2012年5月6日日曜日

卒業。そしてあらたな季節の始まり

Class of 2013TYです。

季節がめぐるのは早いものですでに5月。Kelley School of Businessのあるインディアナ州ブルーミントンの町も昼間はすっかり夏めいて摂氏30度を越える日もチラホラと出てくるようになりました。Kelleyを含めてIndiana Universityでは2012年の春学期が先週で終了し、Class of 2012の学生は晴れてMBAを取得し卒業。それぞれの進路に向けて旅立つ準備にあわただしく追われています。


               (卒業式会場のIndiana University Auditorium)


               (Class of 2012日本人卒業生と晴れ着姿の奥様)


               (卒業生の送別会、良く見ると1名欠席者が。。。)


Class of 2014にてMBAに入学を予定されている方々はそろそろ進学先も確定し、サマープログラムに参加される方はすでに日々の渡航準備に追われているところでしょうか? 震災の余韻もさめやらぬ中、昨年の6月に妻・子供と飛行機に預けられる目一杯の荷物を抱えて、日本から当地に旅立ったのが早くも1年前かと思うと少し感慨深いものがあります。

今回は、卒業・入学の時期ということで、1年前の記憶をたどりながら新たに渡米される方へのTIPSを少しまとめておきたいと思います。

<米国への学生ビザ>

Kelleyに限らずですが、進学先の大学(サマープログラムで異なる大学にいく場合は、まずサマープログラムの進学先)からI-20という証明書を発行してもらった上で、米国大使館にて面接を受けてF1ビザ(帯同家族はF2ビザ)を発行してもらうことになります。大使館の面接を終了後は混雑状況にもよりますが約1週間ほどでビザが手元に届くようです。大使館での面接の予約方法も含めて、詳しくは米国大使館のホームページに日本語で案内があるので、早めに確認をしておくといいと思います。

要注意事項としては普段観光でアメリカを訪れる際に利用するESTAでは3ヵ月以上は米国に滞在することができないので、必ずビザが必要になることと、I-20をきちんと大学に送ってもらって大使館面接に持参しないとVISAが発行されないという点でしょうか。特に家族を帯同する予定の方は家族全員にビザが必要なので、I-20についても家族全員分を必ず大学側に送ってもらう必要があります。私の場合は、当時1歳だった息子の分も合わせて4通のI-20をインディアナ大学に送ってもらいました。

<生活セットアップ・自動車/免許>

おそらく渡米後すぐに必要で金額の大きな買い物が自動車だと思います。自動車の購入方法は大きく分けて個人売買/ディーラーで購入の2種類になると思いますが、米国は意外と中古車の価格が高い点(新車からの価格低下が少ない)点を知っておくといいと思います。各地域によって若干、相場も異なる部分があるのであくまで参考程度にはなりますが、アメリカの場合はKelley Blue Bookhttp://www.kbb.com/)で自動車のモデル、年式、走行距離に応じた相場が確認できるので、購入の際の参考にするといいと思います。

日本だと走行距離が10kmを超えた車は価値がガクンと下がる印象がありますが、こちらでは6万マイル(=9.6km)くらいの走行距離だと、たいして値落ちしなかったりします。たとえば、私が去年購入したスバルのForester(2011モデル)2年落ち、6万マイルという仮定でKelley Blue Bookで調べると、

2011年モデル新車購入時:  $22,000(180万円)
2010年モデルで6万マイル走行の中古: $17,700(約145万円)
6万マイル走行していたとしても値落ちはわずか35万円ということになります。

ちなみに走行距離が3万マイル程度だと、Blue Bookの情報では$19,800(約162万円)のため、さらに差は少なくなります。もし、中古車を在校生やディーラーから購入する際には、その点を頭に入れておくといいかもしれません。(必ずしも、高値を付けられているのではなく、アメリカの市場構造が日本とは違うという理解をする上で。)

また、ディーラーから購入をする場合は、地元の自動車ディーラーの評判を在校生に聞いておくのも重要な点だと思います。購入のしやすさという観点では、大学の周辺のディーラーが外国人留学生の扱いに慣れているので、言葉の点でも事務手続きの点でも楽かもしれません。

また、自動車免許については、州によって制度が違う部分がありますが、インディアナ州の場合は住所証明や筆記/実技試験が必要になるので、しばらく時間が必要です。その間は日本から国際免許を持参して運転する必要があるので、渡米前にかならず免許センターに行って発行してもらうようにしましょう。国際免許は有効期間が1年間なので、十分時間をかけてアメリカの免許を取りに行くことができると思います。

<生活セットアップ・住居/家具>
住居探しは、在校生に情報をとりつつ自分の希望に合う物件を探していくことになるかと思いますが、アメリカの場合は意外と室内の照明が暗いケースが多いので(フロアライト、スタンドなどの間接照明で補う印象です。)、照明器具の明るさ、窓の大きさなどは良く見たほうがいいと思います。Bloomingtonの場合は2階以上の物件は総じて日当たりがいいけれども、1階物件は昼間も照明器具がないと暗いというケースが多いように思われます。特に冬場が寒くなる地域に進学される方は要注意です。また、夏休み時期にインターンシップや交換留学などで、引越しを予定される方は住居の契約期間についても注意をしたほうがいいと思います。(日本の賃貸住宅のように1ヵ月前予告で退去できるようなフレキシビリティはなく、途中解約の場合は契約期間分の家賃を請求されてしまうので、サブリースなどの形で自分で借り手を探さないといけなくなります。)

 また、家具については、少し大きな町にはTarget, Wal-Martはあるかと思いますので、近場のそれらの店を確認しつつ、ベッド・ソファーなどの大物は在校生にどこで購入したかを聞いてお店を回ることになるかと思います。個人的には意外だったのがアメリカにもIKEA(こちらではアイケアと発音します。)があちこちにあることで、Bloomingtonの近場では、シンシナティ(車で約2時間)、シカゴ(約4時間)にIKEAがあります。価格については日本とほぼ同水準で安価なため、特に急ぎ出ない家具・食器については週末に時間が取れたときを見計らって、IKEAに買い物に行きました。

以上、つらつらと書きましたが、今回も最後までお付き合いいただいた方はありがとうございました。生活セットアップ情報については、Kelleyの日本人学生ホームページにもある程度まとめてありますので、そちらもご確認いただければと思います。

Kelleyもいよいよ夏休みということで、次回からは在校生が交代でそれぞれのMBA学生の夏休みの過ごし方をお伝えしていきたいと思います。また、Kelleyはもちろんのこと来秋インディアナ大学に進学される予定の方は、Bloomingtonでの生活セットアップについてできるだけバックアップをさせていただきたいと思いますので、ホームページの連絡先からお気軽にお問合せいただければと思います。

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