こんにちは、日本食よりもウォシュレットが恋しい、class of 2018のJ.Kです。
皆さま出願やスコアメイクの追い込みで忙しいころだと思います。体調には気を付けながら最後の追い込み頑張ってください。
さて、様々な思いが一気に駆け巡ったコアが12月14日に終わりました。プログラムへの期待と落胆、自分の能力への過信と挫折、学業・家族・Kelley
Lifeのバランスへの悩み、チームメイトやクラスメイトと目標を共にし壁を乗り越える喜び等、こんなにも考え、挑戦し、充実した半年は人生の中でもなかったと思います。私のKelley Lifeは6月中旬からのIEPから始まりました。今回は、IEPとJump Start, Me.Inc、について紹介したいと思います。
・IEP (Intensive English Program)
社費派遣の私は、会社の先輩も皆サマースクールに通っていたことから、IEPからKelley Lifeをスタートすることにしました。IEPの特徴は、何といってもその長さにあると思います。6月中旬から7月末までの約6週間という長い期間、英語の基礎についてミッチリ学びます。IEPについては、Business Schoolとは別の学部(Department of
Second Language Studies)が開講するものですが、MBA生には専用の「MBA
Preparatory Course」(以下、MBA Prep)が開設されております。2016年度のMBA Prep生は、日本人5名、韓国人13名、中国人1名の計19名で全員社費留学生でした。2016年度は、担当教官が変わったこともあり、MBA Prepコースの中身が2015年度から少し変更されました。以下、内容を記載いたします。
(a) Interpersonal Communication
発音練習やリスニング能力向上を目的としたNBR(Nightly business report)のディクテーションを中心に、日常生活の様々な場面での会話練習、メールの書き方、グループディスカッションの進め方等、コミュニケーションスキルの向上を狙いとしています。
また、ブルーミントンの生活、アメリカでのポットラックパーティー事情等を教えてくれ、アメリカで生活を始めたばかりの生徒にとっては興味深い話ばかりでした。
(b) Case study
最初の3週間は、Dan
Arielの”Predictably Irrational: The Hidden Forces That Shape
Our Decisions”を題材にレポートの書き方、要約、批評の仕方、文法などを学びました。残りの3週間は、チームごとに地元企業へのインタビューを題材にビジネス紹介および改善提案をするプレゼンテーションを行いました。題材は自由であったため、地元のアジアンマーケットやデリバリーサービスなどをテーマにしたチームもいて大変楽しむことができました。
・ Jump Start
8月第一週から始まるOptional の講座ですが、同級生の約7割が受講しておりました。コースは、Finance,
Accounting, Quantitative Method(エクセル・統計)に分かれており、それぞれ自分の弱みや興味に合わせて選ぶことができます。内容的には、MBA
Coreの初回2回分に相当するレベルのもので後でCoreでもカバーされますが、私自身は、以下の理由で大変有意義でした。
① 簿記や現在価値等を改めて復習できたこと
② 統計に初めて触れたこと(アメリカでは統計を全員高校で習うらしいのですが、私は文系であったため、標準偏差・確率分布等が当時さっぱりわかりませんでした。)
③ 英語でのアカデミックな授業を事前に体験できたこと。(日本語では理解できても、売掛金・買掛金・未収金等を英語で聞いても最初は全くわかりませんでした。)
④ アメリカ人、インド人同級生が積極的に発言するのを見て、自分が今まで受けた授業の雰囲気の違いに圧倒されたこと。(これを見て、クラスParticipationとは、“なんでもいいから発言すること”と勘違いし、あとで痛い目にあうことになるのですが…。)
初めの一週間ということもあり、みんな気張っていた印象がありました。とある日本人留学生は、日本語は絶対話さないと決めていたらしく、日本人である私に対しても約1か月間英語で話しかけられました。
・Me.Inc
Kelleyの最大の特徴は、8月中旬から始まるMe. Incにあるといっても過言ではありません。成績はつきませんが、全員必須です。Me.
Incでは主に自己分析・企業分析、自己紹介、プレゼン等就職活動に必要なノウハウを基礎から教えてくれます。私は留学準備のときに散々自己分析をやっていたため、自信があったのですが、よく受けたフィードバックは、「笑っていない。」「長い。文章みたい。」と言われ、かなりショックを受けました。(4か月経った今も” Too formal” とのフィードバックを受けます。。)また自己紹介の中でも意外と自分の中では、インパクトがあると思った会社統合の話よりも東日本大震災の話がみんなインパクトがあると言われたり、人からフィードバックを受ける大切さを学びました。
またもう一つ、Core teamとのCore期間中の目標設定を決めるTeam Contractやチームワークを高めるオリエンテーションもあります。また、いきなりCase Competitionがあるのですが、私のチームはプレゼンの仕方がそもそも誰もわからず、またコミュニケーションもしっかりとれていなかったので、お互いの好きなものをパワーポイントにして発表するという支離滅裂な内容になっておりました。またお互いのことを本音で言い合うことができず、チームワークが全くできておりませんでした。しかし、このプレゼンでお互いの強みが確認できました。例えば、私J.Kはショートカットキーが使いこなせ、エクセル表計算が一番早いということで、エクセル担当兼会計財務担当という立場が確立されました。(財務・会計・エクセルがなければ、私は果たしてコア期間中、チームからの信頼を得ることができたのだろうかと思うと、今考えると少し恐ろしくなります。)結果的にこのオリエンテーションで確認できたお互いの強み・弱みは後々のFinal
Case CompetitionやGroup Assignmentで役に立つことができ、特にGroup
Assignment・Strategyのプレゼンではクラス最高点を出すことができました。(Coreについては、たくさん書きたいのですが、後のメンバーに譲ります(泣))
就職活動・チームワーク醸成のサポートはMe.Inc終了後もかなり手厚いと感じました。1人1人にPeer Coachがつき、面接練習やレジュメの書き方を熱心に指導してくれます。Core
teamにはGroup Coachがつき、チームワークがうまくいっているか、チームの目標は何なのかを話し合いながら確認しあうことができました。キャリアサポートのGCSも就職活動に関しては、学期を通じて全面的にサポートしてくれます。私も社費の身でありながら、現時点で夏休みにインターンすることを考えており、Peer
Coach・GCSにはいつも相談しており、助けていただいております。
6月~8月のこの期間は飲み会に積極的に顔を出し,” The Machine” という不名誉なニックネームをつけられ、みんなと打ち解けたことを覚えています。IEP・Jump Start・Me. Incはいずれも濃密なプログラムで自分のステップアップには何一つ欠かせないものでした。
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