2012年8月2日木曜日

Summer Vacation with Kids

Class of 2013のTYです。

5月に始まったKelleyの夏季休暇もほぼ3ヵ月を経過し、残すところ1ヵ月余りとなりました。
Bloomingtonにも今年度入学予定の学生が徐々に到着し始め、サマースクール、生活のセットアップを進めています。
来年度のMBA留学を目指して準備を進められている方は、現在TOEFL・GMATのスコアメイクが佳境を迎えている最中でしょうか。勉強に疲れも出て、少し息抜きをしたい際にでも本ブログを覗いていただければ幸いです。また、志望校の選定、Applyの準備にあたって不明な点などがあれば、ホームページの連絡先を通じてお問い合わせいただければと思います。

さて、私はといいますと、長い夏休みを少しでも満喫すべくいまだにBloomingtonを離れて旅行中なのですが、今日は妻・子持ち(2人)MBAの私の夏休みの過ごし方を少しご紹介したいとおもいます。

プランニングをするにあたってのポイントは、、、

①社費留学のためインターンシップがなく(むしろ兼業禁止です。。。)、時間には余裕あり。
②扶養家族が3人もいるのでなかなか飛行機を使った旅行(日本帰国・ヨーロッパ旅行など)は手間・コストの両面で手が出せない!
③日本には帰れないけれども祖父母に孫の顔を見せてあげたい。

上記の点を総合すると、夏休みをフルに旅行に当てるのは難しく、また旅行をするにも車をメインに(つまり北米大陸が限界)組み立てる必要があり、Kelleyの上級生にも相談しつつ以下のようなプランを立てました。

5月:Bloomingtonで自己啓発!

早々にインターンシップで日本に帰国したり、ヨーロッパに旅立った同級生への負け惜しみではないですが(笑)、5月のBloomingtonは1年で一番過ごしやすい気候でスポーツなどにはもってこいです。(6月になるとウソのように猛暑になるのですが。)

私は夏休みに入ったタイミングに合わせてインディアナ大学のゴルフコースの年間パスポート($500で1年間回り放題です。)を購入してゴルフで午前中ゴルフにいそしみ、午後はMBAのプログラムそのものからは少し離れて、独自に深めたいと思ったアカウンティングの勉強に時間を使いました。子守りを少し引き受けて嫁さんにはインディアナ大学の無料英語プログラムに参加してもらうなど、心身共に(!?)自己啓発ができていい時間になりました。

6月:自分の両親、兄弟を招いてBloomingon近郊を旅行

自分にとっては住みなれてしまったBloomingtonも日本に住んでいる両親・兄弟にとっては異国そのもの、ということで両親・妹たちに約1年ぶりに孫の顔を見に来てもらいました。私の住んでいるThe Fieldsアパートメントには1日単位で借りられるゲストハウス(家具つき)があり、来客時には大変便利です。6月になってグッと暑くなったBloomingtonでアパートのプールでの水浴びやBBQ、近場のアウトレットモールでのショッピングや鍾乳洞観光などで楽しんでもらいました。

7月:いよいよBloomingtonを離れて旅行開始

まずは、アメリカの国立公園でキャンプ三昧ということで車にキャンプ道具を満載し、
White Sands→Grand Canyon→Monument Valley→Bryce Canyon→Zion→Yosemite→Yellow Stone→Mount Rainer→Glacier
とアメリカ西部の国立公園を総なめにする勢いで回りました。アメリカの国立公園はそれぞれ特徴が際立っているのでいくつ回っても飽きることがないと思います。(実は本ブログ執筆時はまだ、Yellow Stoneまでしか来ていないのですが。。。)

国立公園も園内のロッジに泊まると一日150ドルは簡単に超えてしまい、予約も相当早い時期に埋まってしまいますが、キャンプ場なら一日20ドル程度。しかも、ロケーションは園内の中心部で夜明け、日没の景色が奇麗な時間帯も観光スポットに簡単にアクセスできるということでとても便利です。
また、アメリカの国立公園はそもそも入園するのに車1台25ドルほどかかるのですが、それも80ドルで1年間有効のAmerica the beautiful passという年間パスを購入してしまえばあとは入園し放題ということで、自然が好きでキャンプが苦にならない人には大変お勧めです。

早朝のグランドキャニオンにて

続いて、アラスカへのクルーズで旅のハイライト

Kelleyの上級生に子持ち夏休み(つまりヨーロッパには金銭的にも、体力的にも行けない!)の過ごし方を相談した時に国立公園めぐりに加えて勧められたのが、夏のアラスカのクルーズでした。
真夏のアメリカ中西部(特に今年は酷暑でした。)を離れて、冷涼なカナダ・アラスカ沖を航行するクルーズ船は快適そのものです。また、船からしかアプローチできない氷河やフィヨルドを目の前で見ることができたり、気がつくとアシカが船の周りを泳いでいたりと、なかなか素敵な航海になりました。

豪華客船のクルーズというと、高額で日本では年配のお金持ちを対象にしたものというイメージがありますが、アメリカではカリブ海、アラスカ、西海岸などたくさんの場所から、ラグジュアリーからカジュアルまで、様々なランクのクルーズ船が就航しています。
もちろんクルーズ船に乗るには期間に応じた乗船代金を払う必要がありますが、一度船に乗ってしまえば船内の食事(きちんとレストランでサーブされます。)やショーなどのアクティビティの多くは無料(お酒・船外でのオプショナルツアーは有料ですが。。。)で楽しむことができ、結果的には割安に旅行ができると思います。
また、なんといっても2人の子持ちのわれわれにとってありがたかったのが、子供たちを無料で預かってもらえる(船内にいるときも、寄港地で観光する時も!)ということです。対応年齢は船会社によって2歳からだったり、3歳からだったりまちまちですが、我が家には魔の2歳児そのものの暴れん坊が一人いるので、問答無用で2歳児を預かってもらえるCarnival Cruise Lineを選んで乗ることにしました。
当然、チャイルドケアといっても英語でのサービスになるので、日本から来てすぐにクルーズ船に乗っても英語がわからない子供をチャイルドケアに預けるのは難しいと思うのですが、さすがにアメリカに来て1年も幼稚園に通えば上の子の英語は下手すると親よりも流暢になっている(笑)ということで、何の問題もなくチャイルドケアに子供2人を預けて、束の間の息抜きをすることができました。




クルーズ船から眺める氷河






また、Carnival CruiseのビジネスモデルはCRM(Customer Relationship Marketing)の例としてKelleyのMarketingの授業の際にケーススタディをしたこともあったので、ケースの内容を思い出しつつ、いかにクルーズ会社が顧客の購買行動を管理し一人当たりの有料商品利用額を増やすか、次回以降のクルーズ利用につなげるかに工夫している様を実体験しながら乗るクルーズ船はビジネスモデルの見学という意味でもなかなか楽しい旅になりました。


寄港地に停泊するクルーズ船




というわけで、実はまだクルーズを降りる前にこのブログを書いているのですが、航海が終わってシアトルに上陸した後は約2000マイルのドライブが待っていると思うと、楽しみながらも少し気が重いです(笑)。

2年間の留学生活の間の夏休みにしかできない大旅行。このブログを読んでいただいている(特に子持ちの)方も、いつか体験してみてはいかがでしょうか。

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