2015年9月15日火曜日

未経験の業界・職種でのインターンシップとMBA

こんにちは、Class of 2016のS. M.です。9月のはじめに日本から帰ってきて、慌ただしく始まった授業もようやく落ち着いたところです。今回は夏休みをほぼ丸々使ったインターンシップについて書きます。

私は製造業の研究職の出身ですが、この夏は前職とは全く違った業界・職種で2社のインターンを経験しました。インターンといっても様々な期間や内容のプログラムがあるようですが、私の場合は2社とも実際の業務に取り組む形式で、8週間づつ合計16週間、5月初旬に期末試験が終わった直後に帰国し、インターンが終わった直後の8月末に渡米する、というスケジュールでした。

1社目はコンサルティングで、ある業界に特化したブティックファームでのインターンでした。業界の知識は全くなく職種も未経験でのスタートでしたが、この時にとても良かったと感じたのは、授業の予習やケースコンペティションの準備で養われたquick learnです。このインターンは実際のクライアントプロジェクトに取り組むものでしたので、何を分かっていればいいのか、ポイントを押さえて素早く、しかしながらクライアントに説明できるレベルで全体像を把握することを求められました。要点を把握し説明すること、はKelleyにいても常に求められ、日頃から慣れていたのは非常に良かったといえます。具体的なスキルでいうならば、Excel、Powerpoint、Accessといったオフィスソフトの扱いや、仮説検定といった統計的な知識も必要でしたので、コアやケースを通して学んできたことを生かせました。

2社目はテック系企業でのファイナンス職でのインターンでした。ファイナンスといってもプロジェクトの内容は事業企画に近いもので、バリューチェーンの垂直統合を行う場合の最適な事業モデルを提案し、そのファイナンシャルインパクトを定量する、というものでした。ここでは、オペレーション、ファイナンスやアカウンティングのクラスで学んだ内容が活用できました。例えば、在庫回転率とキャッシュフローの関係やそれが利益率にどのような影響を及ぼすかといった分析を行っていたのですが、研究職だった私からするとKelleyを挟むことなく、このインターンを乗り切ることは出来なかったと思います。

受験勉強をしてると、受験の意味を悩む方もいらっしゃると思いますが、MBAを経ることで前職とは全く違う業種・職種でもインターンの機会が得られます。そして、そのインターンを乗り切ることのできるスキルとメンタリティも身に付きます。もし異業種・異職種への転職を検討されているならば自分の可能性を大きく広げることができるのは大きな魅力ではないでしょうか。粘り強く準備され、納得のいく学校選択をされて、希望の進路を実現されてください。なお、インターンの具体的な内容にご興味のある場合は、経験をシェアさせていただきますので、ご連絡ください。

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