2012年12月25日火曜日

Why Kelleyの考察

皆様、こんにちは!!Class of 2014のH.Mです。日本はもうクリスマスですね。この時期は2nd roundへの出願も控えて、とてもそのような雰囲気に浸る余裕もないかと思いますが、ほんの少しのリフレッシュは気分転換だけでなく、新しいアイデアなどのひらめきにもつながると思いますので、クリスマスケーキを買って食べるなど、ちょっとした気分転換もオススメです。

ブルーミントンは数日前から急に気温が下がり、一夜にして周りの景色が雪景色へと変化しました。せっかくなので、近く(と言ってもとなりの州との境目ぐらいですけど。。)のスキー場に行ってスノボしようかと考え中です。

さて、今回は出願も迫っているということで、First semesterを終えてのWhy Kelley?について、自分なりの感じたことをまとめてみようと思います。これからKelleyを考えられる方も全然間に合いますので、ぜひご参考になさってください。

それでは早速。。

①Core curriculum(概要はコチラ)

「もうブログ読んで散々知ってますけど。。。」という声が聞こえてきそうですが、再度言わせてください。というか、僕の中では予想以上にCoreから得られたものが大きかったので、この感動というか思いはなんとしてもお伝えしたいところです。衆院選挙もありましたけど、街頭演説のように繰り返してアピールすることでより多く知ってもらいたいです。

まず、Coreでは8科目の授業を受けますが、これでほぼビジネスに関する科目は一通り網羅されていますし、それを一度に学ぶことができるMBA校はおそらくほとんどないでしょう(多分)。ちなみに、ものすごく狭い情報ですけど、某シリアル食品メーカと同じ名前のMBA校はfirst semesterは4科目、西海岸のとあるMBA校もStrategyという科目はないと聞きました。
なによりCoreのいいところは、8科目を学ぶことで、自然とそれぞれのつながりも意識できるようにカリキュラムが組まれているところだと思います。
例えば、「利益」という言葉一つにしても、Accountingでの「利益」、Financeでの「利益」、Economicsでの「利益」、Marketingでの「利益」は皆違う意味を持ち、定義も異なります。それは当然それぞれの目的が違うからですけど、そんなことはMBAに来るまで意識したこともなかったですし、それを意識できるようになるということは、いろんな視点、側面から物事を考えることができるようになる、ということなんだと思います。

ということで、KelleyといえばCore、これを語らずしてKelleyは語れません。

②Professor

これも前回一部のProfをご紹介しましたが(コチラ)が、KelleyのProfはやはり人一倍教えることに熱心です。
今回も1人ご紹介したいと思います。

5. Class: Strategy Prof: Matthew Semadeni

StrategyのクラスはCoreの中でもParticipationが圧倒的に評価の対象となり、他の授業と異なり、2コマで1つのテーマを取り扱います。授業中のdiscussionがメインで授業が進んで行きますが、非常にdiscussionが面白く、またProf. Semadeniのdiscussionの進め方も秀逸です。個人的には一番授業の進め方が上手く、緻密に計算されていると感じました。

Prof. Semadeniですが、人柄もとても優しく、また鉄板のつかみネタはOperationのProf. Cattaniと顔が似ていること。(気になる方はコチラでチェックしてください!) このネタもいたるところで出てきますが、笑いのセンス的にはまずまずだと思います(すんません、関西人なのでついお笑いが気になってしまって。。)。
ハロウィンなどのイベントや、ケースにちなんだパフォーマンス・サービスもしてくれます。授業中では一人ひとりの意見をとても丁寧に、真剣に聞き、常に話してのそばに近寄って頷きながら聞いてくれます。私も拙い英語で意見を言うと、真剣な顔で頷きながら、「う~ん、なるほど!」といった表情をしてくれました。「リアクション、デカすぎませんか!?」と若干思いますが、自分が何か重要な発言をした気持ちになれます(笑)
(補足:私のチームメイトの女性は、さすがファッションに厳しく、「Prof. Semadeniはなんであんなブカブカのワイシャツ着てるの!?サイズが合ってない!!」とのお言葉でした。。) 

授業は、discussionのほか、「自分がCEOだったらどういう選択を取るか?」といった選択形式のquestionで自分の意見を札で表したり、Videoで実際の当事者インタビューを見たりなど、いろいろな工夫がされており、最後にはちゃんとStrategyの理論に結びつけて要点をレクチャーしてくれます。

③GCS(Graduate Career Services)

②と並んでKelleyのGCSはBloomberg Businessweekで1位にランキングされるなど、非常に有効なfacultyです。オリエンテーション中のみならず、Coreの期間中も何度か自己分析、レジュメの書き方、インタビューの振る舞い、Cover letterの書き方を習う授業があります。就活が必須な私費の方だけでなく、社費の方でも自分を見つめ直し、自分の長所、短所、アピールポイントを上手くまとめて効果的に伝えるスキルは今後いろんな場面で必要になってくると思いますので、とても有意義なものだと思います。
私が一番印象に残っているのは、実際に色んな企業の方がKelleyまで来て、ひとりひとりの生徒のmock interviewをしてくれたことですね。ここまでインタビュー練習の場を用意してくれる学校はKelleyだけでしょう(多分)。
私はその時に、「教育学部⇒会計士⇒MBAと自分のバックグラウンドが一見つながりを見出し難いので、そのストーリーを自分の中で作って、明確に話せるようにしたほうがいいよ。」というfeedbackをいただきました。自分の中ではストーリーはあるのですが、それが上手く相手に伝わっていなかったこと、また面接官がレジュメのどのような点を気にし、どう受け取るのか、といったことも分かってとても面白かったです。

④Academy

これもKelley独特ですね。今回は私が所属しているConsulting academyについてご紹介したいと思います。
Consulting academyはその名のとおり、コンサルタントとしてのスキルを身につけることに重点を置いており、そのほかConsulting companyとのnetworkingの機会も豊富に用意してくれます。
First semesterでは、MECE、デシジョンツリーといったコンサルで使われる考え方から、コンサルの歴史、コンサルの意義とは何ぞやというレクチャーに加え、地元のfamily businessに対する実際のコンサルプロジェクトも行いました。このプロジェクトは3日間だけの短期でしたが、まずクライアントからの概要紹介、その後チームワーク、そして実際にクライアントの訪問をして最後にプレゼン、というとても中身の濃いものでした。
来春のsecond semesterでも同様のコンサルプロジェクトを行う予定ですが、次は7週間と長期に渡るプロジェクトであり、チームごとにプロジェクトの内容も異なること、実際の企業の方(おそらくalumini)がsupervisorとしてサポートしてくれるなど、さらに本格的なコンサルプロジェクトのようで今からとても楽しみです。
過去、ブログではCMA、MBA、EIA(旧EMA)と言ったAcademyもご紹介しています(コチラ)。このように実践的なプログラムが多いのもKelleyならではですね。

⑤Experiential program

GLOBASEやWahington programといったプログラムもブログでご紹介しています(コチラ)。私も2013年Globaseに参加予定ですので、その経験をまたご報告できればと思っています。

⑥番外編

MBAはやはり世界中から色んなcandidateがapplyしているため、多少「ブッ飛んだ」アイデアでも世界では普通、ということがよくあります。ですので、今思うのはEssayでスパイスの効いた一味違うアピールも面白いのかなと。(と言っても、一方で日本人のcompetitorはAsianという話も聞きますので「ん?コイツアレかな??」と思われるessayはNGですよね。。こんな攻め方もあるというフィクションでお考え下さい。)

その1:Kelleyの歴史から攻めてみる

Kelleyという名前は、Indianaを中心に店舗を出しているStake'n Shakeというファストフード店を、地方の店舗からregionalに急成長させたE.W Kelleyという方からの寄付金を記念して名付けられました。この方もIUのbusiness schoolを卒業されています。
Staken' Shakeはハンバーガーとシェイクのお店なんですけど、肉にこだわってハンバーガーではなく、ステーキバーガーと呼んでいます。
ここからエッセイや出願に結びつけるにあたって、2つのアプローチが考えられます。

①肉にこだわりハンバーガー⇒ステーキバーガーと呼ぶ。=自分のキャリアをより洗練された呼び名に変えてみる。(Ex.経理= financial specialist, 営業=customer relationship consultant)
レジュメなど、意外と呼び方を変えることで受けての印象も変わってくると思います。

②E.W Kelleyに魅せられてKelleyを志望する。
E.W Kelleyさんは、Stake'n Shakeをregionalに数百店舗出すまでに成長させました。それを元にKelleyへの志望をアピールするもの一つです。ファストフードのビジネス戦略は、今後のビジネスでもまだまだ面白く、ビッグチャンスのあるトピックスだと思います。何より、アメリカ人は愛校心が強いため、このようなアプローチは有効です。

その2:ランキングから攻めてみる

先ほども書きましたが、Kelleyはteaching quality, faculty service, student serviceで1位を獲得しています。発表後早々に、GCSからのメールには下記のロゴが付くようになりました。アメリカ人、こういうの好きですねぇ。
でもそれだけ質が高いということも言えると思います。これをネタにKelleyへの熱意をアピールするのもアリだと思います。もう古いですが、”No.2じゃダメなんですか?”という反論には”No.1じゃなきゃダメなんです!!”と自信をもって言いましょう。(個人的にもそう思ってます。)

以上、今後の出願の参考になれば幸いです。そのほかご質問等はお気軽にご連絡ください!
それでは良いクリスマス&年末年始を!!

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