2017年5月10日水曜日

MBA1年目で見たもの、得たもの、感じたこと

こんにちは、Class of 2018のH.Iです。
先日の期末試験をもちましてClass of 2017は卒業、そして我々Class of 2018も怒涛の1年目が晴れて終了となりました。
 
振り返ると、本当に大変だったな、何とか這いつくばってやりきったなという達成感と、果たして入学前に思い描いて通りの成長を自分が遂げられたのか?に対する懐疑心みたいなものが混ざり合った感情です。
 
 早速ですが、私にとってこの1年でのTakeawayをまとめますと
  • 損得関係のない友人関係が国籍問わず広がったこと
  • 派遣元企業で働くだけでは得られなかったオペレーションやアカウンティング等の経営に関する知識を広く浅く体得できたこと
  • 学びたいと思っていたマーケティングについて日米差を意識しながら、幅広く、かつ深く学べたこと
  • コンサルプロジェクトや日々の授業課題でのチームワークにより、自分のリーダーシップスタイルの目指すべき方向が見えたこと
となります。
まとめると味気無い内容になってしまいますので、長文になりますが少し時系列に沿って振り返ってみたいと思います。

Kelley Business School

まず何しろ最初が1番キツかったですね。Me, Inc.では英語の壁にぶち当たりながらも自分自身のことをしっかり言葉で表現しないとならない毎日が続き、そこまで楽しめていなかったのが本音です。ただ、結果的にはそこで同じクラス(コアのクラスとは別で、計30人くらい)だった同級生とは仲良くなれたので得たものは大きかったのは間違いありません。楽しいこと=学びが多い、ではなくて真逆のことも往々にして有り得るということです。
 
Coreにおける学習内容の難易度はそこまで高くないため、同内容を日本語でも学べる機会はありますし、その方が純ドメにとっては間違いなく習熟度は高いと思います。どちらかと言えば、強味を伸ばすというよりも、これまで業務で携わってこなかった弱点を補強する意義の方が個人的には大きかったです。
 
5人1組のチームから得たものも非常に大きな財産と言えます。毎日固定の席に隣り合って座り、山のように課される課題を一緒になって進めるにつれて、お互いの性格や得意不得意もよくわかり、心から助け合える関係を築けました。間違いなく一生の思い出です。但しチームによって、うまくいったところ、いかなったところはあるみたいですが(笑)
 
MBAに来るような人は皆それなりの自信をもってやってくるのではと思いますが、私としては自分の力の無さや、能力の限界もよく感じました。またチャレンジする度に成功すれば達成感を感じ、失敗すれば恥ずかしい思いをするという、なかなか日本では味わってこなかった、いい意味でスリリングな経験ができました。また、同級生からも本当によく学びました。ランキングの高さは学生の質に影響しますので、このような他の同級生からの学びという面ではやはりある程度ランキングも指標の1つかな思います。
 
IU Auditorium

さて秋学期が終わり春学期(Electives)になると一気に自由度が増し、何に重きを置いて日々過ごすかしっかり考える重要性を改めて感じました。なおKelleyの各学期は7週間×2タームにて構成されています。
 
春学期前半の7週ではアメリカ人中心にチームを組み、Strategyの発展版授業やMarketingの定量分析に関する授業などを履修しました。これらの内容は同時並行で行なっていたAcademyのコンサルプロジェクトにも直接生かすことができ、単純に学ぶだけではなく、自分なりにアウトプットしようとすることで習熟度を高めることができたのはkelleyのプログラム構成の良さだと思います。
 
後半の7週間はと言いますと、重点的に学びたいと考えていたMarketingを中心に履修しました。B2B Marketing、CoreのMarketingの発展版、Digital Marketingとそれぞれ違った切り口でMarketingのあり方を考えるきっかけになり非常に刺激を受けた期間です。
 
またチームについては、どうしてもアメリカ人中心のチームだとリーダーシップを発揮することが難しく(個人差が大きいことをお断りしておきます)、少し違った経験をしたいと考えるようになりました。そこで春学期後半ではアジアやヨーロッパ出身の人と組み、どれくらい自分のリーダーシップが向上したのか、通用するのかを見極めることにしました。その結果、自分のリーダーシップは、チームメイトの良いところをなるべく引き出し、アウトプットに結びつけていくことだということに気がつかされ、色々とどう伸ばしていくか試行錯誤してみる期間となりました。
 
前述の通り同級生は優秀な人が多いので、自分の答えに固執するよりもメンバーの意見を聞きながら進める方がチームとしていいアウトプットが出るのは間違いありません。したがって、それぞれのチームメイトのハイパフォーマンスを引き出すべく、打ち合わせする前に立ち話でもいいので、課題について少しでも話しておくこと等は一定の効果がありました。所謂日本の根回しレベルまでしっかり行わずとも、初回の打ち合わせでこういったことは決めようといった方向性を事前に見出しておくことも、万国共通、打ち合わせをスムーズにすると思います。
 
長くなりましたが今後は以下の点を意識していきたいと思います。
  • 同級生との関係はもちろん、米国不動産業界等、ビジネス界とのネットワークを築く
  • ファイナンス等これまで重点化してこなかった分野を学習する
  • Kelley内に加え夏季及び来春学期の交換留学を通じて、よりdiversityのある環境においてもリーダーシップを発揮できるようになる

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