2013年2月16日土曜日

MBA Life をSurviveするために・・・


こんにちは。Class of 2014N.K.です。

今回の投稿はいつもと趣向を変えて、半年間のCore Programを終えて実感した「厳しいMBA生活をSurviveする上で結構役に立った」・「意外と出番が多かった」モノやツールなどを真面目なものからどうでもいいものまで紹介したいと思います。
(*あくまでも一個人の見解に基づくものです。)


【モノ編】
o     Business Casual Attire
Academy tripで企業訪問する際やConsulting ProjectでクライアントをKelleyに招いてkick-off meetingをする際などもほとんどが” Business Casual Attire”指定でした。日本人的考えだと、ついつい「Business Casualと言われてもどんな着こなしをしていいかわからない。とりあえずネクタイをしておけば大丈夫だろう。」と考えがちですが、これはNGです。
私のAcademyの担当教授も、「Business Casual Attireというドレスコードでゲストを呼んでいるのに、ホストである我々がネクタイをしてフォーマルな装いでいたら相手をUncomfortableな気分にさせかねない」、とネクタイを着用してきた学生にネクタイを外させるなど、ビジネスの場におけるアメリカ人のEtiquette意識は意外と高いです。UnderdressedでもOverdressedでもなく、TPOにあったAttireが求められます。従ってスーツとネクタイだけでなく、チノパンやボタンダウンシャツなども用意されるのが良いと思います。
私はBusiness Marketing Academyに所属していますが、BMAではナプキンやバターナイフの使い方からワインをシャツにこぼした時の対応までDining Etiquette全般を教えてくれるEtiquette LunchというSessionがあります。食事中、相手にtable salt (pepper) をパスするように頼まれたときは、salt  & pepper2つセットで渡さなければいけない、など意外と知らないルールもありました。こんなことまで教えるなんて、ビジネススクールってすごい所だなと実感しました・・。
 

BMA恒例(?)のEtiquette Lunchセッションの風景

o     MBAノウハウ本ファイナンスの知識が無かったため少々苦労しましたが、Kelley卒業生の方が執筆されている道具としてのファイナンスという本が非常に役に立っています。また今まで統計というものを学んだことがなく、Regression(回帰分析)などを学ぶBusiness Analyticsの授業は苦労しました。文系で数学アレルギーの方は、統計学やビジネスリスク分析の入門書を用意しておくと役立つかもしれません。
o     性能の良いノートパソコンノートパソコンは毎日持ち運びますし、毎日かなりの時間使いますので、少々高くても性能の良いものを絶対推奨します。重い教科書と一緒にバックパックに入れて持ち運びすることもよくあるので、小型・軽量・堅牢なもの、さらに1日に何度も電源ON/OFFするので、CPUの性能が良いものを選べば電源が立ち上がるまでの時間も短くストレスもありません。
Hardware面では、①小型 (液晶14インチ以下) 、 ②軽量、③堅牢 (持ち運びが多いためHDDモデルよりも振動に強いSSD内臓モデル) 、④長時間駆動 (低電圧CPU+バッテリー駆動時間5時間以上) 、といったスペックを備えているものが良いと思います。私も使用していますがUltrabookがおススメです。Kelleyの学生に人気があるのは
ASUS東芝の機種でしょうか。
Software面では特に必要なものはありません。というのも、IUの学生であれば
IUwareというサイトから最新のMicrosoft Office Package (英語版) を無料でダウンロード可能です。日本でライセンスを購入すると1万円以上かかることを考えるととてもお得です。
Macを利用している学生も多いですが、ExcelなどMicrosoftApplicationの親和性の問題もあり (Business Analyticsなどの統計の授業でしばしば問題が発生) ますのであまりおススメできません。
新規購入を検討している方は、デジタル製品に関して言えば米国の方が安いので大学の近くにある
BestBuyで購入するのも賢い選択だと思います。
o     英和辞典 (紙版)試験では紙の辞書なら持込OKですが、電子辞書はNGな場合が多いです。1冊用意されると安心かもしれません。(とは言え試験は時間との戦いなのでいちいち単語を調べている時間もありませんが・・。)
o     ステンレスマグ(水筒)こちらの自販機では炭酸類が多くお茶類(売っていても加糖)などが売っていないので、自宅からお茶やコーヒーを持参しています。お財布にも健康にも優しいです。保温性・携帯性に優れ、しっかりと蓋がしまる携帯ステンレスマグが便利です。
o     第二外国語の会話本他のInternational Studentと仲良くなるには彼らの言葉を覚えること、これが一番の近道だと思います。私もアメリカ人の友人が日本語を知っているとと驚きと嬉しさで少しテンションがあがります。これは全世界共通で、ヒンディー語など少しでも単語を話せるだけでもインド人と一気に仲良くなれます。おススメはやはり旅の指差し会話帳シリーズでしょうか。中国語やスペイン語も役に立つと思います。
o     旅行ガイドブック
私は旅が好きで、セメスターの合間の休みには積極的に旅行をしています。休みの直前期は試験などで意外と忙しく、計画的に休みのプランを作るためにも、興味のある国や地域のガイド本をあらかじめ購入されておくと良いかと思います。忙しい試験期間に地球の歩き方を眺めて息抜き・モチベーション
UPしています。



【サービス・ツール編】
o     Dropbox / Google drive / SkyDrive / Boxオンラインストレージとローカルにある複数のコンピュータとの間でデータの共有や同期を可能とするオンラインストレージサービスです。いずれも無料で使用でき、チームメイトとの資料のやり取りなどはだいたいこれらを使っています。大切なデータでも、クラウド上に保存しておけば万一ハードが故障した際も安心です。
o     Facebook / LinkedIn/ Twitter /Google ReaderSNSMBA Lifeに欠かせないツールです。KelleySocial EventはだいたいFacebookを通じて案内が来ますし、Facebook上でクラブ活動など色々なコミュニティーに所属できます。
LinkedInKelleyに入学後、Me Inc. というCareer Development Programで各自Accountを作るので、あらかじめ使い方などに慣れておくと楽だと思います。
プロジェクトでコンサルティングを行う企業などの情報収集にはLinkedInGoogle ReaderTwitterなどが役に立っています。


【知識・経験編】
o     ExcelPowerPointのスキル職務経験などにもよると思いますが、意外と周りの学生はExcelPowerPointを使い慣れていません。「Excelは普通に仕事でよく使ってる」というほうかなと感じられる方は、こちらでは「エクセルができる」レベルに属すると考えていただいて間違いないと思います。PowerPoint についてもスキルをお持ちの方は、最初のCase Competitionからチームに貢献できることは間違いありません。私自身も、得意という自負があった訳ではありませんが、結局チーム内で1番よく知っていたので、ExcelPowerPoint担当をよく任されていました() 渡米前に時間がある方はスキルを磨いておくと重宝すると思います。(各種ショートカット、関数、ピボットテーブル、ソルバーなど。)
o     簿記2級の知識簿記2級程度の知識があれば必須のAccountingの授業はある程度安心して受講できます。CoreAccountingでは基本的な財務諸表の仕組みだけでなく細かい仕訳も学習します。さらに春セメスターにも会計が必須科目(管理会計)となっており、製造間接費の配賦や予算差異分析、損益分岐点管理なども学習します。
o     中小企業診断士の知識名前からはあまり想像できませんが、中小企業診断士で学ぶ分野は、財務・会計(= Accounting & Finance)、企業経営理論(= Strategy)、運営管理(= Operation)、経済学・経営政策(= Economics)等と、Coreで学習する複数の科目をカバーしています。もちろんCoreは英語ですし、学習内容もより実践的になるため難易度も異なりますが、それでも勉強しておいて良かったと思ったことはしばしばありました。
o     もちろん“今の自分に無いもの・欠けているもの”を身につけるためにビジネススクールで勉強するわけですから予備知識が無い状態が当たり前だと思います。また、日本語ではなく英語で勉強すること自体にも意義があると思いますので、上記はもちろん留学前に身につけておくべき必須のスキルではありません。しかしながら、あらかじめベースとなる知識が日本語でInputされている状態で授業を受ける場合とそうでない場合では理解の度合いが異なってくるのも事実だと思いますし、予習の時間などをより効率的に活用できると思います。また、Core8科目の中で1つでも得意科目があると気持ちにも余裕がでてきます。そういう点で“役に立ったもの”として挙げさせていただきました。

【番外編 : 意外と出番が少なかったもの 】
o 
o     電子辞書Kelleyはどこにいても無線LANに接続できるので、電子辞書よりもパソコンからオンラインの辞書を活用する機会の方が多いです。 (もちろん授業中のPC使用を禁止する教授もいますので、そのときは電子辞書を使うので、全く出番がないという訳ではありません。) 私はALC社の英辞郎onthe Webというサービスを使っています。無料版もありますが、月額300円払って有料版を利用しています。単語にタグ付けできて登録できたり、小窓モードにしたりなど大変重宝しています。
o    仕事で使っていた電卓仕事で慣れ親しんだ電卓を持ってきましたが、ファイナンス用に関数電卓をこちらで新しく買ってしまったこと、ちょっとした計算はiPhoneの電卓アプリで十分なこと、本格的な計算であればエクセルの方が便利なこと、などの事情もあり今のところほとんど出番がありません。


本当はもっと色々あると思うのですが、今思いついたものはこんなところでしょうか。

受験生の方は体調管理に気をつけてもうひとふん張り頑張ってください!
(かくいう私も昨日から風邪をこじらせてしまいました・・。) このブログを読んでいるアプリカントの方が、今年の夏からKelley Communityの一員になっていただけたらこれほど嬉しいことはありません。合格の瞬間はもうすぐそこまで来ていますので、最後のラストスパート頑張ってください!

我々にて力になれることがありましたら、遠慮なく在校生一同までご連絡いただければと思います。


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