皆様こんにちは、class of 2015のAHです。
渡米して半年、忙しかった最初の秋学期も何とか乗り切り、この調子でアメリカ生活をエンジョイしたいと思っていた矢先に、アメリカ東部を襲った大寒波により、当地ではマイナス25度という驚異の低温を記録しました。私は札幌で生活したことがあり、それなりに寒冷地に慣れていたつもりですが、やはりアンダー20の威力はすさまじく、試しに外出した際には、あまりの寒さに「低体温症」や「凍傷」といったワードが頭をよぎりました。慣れてきた頃にこんなとんでもないアイテムを繰り出してくるとはさすがアメリカ、懐が深いです。
さて本日は、MBA 1年目 秋学期のハイライトである、ケースコンペティションについてご紹介したいと思います。ケースコンペティションはこれぞMBAといった内容のプログラムで、とある企業の経営課題がお題として出題され、MBAの学生がチームを組んでプレゼンを行うというものです。お題の発表からプレゼンまでは通常数日間というケースが多く、その期間は文字通り朝から晩までチームで議論をしながらプレゼン資料の作成や想定される質疑の練習などを行っていきます。
今年のお題は部品メーカーの成長戦略に関するもので、成熟した先進国市場と、成長著しい新興国市場における成長戦略を提示するというものでした。プレゼンの評価としては第一ラウンドで教授陣による選考が行われ、第二ラウンドに勝ち進んだチームは、次に当該企業の幹部による選考を受けます。Kelleyの場合はこのケースコンペティションの評価が秋学期の成績に大きく影響することや、秋学期のハイライトということもあり、学生たちは皆テンションが高く、やる気全開で取り組んでいました。
私のチームでは、成長戦略という、漠としたお題にどのように具体性を持たせるか、付加価値を付けるためにはどのようなデータが必要で、どのようなロジックで伝えるべきか、そもそも何がゴールだっけ?、等々、ともすると出口の見えない議論や試行錯誤を繰り返しつつ、何とか資料を仕上げて練習を何度か繰り返し、いくばくかの達成感と緊張感をもって迎えた当日のプレゼンの結果、見事に文字通り討ち死にしました。
(写真はプレゼン後の打ち上げのランチの際のものです。見事に一次予選敗退ということで、皆変顔でキメています)
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