2017年6月1日木曜日

Club幹部活動

こんにちは。Class of 2018J.Kです。
MBAの課外活動はよく箱だと言われております。学校は箱を与えてくれるだけ。その箱を生かすも殺すも学生次第。本当にそれを実感したのが、クラブ幹部での活動です。
私のクラブ活動への参加率は春学期の1st 7 weekまで学業と子供の面倒を見ることに集中していたため、興味はあっても参加率ゼロといってもいいほど参加していないのが実情でした。2月に各クラブの幹部の選挙戦の告知が行われるとインド人の同級生が私にAsian MBAAのクラブ幹部として一緒に立候補しないかとお誘いが来ました。通常の選挙戦(私だけかもしれませんが…)で思い浮かべるのは、PresidentVice Presidentにそれぞれ個別に立候補して、別々に投票が行われるのが、思い浮かべますが、Asian MBAAの場合は、Slate方式といわれる選挙戦で行われ、幹部候補61組となって立候補します。そのため、インド人は私を61組のチームメンバーの1人として選んでくれたのです。Asian MBAAといえば、100名を超すクラブメンバーを誇るKelleyの中でも最も大きなクラブの1つです。ちょうどClass of 2017Asian MBAA前幹部の台湾人の方から “J. Kはクラブ幹部をやった方がいい、日本文化を盛り上げてほしい” と兼ねてから言われていたので、マイノリティーである日本人の自分に声がかかったのは、何かの縁ではないかと思い、すぐに快諾いたしました。Asian MBAAの選挙戦は、私が想像したより競争率が高く、Slate3組立候補しており、それぞれのスローガンや1年間の計画も異なるものでした。正直なところ、私のチームの施策やSlateメンバーの構成を見ても、ほかのSlateよりも見劣りしていたため、プレゼンが終わった後は勝つ自信が全くありませんでした。しかし、ふたをあけてみたら、接戦の末、奇跡的に我々のチームが勝利しており、チームで大いに喜びを分かち合いました。
2月末に選挙戦が終了し、3月に本格的にクラブ幹部を引き継ぐことになり、我々の最初の仕事は4月末に行われるKelley Cultural Night “Euphoria Night” (以下、Euphoria Night)の企画・運営でした。Euphoria Nightは、200人以上のfacultystudentが参加するKelleyの中でも最も大きなイベントの1つです。予算計画策定、プロモーション、ポスター作り、チケット販売、会場設営、食事の注文などを1か月ですべてやらなければならず、自分の予想をはるかに上回る仕事量でした。一番苦労したのが、異なるPriorityや文化を持ったメンバーとの議論でした。初めのうちは、思い付きで話し始めるだけで、議論が拡散するだけで無駄な時間を過ごしておりましたが、自分がAgendaを書いてそれを元に議論を進めていくスタイルに変え、議論がまとまらないときは各メンバーの投票によって決定する等少しずつですが、自分たちのスタイルを確立するに従って最後の方は効率的に議論ができるようになりました。最終的にKelley Cultural Nightは、無事開催することができました。しかし、その企画・運営方法は決してスマートなものではなく、行き当たりばったりで見通しが甘く、人の力を必要以上に借りてしまいました。会社の中で中期計画の策定や大規模投資プロジェクトの経験があったにもかかわらず、うまくリードできず改めて多様な個性をまとめあげることの難しさを痛感致しました。反省が大きかった半面、MBA Office60人を超える学生から協力を得られたときの喜び、気が滅入っているときのいろいろな人からの励まし、そして”Thank you for organizing Euphoria J.K” Thank you notesを観客の1人であるDomestic studentからもらえたときは、望外の喜びでした。これこそクラブ活動をやっている醍醐味ではないでしょうか。

Asian MBAAの幹部をやっているとクラブ間のCollaborationを通じたイベントの共同企画の話が多くあり、秋学期も引き続きクラブ活動、学業に忙しいことが予想されます。Asian MBAAを生かすも殺すも自分次第だと思い、真摯に取り組み、また” Thank you” と言われるように頑張りたいと思います。

2017年5月10日水曜日

MBA1年目で見たもの、得たもの、感じたこと

こんにちは、Class of 2018のH.Iです。
先日の期末試験をもちましてClass of 2017は卒業、そして我々Class of 2018も怒涛の1年目が晴れて終了となりました。
 
振り返ると、本当に大変だったな、何とか這いつくばってやりきったなという達成感と、果たして入学前に思い描いて通りの成長を自分が遂げられたのか?に対する懐疑心みたいなものが混ざり合った感情です。
 
 早速ですが、私にとってこの1年でのTakeawayをまとめますと
  • 損得関係のない友人関係が国籍問わず広がったこと
  • 派遣元企業で働くだけでは得られなかったオペレーションやアカウンティング等の経営に関する知識を広く浅く体得できたこと
  • 学びたいと思っていたマーケティングについて日米差を意識しながら、幅広く、かつ深く学べたこと
  • コンサルプロジェクトや日々の授業課題でのチームワークにより、自分のリーダーシップスタイルの目指すべき方向が見えたこと
となります。
まとめると味気無い内容になってしまいますので、長文になりますが少し時系列に沿って振り返ってみたいと思います。

Kelley Business School

まず何しろ最初が1番キツかったですね。Me, Inc.では英語の壁にぶち当たりながらも自分自身のことをしっかり言葉で表現しないとならない毎日が続き、そこまで楽しめていなかったのが本音です。ただ、結果的にはそこで同じクラス(コアのクラスとは別で、計30人くらい)だった同級生とは仲良くなれたので得たものは大きかったのは間違いありません。楽しいこと=学びが多い、ではなくて真逆のことも往々にして有り得るということです。
 
Coreにおける学習内容の難易度はそこまで高くないため、同内容を日本語でも学べる機会はありますし、その方が純ドメにとっては間違いなく習熟度は高いと思います。どちらかと言えば、強味を伸ばすというよりも、これまで業務で携わってこなかった弱点を補強する意義の方が個人的には大きかったです。
 
5人1組のチームから得たものも非常に大きな財産と言えます。毎日固定の席に隣り合って座り、山のように課される課題を一緒になって進めるにつれて、お互いの性格や得意不得意もよくわかり、心から助け合える関係を築けました。間違いなく一生の思い出です。但しチームによって、うまくいったところ、いかなったところはあるみたいですが(笑)
 
MBAに来るような人は皆それなりの自信をもってやってくるのではと思いますが、私としては自分の力の無さや、能力の限界もよく感じました。またチャレンジする度に成功すれば達成感を感じ、失敗すれば恥ずかしい思いをするという、なかなか日本では味わってこなかった、いい意味でスリリングな経験ができました。また、同級生からも本当によく学びました。ランキングの高さは学生の質に影響しますので、このような他の同級生からの学びという面ではやはりある程度ランキングも指標の1つかな思います。
 
IU Auditorium

さて秋学期が終わり春学期(Electives)になると一気に自由度が増し、何に重きを置いて日々過ごすかしっかり考える重要性を改めて感じました。なおKelleyの各学期は7週間×2タームにて構成されています。
 
春学期前半の7週ではアメリカ人中心にチームを組み、Strategyの発展版授業やMarketingの定量分析に関する授業などを履修しました。これらの内容は同時並行で行なっていたAcademyのコンサルプロジェクトにも直接生かすことができ、単純に学ぶだけではなく、自分なりにアウトプットしようとすることで習熟度を高めることができたのはkelleyのプログラム構成の良さだと思います。
 
後半の7週間はと言いますと、重点的に学びたいと考えていたMarketingを中心に履修しました。B2B Marketing、CoreのMarketingの発展版、Digital Marketingとそれぞれ違った切り口でMarketingのあり方を考えるきっかけになり非常に刺激を受けた期間です。
 
またチームについては、どうしてもアメリカ人中心のチームだとリーダーシップを発揮することが難しく(個人差が大きいことをお断りしておきます)、少し違った経験をしたいと考えるようになりました。そこで春学期後半ではアジアやヨーロッパ出身の人と組み、どれくらい自分のリーダーシップが向上したのか、通用するのかを見極めることにしました。その結果、自分のリーダーシップは、チームメイトの良いところをなるべく引き出し、アウトプットに結びつけていくことだということに気がつかされ、色々とどう伸ばしていくか試行錯誤してみる期間となりました。
 
前述の通り同級生は優秀な人が多いので、自分の答えに固執するよりもメンバーの意見を聞きながら進める方がチームとしていいアウトプットが出るのは間違いありません。したがって、それぞれのチームメイトのハイパフォーマンスを引き出すべく、打ち合わせする前に立ち話でもいいので、課題について少しでも話しておくこと等は一定の効果がありました。所謂日本の根回しレベルまでしっかり行わずとも、初回の打ち合わせでこういったことは決めようといった方向性を事前に見出しておくことも、万国共通、打ち合わせをスムーズにすると思います。
 
長くなりましたが今後は以下の点を意識していきたいと思います。
  • 同級生との関係はもちろん、米国不動産業界等、ビジネス界とのネットワークを築く
  • ファイナンス等これまで重点化してこなかった分野を学習する
  • Kelley内に加え夏季及び来春学期の交換留学を通じて、よりdiversityのある環境においてもリーダーシップを発揮できるようになる

2017年5月2日火曜日

2年間のMBA生活で得た7つと卒業後の課題2つ

Class of 2017のK.Hです。卒業式を今週末に控えながら、引っ越し準備やファイナンスの授業のチーム課題とテスト準備に追われており、最後まで本当に慌ただしく過ぎ去っていくものだ、と実感しております。さて今回は最後の更新ということもあり、2年間の総まとめとして、私が得た7つのものと、卒業後の課題2つを書いていきたいと思います。

<MBAで得た7つのもの>

1.ビジネスに関するハードスキル


ビジネススクールカリキュラムにおいては当然の話なのですが、非常に広範囲のハードスキルを学ぶことが出来ました。私は出身企業が保険会社ということもありファイナンスとアカウンティングのメジャー(専攻)だったのですが、特にファイナンスについてはかなり幅広に知識を習得できたと思います。

私が取ったファイナンスの授業は企業評価・マネジメントサイドと、証券分析・投資戦略サイドに別けることが出来ると思っています。(それ以外にも経済学の授業もあるのですが)。企業評価サイドでは、「F540:The firm in the capital market」では企業価値の定量評価の手法を学んだのち、「F546:Corporate Financial Strategy」「F548:Corporate Governance and Restructuring」では定量評価を前提とした企業戦略について学ぶことが出来ました。また証券分析・投資戦略サイドとしては、「F520:Asset Valuation」で基礎的な証券評価やアセットマネジメントについて学んだのち、「F526:Derivative securities」ではデリバティブを、「F529:Equity Market」ではヘッジファンドの投資戦略と評価を、「F528: Fixed Income Investment」では特に証券化商品を、「F508: Valuation of Real Options」ではリアル・オプションを学びました。もちろんこれらは一例で、さまざまなテーマでファイナンスを学ぶことが出来ました。

こうしたハードスキルのベースは資格勉強でも身につけることが出来るのですが、MBAの場合ケーススタディを通じて具体的な企業での運用状況について検討することになります。また自ら選んだ企業の分析を行い、買収戦略などのプレゼンテーションを行うなど、実際のビジネスの場面に寄せているため、資格勉強とは異なる角度から深めることが出来ます。

ファイナンスを例に挙げましたが、これはアカウンティングや他のメジャー(専攻)でも非常に幅広くハードスキルを身に着けることが出来ます。

私自身、アプリカント時代や留学初期にソフトスキルを重視するあまり、ハードスキルについてあまり深く検討していなかった、という反省があります。優先順位はその時その時で変わるのですが、それでもこれだけ多くのハードスキルを取得できたことは非常に有意義でした。


2.日本人以外の方への理解


異なるバックグラウンドを持ったグループのなかで業務を行うようなものですから、必然的に互いの違いが見えてきます。個人ごとの相違、各国民性の相違はありますし、それに対する対応をしなくてはなりません。英語力の面でどうしてもハンデがあったため、この面についてはストレスも多かったのですが、少しずつ自分なりのリーダーシップを発揮できるようになったのは非常に良かったと思います。

また幸運にも学外の友人を得ることができ、彼らとのコミュニケーションを通じて、アメリカ人やアメリカの地域コミュニティに対する理解が進みました。当然ながら私自身の個人的なバイアスに基づいているのでそれが何かを書くことはしませんが、生きた経験を積むことが出来たのは、単純に楽しくもあり、今後の人生においても大きな意味を持つと思っています。


3.コミュニケーション能力


国外経験皆無の私にとってこのコミュニケーションというものは本当に大きなハードルであり続けましたし、2年間MBAにいても未だに問題を抱えっぱなしです。

さてコミュニケーション能力といっても単純に英語力の問題ではなく、そこで壁があるからこそ多くのものが試されます。 事前にどれだけの準備をしたか、自分の考えを決してうまくないだろう英語で論理立てて言えるか、反論に対し憶さずに再反論できるか、重要な事柄が分からないときに分かったふりをしないでしつこく聞けるか、日本語であれば普通に頑張れば出来る事柄が途端に胆力を要求するようになります。

まだまだ発展途上ではあるものの2年間のMBA生活で多くの実戦を経験させてもらいました。アプリカント時代はMBAにおける英語力向上を過大評価しておりましたが、今では一生の課題である開き直り、向上させていく必要があると感じています。


4.不確実性に対する耐性


分からないことだらけ、というのはやはりストレスの原因なのですが、それは私生活においても学校においても変わりません。私生活で言うと、アメリカの企業は良く言えばおおらか、悪く言えばいい加減なので、出来ると言われていたことが出来なかったり、エビデンスが必要だと思っていたものが無くても良かったり、と驚くことが多くありました。異国の地で住む以上、サプライズは当たり前なのですが、社費で来ており細かな書類を揃える必要がある私は、かなりストレスフルな時期がありました。やはりしっかり事前調査をし、しっかり食い下がる必要があろうかと思います。

またアメリカ独自ということではなく、ビジネススクールにおいてはかなりの数の前提(将来の売上成長予測やコストカットの進捗など)を使って将来収益性や株価の予測をすることが多々あります。私自身、こうした仮定の上に仮定を重ねて、議論を行うということに慣れていなかったため、この点でも気持ち悪さのようなものがありました。今でこそ慣れることが出来たのですが、不確実性に頭をさらすというのは訓練が必要だと感じました。


5.米国公認会計士(準備中)


学期期間中は多忙を極めるMBAですが長期休暇があるため、インターンのない社費の人間にとってそれをどう生かすかは死活問題です。交換留学という選択肢もあったのですが、会社とも相談の上、米国公認会計士に挑戦することになりました。

まだ全ての科目に合格はしておらず卒業後も挑戦は継続するのですが、こうした機会にMBAとは別の大きな資格の獲得にチャレンジすることは、自分の市場価値を上げる上でも本当に良い機会だったと思います。


6.自己分析


世界中から優秀な学生が集まるビジネススクールですから、自分の経験の狭さというものを思い知らされた経験は多々ありました。コアカリキュラムも終わらないうちからエクセルを駆使し企業の財務諸表から企業価値の分析をバリバリと行っていく者もいれば、非常にエネルギーに溢れた魅力的なプレゼンを行う者、初対面のチームメイトのグループでもしっかりとマネジメントし成果を出していく者、 そうした優秀な生徒に囲まれた生活は刺激的でもある一方、焦燥感の原因でもありました。

私が自分の強みを生かすきっかけとなった一つは、「A564 Detective Earning Management」という利益操作を見破るための会計の授業でした。内部監査人のバックグラウンドがあり、公認会計士試験の準備もしていた私は確かにあの授業ではかなりの貢献をすることが出来ました。

言語的な問題もあり、弱い立場になりがちなビジネススクールではありましたが、こうした経験もあり自分でもやれるという実感に得るこができました、しっかりと準備をして臨むことが出来れば、かなりのレベルで彼らに対し渡り合えるという自信を得ることも出来ました。それは自分がチームに対して何が貢献出来るかという自問自答の結果でもありますし、目の前の課題に対してプロフェッショナルに取り組むという社会人として当たり前の行いでもあるかと思います。


7.新婚生活と旅行、スポーツ観戦


幸運にも私は渡米直前に結婚し、こちらに来てからハワイで挙式を行いました。学期中は忙しく、長期休暇も会計士の準備で忙しかったため、頻繁に旅行に行くことは出来ませんでしたが、それでもスポーツ観戦や国立自然公園など一緒に楽しむことが出来ました。異国の地で苦労も多かったため、支えてくれた妻には本当に感謝です。


<卒業後の課題2つ>

1.職場におけるリーダーシップの発揮


MBAにおいてリーダーシップが発揮できるとは言っても、やはりそれは短期集中のものが多く、何かを完成させてしまえば終わりですが、実際のビジネスの場であればより長期に及びますし、何より成果に対しての厳しさが比較になりません。私自身、MBAのグループを仕切るような経験は多少あったのですが、同じ会社の同期を見れば組織の長として活躍している者もいるため、その点においては彼らに先を行かれていると思います。ここはMBAが実際のビジネスに比べて弱いところだと思います。自覚した上で鍛えていきたい分野の一つです。

2.継続的な英語力強化


留学前は2年間MBAにいればもう大丈夫だろう、と甘く考えていたのですが、実際には発展途上も良いところです。これからは目的ではなくツールとして英語を使う機会が増えるかと思いますが、この点も忘れずに訓練を続けていきたいですね。


非常に長くなってしまいましたが、この2年間を振り返ることが出来て良かったと思います。まだテストが残っているため卒業まではまだまだ忙しいですが、ブログという点ではこれが最後となります。アプリカントの皆さまもどうか頑張ってください。最高の留学生活が待っています。






2017年3月31日金曜日

GLOBASE India

Class of 2018のY.Yです。今回、2週間の春休みを利用して途上国の企業や団体のコンサルティングを行うプログラムであるGLOBASEに参加してきましたので、そこでのでの活動内容と学びについて少し具体的に紹介したいと思います。
なお、GLOBASEの行き先はインド、グアテマラ、ガーナ、ベトナムなどの中から選べるようになっていて、私はインドを選択しました。

GLOBASEの概要についてはホームページのこちらの記事もご参照ください:
https://kelley.iu.edu/kjsa/school-admission/extra-program/#globase(記事に記載されているKIPsは今回中国で開催されましたが、来年度はGLOBASEに統合され、KIPsとしての枠での開催はなくなるそうです。また、今年度行き先として選べたアメリカ(ネイティブアメリカンとのプロジェクト)も来年度はなくなるようです。)


Taj Mahalにて


プロジェクトの概要


スケジュール・授業の構成 GLOBASEの現地での活動は春休み期間(3月上旬)に行うのですが、プロジェクト自体はそれより早く、春学期の最初(1月第2週)から始まりました。クライアントの担当者とSkypeで毎週打ち合わせを重ねながら、彼らの抱える課題に対するソリューションを探りました。ちなみに、インド人は英語を話せるため、彼らとのSkypeミーティングは英語で行われたのですが、インドなまりの英語が私には聞き取れず、チームメイトにその都度教えてもらう必要がありました。(現地での対面コミュニケーションには問題はありませんでした)

通常の授業は1.5単位ですが、GLOBASEは3単位ということで、現地でのプロジェクトに加えて毎週の授業もありました。春学期前半7週間に開講され、プロジェクトマネジメントの方法論やインドの経済や文化、宗教、社会問題などを学んだ他、プロジェクトの進捗状況についての中間発表なども授業の中で行いました。

その後、実際にインドに滞在し、前半の1週間でクライアント先を訪問、後半1週間でインド各地の名所を巡り文化を体験するというスケジュールでした。

クライアントについて


私たちが担当したクライアントはCORD[1]というNGOで、インドの地方が抱える課題を解決し自立的な発展ができるように支援する活動を行なっています。具体的な活動内容としては、女性の自助活動支援や、マイクロクレジット(少額融資)の仕組みを活用した農業の効率化支援、健康・医療サービスの提供、障がい者向けリハビリテーションの提供など、幅広く行っています。


プロジェクトの内容


GLOBASE Indiaの中でも、私が選択したのはCRM(Customer Relationship Management: 顧客関係管理のためのシステムや戦略)に関するプロジェクトで、4人一組のチームで取り組みました。CORDがSalesforce.comなどのCRMシステムに興味を持っているということで、ニーズに沿った形のCRM戦略を提案することがプロジェクトの目的でした。ただ、実際には当初クライアント自身にとっても何を望んでいるのかがあいまいで、そもそも解決したい課題があるのかどうかすら不明確な状態だったため、雲をつかむような状態から始まって、そこから徐々に、Skypeミーティングを通じて手探りで問題点やソリューションへと近づいていくことになりました。


提案内容


最終的には、Salesforceなどの本格的なCRMシステムを導入するには高いレベルのIT技術者が組織内にいる必要があり、現状のCORDの人的資源では困難であると判断したことと、現時点でそもそもほとんど何の顧客情報も整理した形で蓄積されていなかったことから、まずは「はじめの一歩」として具体的で確実な改善が図れるよう、次のような成果物を作成しました。①基本情報を確実に収集するための情報収集カードを作成。②重複・分散していたデータベース(エクセルファイル)を統合し、さらにデータを視覚的に分析するためのシートを作成。③データ収集から入力・分析までの流れを説明したマニュアルと、より高度な顧客情報管理に向けたガイドラインを作成。


これらの成果物・提案はクライアントから非常に高く評価され、組織運営にも実際に反映してもらうことができました。当初の雲をつかむような状態を思い返すと、ここまで漕ぎ着けることができたということには感慨深いものがあります。





現地での最終プレゼンテーションの様子


プロジェクトからの学び


もともとMBA留学における個人的な大きな目的の一つが、エンジニアと企画・マネジメントとを「橋渡し」することによって新たなプロダクトやサービス、業務プロセスなどのイノベーションを起こせるような人材へと成長するということでした。今回GLOBASEにおいてこのプロジェクトを選択したのも、そのような「橋渡し」の経験を期待してのことで、実際にメンバー構成としては、私の他に元ITエンジニアのMBA生一人と、SPEA[2](公共政策大学院)の2年生二人ということで、まさに求めていたシチュエーションを得ることができました。

元ITエンジニアのチームメイトは当然技術面でアドバンテージがある一方、目の前の事象にフォーカスしすぎる傾向があり、広い視点での解決策の提案は苦手でした。一方、私も多少細部にフォーカスしすぎてしまう傾向があるものの、経営的視点に立って本質を考えるのが得意でした。他の二人はより広い視野を持ち、インド人とのコミュニケーションが得意だったのですが、逆に技術面においては何が可能で何が不可能なのかが分からないため、具体的なソリューションのアイディアを出すことは難しいようでした。

このような立ち位置の中で私が特に強みを発揮することができた場面の一つは、事前検討の初期段階で提案の基本方針を検討していた時でした。その時点で、既に何回かのSkypeミーティングを経て、寄付者に焦点を当てるという大方針は立っていたのですが、具体的な成果物について方向性が打ち出せずにいました。その時点ではSalesforce.comを使う案や、Google Driveをプラットフォームとして活用する案、あるいは自動メール送信ツールの作成やホームページへのオンライン寄付機能の実装など様々なアイディアが出ていたのですが、どれも決定的なソリューションであるようには感じられず、行き詰まっていました。ただ、その時点で私は何となく問題そのものはどんなツールを使うかではなく、むしろ情報マネジメントに関する明確な指針のなさにあるのではないかということを朧げながら感じていたため、情報管理の「ガイドライン」の必要性をチーム内で提案しました。そしてチーム全体でこの仮説を検証するための質問を用意してクライアント側に投げかけてみたところ、実際にガイドラインの必要性が確認できて、重要な一歩を進めることができました。この貢献は他のメンバーから非常に高く評価されたとともに、私自身にとっても技術シーズとユーザー側のニーズの両面を俯瞰できるということの強みを確認することができ、大きな自信につながりました。(渡米以来ずっと、英語力不足のためチームワークにおける貢献に苦戦していたため、この時にイニシアティブをとって議論を先導できたことは個人的に大きなブレークスルーでした。)

また、強みを発揮できた場面の別の例として、「ダッシュボード」の作成も挙げられます。Excelのデータベースを改善するにあたり、元ITエンジニアのチームメイトは、クライアントの要望通り「とにかく限りなくシンプル」にすべきだと考えており、関数などは一切使わずソート機能だけで十分だと主張していました。一方私は、日常的なユーザーにとっての便益も非常に重要でありながら、それだけでは不十分であり、経営者から見て私たちの提案の意義が直感的にわかるような、データからのインサイト(洞察)を提供することが不可欠だと考えていたため、視覚的にグラフで有益な情報を提供する「ダッシュボード」を作るべきだと主張しました。エンジニアではない2人のチームメイトは、インサイトの必要性については強く同意していたものの、言葉だけではいまいちどんなものが提供できるのか分からない、ということだったので、私がプロトタイプを作成することになりました。そして、大まかな見栄えや最低限の機能を実装したプロトタイプを作成して見せたところ、全員から非常に高い評価を得ることができました。さらに実際にクライアント先を訪問した際には、それがまさに現場側・経営者側のどちらもが必要としていたものだったということが判明し、私たちの成果物の中核をなすものとなりました。

このように、今回のブロジェクトを通じて、技術的な知見と経営的な視点の両方を活用することで本質的なソリューションを生み出すという自分なりの強みの活かし方を再発見することができました。また、コミュニケーションの回数や頻度の重要さについても大きな学びを得ることができました。以前の職場では、技術面と営業面の両方がある程度自己完結できてしまったため、新しいプロジェクトを動かすに当たっても、多くの人と協働するというよりは「自分一人でやりすぎてしまう」という傾向がありました。しかしながら、今回のプロジェクトは英語のハンデもあり、自分一人では到底不可能なものだったため、多くの面でチームメイトに頼ることになり、常に緊密にコミュニケーションをとりながら進める必要がありました。その結果学んだのは、他の人とコミュニケーションを数多く重ねながらアイディアを練ることによって、自分だけで大部分を完結してしまうよりもずっと洗練され、価値のあるものがアウトプットできるということでした。これは、今後の自分自身のリーダーシップのあり方を考える上で非常に示唆深い、ベースとなる体験になったと感じています。


チームメンバー・CORDスタッフとの集合写真


おわりに


 GLOBASEは他の授業と比べても、間違いなく負荷の高いプログラムではありますが、その分チームメイトも全員が深くコミットしており、密度の濃い、本気のチームワークを経験することができました。プロジェクトの内容も、クライアントが抱えるリアルで切実な課題を扱っているため、自分たちの貢献がそのまま組織の将来性に影響するという責任感を常に感じながら全力で取り組むことになりました。その結果、学びの面でも、また達成感という面からも、これまでのMBA生活の中でももっとも満足度の高い経験となりました。

 今回書いた内容は、どちらかというと個人的な要素の強い体験記となってしまいましたが、GLOBASEがもたらす密度の濃い時間は、他では得られない何か大きなものをきっと与えてくれると思います。ぜひ、Kelleyの大きな魅力の一つとして参考にしていただければ幸いです。



Holi Festivaln(ヒンドゥー教の色粉を塗り合う春祭り)にて




[1] CORD = Chinmaya Organization for Rural Development: Chinmayaというのは創始者の名前。
[2] SPEA = School of Public and Environmental Affairs: Kelleyに隣接した学部。多くの面で全米一位の評価を得ており、インディアナ大の看板学部の一つ。

2017年3月3日金曜日

Academy Intensive Week #2

こんにちは、Class of 2018 Y.Iです。

前回のH.Iさんの投稿で、1月は奇跡的な暖かさとありますが、2月も引き続きその暖かさが続き春が来ているかのようです。現地の人はridiculousと言っていました。

アプリカントの皆様にとっては、2ndで出された方はインタビューも終わり結果を待つだけ、3rdで出された方はインタビューのインビテーション待ちといったところでしょうか。合格後にどの大学にしようか迷われている方も、これからインタビューの方もいつでも質問等受け付けますので、お気軽にご連絡ください。

さて、先月の2月23日(木)で春学期の前半が終了し、その翌週の2月27日からAcademy Intensive Weekの第2弾が始まりました。第1弾やAcademy制度については、以下の記事をご覧ください。http://kelley-mba-japan.blogspot.com/2016/12/class-of-2018-h.html

私が所属するBusiness Marketing Academyは、月曜日から水曜日までの3日間、シカゴに企業訪問に来ましたのでその様子を簡単にご紹介したいと思います。

2月27日(月)
朝6時45分に大学に集合し、バスでシカゴの少し北にあるミルウォーキーに向かいます。ミルウォーキーには昼頃到着しすぐに1社目の会社訪問が始まります。訪れた会社は、シニア向けの商品やサービスを提供している会社です。社員の方から、業界の動向、会社のポジショニングなどのレクチャーを受け、最後は軽くお酒を飲みながら懇親会をして、夜7時ごろにホテルに戻ります。
ホテルに戻った後は、友人たちとシカゴで有名なシカゴピザを食べに行きました。

2月28日(火)
朝8時15分にホテルのロビーに集合して、歩いて1社目の会社に向かいます。業種としては化学メーカーなのですが、今回訪れたのはDigital部門。ソフトウェアなどを使い社内の様々な課題を解決する部門で、さながらテック系の会社のようなオフィスと仕事内容でした。オールドエコノミーに属する会社でも常に最新のトレンドをフォローし、ビジネスに活かしているところに日本との違いを見た気がしました。
お昼を挟んで2社目ということで、お昼は友人たちとラーメンを食べに行きました。
昼からは、B to Bのビジネスに特化した広告代理店を訪問しました。この会社は最近、日本企業に買収された会社で、夜のレセプションでは、買収後と買収前の違いや親会社である日本企業とのシナジー効果などの話を聞くことができ、とても面白い会社訪問となりました。

3月1日(水)
朝6時15分にホテルのロビーに集合して、バスで1社目の会社に向かいます。業種としては、間接資材の製造販売を行っている会社です。消費者としてはあまりなじみのない会社ですが、実は日本にも子会社を持っており、この子会社は日本でとてもビジネスを成功させています。
お昼からは、ヘルスケアの会社に訪問し、ここでは簡単なケーススタディを行いました。お題はヨーロッパ市場のシェアを伸ばすにあたりどのような戦略をとるべきかということで、必要な情報が与えられ30分間でチームで提案を作る必要があります。この、その場で必要な情報が口頭で与えられすぐに30分間で提案をまとめるというのは、インターナショナルにとっては結構厳しい面もありまして、最初のころは全くアイデアが出てこず議論に参加できないということが多々ありました。最近ではある程度慣れ、情報を取捨選択して簡単に自分の意見をまとめることができるようになりましたが、それでもネイティブのアイデアの量の比べると足りてないと感じています。
さて、夕方18時30分にシカゴからブルーミントンに向けて帰るのですが、帰りは5時間かかります。ということは、ブルーミントンに着くのは深夜0時ごろ。実際、0時30分ごろに大学に戻ることができ、そこから家に帰ったのは1時くらいでした。さらに、翌日は10時からAcademyの授業があるということで、盛りだくさんな1週間となっています。

さてさて、Academy Intensive Weekの内容は如何でしょうか?このようにKelleyは、たくさんのハンズオン型のプログラムがあり、自由選択のイベントを含めるととても消化しきれないほどです。通常授業だけではなく課外活動も豊富にある環境を求めている方にとってはとてもいいMBAプログラムだと思います。

この記事を書いているのは木曜日の夜ですが、土曜日からはグローベスというプログラムが始まり参加している学生は、インドやグアテマラなどそれぞれの国に旅立っていきます。それ以外の学生は2週間の春休みがスタートします。ブルーミントンに残る学生もいれば、自国に帰る学生、旅行に行く学生と様々です。
恐らく、次回はこの春休みでグローベスに行った人がその体験をリポートする予定ですので、Kelleyで体験できるまた別のハンズオン型プログラムの魅力をお届けできると思います。

2017年2月8日水曜日

Club 活動あれこれ

こんにちは、Class of 2018のH.Iです。

奇跡的な暖かさだった1月が過ぎさり、冬らしい天気がブルーミントンに戻ってきました。空気は冷たいものの、晴れた日の日差しの強さは夏のブルーミントンを彷彿とさせる鋭さがあり東京の冬との違いを感じています。

アプリカントの皆様は、エッセイ、インタビューと慌ただしい時期が続いているかと思いますがお体にお気を付けて、そしてKelleyに関する質問等ありましたらお気軽にご連絡ください。

さて我々Class of 2018は先学期のIntegrated Coreを乗り越えElectiveの期間にシフトしたことで、クラブ活動にも時間を割くことができるようになってきました。現在、Kelleyには24のAssociationとClubがあり、入学後に各々の興味に合わせて参加します。

少し前の話とはなりますが、私が所属するMarketing Clubでは世界有数のワインメーカーE & JGallo Wineryのマーケター(アラムナイです)によるゲストスピーチが開催されました。若者向けに新発売する「缶のワイン」のパッケージデザインに関する議論では、学生側とスピーカーの間でディスカッションが大いに盛り上がりました。と同時に、やはり小売りとはローカルマーケットの文化が滲み出るもののようで、米国人のデザインに対する感覚は、日本人の感覚とはどうも違うなと感じるシーンもあり興味深いイベントとなりました。わざわざカリフォルニアの本社からスピーカーが来てくれ、こういった機会を提供してくれるのもKelleyのマーケティングの強みかなと実感した次第です。

このようなアカデミック系のクラブに加え、Soccer Clubなどエンジョイ系のアクティビティも、交友関係の幅を広げる、より仲良くなるという観点でいい機会です。スポーツは言葉の壁を越える、という経験をここに来て多くしてきました。

都市部に立地する学校とは異なり、みな学校近辺に住んでいますので、週末誰かの呼びかけ1つで集まってサッカーをするということがこれまで何度もありましたし、大学主催のサッカー大会、フットサル大会にもTeam Kelleyとして定期的に参加していまして、普段同じ授業を履修していない同級生や2年生とのコネクションを高めるいい機会となっています。またこういった密なつながりが、英語力向上にも役立っているとも思います。

しっかりCoreやElectiveに取り組みながらも、スポーツを通じてネットワークを濃いものとしたいと思っているアプリカントの方にはピッタリの環境ではないでしょうか。

2017年1月29日日曜日

KelleyとSPEA

こんにちは、T.I. と申します。
私は、他の皆さんのようにMBA Candidateではなく、インディアナ大学のSchool of Public and Environmental Affairs (SPEA)に通うMPA(Master of Public Affairs) Candidate のClass of 2018です。日本で言うと、公共政策大学院の1年生に相当します。

なぜ私が登場したかというと、私も日本人MBA生のコミュニティに混ぜてもらっているからです。
私は昨年6月に渡米し、夏のIEP(Intensive English Program)で日本人MBA生に出会い、今に至ります。今のところ授業で交わることはないのですが、日本人が比較的少ないブルーミントンにおいて、心強い仲間として、時折、食事、情報交換や催しなどで一緒に活動しています。

という流れで、私もブログを書いてみないかと、いうお誘いをいただき、SPEA生から見たMBAや、私から見たアメリカやブルーミントンでの生活、そしてSPEA自体についてお話できればよいなと思っていますので、よろしくお願いします。

今回は私の書く最初の回なので、まず簡単にSPEAについて紹介してから、SPEA生から見たKelly(1学期)の印象を書きたいと思います。

1.SPEAについて

他のMBA生から、MBAを考えている方でも、Publicの方面に関心がある方もいらっしゃると聞いています。そういう方には、SPEAは大きな選択肢になるのではないかと思います。
インディアナ大学ブルミートン校のSPEAは、ハーバード大学のケネディスクールやコロンビア大学のSIPAに比べると、地味で日本人にはあまり知られていませんが、Public Management やNonprofit Management、Public Finance を中心に高い評価を受けていて、2016年発表のU.S. News & World Report's Best Graduate Schools rankingsで、公共政策大学院としては、全米1位を獲得しました(同率1位にシラキュース大学、3位にケネディスクール)。
 私はNonprofit Management とEconomic Development を専攻しているのですが、他の公共政策大学院と比較しても、コースが多様でかつ、本学が発祥又はリードしてきた分野もあるなど、充実している印象を受けます。
 そのような中、この1月に新校舎が完成し、外見・内実ともに勢いに乗っているのではないかと思います。授業内容等についても、時折このブログで触れられればと思っています。
c.f. SPEA Website: https://spea.indiana.edu/index.html



These pictures were retrieved from
http://inside.indiana.edu/features/photos/2017-01-11-paul-h-oneill-graduate-center-dedication.shtml on 1/28/2017.

2.SPEA生から見たKelley(1学期)

KelleyはPrivate Sectorを扱っており、Public Sectorを扱うのがSPEAというのが一番簡単な線引きですが、前述のとおり、時折MBA生と情報交換等をしているので、同じ大学といえども、KellyとSPEAとで違いを感じることがあります。
 私が、この約半年で気づいた最も大きなものはKelleyは「最初の1学期のチーム制が徹底している」ということです。
 他の方が書かれていますが、Kelleyでは5人一組になって最初の学期を過ごします。その間、全てのコア(必修)科目において、チームごとに並べた座席が固定され、チームでケースコンペティションや、約3分の1のassignmentをこなすことになります(c.f. J. L.さんの記事)。
 これ、SPEAには少なくともありません。最初の学期では、約10~20人のCohortというのが組まれるのですが、チームというか、「同じ必修を受ける仲間」という感じで、そのCohortごとに授業の何かに取組むと言うことはまずありません。席も自由なので、いろいろな人とGroup Discussionができる一方、Kellyのように強い共体験をすることはありません。
 この点、留学生でもネイティブ学生との強い結びつきができるKelleyのチーム制は、うらやましく感じるときもありました。私も、チーム制ではないですが、夏にSPEAが主催するMath Campという数学の講習があり、その頃に仲良くなったネイティブ学生は、今でも頼りにしています。もちろん人間ですので、合わないチームメイトがいることもあると思いますが、最初の頃に結びつきのできた友達は、(その後授業が分かれても)2年間の留学生活をより充実させてくれるものだと思います。

3.終わりに

こちらでも定期的にブログを書いていきますが、SPEAについて何かご質問があったら、Kelleyの質問同様、https://kelley.iu.edu/kjsa/contact/ までお願いします(現状、SPEAの日本人は私しかいないですが、少なくとも私が滞在する予定の2018年5月までは回答は可能です)。