2019年4月15日月曜日

Bloomingtonでの生活 〜配偶者編〜

 Class of 2019のK.I.です。

ご家族連れでのMBA留学をお考えの方にとっては、生活環境も学校選択のひとつの重要なポイントだと思います。私も妻・子(渡米時生後3ヶ月)と留学していますが、どんな街に住むのかというのは本人だけでなく家族にとっても不安材料のひとつでした。特にBloomingtonは大学街ですからあまり情報もなく、「夫(妻)が学校に行っている間、自分は何をしたらいいのか?!」と不安に思われるのが自然ではないかと思います。

今回は私の妻に、そんな不安を少しでも払拭しようと「Bloomingtonでの過ごし方」について【英語学習】【コミュニティ】【子どもと楽しむ】【ショッピング】の切り口で情報を書いてもらいました。少しでもお役に立てば幸いです。

過去に先輩がまとめたブログ記事もございますのでそちらも併せて御覧ください。
ブルーミントンの生活まとめ https://kelley-mba-japan.blogspot.com/2016/12/blog-post.html

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✅英語学習 (無料で受講可能な英語クラス)

MCCSC Adult Education Broadview Learning Center ESL class (English as a Second Language)

https://www.mccsc.edu/adulted#calendar30/20190409/month

レベル1-5までのクラス分けテストを受けてから参加可能。
(このクラス分けテストとオリエンテーションを含んだRegistration dayが月に数回あり、その日に学校を訪れて登録をします。この日程はホームページやFacebookページにてチェックできます)
クラスによって開講時間が異なり、2019年5月現在はレベル1/2/4は月〜金8:30-11:30am、レベル3/5は月〜金12:15-3:15pmとなっています。(この他に週に一度だけのクラスもあります)
チャイルドケアの提供はなく子ども同伴不可なので、例えば子どもが学校に行っている午前中通いたいということであれば午前のクラス希望であることを登録の際スタッフに伝えれば、フレキシブルに対応してもらえます。

 

Vital (Monroe county public Library 2階) 

ENL class (English as a New Language)

https://mcpl.info/vital/about-vital

特にテストなどはなく、vitalのカウンターで必要事項を用紙に記入すればその日から受講可能。
こちらはクラス分け等はないので、英語のレベルは幅がある印象。
週に何コマかクラスが開催されており、それぞれ自分の興味のあるクラス(や、都合のつく時間のクラス)に自由に行くスタイルで開講時間は午前開催から夜開催のクラスまで様々あります。ただ、こちらも残念ながら子どもは同伴不可で、チャイルドケアはありません。

 

Tutoring

上記のクラスとは別に、マンツーマンでVitalのボランティアがチューターとして英語を教えてくれる活動もあります。
こちらは上の登録とは別でwaiting listに名前を書く必要があり数ヶ月待つことがほとんどのようです。(なので、興味のある方は早めに名前を記入しに行くことをお勧めします。)
わたし自身は利用したことはありませんが、友人に聞いたところ週に一度図書館で、などtutorと個別にスケジュールと会う場所を決めるそうで、IUの学生や年輩のベテランボランティアなどバラエティ豊かなチューターと共に一対一の信頼関係の元で皆さん楽しく学習されてるようです。


✅コミュニティ

上記の英語学習というカテゴリーにも分類されるのですが、多くの教会がinternational women(アメリカ国外から来ている女性たち)をサポートする活動をしています。といっても宗教の内容が前面に出ているものではなく、アメリカの文化や英語の言い回しなどを学びアメリカについて理解を深めたり、季節やイベントにちなんだアクティビティをみんなで楽しむことで、わたしたちがここでの暮らしを楽しめるよう交流会を開いてくれているという印象です。

中でもこれまでのKelley日本人家族が住んでいたエリアからアクセスが良く、わたしも参加したことのある2つの教会を以下に記載します。(今後同じ活動が行われるかはわからないので、興味を持たれた方は検索や問い合わせ等してみてください)
なお、教会の中には車を持っていない人に対して送迎を行なっているところもあります。

 

Sherwood Oaks Christian Church

おそらくブルーミントンで一番大きく、IUに来ている留学生のサポートを精力的に行なっている教会です。
わたしが参加したのは2018年前半でしたが、週に一回午前中1時間半ほど、それぞれのテーブルにinternational 3,4名+Native speaker 1,2名という形態で、リードしてくれる先生の元アメリカの行事とそれに関連する表現を学びました。
チャイルドケアの提供があり子供を預かってくれるため、日中子どもと一緒に過ごしているお母さんでも参加することができ、わたし自身もとても助かりました。

 

University Baptist Church

こちらはわたし自身は一度しか参加したことがありませんが、毎セメスター季節にちなんだアクティビティやトピックが毎週企画されており、アクティビティを通して交流を図るスタイルでした。
小さめのこじんまりとした教会で、子どもと同伴で参加することができるため、生後数ヶ月の赤ちゃんを連れてきてるお母さんもいたり、非常にカジュアルでアットホームな印象でした。

ちなみに…
自分はその宗教の教徒ではないけど参加してもいいのだろうか、勧誘などされないだろうか、ともしかしたら不安に思われる方がいるかもしれませんが、わたし自身は色々な教会やコミュニティの活動に参加した中でそういったことは一度もありませんでした。どの主催者も”自国ではないアメリカで生活や子育てに奮闘、時に大変な思いをしている女性たちが困っていることがあれば手を差し伸べたい”という思いから活動を行なっており、またそこに集う女性たちもアジアやアフリカ、南米出身など、地域も宗教も様々でした。
ただもし仮に何か自分が興味のないことや、抵抗のあるイベントなどに誘われた場合に自分の意思表示を示すことはとても大事なことだと思います。

 

✅子どもと楽しむ・教育

Monroe County Public Library

https://mcpl.info/

ブルーミントン市内にあるモンロー郡の公共図書館です。
一階に児童書籍、二階に一般書籍と分かれており、児童書籍エリアにはおもちゃなどが置いてあるプレイルームや、マインクラフトなどができるコンピューターも置いてあります。
また、こちらの図書館は書籍だけでなく乳幼児向けのおもちゃの貸し出しがあったり、イベントも非常に充実しており、幼児向けの歌や手遊びのクラスや、小学生向けのクラフトイベントなど毎月沢山の楽しいイベントが行われています。

 

公園

市内には遊具やトレイル(散歩コース)が充実した公園がいくつもあります。
中でも我が家が気に入ってよく行っていたのは、Olcott parkとBryan parkで、Olcottは林の中を抜けていく散歩道がとても気持ちが良く、娘が赤ちゃんの頃ベビーカーやエルゴで散歩していました。
現在は娘が2歳になり元気いっぱいですべり台が大好きなので、Bryan parkをよく利用していて、こちらは小さい子用の遊具のエリアと大きい子用の遊具のエリアが分かれていて周りが柵で囲まれている点が安心で、大体同じくらいの年齢の子たちと年齢に合った遊具で遊べるという良さがあります。

また、市内には屋内のプレイジムも沢山あり、ボールプールがあるところ、トランポリンが出来るところなど楽しい施設が沢山あります。

 

Indianapolis Zoo

https://www.indianapoliszoo.com/

少し足を伸ばすと、車で1時間ほどのところに動物園があります。
非常に整備が行き届いている綺麗な動物園で、イルカのショーも日に2回上演されています。
規模が大きすぎず程良いので、小さなお子さんと行っても飽きずにほとんど見て回ることができると思います。
また、動物や自然環境を保護する活動について沢山の掲示やアナウンスがありますので、小学生くらいのお子さんが学ぶ場所としてもとても良いと思います。
入園料は日によって異なり、事前にオンラインでチケットを購入した方が安いので、そちらはホームページを事前にチェックすることをおすすめします。

ブルーミントン近郊にも牧場があり、乗馬ができたり、折々に自然や動物に親しむイベントが催されています。
また、車で30分ほどのBrown county state parkも乗馬ができるほか、秋には見事な紅葉が見られます。

✅ショッピング

TJMAXX と Tuesday Morning

どちらも市内の西側にあるディスカウントショップで、わたしの周りの日本人奥さんたちやESLのクラスメイトもよく利用するお店です。

特にTJMAXXは日本でもある程度名の知られているブランドがディスカウントで売られているので、日々日々商品が変わっている中で自分の欲しいものを見つけた時は妙な達成感があります。
服飾や化粧品、食品、おもちゃなど様々な商品がありますが、特にキッチン用品の品物が良く充実している印象です。

ちなみに、先日はわたしが日本にいる時にそこそこいい値段で買ったヨガマットを夫が三分の一の価格で買っていました。このように特にアメリカのブランドのものだと日本で買うのに比べ通常より更に安く手に入れることが出来ることがあります。

 

Half Price Books Outlet

こちらは日本で言うところの古本屋さんで、書籍、DVD、レコードなどの中古品を取り扱っているお店です。わたしは絵本が好きなので個人的にとても気に入っていて、たまに訪れては絵本コーナーを隅から隅まで見て楽しんでいました。キッズ向けのDVDは大体4ドルくらいで、絵本はペーパーバックで2ドル、ハードカバーで4ドルほどで購入出来ます。(一般書の値段は未確認です。すみません。) 絵本は大体が経年劣化はあれどかなり状態はよく、名前の書き込みがあるくらいです。DVDの方は映像が再生出来なかったり音飛びするものもあったりするので、購入の際は事前にディスクに傷が付いていないか確認するといいと思います。
なお、たまに店内すべて1ドルで購入できるセールの日があり、会計は長蛇の列ですが、かなりお買い得ですので興味のある方はFacebookのフォローや、メールの登録をお勧めします。

 

Edinburgh Premium Outlets

https://www.premiumoutlets.com/outlet/edinburgh

我が家ではたまに足を伸ばしてアウトレットに行っていました。車で50分ほどのところにありアクセスも良いので気軽に行くことができます。
スポーツ系ブランドや紳士・婦人それぞれの服飾系ブランドがバランスよくありますし、個人的には子供服が充実しているので娘に必要な服や靴を買うのに重宝しました。

 

The Fashion Mall at Keystone

https://www.simon.com/mall/the-fashion-mall-at-keystone

こちらはインディアナポリスにあるNORDSTROMという百貨店が隣接しているショッピングモールで若者向けのファッションブランドから高級ブランドまで様々なお店が入っています。フォーマルウェアなどを探している時にはこちらに見に行くことがありました。1

以上、ブルーミントン市内と近郊のおすすめスポットをいくつか記載させて頂きました。ブルーミントンは小さな大学町ということで、日本から家族帯同で留学希望の方は、家族が楽しめる場所はあるだろうか、配偶者や子どもはどんな過ごし方をしているのだろう、と思われる方もいらっしゃると思います。ブルーミントンは小さな町ではありますが、自然に溢れ、国際色豊かで多様性があり、外国人であるわたしたちに対して理解があります。なので、配偶者の方が個人で行動されるにも、お子さん連れで行動されるにも、自分次第で様々なこの国の良さや素敵なお店、楽しい時間の過ごし方を見つけられると思います。(また何もせずのんびりと自然や鳥を眺めていられるのがこの街の良さでもあります。)
住み慣れた場所を離れて言葉や文化の違う国で暮らすことは、ご家族にとっても大きな挑戦であると思いますので、その1つの参考材料としてお役に立てましたら幸いです。


1 FOOTNOTE
(夫談)Keystoneはインディアナポリス北東部にありBloomingtonからは1.5時間ほどかかりますが、近くに本格的な日本のラーメンが食べられるKizuki Ramen & Izakayaというお店がありそちらもおすすめです。