2019年3月4日月曜日

Energy系 ケースコンペ (予選編)

こんにちは、Class of 2019のY.Mです。5月に卒業を控えSpring Semester のSecond 7 week を残すのみとなっています。
今回は、2月に参戦してきたケースコンペの内容を紹介させて頂ければと思います。予選編をY.Mが、同じチームで参戦してきたK.Iさんが本選編を紹介させて頂きます。


チーム結成 の経緯

Fall Semesterの授業で、プロジェクトをK.Iさん、同級生のアメリカ人とY. Mの3人チームで取り組みました。バリュエーションを行うプロジェクトの題材を探している時に、3人ともエネルギー系のバックグラウンドということもあり、エネルギー関連の話で大いに盛り上がりました。そこで、2月にNYの Columbia Universityで行われたEnergy系のケースコンペに3人で参戦することにしました。


予選の内容

予選では、Mini-Caseが配られました。Caseの内容は、「COOがCEOに太陽光発電導入を提案する」でした。太陽光導入によるメリットをまとめると共に、最適なファイナンスの方法を提案することが求められました。我々のチームは、コスト・環境面で太陽光がもたらすメリットをまとめ、あらゆるファイナンスの方法を比較して提案をまとめ上げました。そして、予選を通過。NYでの本選に進出しました!


ケースコンペを通じて

1) 成功体験を得られた

予選・本選共に、ケースがリリースされてから1週間以内にパワポを作り上げないといけなく、授業や学内外の活動と両立しながらではなかなかタイトなスケジュールでした。ただ、その中で夜遅くにテレビ会議をしたり、授業の合間に会ったりし、個人的には限られた時間内で満足のいく提案内容をまとめられました。上手くチームが機能したのは
1)一度チームを組んでいた為、お互いを良く理解しあっていた。
2) ファイナンスや会計知識を全員が共有していた。
のが大きかったと感じています。
1)については、一度チームを組んでいる為、チーム内での自分の役割(「ここは任せよう」や「ここは自分がやってみよう」など)を何となく把握出来ていた為、チームが自然と上手く機能しました。
又、2)については、2年生の後半で、3人全員がケースで必要だったファイナンスや会計の知識を習得済みだった為、「財務モデルを作成するにはこの要素が足りていない」や「このファイナンスの方法を選択すれば、財務諸表にはこういう影響が出るな」という知識を共有しており、議論がスムーズに進みました。
私は、今まで参加した学内のケースコンペでは、全く結果が出ていなかったので、卒業前に上手くチームが機能したという成功体験を得られたのは、非常に有意義な経験でした。言葉で書けば当たり前のこれらの要素ですが、それらを身をもって体験できたのは、卒業後に派遣元に戻った際に上手くプロジェクトを進めていく為にも貴重な経験だったと思います。


2) 改めてKelleyのCollaborativeなCultureを感じた

本選に向けてNYに行く週には、KelleyのMBAのメーリスでShout-out(応援メールの様なもの)をしてもらいました。学校内でも、同級生たちから「頑張って来いよ!」と声を多くかけてもらいました。又、Energy ClubのPresidentにはプレゼンを見てもらい、コメントを貰ったり、Financeの教授にはケースで必要だったProject Financeの詳しい説明をしてもらったりと、Kelleyの様々なリソースを活用しながら今回のケースに臨みました。
その中で改めて感じたのは、KelleyのCollaborativeな校風でした。1年生の最初のCoreの頃から感じている文化ですが、Small Schoolで生徒間や教授との距離が近く、お互いを高めあおうとする姿勢はKelleyの大きな特徴だと感じています。


3) 純粋に楽しかった!!

今まで学んできたハードスキルやソフトスキルをしっかりケースに応用している2人とチームを組め、沢山の刺激をもらえることが出来ました。ただ、それ以上に「予選通過した!」「NPVがマイナスだ。どうしよう。」「本選の相手はあの○○校だ。。」など、小さなことに3人で一喜一憂しながら、頑張れたのは非常に楽しかったです。30手前のおじさんたちにも関わらず、何か学生時代の部活のようでした。私は、部活を頑張ってきた人間では無いのでイメージですが。笑


それでは、本選編については、同級生のK.Iさんにバトンタッチさせて頂きます!!

2019年2月10日日曜日

Core科目を終えての所感と課外活動について

はじめまして、Class of 2020のY.K.です。
初めての投稿ということもあり、何も書こうか迷っていたらかなりの時間が経ってしまいました。投稿を止めてしまい、失礼しました。

秋学期が終わって少し経ってしまいましたが、コア科目についてと、課外活動について少し書かせていただきたいと思います。

秋学期のコア科目について

先月のK.I.さんの投稿で書かれていますが、Kelleyではコア科目としてアカウンティング、統計、クリティカルシンキング、ミクロ経済、ファイナンス、オペレーション、マーケティング、ストラテジーを履修します。噂には聞いていましたが、アサインメントも多く、かなり厳しい日々でした。
Kelleyのコアは単にそれぞれの科目を学ぶのではなく、各科目の教授が密に連携を取っており、ある科目で習ったことを他の科目で応用するようにデザインされているのが魅力のひとつです。例えば、クリティカルシンキングで学んだ誤謬というものをストラテジーで応用する、というような具合です。他にも、ファイナンスとマーケティングの教授が授業時間を調整して、合同セッションをやるというようなこともありました。

しかし、何よりも学びになったのは、5ヶ月弱同じ教室で、5人のチームメイトと60人強のクラスメートと共に学んだということでした。特に、チームメイトに恵まれたのが大きかったです。私の拙い英語を我慢して聞いてくれたり、時にはクラスで発言しろと背中を押してくれたり、もっと自ら牽引するようなリーダーシップも見せてほしいとフィードバックをくれたり、と素晴らしい方たちと共に学ぶことができました。(勿論、私もフィードバックをさせていただいたのですが。)
お互いの強みを活かしつつフォローをしあう、という如何にもKelleyのカルチャーという感じです。ここでチームメイトのフォローがあったからこそ、後述する春学期の授業でもどんどん発言ができるようになりました。

コアのクラス(Red cohort)と教授陣
自席から見た教室の風景

課外活動について

授業などで大変な日々でしたが、クラブ活動や課外活動の機会も頻繁にあります。例えば先日、MBAAという生徒会が主催するGALAというオシャレに正装して、食事や模擬カジノを楽しむ、というイベントがありました。

GALAの風景(ブレていますが…)

また、他国の文化を学ぶような機会もあります。私はAsian MBA AssociationでインドのDiwaliというお祭りや、アジア圏の旧正月を祝うようなイベントにも出席しました。(写真はないですが、日本の「節分」についても紹介をさせていただきました。)他にも業界や職種に特化したクラブなどによるネットワーキングの機会なども豊富です。
個人のアサインメントやチームミーティングでも忙しい上に、更にこのようなクラブ活動に参加したりすると、タイムマネジメントが本当に重要になってきます。私もまだまだですので、時間の管理もできるように励んでいきたいと思います。

インドのDiwaliというお祭り(またブレていますが…)
旧正月のお祝い

春学期について

春学期から初めて選択科目を取り始めています。1月~2月に受けているのは下記の授業です。
  • W505: Power, Persuasion, Influence, and Negotiation(交渉術、Carolyn Goerner教授)
  • W506: Entrepreneurship: Leadership & Practice(アントレプレナーシップ、Donald F. Kuratko教授(Dr. K))
  • A548: Strategy Cost Analysis & Control(管理会計、Jason Brown教授)
交渉術の授業は学びが多いのですが、授業でのパーティシペーション、つまり発言が評価の点数の多くを占めるため、留学生には若干辛いところがあったりします。しかし、コアの期間のチームメイトのサポートもあり、少しずつ発言できるようになってきました。これを機に更に授業で発言できるようになって頑張りたいと思います。
上記に加え、GLOBASEとアカデミーのコンサルプロジェクトも並行で走っており、充実した日々を過ごしております。

ブルーミントンは寒くなったり暖かくなったりしています。日本も寒いと伺っています。受験生の皆様、お体にはお気を付けてお過ごしください!

2018年12月30日日曜日

アメリカのMBAでしか学べないこととは?

Class of 2019のK.I.です。

MBA1年目が終わった時に振り返りの投稿を出来なかったので、1セメスターを残すのみとなった私の留学生活を振り返りたいと思います。受験生の皆様は年末年始もアプリケーションに大忙しだと思いますが、学校選びや今後のMBA生活の何かに参考になれば幸いです。

アメリカのMBAでしか学べないこと

MBA受験時から考え続けることになるテーマとして、「MBAでしか学べないことって何だろう?」ということがあります。受験期間中も含めて約3年間、貴重な時間をMBAのために捧げることにどれだけの価値があるのでしょうか。

2年目の秋学期は、このことをまた考えることがありました。留学生活も残りわずかとなり、今勉強している知識を派遣元企業でどのように活かせるのだろう?ということを考えたことをきっかけにして、「果たして自分は、業務で学ぶ実務的な知識よりも価値のあることをMBAに来て身に付けることが出来ているのだろうか?」ということに思いを巡らせました。

結論から言うと答えは出ませんでした。自分がこの2年間で学んだことや経験をどう活かすかは自分次第ですし、結局はMBAに来てよかったと思える理由を考えて自分を納得させることになるのだと思います。

ただ、MBA2年目にして、自分の成長を実感することはできています。 これは確実に、MBAに来てよかったと思える理由の一つになると思います。以下に具体的に書いていきます。

授業で学ぶスキルセット

まず授業では、MBAに来る前には知らなかったことをたくさん学びました。1年目のコア科目でアカウンティング、統計、クリティカルシンキング、ミクロ経済、ファイナンス、オペレーション、マーケティング、ストラテジーを履修し、選択科目ではファイナンスを専攻としつつ、マーケティングの副専攻もしています。

企業の将来の財務諸表を予想して企業バリュエーションのモデルを作ったり、回帰分析を使って需要の予想や価格弾力性の分析をしたりするなんてことは、MBAに来る前には全くできなかったことです。

ただ、この勉強は日本のMBAでも出来ます。わざわざアメリカに来て勉強することの意味は何なのでしょうか?

私は、「アメリカに来て、よくまとめられた教授の授業を受け、言語の壁に葛藤し、チームメイトと議論しながら勉強した」という経験が、勉強した知識を記憶に残らさせ、定着させることに役立つのではないかと思っています。 確かにMBAで勉強する知識自体は日本の本にも書いてありますが、アメリカで、英語で、苦悩しながら勉強したという情緒的な一面は無視できないと思います。

英語とリーダーシップ

次に英語については、あくまで自己評価ですがかなり上達したと思います。語彙やリスニング力が向上したのも少しはあると思いますが、何より「英語で自分の意見・質問を大勢の前で口にすることへの ハードルが低くなった」ということが私にとってのブレークスルーだったと認識しています。

想像してみてほしいのですが、クラス中に手を挙げると、半円状になっている教室では、クラス内の全員の目がこちらを向き、みんなが私の発言に耳を傾けます。クラス中に発言すること、グループワークで自分の意見を英語で述べ、チームに納得させること、というのは、とても勇気のいることです。そしてこれはチームリーダーシップにつながってきます。私は一番初めのコア期間中、発言する勇気が出ず、リーダーシップを発揮できずに歯がゆい経験をしたことが何度もあります。

Kelleyではコア期間の終わりに、コアを一緒に過ごしたチームメイトからフィードバックのコメントをもらえます。私の思っていた通り、チームメイトからは「もっと意見が聞きたかった」「ミーティングで反対意見があるのなら、もっと強く発言すべきだった」などのフィードバックをもらいました。こうしたコメントを踏まえて、自分の中でコア期間中の自分の行動を反省し、選択科目のチームでは積極的に発言し、ディスカッションをリードしていくことに努めてきました。

具体的には、ミーティングのセッティングを進んで行う、 ミーティング前の準備をしっかりすることでミーティング冒頭から議論をリードする、反対意見を明確に述べる、チームメイトの意見に耳を傾ける、などです。どれも当たり前のように聞こえるのですが、言語が変わり、チームメイトが全くバックグラウンドの違う者に変わった途端に難しくなるのです。

努力の甲斐もあってか、現在は、選択科目でチームを組む際、一緒にチームを組もうと誘われたり、一緒に勉強しないかと誘われることが多くなりました。これまで選択科目で多くのチームを組んできましたが、チームワーク面での努力を評価され、信頼を得られてきた証拠だと自分なりに解釈しています。

また、クラス中も迷いなく手を挙げて発言・質問できるようになりました。秋学期に履修した授業では、質問内容を教授に褒めていただき、周りに座っていたクラスメートから「Good Job!」とほめてもらうことが出来ました。これまで英語で発言する自信の壁と闘ってきた努力が報われたような気がして、とても嬉しかったことを憶えています。

こうしたリーダーシップや自信は、外国でマイノリティとなり、英語も上手に話せないという逆境のなかで、苦悩しながら努力した結果得られたものだと思っています。

MBAに来て良かったか

このように、MBAに来たことで、日本にいたとしたら得られなかったような知識・経験・自信・リーダーシップを身に付けることが出来ていると思います。ただ、前述のとおりそれがどれだけ価値をもつのかはわかりません。日本に戻って派遣元企業でまた働き始めた際には、MBAで学んだことを活かすか殺すかは自分次第でありながら、大きな組織の中で自分が起こすことのできる変化の小ささに葛藤し、模索していくのだと思います。その時に、Kelleyで勉強・経験したことが将来必ず助けてくれると私は信じています。


もうまとめに入ってしまっていますが、Kelleyでの留学生活はまだ残り1学期ありますので、会社に戻った後のキャリアで活かせるかもしれない何かをできるだけ吸収して帰りたいと思います!

2018年12月11日火曜日

Kelley卒業生の就職データ

Class of 2019のK.I.です。

マーケティングに強い学校として知られているKelleyですが、Poets & Quantsに最近投稿された記事を見てみると、卒業後、P&Gに代表される消費財メーカーでの職に就く者は全体の15%程度であるとされていて、想像するほど多くはありません。


MBAの機会を利用してアメリカでの転職を考えている方や、米国企業とのコネクションを作りたいと考えている方もいらっしゃると思いますので、今回は2017年のKelley卒業生の就職データについて紹介させていただきます。


まず卒業後の就職先の産業ですが、コンサルティングがトップで25%、次がテクノロジーで24%となっています。年俸の中央値はコンサルティングが一番高くなっています。マーケティングでイメージされがちなB2Cの消費財は前述の通り15%です。

次に職務です(米国企業では、職務に応じて求人を行うことが多いです)。職務については、マーケティング職が一番多く34%、その次がコンサルティング職で32%となっています。やはりマーケティングに強い学校とあってマーケティング職が多いですが、先の表のデータを踏まえると消費財に限らず製造業やテック業界等、他の産業でマーケティング職に就く者も多くいることがわかります。

勤務地については、インディアナ州の学校とあって中西部が圧倒的に多く46%です。その次が西海岸で25%となっておりこれはテック企業への就職者が多いことが理由として挙げられるのではないでしょうか。Kelleyのプログラムの特徴であるAcademyでは、企業訪問を行う機会があるのですが、その対象も中西部の企業が中心となっていました。

最後に全卒業生の平均年俸の過去4年間の統計です。米国の景況が全体として良かったことも影響していると思いますがベース年俸、ボーナスともに順調に上昇しています。日本円に換算すれば年俸+ボーナスで約1500万円。Class of 2017の卒業時の平均年齢は約30歳ですから、30歳でこの年収を得られるとは素晴らしいですね。米国でMBAの学位が高く評価されていることの顕れだと思いますが、一方で米国企業と日本企業との実力の差を見せつけられているような気がします。日本企業、ガンバレ!!

就職先企業の一覧はKelleyのHPで閲覧できますが、以下の企業がTop MBA Hiring Companiesとして例示されています(Topの定義は不明。採用人数でしょうか)。

https://kelley.iu.edu/recruiters-companies/graduate/employment-statistics/recruiting-companies/index.cshtml

  • 3M
  • Abbott Laboratories
  • ConAgra Frozen Foods
  • Cummins, Inc.
  • Deloitte Consulting
  • Dow Chemical
  • Ecolab
  • EY
  • General Motors/OnStar
  • IU Health
  • Johnson & Johnson
  • Nestle
  • Procter & Gamble
  • Target

以上のデータで、Kelley卒業生の就職先や企業との接点について全体的な傾向をつかむことが出来るかと思います。全体な傾向として、例えば東海岸の金融サービスなどの業界に進むものは多くはありません。そういった企業に就職したい・コネクションを作りたいという方は、NYなどの学校に進まれた方が機会は多いと思われます。(KelleyにはCapital Market Academyもありますので、全くないわけではありません)一方で、中西部の製造業・小売業・消費財や、シカゴをベースとするコンサルティング、西海岸のテック企業などは就職者も多く、学校にリクルーティングに来る企業も多いです。そういった業界に興味のある方は、進学先にKelleyも一考されてみてください。

*すべてのデータはKelleyのGraduate Career ServicesのHPから抜粋しました。

2018年11月25日日曜日

KelleyのFinance授業について

こんにちは、Class of 2019のY.Mです。

Kelleyでは、必ず一つMajorを下記科目から選択する必要があります。

Business Analytics
Entrepreneurship and Corporate Innovation
Finance
Management
Marketing
Strategic Analysis of Accounting
Supply Chain and Operations

そして、私はFinanceを専攻しています。恥ずかしながら、私はMBAに来るまでは、Financeの知識は皆無でした。ただ、派遣元でも事業買収・売却や資金調達方法が大きなトピックスとなり、そもそもどうやって適正な事業の買収価格を決めてるの?どの資金調達が最適かどうやって判断してるの?という興味をもっていた為、FinanceをMajorすることにしました。

そこで今回は、私が今まで受講したKelleyのファイナンス系授業の紹介をさせて頂きたいと思います。ただ、授業の中身ばかり書いても何なんで、個性豊かなFinanceの教授陣の紹介も混ぜながら書かせて頂きます。


授業紹介


1) Integrated Core: Finance (Matt Billett教授)
Kelleyに入学すると誰もが受けなければいけないIntegrated Core。勿論、FinanceもCoreの授業の一つに組み込まれています。Time Value of Moneyに始まり、Cost of Capital, DCFやOption Pricing等、ビジネスパーソンとして身に着けていなければいけないFinanceの基礎知識を7週間という限られた時間で習得します。Billett教授は、50を越えているとは思ない程のイケメン教授。PhDから本格的にFinanceを勉強し始め、苦労したとのこと。その為か、初学者が躓きやすいポイントを良く把握している。

2) F540: The Firm in Capital Market(Sreenivas Kamma教授)
WACC Aproachに始まり、APV Approach, EVA, ROIC....、コーポレート・ファイナンスの道に進むのに必須なValuationの手法をケースも交えつつゴリゴリ計算しながら学ぶ授業。Kamma教授は、インド出身で訛りがきつい。でも、次第に慣れていきます。又、教授作成のテキストが非常によくまとまっている。マーケティングやサプライチェーンなどファイナンス以外の道に進む方が受講しても価値ある授業!

3) F520: Asset Valuation and Strategy (Andrew Ellul教授)
主に効率的市場仮説、ポートフォリオ管理(Sharpe Measure, Treynor Measure等)を学んだ後に、Option Pricing(Binomial, Black Scholes)を学ぶ。イタリア出身のおしゃれなEllul教授は、大のユベントスファン。彼の授業はコールド・コールの嵐。学生への期待値も高く、答えられないと「こんな問題もわからないのか!」と怒られる。しかし、非常に熱心な教授で、遅い時間帯からでもOffice Hourを開ていてくれ、質問に丁寧に答えてくれる。学生からの評価も高い教授。

4) F546: Corporate Financial Strategy (Merih Sevilir教授)
Corporate FinanceでどのようにInvestment, Financing, Payout の判断を下すのかについて学ぶ。トルコ出身のSeilir教授は、INSEADでPhDを取得。Morgan Stanley, Deutsche Bankでの勤務経験も持つ。妹(姉?)はAmazon勤務とのこと。その最強DNA、私にも分けて下さい。笑

5) F548: Corporate Governance and Restructuring(Merih Sevilir教授)
M&Aに特化した授業。Valuation、買収からの防御策、そしてPEやActivistの役割・最近の動向について学ぶ。定量的な側面は勿論、M&Aの定性的な議論も授業では取り扱われる為、非常に面白い。F546と同じくSevilir教授が担当。時折、授業内容に関連する教授の研究内容を授業で教えてくれるのだが、その時の教授のニヤニヤ顔が半端ない。

6) F507: Short Term Financial Management (D.J.Masson教授)
他のFinance授業は、コーポレートレベルの高い視点であるのに対し、F507はTreasuryとして日々の業務レベルで知っておくべき内容(Working Capitalの管理、CCCをどう短縮するか?Floatをどう短縮するか?等)を扱う。Masson教授は、非常に優しいおじいちゃん先生。授業後に復習の為に授業動画も提供される為、英語を聞き逃していまうInternationalの学生にはありがたい。

7) F508: Real Option(Richard Schockley教授)
DCFでとらえていないものは何?それは戦略のFlexibility! Option Pricingの理論を応用して、Flexibilityを加味して事業への投資判断を下すことを可能にするReal Optionの授業。Schockley教授は、Kelleyの有名教授の一人。蝶ネクタイ姿がいつもきまっている。授業スライドも教授が書いた教科書も非常に分かりやすく、面白い!現在履修中であり、最終プロジェクトをStrategic Finance Academy(ファイナンス系アカデミー)のエースのアメリカ人と同期のK.Iさん、Y.Iの日米トリオで取り組み中! (日本人はそもそも二人しかいませんが。笑)


まとめ


Kelleyは、Financeのイメージがあまり無い学校かと思いますが、MS in Financeというファイナンスに特化した新しいプログラムが始まったり、Academy(Strategic Finance Academy, Capital Markets Academy)も2つ用意されていたりと、ファイナンスを深める機会が沢山あります。又、Finance Clubも運営されています。
上記の授業は一部であり、他にも多くのファイナンスの授業が開講されています。受験生の方々も、国際性・個性豊かな教授陣の下、Kelleyでファイナンスを学ぶことも是非ご検討下さい!!



2018年10月21日日曜日

GLOBASE China

Class of 2019のK.I.です。大変遅ればせながらではありますが、今回は今年の春学期に履修したGLOBASEの経験についてシェアさせてください。
GLOBASE(グローベース)は、発展途上国の企業・団体を対象に、MBAの学生によるコンサルティングを行うプログラムです。Kelleyが提供するハンズオンプログラムには各種ありますが、GLOBASEは特に他国の比較的規模の小さいクライアントを対象に、課題解決のお手伝いをするというものです。詳しくはKelleyのホームページを御覧ください。

GLOBASE China




GLOBASEの中でもChinaは今年から初めて開設されたプログラムで、私達のクラスが第1期生となりました。私の所属するStrategic Finance AcademyのDirectorであるJoeがDirectorを務めています。私はこれまで中国を旅行含め訪れたことはありませんでしたが、中国の中でも、雲南省という比較的発展途上の地域で事業を営む企業・団体を対象にしており、今後世界ナンバーワンの経済大国になっていくであろう中国の成長のスピードを体感したく選択しました。


プロジェクト概要

私のチームは、コンサルティング対象企業として、雲南省大理市で営業するホテルチェーン、「ヒルトン大理支店」を選択しました。クライアントのカウンターパートはホテルのマーケティングチームで12月から2月にかけて電話会議を通じてコミュニケーションを取り始め、要望や課題を聞き取っていきました。
私のチームはKelley MBAの生徒4名、そしてSPEA(公共政策大学院)の生徒1名で構成されていました。SPEAの学生は中国の出身で、クライアントとのやりとりでも中心的な役割を果たしてもらいました。カウンターパートのマーケティングマネジャーが不在の場合、英語を話せる担当の方がおらず、テレビ会議やミーティングでは彼女におんぶにだっこでした。
プロジェクトの課題として与えられたのは、「中国のオンライン旅行サイト「Ctrip」(TripadvisorやExpedia等の類似ウェブサイト)における顧客レビューを5つ星に近づけるにはどうすればよいか」について提案を行うというものでした。シンプルな課題のようでいて、何にフォーカスすべきかを判断するのが難しい課題でした。ホテルのサービスを向上・維持すると同時に、宿泊客にいかにアプローチして5つ星のレビューを書いてもらうかが鍵であると捉えました。
まず私のチームでは、現在のレビューにおいて1つ星や2つ星のレビューを書いた顧客がどのような要因で批判的なレビューを書いたのかについて、顧客から提供された顧客管理システムのデータをもとに分析していきました。データに目を通す中で分かってきたのは、ホテルでの滞在には満足しているにもかかわらず、なんの理由も無く星3つまたは4つのレビューを残す顧客がとても多いことでした。これらの洞察を踏まえ、初動時点での我々の提案の方向性としては、「サービスを向上して悪いレビューを少なくし、満足度の高い顧客にアプローチして5つ星レビューを増やす」というものになっていきました。

コミュニケーションの障壁

我々が直面したこのプロジェクトにおける障壁は、顧客とのコミュニケーションでした。12月にプロジェクトのキックオフを行った際、2月の中国訪問にかけて毎週ビデオ会議をすることをクライアントと確認したのですが、1月中旬から業務多忙を理由に全く連絡が取れない状態となってしまいました。結果、クライアントから情報や意見を得ることが難しくなったため、自分たちで様々な仮説を立て、提案を練らなくてはならなくなりました。
チーム内で検討した結果、クライアントへの提案については最も宿泊客からの苦情が多いサービスの向上をまずは提案し、残りの提案については現地で考えることになりました。チームだけで仮説を考え提案を練るという作業はあまり効果的な策を考案できるようなものではなく、クライアントからのフィードバックなしには提案が現実とかけ離れたものになりかねないからです。現地に行くまでに、複数の教授や中国人同級生、ホテル業界出身の同級生にアドバイスを求めることで少しでも現実的な提案を持っていけるように努めました。

現地での体験

3月、実際に中国に赴き、1週間現地を訪問しました。現地にて約2ヶ月ぶりにクライアントとのディスカッションを行ったところ、これまで取り組んできた課題とは別に、新たに「従業員のモチベーション向上」そして「宿泊客からの苦情への対応の最適化」という2つの課題を与えられることになりました。現地滞在は1週間であり、時間の制約がある中、新たな課題を分析し解決策を考案するのはかなり取り組み甲斐のあるものでした。しかし、現地で顧客からの要求が増えたことで、チーム内に顧客に対して苛立ちを隠さない者も出てくるなど、チームワーク面でも課題が出てくることになってしまいました。
限りある時間のなかで作る我々の提案が上辺をなぞっただけのものとならないよう、同行したJoeにフィードバックを求め、提案の実現に至るまでの具体的なステップや費用概算を示すことで、クライアントが実際に行動に移せるような提案を作ることを心がけました。例えば「従業員のモチベーション向上」については、「従業員は個人としての表彰よりもチームとしての表彰を与えられた方がパフォーマンスが向上する」という学術調査の結果を示しながら、ホテル内でチームへの表彰制度を用意してはどうかという提案を行い、提案実行に至るまでの具体的なステップを練りました。
クライアントも業務多忙な中、滞在中は毎日1時間のミーティングに付き合ってくれ、我々の意見に対し建設的なフィードバックをもらうことができました。(これを2ヶ月前から電話会議でできていれば・・・!という気持ちがなかったとは言えません)
最終日、我々の提案をホテルの支店長にプレゼンした結果、想像以上に高い評価を得ることが出来ました。支店長からは、来週の幹部ミーティングで早速実行に移すかどうかの意思決定をするとの言葉をいただくことができ、これまでの努力が報われたという達成感を得ることができました。


GLOBASEでの学び

チームへの貢献

私は昨年のコアで、当初はチームでのディスカッションにうまく入っていけなかったり、意見はあるのにうまく英語で表現できないなど、とても歯がゆい経験をしました。GLOBASEはコアの直後に始まったこともあり、コアでの反省を踏まえて積極的にディスカッションに参加し、事前準備をしっかりして意見を表現するように努めました。一方、やはりディスカッションが加熱してくると飛び込んでいくのが難しくなり、アメリカ人の学生にゴリ押しされて結論を導かれてしまうこともありました。
そんな中、チームメンバーの一人(アメリカ人)が、私や中国人のメンバーが議論に入って行けず半ば傍観したような様子でいるときは声をかけてくれ、「君の意見を聞かせてくれ」と投げかけてくれたことが非常に助かりました。彼はとても朗らかでオープンな性格の持ち主で、私の雑談にもとても興味を持って接してくれるような人物でした。彼のこうした行動は彼自身の性格によって自然発生したものなのかもしれません。しかし、彼のこうした行動は、自分の意見をどうにかして言おうということに夢中であった私自身の姿勢に気づかせてくれ、「果たして彼のように他のチームメンバーの言うことに耳を傾け、意見を吸い上げようとする努力をこれまでしてきただろうか?」という疑問を自分に投げかけるきっかけになりました。

日本でグループワークをする際には当たり前にできていたであろうことが、異なる言語、異なる文化になった途端に難しくなるものだなあと実感し、また周りを見ることができていなかった自分を反省しました。チームでの経験というのは、チームメンバーに大いに左右されるものですが、彼のようにどんなチームにいても自分らしさを忘れず、かつメンバーへの配慮も忘れない姿勢というのはチームにとって大きな資産であると学びました。

 中国のスピード感


クライアントと接する中で、中国のスピード感を感じる場面が多々ありました。前述のとおり、我々の提案について即座に支店長が幹部会議にかけることを判断している姿には驚きましが、さらに驚いたことがありました。最終プレゼン後に幹部の皆さんと一緒にランチを摂りながら歓談している際、我々のチームメイトがインターンシップ先を探していることがわかるとすぐに人事の責任者を電話で呼びつけ、その場で面接が始まってしまいました。さっきまでカニを頬張っていたチームメンバーが真面目な顔をして面接に応じているその切替えの速さにも驚きましたが、すごいスピードで物事が進んでいくことに半ばついていけませんでした。 
支店長はとてもパッションに溢れた女性の方なのですが、過去5年ですでに3回ヘッドハンティングで中国含めアジアのホテルを移り歩きキャリアアップされているとのことで、今も毎週のようにヘッドハンティングの電話がかかってくるそうです。高級ホテル業界が中国で成長していることの証なのでしょうが、私にとってはその成長ポテンシャルやスピードが目まぐるしく、かつ羨ましく感じられました。 

 おわりに

GLOBASEは、海外のクライアントを相手に、情報やコミュニケーションに不確実性がある中でチームワークを行うという、Kelleyのハンズオン・プログラムの中でも目玉の授業だと思います。将来異国のクライアントを相手にビジネスをしたいという方はもちろん、チームメンバーとしての自分を成長させたいという方にも学びの多い機会です。Kelleyをご志望の方にとっても、Why Kelley?のひとつになりうるものでは無いかなと思います。

ご興味のある方はこのブログの過去のポストも参考にされてください。(検索バーからGLOBASEで検索してみてください。)


負荷の高い授業でしたが、学びも多く、チームメンバーとも楽しい時間を過ごすことができました。


以上、長いポストになってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

2018年10月1日月曜日

1年目に感じた課題と2年目への展望

こんにちは、Class of 2019のY.Mです。長い夏休みが終わり、MBA2年目が始まりました。と思ったら、もうFall Semester の1st 7 weekのFinal Examを来週に控えています。(KelleyではSemesterが更に7週ずつで2つに分けられています。)
2年目に向けて(もう始まっていますが、、)、かなり個人的な内容ですが、1年目に感じた課題と2年目への展望を今回は書かせて頂きます!

・やはり感じる英語の壁!! - 1年目 Fall Semester

MBAを始めて、まず初めに感じたのは英語の壁(恐らく、ほとんどの方がそうだと思いますが)。ただでさえ、なかなか聞き取りにくい英語。更に、Kelleyの30~40%程度は、International(大半がインド人)なので、訛りが加わって、何を言っているのか良く分からない。。特に、Coreの初めの頃にチームメートとのインド人と電話で話した時は、絶望でした。全く何を言ってくるのか分からないので、メールで用件を送ってくれと伝えました。笑
ただ、時間を経つと訛りにも少しずつ慣れてきます。英語力が上がるわけではないと思うのですが、自分の低い英語力で生き抜く術を学んでいきます。どうすれば、自分の知っている語彙で簡単に相手に伝えられるか?やどういう事前準備をすれば、グループワークで言いたいことを伝えられるか?など。
ただ、英語力は恐らくずっとついてくる壁なのかなとも感じています。先日もグループワークで私+中国人とアメリカ人2名で意見が割れた際に、結局アメリカ人に上手く言いくるめられてしまいました。私よりも100倍英語が出来る中国人が、「母国語じゃないから上手く細かい機微を伝えられない」と嘆いていました。あなたでそんなことを言うのなら、私はどうしたらいいのでしょうか。残りの1年間、卒業後も英語はコツコツ頑張りたいと思います。

・Team Contributionって何? -1年目 Spring Semester

Integrated Coreが終わると、Electiveの授業、 Academy Project(企業向けのプロジェクト)、GLOBASE(新興国の企業やNGO向けのコンサル)などでグループワークの機会がどんどん増えていきます。それぞれのプロジェクトで違うメンバーとチームを組むのですが、「ん?自分はこのチームに本当に貢献出来ているの?」と感じることが多々ありました。
個人的な考えですが、教育制度の為か、会社の人材育成の方針の為か、日本人は何でもある程度は出来ると思います。(私は、決して出来る人間では無いのですが、)パワポやエクセルといった基本的なパソコン操作もある程度出来ますし、一般的な会計や数学や経営知識などもあるのではないかと思います。なので、私もチームに欠けている力を見つけて、自分がチームに出来ることを探すことにより、何とかチームの中で自分の居場所を見つけていました。Academy Projectでは、全員が不得意だったのでパワポを担当したり、Globaseではファイナンス知識を持っている人がいなかったので簡易なFinancial Modelを作ったりとそれぞれのチームに合わせて何か貢献出来そうな点を見つけていました。
ただ、圧倒的なパソコンの知識を持って、コードを組んでデータを分析したり、Financeの知識を駆使して、Clientの企業も驚くようなFinancial Modelを作ったりしているチームメイトを見て「ん?自分には何か尖った強みが欲しい!」「穴埋めじゃなくて、強みを活かして、チームに貢献出来る様になりたい!」と思うようになりました。
そこで、社費派遣の特権?である夏休みを活かして、US-CPAの勉強を始めました。同級生にはCPAも多くいるので、あまり尖った強みでは無いのですが、Kelleyで学ぶことにプラスした知識を持つことによって、グループワークでももう少し貢献出来る様になるのではないかなと感じています。ただ、夏休みに予定していた計画通り進まなかったので、焦りを感じています。笑

1年目に感じたことを忘れずにMBA 2年目も有意義に過ごしたいと思います!ただ、いまは来週のFinalを乗り越えることが、最大の壁です!

朝9時頃の校舎前。朝晩は寒くなりました。