2022年8月25日木曜日

ブルーミントンでの生活

Class of 2023Y.Tです。今回はKelleyのあるインディアナブルーミントンでの生活について、家族帯同者の視点から紹介したく思います。生活環境を志望校の判断材料の一つにされる方は参考にしていただければと思いますが、以下はあくまで概要ですので詳細情報が必要であればまた別途コンタクトをお待ちしております。

 

1.                      天候

ブルーミントンはアメリカ中西部に位置し、岩手県と同じくらいの緯度にあります。夏の最高平均気温は30 ℃、冬の最低平均気温は-5℃であり、気温もまた日本の東北地方に近いかと思います。日本ほど湿気が無いため夏は過ごしやすく、冬は時折積雪があるものの晴れ間も多く、常に雪が降り続けるということもありません。東京暮らしの長かった私としてもストレスを感じることなく過ごせています。

■ブルーミントンの平均気温(Weather Spark websiteより)

 

 

2.                      食材調達、外食関係

ブルーミントンの中にはいくつものスーパーマーケットがあります。メインのスーパーはKrogerBlooming foodsTargetFresh Thymeといったところかと思います。Y.T.調べではFresh Thymeに最も新鮮かつオーガニック品が揃っている印象で、Y.T.は通常Fresh Thymeで食材を調達しています。単身者でそこまで品質に神経質でない方はKrogerTargetでも十分かと・・(もちろん個人差はありますが。私自身は単身で過ごした10か月弱、Krogerでのみ食材を調達していました。)

 

Kroger

Target

Blooming foods

Fresh Thyme

品質

    

     〇

     

    

価格

    

     ◎

     

    

品数

   

     

     

    

この他、車があればKelleyから15分ほどのところにWalmartもあります。

またインディアナポリスの北東部(車で1時間半)に日本食スーパー(One world market)やWholefoodsTrader Joesもあり、我が家はドライブもかねて1-2か月に一度買い出しに出かけます。

続いて外食についてですが、ブルーミントンには多くの国から人々が集まっているためレストランの選択肢は豊富です。ハンバーガーや地場ビールを扱うアメリカンのお店を始め、メキシコ、韓国、中華、トルコ、インド、タイ、カザフスタン、ミャンマー、イタリアンなど数多くの種類のレストランが存在し、数え出せばキリがありません。Kelleyの友人とその出身国のレストランに行くと会話が盛り上がりますし、またもしお子さんを連れて外食できる状況であれば、食を通じて家族で他の文化と向き合う良い機会になるのかなとも思います。

 

3.                      住宅場所

日本人が比較的多いエリアについては家族帯同者、単身かで大きく分かれる印象です。家族帯同者はカレッジモールと呼ばれる商業施設周辺に、単身者はKelley学生が多く住むFountain parkWoodbridgeと呼ばれるアパートに多く住んでいます。いずれの場所からもバスが出ており、日本人の皆さんはバス通学をされている方が多いようです。もちろん住宅場所はこの限りではなく、私自身もそうですがダウンタウンに住むというのも1つの選択肢としてあります。私も当初は日本人家族の多い地区への入居を試みましたが、渡米タイミングにおいて優良物件が空いておらず、結果としてKroger(スーパーマーケット)に近くかつ徒歩通学圏内(Kelleyまで徒歩20分)のダウンタウンの一角を選びました。Undergraduateの学生は住めない規約があり、かつダウンタウンの少しはずれにあるアパートですので騒音は全く気になりません。アパート内は清潔で、管理会社の対応も迅速、的確でとても気に入っています。これらエリア以外でも、車を所有するのであれば選択肢はかなり広がると思います。

 

4.                      医療

学生本人は大学のStudent health center(Kelleyの建物から徒歩3分)がプライマリーケア(かかりつけ医)となりますが、子供については渡米後すぐにかかりつけ医を自ら探し出す必要があります。多くの選択肢はあるとは思いますが、私自身はIndiana大学系列の小児科で2人の子供がお世話になっています。言葉が流暢ではない我々夫婦にも大変丁寧に接してくれありがたく、かつ大学入学時に強制加入させられる医療保険でカバーされる可能性が高いため(とはいえ担当医によっては稀にインディアナ大学の医療保険でカバーされないことがあるようなので確認すべきですが)、日本人になじみのないアメリカの医療保険制度を強く意識する必要がないのもメリットと思います。

 

5.                      教育

私の二人の子供は20228月時点で29か月と9か月ですが、上の子が今月よりプレスクールに通い出しました。ユダヤ教系のプレスクールですが宗教観を強いることは一切なく、かつ直近の日本人の先輩方のお子さんも数名通われていたため英語の話せない日本人の対応に慣れているという点が決め手でした。価格は週3日、9-13時で$300/月です。インディアナ大学系列のプレスクールもあるのですが、費用が$1,000/月と少しお高めのため見送りました。小児科同様、こちらも選択肢は多々あると思いますが、口コミと実績で判断した形です。最初は登園時に不安な顔を覗かせていた我が子でしたが、アメリカ人のみならず中南米やアジア系の子供達のいる環境で今は毎日楽しく過ごしているようで、私の話す英語がバカにされる日も遠くはないと思っています笑。小学校については自宅場所に応じて学校が決められるため自ら選ぶことは難しいようですが、小学生の子供を持つ韓国人やインドネシア人の同級生の話を聞いても困ったことは特に生じていないようでした。留学生比率が比較的大きいと思われるため、町として非ネイティブの対応に慣れているのかもしれません。

 

6.                      レジャー

ブルーミントンは自然が豊富で公園も多く(自宅前に野生の鹿が出ることもあるとか・・)、また車があればLake MonroeGriffy LakeKelleyから車で各20分、5分程度)等に赴いてハイキングやカヤックなどを楽しめます。Indiana大学はスポーツも強く、バスケットやアメフトなどの大学スポーツのシーズン中にはかなり同級生と盛り上がります。少し遠出をしてインディアナポリスに行けば動物園、子供博物館、Indy 500の行われるIndianapolis Motor Speedwayを楽しむこともでき、5月下旬に行われたIndy 500を訪れた際には我が子はかなり喜んでくれました。その他、芸術面では全米で9番目に古いインディアナポリス美術館も人気で、スポーツ面ではインディアナポリスにはNFLColts)、NBAPacers)のプロチームも存在するため試合観戦するのも良いと思います。スポーツ、文化、自然がバランスよく楽しめる環境です。

さらに足を伸ばしてインディアナ州の外へ旅行する際は、ブルーミントンからインディアナポリス空港へはバスで1時間程度、そこからニューヨーク等の東海岸には2時間、シアトル等の西海岸には45時間のフライトで移動でき、米国内の旅行は比較的しやすいように思います。私もこの1年間でシカゴ、ニューヨーク、アリゾナ(グランドキャニオン)、シアトル、ケンタッキー、オハイオ(シンシナティ)等、単身、家族での旅行を楽しみました。

 

7.                     

私は留学1年目が終了する直前に、妻子がブルーミントンに転居したタイミングで中古車を購入しましたが、それまでは私含む同級生3人皆が車の無い生活を送っていました。基本的には車が無くてもバス、徒歩、自転車で生活はできるように思います。時折、遠出したい時には私はZipcarというシェアリングカーのサービスを使っていました。20228月現在も中古車市場価格は高騰しており、卒業時に高く販売できる可能性はあるものの、一時的な支出額はやはり大きいです。車が無くとも生活を送れる点はブルーミントンのメリットの一つかもしれません(必要有無はもちろん住む場所にもよりますし、所有していた方が便利であることに違いはありませんが)。

 

以上、主観も混じっておりかつ私自身も未だ分かっていないことが多くありますが、ブルーミントンでの生活について触れてみました。私自身も家族も初の海外生活だったため渡米前は不安だらけでしたが、ブルーミントンの気候やフレンドリーな人々の雰囲気、生活環境に救われトラブル無く過ごせています。ここでは書ききれないことも多々ありますので、何かございましたらkelley_jsa@googlegroups.comまでお問合せください。

 

添付:通学路の一風景。これと言って特徴のある場所ではないですが、自然が豊かで私の好きな場所の一部です。こういった場所がブルーミントンの中に数多く存在しています。



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