2015年2月5日木曜日

Core programとBloomington


Class of 2016S.T.です。

アプリカントの方々は年末年始締め切りのラウンドのインタビューが始まってくる時期ですね。大詰めの情報収集などで引き続き忙しいのではないかと思います。私も昨年の今頃はインタビューに向けていそいそと準備をしていましたが、嵐のようなCore programを経た今となってはもう遠い昔のように感じます。

一年前を振り返ってみると、私はビジットもせずKelleyBloomingtonに関する情報をもっぱら文字媒体で得ていたので、実際に来るまでは学校や街に対しては漠然とした印象しかありませんでした。その分、渡米前のイメージと、実際にアメリカに来てからの印象は良くも悪くも色々とギャップがありました。今回はこのギャップ(あくまで個人的な)について、Core programBloomingtonの街に焦点をあててご紹介したいと思います。


1. Core program
MBAを通してビジネスに関するアカデミックな知識を体系的に学びたいと思っていた私にとって、評判の高いCore program Kelleyを選んだ主な理由でした。実際、financeaccountingeconomicsmarketingstrategyetc.といった各科目がうまく連動しており、良く練られたプログラムだったと思います。4ヶ月弱で基礎的な知識・フレームワークをみっちりと叩き込まれ、相当量の課題を睡眠不足に耐えつつこなし、Core programの全過程を乗り切った時にはかなりの充実感を得ることができました。

ただ、大学で経済学を専攻し、金融機関で働いていた私にとっては学習済みの内容も結構あり、新しい知識を習得するという点においては少し期待外れでした。もともとゼロスタートからでもビジネスの基礎を一通り習得できるよう設計されたプログラムなので、ある程度既習の内容があるのはしょうがないことなのですが。。。Core program全体が必修で免除制度もない(例えば、会計士の資格を持っていてもaccountingの基礎の授業を受ける必要がある)あたりはflexibilityに欠ける印象もありますが、これはチームワークを重んじる文化に因るところかもしれません。

一方で、チームでの活動は思っていた以上に有意義でした。Core programでは56人のチームに分けられ4ヶ月間同じメンバーで各科目の課題に取り組むのですが、バックグラウンドの全く異なるチームメイトとのチームビルディングの過程や、個々人の主張を率直にぶつけ合う議論は得難い経験だったと思います。
チームによってカラーは様々ですが、私のチームは個々の長所を生かして効率的に課題をクリアすることに主眼をおいていました。私は比較的得意な数値分析を中心にContributionを積み重ね、チーム内で存在感を発揮するよう努めた結果、4ヶ月経った頃にはチームメイトから”quant guy”のお墨付きを得るに至り、自信を深めることが出来ました。
また、最後に開催されるCase competitionでは、主張が割れてチームが崩壊寸前になりながらも、最終的には一つにまとまって納得のいくプレゼンテーションができたこと、結果的にFinal roundに進出することが出来たことで大きな達成感を得ることも出来ました。


2. Bloomington
渡米までのBloomingtonの印象は「①田舎、②治安は良い、③冬は寒い」でした。たしかにこれらのイメージは間違っていないのですが、実際に住んでみると、それぞれの点において新しい魅力に気付くことも多いです。

①田舎
確かに大きなビルもなく、娯楽の面で刺激的な街とは言い難いです。が、裏を返せば緑に囲まれ、まったりとした雰囲気があって落ち着いた日々が過ごせます。セメスター間の長期の休みを利用すればアメリカ中どこへでも遊びに行けるので、個人的にはメリハリもついて満足しています。
また、他の在校生の投稿にあるように音楽が非常に盛んな街ですし、大学が所有するゴルフ場は格安(1ラウンド$15!!)で私のようなゴルフ好きにはたまりません。


②治安
カレッジタウンであることが大きな理由だと思いますが、治安の良さについては本当に満足しています。加えて、町の人々がとても親切です。特に、渡米直後で勝手が分からなかった頃は、スーパーや街中で困った顔をしていると通りがかりの人が自然と”May I help you?”と声をかけてくれたので非常に助かった覚えがあります。

③気候
確かに冬は寒いですが、耐えるのは外にいる間だけなので思っていたより辛くない、というのが率直な印象です。こちらの建物はセントラルヒーティングが標準装備で内部全体が温まっているので、家や学校など建物の中に入ればとても快適です。日本の家にあるような「部屋は暖かいけど廊下がめちゃ寒い」ということがありません。
また、春~秋にかけてはとても暖かく(暑く?)、夜も長い(夏は21時を過ぎても昼間のような明るさ!)ので、屋外で思う存分活動できます。


ここまで色々とギャップを並べてきて、私の場合は良い意味で期待を裏切られたケースが多いのですが、学校を選ぶにあたって出来る限り鮮明なイメージを持って検討するに越したことはないと思います。2年間を過ごすことになるので、(ご家族がいる方は特に)生活環境がフィットするかは大事なことだと思います。NYLA等と違いなかなかイメージが湧きにくい土地ですから、アプリカントの皆さんは(もちろんプログラム内容も含めて)遠慮なく在校生にご質問いただき、納得のいく学校選択をしてください。


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