2012年9月3日月曜日

サマーインターン体験談 後編


はい、Class of 2013YMです。先週から学校も始まり、学生生活再始動という感じです。

前回ブログでも書いた通り、6月以降アメリカで事業会社のマーケティングインターンを10週間、そして8月には東京でコンサルティングファームの1週間のサマープログラムに参加していましたので、そのことについて簡単にご報告したいと思います。
 
アメリカでの10週間のインターンについて

僕がアサインされたプロジェクトはある次世代技術に関する市場予測および同社のシェア予測を行い、最終的に次のステップとして何を行うかを提言するというものでした。具体的な課題としては、ハイレベルな技術に対する理解が必要であったこと、僕が所属した部署に同技術に関するビジネス経験を持った人が皆無であったこと、またバリューチェーンの主要プレーヤーが北米以外に点在していること、また最終的なアウトプットを、具体的かつ実行可能な形に落とし込む必要があったという点が挙げられます。技術的な理解については、膨大な技術資料の読み込みから始まり、踏まえてR&Dとの度重なる議論を通してその理解を深めていきました。本社内のリソースに限界があるという点については、中国、韓国、日本という同技術に関わる主要生産拠点の現地法人との密なコンタクトを通じ、主要プレーヤーへのカスタマーリサーチをかけて定性・定量的に市場・技術動向をヒアリングしていき、市場予測の土台を組みあげていきました。最終的にはあらかじめ立てていた市場予測に関する仮説を、社内・外のリサーチをもとに検証していき、アウトプットまで落とし込みました。最後に具体的なアクションプランについては、ファイナンス部門と協議の上、市場・シェア予測から、将来のキャッシュフローを計算したうえで、事業の現在価値まで算出し、フィージビリティーを定量的に判定するとともに、必要な人材や社内リソースを、短期、中期、長期と各フェーズ毎に設定し、最終提案としていきました。

また、プロジェクト以外でも得るものの多かったインターンだったと思っています。フォーチュン500Cクラスのマネジメントとの懇親を通して、いかにトップマネジメントが事業に対するクリアなビジョンを持っており、それを各担当レベルまで徹底理解させることに重点をおいているのか、また企業の課題を的確にとらえそれを実行するために長期的な戦略をもっているかなどを目の当たりにし、日本企業との違い(少なくとも前職との比較)を痛感することができました。また、日本企業とのカルチャーの違い(ワークライフバランスを重視する、効率を最優先にし、タスクの優先順位づけを徹底しているなどなど)を知ることが出来たのも新鮮で興味深いものでした。また、平行して自分の課題もクリアにすることができました。特に英語力への壁については、スクールで感じるそれとは比較にならないほど、自分のレベルがまだまだであることを痛感すると同時に、意識をして向上させていかないと、期待値以上のレベルアップは望めないと確信しました。

 

東京でのサマープログラムについて

こちらはインターンではなく、トレーニングプログラムのため、1週間という短い期間でしたが、外資トップコンサルティングファームでの実践的なスキルを、体系的に学べたことは非常に有意義でした。プログラムの前半は、かの有名なMECEをはじめ、ロジック・イシューツリーの考え方、また得られるデータをどのように効果的にプレゼンテーションに落とし込んでいくかなどを教わりました。後半は、現役コンサルタントとのディスカッションを通しながら、習ったフレームワークの一部を駆使し、実際にプロジェクトにあたっていきました。最終日にはプレゼンも行い、非常にエキサイティングな内容であったと思います。

と、このように約4か月間休むことなく働きつづけてきましたが、本当に貴重な経験をするが出来たと思っています。

 

 

 

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