2012年10月29日月曜日

ここがアツいよKelleyのProf.

皆様、はじめまして、初投稿させて頂くClass of 2014のH.Mです。
10月も下旬に差し掛かり、春のような暖かい日々が続いていたんですが、ここ数日辺りから、冬の訪れを感じさせる寒さが戻ってきて、これから本格的に冬を迎えそうなBloomingtonです。

さて、今回私はKelleyのProfessor達に焦点を当て、彼らがいかに生徒、クラスにアツい方たちであるか、Coreの授業(Coreって何ぞや?という方はこちらのブログからどうぞ!)を通じて目の当たりにしてきて感じたことの一部を皆様にご紹介したいと思います。

もともと私がKelleyを選んだ理由の一つに、Professorが生徒に対して非常に熱心である、ということがありました。実際、Kelleyはfaculty, professor and experience in the classroomで非常に高い評価を得ています。(詳細はこちらのページをご参照ください。少し古いんですが。。)
また、実際に授業を受けて、それは間違いなかったことを日々実感しています。

それでは早速。。。(以下、あくまで私の個人的な感想であることを最初に断っておきます。)
 (KelleyのProfessorの紹介ページはこちらです。)

1. Class: Operation, Prof: Kyle D. Cattani

Prof. Cattaniの授業は2つの意味で面白いです。その2つとは、Operationとお笑いです。Coreの教授の中ではProf. Cattaniのお笑いセンスが抜群だと思います。日本的お笑いにも多少通ずるものがあると感じました。
毎回のスライドには必ずお笑い要素を含んだスライドが1枚はあり、しかも結構手が込んでます(笑)
 とある授業ではCoreのProf全員がそれに協力するという、まさにKelleyならではと思わずにいられないものもあり、生徒の投稿もスライドに載せてくれます!

さて、お笑いに話がずれましたが、もちろん授業内容も面白く、わかりやすいです。実際授業中にシミュレーションを回してオペレーションを見せてくれたり、ちょっとしたオペレーション・マネジメントゲームもあるなど、授業で学んだ理論を実際に体感できるようなプログラムになっています。
また、他のProfもoffice hourを設けてくれていますが、Prof. Cattaniは、チームタスクの宿題のassignmnetがある場合は、それ以外の時間帯も空いている時間を生徒からの質問対応に当ててくれたりするなど、非常に丁寧に、こちらが理解するまでホワイトボードを使って優しく教えてくれます。

2. Class: Business Law & Critical thinking, Prof: Arlen W. Langvardt

Prof. Langvardtは紳士的な外見で、まさにLawのprofessorといった感じです。生徒の発言に対する回答もある意味紳士的です。
常に生徒の発言に対しては、「O~K~、O~K~↑(矢印はイントネーションが上がるという意味です。実際にモノマネできないのが残念です。。)」と頷きながら大抵は賛同してくれるんですが、たまーに「Maybe・・・」と、「O~K~×2」とは言ってくれない時があります。それは暗に、「君、ズレてるよ」ということなので、もし来年クラスを受けられる際はご参考に。

さて、Prof. Langvardtの教え方もとても丁寧で、あまりに丁寧過ぎてクラスのスケジュールが遅れることがあるぐらいです。また、アメリカの法律が全くわからない私でも、Business Lawで扱ったケースは、読んで見ると日本でも馴染みのあるトピックで、考え出すと面白い内容です。CoreのProfessorの中では唯一、クラス前に次のクラスの内容のアナウンスメールや要点を送ってくれます。(別にsession descriptionという、毎回のクラスのシラバスファイルが事前に閲覧出来るにもかかわらず、です。)

3. Class: Accounting, Prof: James Pratt

Accountingと聞いて、「単なる講義スタイルの授業で退屈なんちゃうん?」と思われた方、大間違いです。
まず驚くべきは、「そこまで当てなくても・・・」を思うほどのcold callの多さ。もうね、すごいんですよ。某お笑いコンビが「ハンパねぇ!!」とツッコミ入れるぐらい。当てすぎてもはやcold callじゃなくなってますもん。「ん?会計って貸方、借方うんぬんで仕訳学ぶだけじゃ・・・」と思ってたんですが、全然違いました(笑)

私は会計がバックグラウンドなんですが、Prof. Prattの授業は非常にうまく会計のコンセプトを教えていると感じています。最初に財務諸表の全体的な枠組み、流れ、BS、PLなどが何を表しているのか?をわかりやすく教えてくれます。会計士やaccounting部署でない限り、仕訳の起こし方はあまり重要ではなく、いかに財務諸表を読んで会社、他社の状況を理解するか、ということがマネジメントには必要です。Prof. Prattの授業はまさにそこに焦点を当ててくれています。

4. Class: Economics, Prof: Philip T. Powell

「アツい」という言葉が一番当てはまるのは、このProf. Powellで間違いないと思います。なんせ、常にアツい。Bloomingtonは朝が結構冷え込むんですが、そんな朝でも「アツいね~!」と思うぐらい、たまに暑苦しいとさえ思うことも。
授業では常に全力で語りかけてきます。私は一番前の席なんですが、かなり近くに来て語りかけてくる時の距離が近い。「そんなに声張らなくても、聞こえてますよ」と言いたいぐらい、パワフルです。

そんなProf. Powellの授業は生徒にも大人気です。経済学、というとマクロとミクロの理論を思い出される方が多いかと思いますが、その理論を、ケースを通じて実際の経済社会でどのように機能しているのか、をわかりやすく教えてくれます。
完全競争市場のケースの授業では、用意した実際の企業のデータを使って、需要・供給曲線を作成したんですが、Prof. Powellは自分でも興奮して、「どうや!これがホンマもんの経済の需要・供給曲線やで!!すごいやろ、おもろいやろ!!」(関西弁で表現するとこんな感じ)とヒートアップしてました。自分の授業に興奮する、これぞまさに生徒に対するアツい思いがあってこそだと思いませんか。
授業も、なるべく多くの生徒が発言できる工夫をするなどの配慮も欠かしません。


以上、今回紹介したProfessor達は全員ではありませんが、皆それぞれ違った個性を持ったユニークな教授陣です。それでも全員に共通していると思うのは、
「生徒にいかに理解させるか。いかにクラスから学びを得てもらうか。」という点に力を入れているということです。誰ひとりとして、生徒に低いgradeをつけようとするprofessorはいません。
その証拠に、生徒が良いパフォーマンスを得られるよう、office hourを設けて質問を受け付ける、それ以外もメールを送れば瞬時に回答を返信してくれる、exam前は何度もreview sessionをして、授業で学んだことのsummaryをレクチャーしてくれるなど、本当に「教えること」に熱心です。

MBAに来る以上、私は単に教科書的な学びだけではなく、Professorからも多くのinputを得て、より多くの学びを得たいを思っていました。KelleyのProfessor達はまさにそんな私にはぴったりの学校です。興味を持たれた方は是非Kelleyを考えてみてください!

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