2014年5月1日木曜日

卒業の季節

こんにちは、Class of 2014S.Oです。卒業まであと10日あまりとなりました。清々しい季節を迎え、新緑が色鮮やかなブルーミントンを離れるのは寂しい気持ちですが、最後にMBA生活を振り返って少し書きたいと思います。

過去の投稿で、グループワークについて書くことが多かったのですが、ふと、今まで何人のクラスメートとチームを組んだのだろうと思いました。数えてみたところ、70人弱に上りました。内訳はというと、アメリカ人60%、インド人20%弱、その他アジアほか20%強という構成でした。最初はアジア人同士で固まってしまいがちなところを、途中から、今まで組んだことのないクラスメートとどんどん組もうと意識したつもりだったので、上記の構成はまあまあかなと思っています。もちろん授業以外で仲良くなったクラスメートも沢山いるので、上記人数だけでMBA生活を語れる訳ではないのですが、少なくとも70人位のクラスメートとは、時間を共有し何か一つのことに取組んだということになります。私の人生の中で、このように多くの人間と、しかも様々なバックグラウンドの人間と短期間で知り合い、物事に取組んだのは初めてだと思います。これまでに名刺交換を1年間に100人以上としたことはありましたが、実際に一緒に仕事をした方はその一部でしかないことを考えると、内容のある出会いだったと思います。

そして、会社組織のような役割や上下関係がある訳ではない中では、自分には何ができるのか、どのようにチームに貢献するのか自分で考えて動かなけれなりませんでした。チームミーティングはいつも楽しいながらも、自分の意見をきちんと伝えることに対し、どこかで緊張感を持っていたように思います。私にとってこうした経験が一番の収穫だったと思いますし、今後自分の自信になるのではないかと思っています。今履修している或るシュミレーションの授業では、私のチームは今のところ2位の成績で走っています。上位3チームは期末試験が免除されることになっているので、このまま上位を守り抜こうとチーム一丸となって取組んでいるところです。全てのグループワークでこのように上手くやってこれた訳ではないですが、これまで、一緒にチームを組もうと声を掛けてくれたクラスメートには、本当に感謝です。

もう一つ、卒業を前に、期待も込めて思うのは、物事を見る視野が広がったのではないか?ということです。漠然とした表現で、かつありきたりの話で恐縮ですが、思い返してみると、教科書で出てくる議論や、授業で取り上げたケースについて考える中で、自分が今まで経験した様々な仕事の場面が思い出されました。あの時何が起きて自分はどう考えたのか?、今だったらどう考えるのか?、派遣元企業についても、距離を置いて客観的に見る機会にもなったと思います。具体的に書くことが出来なくて申し訳ないのですが、「あ、あの時の経験!」と思い出されて、頭の中で火花が散るようなことが多々ありました。これまでの業務経験を、授業で提示される様々な観点から見つめ直す作業ができたことは一つの学びだと思いますし、こうした気づきは、卒業後時間が経過しても自分の中に残り続けると思います。まだ自分自身で成長を実感できていませんが、これからも仕事をする中で「あ、あの時授業に出てきた!」「前にも同じようなことがあったな」と、頭の中で火花が散ることがあるのではないかと思っています。

本当に刺激の多い2年弱でした。失敗して恥ずかしい思いも沢山しましたが、「今日も失敗するために学校に行くんだ」と思って乗り越えた時期もありました。コミットすればするほど、失敗は多くなりますが、その分学びも多いものです。これからMBAを目指す方には是非前向きに失敗して欲しいと思います。

最後に、MBAにチャレンジさせてくれた家族に感謝の気持ちを記して終わりたいと思います。有難うございました。

0 件のコメント:

コメントを投稿