2012年12月2日日曜日

真剣30代しゃべり場!


こんにちは。Class of 2013S.M.です。なんだか毎回パロディーなタイトルですいません。今日は、私の取り組んでいる課外活動の一つであるトーストマスターズについて投稿したいと思います。ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、トーストマスターズとは、所謂スピーチ力を鍛えるためのクラブです。日本を含む世界中に活動拠点があり、おそらくほとんどのMBAの学校にもあるのではないかと思います。主な活動内容は、毎週メンバーが集まってスピーチを行い、それに対してお互いにフィードバックをしあうというもので、精力的に活動をしています。メンバーも個性的な人が多く、毎回面白いスピーチを聞くことができるので、私自身とても楽しんでいます。


ここで、これまでの活動を通じて感じた、スピーチ力向上以外のトーストマスターズの魅力についてお話したいと思います。一つ目は、授業以外のネットワークが広がることです。MBAの生活は授業中心となりがちですが、その結果、専攻が同じ同級生と顔を合わせる機会が比較的多くなります。その点、クラブ活動では、上級生・下級生を問わず様々な人が参加するので、新たな出会いもあります。また、同じ志向を持つ人が集まるので、英語が苦手な私でもすぐに打ち解けることができました。二つ目は、フィードバック力が向上することです。私は、ミーティングに参加する際は、スピーチの日・リスニングの日というように、その日のテーマを決めています。リスニングの日は、人のスピーチを注意深く聞いて、それに対してフィードバックをするように心がけています。スピーチを聞いて内容を咀嚼し、自分の言葉で相手に意見を伝えるということを英語で行う良いトレーニングになっています。

ところで、英語もロクに話せない、かつ人前で話すことも好きではない私が、何故このクラブに入ったのでしょうか。答えは簡単、まさに英語も人前で話すことも得意ではないからです。前回の投稿でも書きましたが、私はMBAとはチャレンジの場(夢にきらめけ!明日にときめけ!)だと思っています。実際のビジネスの場では失敗が許されないケースが多々あると思いますが、それに比べ、MBAはある意味失敗が許される環境とも言えるでしょう。それならば、出来るだけ苦手なことにチャレンジをして失敗し、恥をかいて、そこから学べば良いという単純な発想です。

そしてこの春、勢い余って学内のスピーチコンテストに参加してしまいました。当然参加者は私以外みんなアメリカ人、しかもいわゆる話上手な目立ちたがり屋タイプばかりでした。私は、言語力では彼らに太刀打ちできないのは分かっていたので、話の構成や内容で勝負することにし、本番一週間前は、スピーチの構成を練りこみ、練習をひたすら行いました。授業の予習はもう完全無視です(笑)。当日、普段の授業で大して気の利いたことも言えない私が壇上に立った時、みんな驚いた顔をしていたこと今でも鮮明に覚えています。ただ、私が話始めると、みんな真剣に耳を傾けてくれました。そして終わった後に、みんながねぎらいの言葉をかけてくれました。結果は幸運にも準優勝することができましたが、結果以上に、チャレンジをしたことに対する達成感が非常に大きかったです。

Kelleyは先日発表されたビジネスウィーク誌のランキングでもBest teachers部門とMost satisfied students部門でともにNo,1に輝きましたが、これもひとえに、良い人達が集まっているからだと思います。どのように良いのかというと、チャレンジしようとする人に対して非常に温かく受け入れ、そして敬意を払う点だと個人的に感じています。学校全体がこのような前向きな雰囲気なので、何事にもチャレンジしやすい環境が整っています。もちろん最終的にチャレンジするかどうかは自分次第ですが、それを後押しする雰囲気も同様に大切だと思うので、留学の二年間で何かにチャレンジしたい人にとってはとてもおススメできる学校です。

人の良さが顔ににじみ出てますね~!
本日もお付き合いいただき、ありがとうございました。MBA生活もいよいよ佳境を迎えますが、新たなチャレンジを探して今日も旅に出たいと思います。

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