBAコースに属しているということもあり、生徒間で共通した認識を持つ部分も多いと感じます。
それに対して今回のプログラムは、フィンランド人こそ人数は多いものの、参加者の出身国は世界全体に広がっていて、欧州に過度に偏ることもなく、学問や職業のバックグラウンドも統一されていない、”多様性に富んだ”メンバーに囲まれて学ぶことができました。
4.0単位分貰えるだけあって、負荷の大きいプログラムでした。
事前ワークで10ページ程度のレポートを提出することになりますし、プロジェクトワークもプレゼンと4,000ワードのレポートの両方の提出が必要です。
ただ、その分学びも大きいプログラムだったと感じます。
以上、短期留学プログラムの一つであるAalto University DBMCのご報告でした。
Kelleyに関してご質問等ございましたら、ご遠慮なくKelley在校生までお問い合わせください。
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返信削除Buy facebook accounts Tom Venuto. In it he explains why the Obama Stimulus Package should be considering a "Good" debt relief plan. The Federal Stimulus Package, or so they say, is being pushed on all media outlets to pump up consumer confidence, which should start a recovery in the US economy, and make us once again a beacon on the world stage. Okay, so let's talk about this for second shall we? Yes,
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