2016年12月17日土曜日

Academyの魅力とは?

はじめまして、Class of 2018のH.Iです。

アプリカントの皆さま、スコアメイクやエッセイ執筆等、大変忙しい時期かと思いますが、個別にSkype等でKelleyやBloomingtonの様子等をご説明可能です。ぜひこちらからお気軽にご連絡ください。

さて6月下旬の渡米後、Intensive English Program(サマースクール)、Jump Start, Me, Inc., Integrated Core(コア科目)と怒涛のようにスケジュールが進みまして、先日Integrated Coreの集大成とも言えるケースコンペが終わりました。入学前に抱いていた期待以上に、多くの学びがあり、人的ネットワークが広がったのは間違いありません。

今回はその中でも個人的に最も印象的であった、Academy(必修)についてご紹介します。
参照(概要):https://kelley.iu.edu/programs/full-time-mba/academics/academies/first-year-academies/index.cshtml

過去の投稿にもあります通り、Academyは日本の「ゼミ」のようなものですが、アカデミックな学びよりも、むしろ企業とのネットワークを生かすことに重きが置かれている印象です。構成内容としては、約2週間に1度開催されるAcademy Fridayでのゲストスピーカーの企業説明等(主に秋学期)、1週間単位の企業訪問(後述)、セメスター単位のコンサルプロジェクト(春学期)となります。なお各Academyにそれぞれ担当教授や就職活動コーディネーターがおり、豊富な経験を生かしながら生徒をリードしてくれます。

現在、一年生向けに以下の6つのAcademyがありまして、入学後それぞれの興味に従って選択します。私にとってKelleyを選んだ理由の1つがBusiness Marketing Academy(BMA)への興味でしたので、迷うことなくBMAを選びました。なおプラスアルファとしてヘルスケアに興味がある学生向けにLife SciencesのAcademyも開講されています。

· Business Marketing
· Capital Markets
· Consulting
· Consumer Marketing
· Strategic Finance
· Supply Chain

どのAcademyも特定の企業群と強いつながりがありますので、そのネットワークを生かして米国での就職を進めていくといった点もメリットと言えます。とは言え私の場合は、社費派遣ですので①米国企業の実情を知る、②コンサルプロジェクト(1年生の春学期)にて知識をアウトプットし実践力を高めたい、というモチベーションを持っています。

特に①については、Academy Intensive Week(AIW)と呼ばれる10月後半実施の1週間の企業訪問が印象的でしたので簡単にご紹介いたしますと、
初日インディアナポリスにて2社を訪問後、ミネアポリスへ飛行機移動。翌日から合計4社を訪問しまして、各企業のKelleyアラムナイによる企業説明、ミニケースコンペ、工場見学等が主なコンテンツでした。主要な業界としてはMining & Agriculture, Electronics, Robotics, Transportation, Healthcareでした。なおAcademyごとに訪問場所や業界は異なります。
このような企業訪問を通じて、B to Bマーケティングに関する理解が非常に深まったのは事実ですが、ここではもう少し大枠での気づきを2点ほど挙げたいと思います。


· 米国人エリート層のタフさ

この1週間、平均して朝7時頃には宿泊先のホテルを出発し、日中移動を繰り返し、夜も懇親会等の予定をこなしても尚、エネルギーに満ち溢れている米国人同級生のタフさに驚きました。また訪問先の企業でも朝早くから多くの社員が働いているように見受けられ、日米の違いを感じた次第です。私自身、大学時代に体育会に所属していましたので体力には程々の自信がありましたが完全に圧倒されましたし、米国で働く、戦っていくには頭だけでなく心身ともにタフで、ハイパフォーマンスを出せるような準備が一層求められると感じました。

· 米国企業の好調を支える要因の1つはシステマティックな組織づくり

日本企業のよさが、阿吽の呼吸や経験を暗黙知化して共有できることだとすると、米国企業は業務のシステム化が進んでいる点が強みではないかと感じました。例えば米国企業の求人はJob descriptionによって、業務内容や責任範囲が事細かに記載されています。また今回訪問したFortune500に名を連ねる某化学系企業においては、新製品海外展開時のマーケティング方法について、部署ごとの役割、業務フローを事細かに整理していました。どうやら何事も定量化する姿勢が強いようです。
もちろんこのような個々の役割、全体のフローをシステム化すること自体はpros/consがある話ではありますが、成功や失敗の要因を突き止めやすくするという面ではトライ&エラーを繰り返す米国企業には適しているのかなと思います。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。繰り返しになりますが、アプリカントの皆さま、何かKelleyについてご質問等ございましたらお気軽にこちらから連絡くださいね。

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