2013年1月30日水曜日

I am Japanese!


こんにちは。Class of 2013S.Mです。いよいよMBA生活も最終コーナー突入といった感じでこのブログに投稿するのも後2回となり、立ち上げメンバとしては寂しい限りです。さて、これから海外留学をされる方は、留学中に大なり小なり「自分が日本人であるということ」を意識されることと思います。そこで、今回は「日本人」をキーワードに私なりの思いを綴りたいと思います。本題に入る前に、私は日本人であることに誇りを持っていますし、この留学を通じて日本のことがますます好きになったと前置きをしておきます。それでは、早速本題へ。

第一に、他のメンバも投稿していますが、MBAでは過去の経歴等は関係なく、生身の自分で勝負しなくてはならないし、それがMBAの醍醐味であると私も感じています。ただ、生身とは言っても、自分は日本人であるという着物を常に着ている訳で、そういう目で周囲も見ています。そのため、一個人というよりも、一日本人としての立ち振る舞いを求められることがしばしばあります。例えば、授業において日本企業のケースを取り扱う際、「日本のスペシャリスト」としての意見や補足説明等を必ず求められます。これは日本のプレゼンスをアピールするチャンスですが、同時に下手なことは言えないというプレッシャーもあり、日本企業のケースの予習に対してはいつも以上に力が入ります。極端な話、自分は日本の代表であり、自分の言動で日本人に対するイメージが決まってしまうとさえ思っています。このような環境の中、自分が日本人であるということを強く意識するようになり、日本のことについてより勉強し、ますます日本のことが好きになりました。

次に、他の国の生徒と話をしていると「日本は過去の経済大国」というイメージを持っている人が少なからずいて、日本のプレゼンスの低下を肌で感じます。これは、海外に出て色々な国の人と接したからこそ得られた気づきに他なりませんが、個人的に気づいただけでは不十分だと思っています。というのも、気づいて口に出したり文章にするだけでは状況は何も変わらないし、単なる評論家に過ぎないからです。重要なことは、気づきに対して自分なりに何ができるかを考え、行動を起こし、さらにそれを継続させることだと思っています。

そんな中、私は無い知恵を絞って「自分の国である日本のプレゼンスを上げるにはどうすればよいか」ということを常に考えていました。その結果、「日本語を教えるボランティアをする」という結論に至りました。以前の投稿でも書いたように、言葉は文化の象徴であるし、それを教えることで少しでも日本のファンを増やしたいと思ったからです。今回は活動内容の詳細は割愛しますが、私のクラスは当初2人からスタートし、現在は6人にまで生徒が増え、これまでの4か月のレッスンを通じてみんなが日本に対して興味を深めてくれており、少なからず日本のファン獲得に貢献できていると実感しています。6人という人数は決して大きな数ではありませんが、こういった草の根活動が将来何らかの形で実を結ぶと信じています。ちなみに、ここで言う行動とは何でも良く、正解はないと思っています。大事なことは、たとえ小さくとも行動を起こす勇気やチャレンジ精神、そしてそれを継続させる信念と情熱ではないでしょうか。まさに「意志なきところに道無し」という諺のとおりです(個人的に大好きな諺です)。

目指せ、超体験型日本語教室!!
マリオも日本の象徴?!

最後に、私事になりますが、昨年末、待望の長女が誕生しました。彼女は戸籍上、未だアメリカ人で、もうじき日本との二重国籍となります。日本の制度上、22歳でどちらかの国籍を選択しないといけないのですが、親としては彼女が日本国籍を選んだ上で、大好きなこの街・この学校で留学生として学んでくれたらこれ以上の喜びはありません(これは親のエゴですが・・・)。ちなみに、ここブルーミントンは出産・育児の環境が抜群ですので(妻は早くも次の子もここで産みたいと言っているぐらいです(^_^;))、留学中に出産する可能性のある方は是非お問合せ下さい。色々とお話しできるかと思います。

色々と話が飛びましたが、今回私がお伝えしたかったことは、
①留学中は日本人としての立ち振る舞いを求められることが多く、自分が日本人であることを意識する機会が多いこと
②留学中は刺激がたくさんあるので、色々なことに気づくが、気づき以上に重要なのが行動をし、それを継続させること
③ブルーミントンは出産・育児の環境が最高であること(家族で過ごすには最高の環境だと自信を持って言えます)
となります。

留学の目的は人それぞれですし、この二年間という白いキャンバスにどのような絵を描くかはご自身次第だと思います。しかし、ひとつ言えるのは、こんなに自由な時間は今後二度とないということでしょう。受験生の皆さんは今が一番苦しい時期かと思いますが、ここを乗り切ると刺激に満ちたMBA生活が待っているので、体にだけは気を付けてラストスパート頑張ってください!それでは、今日はこのへんで。

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