2014年1月1日水曜日

新プログラム:イスラエルプログラム


皆様、明けましておめでとうございます!前回に引き続き、Class of 2014のH.Mがブログをお届けします。
2013年度中の更新をしたかったのですが、残念ながら日本はすでに年が明けてしまいました。私が今ブログを書いているのはイスラエルのテルアビブのホテルなんですが、まだイスラエルは年を越していないため、(よってアメリカもまだ2013年です。)年内の更新ということでご容赦ください。

さて、前回に引き続き私がブログを担当させていただいたのは、今年から新しくKelleyが開始したプログラムであるイスラエルプログラムのご紹介のためです。
これまでブログでご紹介してきたとおり、Kelleyでは数多くの海外プログラムに参加することができます。そこに今年からイスラエルについて学ぶプログラムが加わることになりました。

当プログラムはいわゆる海外交換留学プログラムのような長期的なプログラムではなく、10日間の短期プログラムです。イスラエルはいまや数多くのスタートアップ企業を生み出す起業国家としてとても有名ですが、10日間のこのプログラムではイスラエルにおけるアントレプレナーシップについて学ぶことができます。具体的にはイスラエルにおける起業のケーススタディやスタートアップへの会社訪問(私が参加するプログラムによると、High-Tech系のベンチャーへの訪問が予定されています。)、そのほかエルサレムへのデイトリップも含まれています。Tel Aviv大学のビジネススクールがホストとなってこのプログラムを運営しており、Kelley以外のビジネススクールも参加しています。

プログラムは日本人にはつらい元旦からのスタートですが、MBA Officeによると夏休みの5月ごろにも開催されるとのことで、こちらの時期のほうが人気がありそうです。

現時点ではまだプログラムがスタートしていないので、プログラムについてご紹介することはできません。ですが、せっかくイスラエルについて学ぶまたとない機会なので、私は冬休みに入ってからプログラムが始まるまでイスラエル旅行をしてきました。今回はプログラムご紹介の前半戦として、あまり関係ないですがイスラエルについての簡単なハイライトを写真とともにご紹介したいと思います。

・テルアビブ
イスラエルの玄関口。イスラエルの首都はこのテルアビブかエルサレムとされています。(議論あり。)普通に大都市ですが、けっこうごちゃごちゃした感じです。テルアビブの一区画は世界遺産として登録されています。             
イスラエルでももはや日本のアニメ、マンガは人気ですね!
ちなみにかばんを見せてくれた彼女さんはかばんの「銀魂」
と「スケットダンス」以外にも「進撃の巨人」、「鋼の錬金術師」と、
「黒子のバスケ」がお気に入りのようです。
  
 
テルアビブの南側にある高層ビル群。この
白枠は夜になると光りとてもきれいです。
 
・エイラット
エジプト、ヨルダンとの国境に近いイスラエルの南端にあるリゾート地。紅海に面しておりサーファーにはあこがれの地のようです。イスラエルは冬でも気温が20度近くあり南に位置するエイラットはさらに暖かいため、冬でも海に入って泳いでいる人がいます。
                                    
ヨルダンとの国境。謎の人形。
紅海に面したエイラットはリゾート地でとても有名です。
12月末でも気持ちのよい暖かさでした。
 
・ぺトラ(ヨルダン)
エイラットからヨルダンの国境までは車でものの数分。そこからバスで約1時間半程度で有名なぺトラ遺跡まで行くことができます。自然の地形をうまく利用してできた王国の遺跡は圧巻です。
                           
ぺトラに入るまでの道。まさに自然の要塞です。何千年にも
わたる風と雨の浸食で出来た隙間だそうです。
ぺトラ王国の入り口であった壮大な門。一つ
の岩をくりぬいて造られたというのが驚きです。
 

・死海
世界でもっとも低い海抜に位置する湖。塩分が非常に高いことから、自然に体が浮き上がる浮遊体験を経験できます。私も年末の寒い時期ですが難なく水につかることができ、浮遊体験をしてきました!
12月下旬でも泳げます!塩分が非常に高いため、海岸沿いの岩は塩の結晶で白く固まっています。


・エゲブ砂漠(ミツペ・ラモン)
イスラエルの中部に位置する巨大な砂漠。地球のへそといわれているラモン・クレーターと、そこから広がる壮大かつ無味乾燥な砂漠はまるで月にいるかのような感じでした。

                             
ラモン・クレーター。壮大です。
ラモン・クレーターその2.この中を遠く一本の道が走っています。
それにしてもこのような景色を見ているとイスラエルが不毛の大地
であることがよく分かります。



・エゲブ砂漠(アブダット国立公園)


アブダット国立公園からバスで10分ほどのところにある、イスラエルを建国したベングリオンとその妻の墓。
ここから近い場所にあるキブツには、ベングリオンが引退後に晩年住んでいたという家も残されています。
ぺトラ王国を含む中東地域における交易ルート上に栄えた都市の遺跡
ちょっと写真が悪いですが、砂漠のど真ん中に現れた古代商行ルート上の
要として栄えた街の遺跡です。教会や公共浴場、ワインの貯蔵庫なども残されています。
 

イスラエルはベンチャーキャピタルによる投資額が対GDP比では世界一となっており、NASDAQ登録企業数としてもアメリカ、カナダを除く外国ではもっとも多い国となっています。人口が1千万人にも及ばず、国土としても日本の四国程度の大きさしかない、しかも国土のほとんどは資源に乏しく、緑の育たちにくい大地でありながらここまで力強く成長してきた源はどこにあるのか、もちろん歴史的な背景も重要な意味を持っているのですが、なぜこれほどまでに起業家が多く輩出されるのか、また将来にわたってこれは維持されていくのか、皆さんも興味がわいてきませんか?イスラエルは中国やインドとはまた違った意味で現在世界経済に台等している国であり、中国やインドには無いユニークな面がたくさんあると思います。
ビジネス以外においても、上記のような広大な自然、遺跡やいうまでもなく3宗教にとっての聖地であったり、キブツと呼ばれる社会主義コミュニティに似た共同農業活動団体の存在、兵役義務など、とても面白い要素がたくさんある国だと感じました。

イスラエルに俄然興味をもたれた方はぜひKelleyにいらしてください!

そのほかイスラエルのプチ情報;

・軍服を着た兵役についている若者をやたら見かけました。女性もかなりいます。
・ハイテク先進国だけあり、都市間を移動する中、長距離バスはWifi完備と非常に便利です。USBの差込口まで設置している徹底ぶりには感動しました。
・物価が高い。。
・実はパンがけっこうおいしく、パンを袋に詰めて量り売りをしてくれる店がたくさんある。

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