2013年9月17日火曜日

MBAと競争

みなさん、こんにちは。Class of 2014のH.Mです。

ブルーミントンは、授業が始まる9月頭からしばらくは暑い日が続いていたんですが、先週末ごろからころっと気温が変わり、朝晩は一気に肌寒くなりました。
相変わらず極端な天候には驚かされます。


さて、私は私費留学のため、夏休みが終わると同時に、卒業後の職を確保すべく、就職活動に追われています。

先週はNational Black MBA Associationというジョブフェアに参加してきました。言ってみれば日本のボストンキャリアフォーラムのアメリカ版でしょうか。

Blackとなっているのは、人種に関係なく平等な雇用機会を提供しているとアピールしている会社が参加しており、表向きはAfrican Americanの積極採用を目的としたイベントになっています。
表向きは、の話なので、実際はそれ以外のアメリカ人やアジア人も数多く参加していました。
アメリカではこのNBMBAA以外にもNationa Asian MBA, National Hispanic MBAというイベントもあります。

NBMBAAは規模も大きく、200社近く参加していたのではないでしょうか。ボストンキャリアフォーラムに比べると、さすがにアメリカだなと思ったのが、企業によってブースの大きさやデコレーションの仕方がすごいこと。
NISSANなんかはブースに車一台置いてましたよ。新車発表会でもないのに。。
Kelloggにいたっては、コーンフレークでおなじみのTonyの着ぐるみが歩いていました。参加している生徒は1社でも多く話を聞いて内定をもらいたいと必死なのに、ここはテーマパークかと。

さて、本題に戻りますが、このようにMBAに進学して人たちも、私を含めて卒業後の職を確保するのは必死です。もちろんMBA向けのleadership programという、非常に魅力的なキャリアパスを用意してくれている会社が多く、そのような魅力的なポジションに就こうと思えば当然競争も激しくなります。

日本人のMBA生は、私費では毎年100名前後が留学するのではないでしょうか。仮に卒業後日本に戻るつもりで職を探すとしても、それは決して楽なものではありません。アメリカのMBA生に比べると、人数の差は歴然としていますが、その分MBA向けのleadership programを提供している会社も限られてきます。
一方、私は今回NBMBAに参加して、アメリカ人の競争の激しさを改めて実感しました。というのも、学校数や生徒数を考えると、何千人というMBA生がいるからです。

結局何が言いたいのかといいますと、MBA留学をしたからといって、何も楽になることはないということです。

当たり前といえばそうですが、特に私費生で職を探す必要がある人にとっては、アメリカに残る場合はアメリカ人や他の国の人たちと、日本に戻る場合であっても、他のMBA生との競争で勝っていかなくてはならないということです。当然周りはみなMBA生なので、優秀な人たちが多く、競争もその分厳しいものになってくるかと思います。

MBAを目指される方は、特にその点を意識したほうが良いかと思います。MBAというキャリアパスがブルーオーシャンであるから目指す、というのは完全に現実を見誤っていると思います。むしろ、MBAというレッドオーシャンを通じて、自分を磨いて、高みを目指すという強い意志が無ければ、MBAにきても苦労することになると思います。

ちなみに、これまで競争競争と連呼してきましたが、特にMBAでの学校生活や就活がそれでぎすぎすする、ということはKelleyにおいてはまったくありません。
みな就活で大変な思いをしながらも、お互い助け合って一人でも多く、早くオファーが取ろうという温かい雰囲気ですので、その点はご安心ください。


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