2012年9月7日金曜日

サマーインターンシップ2社目

Class of 2013のY.Tです。今日は前回に引き続きサマーインターンの2社目についてお伝えできる範囲で書こうと思います。

2社目のインターンは1社目の直後にいれていたので、1社目のインターンがおわり、金曜日の夜に送別会を開いていただき、土曜日の朝には新幹線に乗り、東京へ向かいました。

2社目のインターンは1社目とは打って変わって、小売業界です。しかも1社目は結構外資寄りでしたが今回は外資とはいえ、資本は10年以上前に入っているのですが、中身は僕からしたらまだまだ日系企業。外資系しか経験したことのない自分にとっては、初日に感じた会社の雰囲気はこれまでにはないものでした。

パーティションなしの机に、低い天井、社食や朝礼もあり、ランチは毎日チームでいく、などなど・・

ただ、社風は非常によく、成長している会社なので、社員も前向きで、上司の方も非常に親切に接してくれました。

プロジェクトの内容は、永遠のテーマ的なもので、前職でも扱っていた分野なのですが、これを5週間である程度納得のいく形にもっていくのは結構大変だなと思いながら初日に臨みました。

インターン2日目に上司にいわれて半日間店舗業務を経験したのですが、パートのおばちゃんたちと生まれて初めての品だしとかをして新鮮でした笑。その一方で半日でしたが、色々と感じるところもあり、現場はやはり大事であることを再認識しました。

ちなみに余談ですが、店長にインタビューなども行っている中で万引きにもなんどか遭遇しました笑。

インターン初日の話に戻ると、まずはざっくり5週間の概要計画をたて、初日に速攻で、ステークホルダーになりそうな方とインタビューミーティングのセッティング。SVPの方などは忙しいのでインタビューが3週目とか4週目とかになったりしましたが、世界に名の通った企業のSVPの方とお話できるチャンスもなかなかないと思ったので、自分が組み立てたものを確認するのをメインにすればいいかと思い、インターン後半にインタビューを設定しました。

ちなみにこの会社、日系のにおいがぷんぷんすると書きましたが、今まさに変革期です。外国資本が入る前は赤字経営だったのですが、利益もここ数年でようやくでて、社員の人たちも外国資本が入った意味合いが少しわかりつつあり、ここにきて外資系コンサルや一流外資系事業会社からの中途採用もかなり増えており、今後も積極的に採用するようです。ちなみに僕はこの会社のMBAサマーインターン第一号らしく、今年のインターンのオファーは僕だけでした。

前述しましたように、ここの役員やDirectorの人たちは、トップ外資系事業会社の前CEO(おそらくこの人は次期CEO)やトップ外資系事業会社のマーケティング事業部長、業界では有名なマーケター、トップ外資系コンサルファーム出身者などで、インタビューなどで一緒に時間をすごしていてとても刺激的な時間となりました。前述したトップ外資系事業会社の前CEOとインタビューしたときなんかは「こんな人と話せる機会は早々ない」と思い、残り10分で質問も2つほど残っていたのですが、「私の話をきいてください」とプロジェクトとは全く関係ない自分の話を聞いてもらいました笑。

プロジェクトの話に戻りますと、最初の3週間はひたすら問題の深堀、残り2週間でSolutionの構築と社内の根回しにあてました。2社インターンをしていて思ったのは事業会社のインターンで問われるのは、

・問題解決能力
・論理的思考能力
・政治力(どれだけ他部署や他チームを巻き込めるか)

の3点だと思います。(事業会社にもよると思いますのであくまで個人的な見解です)
特に問題解決はひたすらWhyを繰り返し、MECEを意識し、仮説をもちつつ、根本原因を探るということに従事していました。

2社目のインターンは1社目のインターンで浮き彫りになった自身の課題を意識しながら進めていきました。1社目では「もっとじっくり問題を深堀すること」「Weeklyのフィードバックにきちんと答えること」「データを真に理解すること」というフィードバックをもらっていました。

この意味でも夏に2社やるというのは自分を成長させる意味でも有益です。

ちなみに僕がインターンした部門は部門長が不在で、Senior Directorが二人いたのですが二人の期待値が違うところにあったので落としどころは少し苦労しました笑。しかしこういうところも含めてどう落とすのかということをじっくり考え、とてもいい経験になりました。

結果として、提案した内容をそのまま、所属していた部門のSenior DirectorからCEOへのアクションプランにもいれてもらえたので、僕としては非常に嬉しい結果となりました。

2社のインターンを通して思ったのは、できていると思っていた問題解決、Logical thinkingにおいてまだまだ改善する余地があること、そして何よりもインタビュースキルをもっと身につけないといけないと思いました。インタビューのうまい人は相手が真に思っていることを素早く察知し、うまく引き出すことできる気がします。自分にはそれがまだまだ足りないと感じました。

総括しますと、この夏休みは、旅行などは全くいけませんでしたが、間違いなく自分にとって大きく成長する機会になりましたし、MBAの中でもっとも有意義な時間であったことは間違いありません。

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