2013年2月25日月曜日

クリエイティブ・シンキング

Class of 2014のH.Mです。

春セメスターの1st 7weekも無事終わり、春休みまで残すところAcademy weekのみとなりました。
ブルーミントンは一時期氷点下10度以下まで下がることもありましたが、最近はだいぶ寒さも和らぎ、(と言っても最低気温は氷点下ですが。。)春が待ち遠しいです。


さて、今回はMBAで学び始めてからふと思ったことについて綴りたいと思います。MBAではクラス・ディスカッションが非常に活発に行われます。

ディスカッションが活発になる条件として、発言する人数が多いことと、アイデアの数が多いことが挙げられると思いますが、こちらに来て思うのは、やはり自分ではあまり考えもしないようなアイデアを他のクラスメイトが普通に発言していることです。

そこはやはりダイバーシティゆえだと思うんですが、そういうことを目の当たりにすると、自分がこれまで考えていたことは、自分という主観の枠組みの中でしか生まれてこない、ある意味とても狭いものだったんじゃないか、ということを最近思うようになりました。
それと同時に、なるべく常識とか、これまでの自分の発想にとらわれないアイデアを出すように心がけるようになりました。

例えば、「13個のりんごを4人で平等に分けるにはどうしたら良いか」

という問題に対して、私(というか多くの日本人)はまず頭に、

13÷4=3余り1

という式が浮かぶのではないでしょうか。そこから余りの1をどうするか必死に考える。。


でもおそらくアメリカ人や他のクラスメートは全く違うアプローチをすると思います。

上記の考えに近いものから順に上げていくと、
「1個を4等分に切る」
「1個は置いといて残りを配る」

まあここまでは算数的な考え方ですよね。

そこから徐々に枠を外してツッコミをいれてみますと、
「1個を売ってそのお金を均等に分ける+一人3個」(りんごがお金に変わってますやん)
「3個買ってきて一人4個ずつ配る」(金あるなら最初から4の倍数買っとけばいいやん)
「じゃんけんで決める」(もはや均等じゃないやん)
「ジュースにして4人で分ける」(原形とどめてませんやん)
「種を取り出してりんごの木を植える」(いつまで待たなあかんねん)

などなど。。
こう考えてみますと、最初のアイデアがいかに色んな「枠」に縛られていたかがわかるかと思います。

今セメでは計4つのチームアサインメント、プロジェクトに携わったんですが、チームを組んでプロジェクトやアサインメントに取り組むと、本当に予想していないことをチームメイトが提案したり、あらぬ方向に行くので、面白いです。(時間がないとめんどくさいと思うこともありますが笑)

また、教授もこういったアサインメントではクリエイティブな解答を求めているケースが多く、チームによって本当に様々な答えを出してきます。

他のMBA校では、クラスで教授が質問をしても手が挙がらない、といった学校もあるようですが、Kelleyではそのようなことはありません。
また、チームアサインメントでも多少「どこまでこだわるか」といった程度の差はありますが、基本的に皆真面目に課題に取り組んでアイデアを持ち寄るので、フリーライダーという話はほとんど聞きません。
こういったKelleyの環境がクラスのディスカッションを活発にし、またクリエイティブな発想が生まれるのを後押ししているのではないかと思います。

単に授業から学ぶのではなく、そういったインターアクションを通じて学びがあるのもKelleyならでは、という部分が大きいと思いました。

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