2013年4月7日日曜日

ハンズオン! ハンズオン!! ハンズオン!!!


お疲れ様です。 Class of 2013Takaです。
新年度に入り、卒業まで1ヶ月を切りました。 時が経つのははやいですね。
20118月にMBAプログラムが始まってからIntegrated Coreや選択科目を通じてハードスキルからソフトスキルまで多くのことを学んできたと思います。
MBAの価値やMBAで学んだことについては、10人いれば10通りの答えがありますが、今回は私なりの「MBAの価値」についてお話しします。

私は、ハンズオンプロジェクトこそがMBAでしか体験できない価値のあるプロジェクト・授業だと思っており、このブログの読者の中でMBA留学を志願されている方にはMBA留学期間中に是非とも積極的に取組んでいただきたいです。
もちろん自身のキャリアバックグラウンドや将来的な志向とは全く関係ない業界・企業についてのプロジェクトがアサインされることもあり、必ずしも直接的に自分のキャリアに結びつくとは言えませんが、全く経験の無い業界に関するプロジェクトに携わったほうがチャレンジングでありTakeawayは多く、Business PersonとしてのSkillは向上すると言えます。
ハンズオンプロジェクトでは、まったくの知識ゼロの状況から、情報の収集・分析→問題点の発見・解決というプロセスを繰り返し行なうことで最終提案を企業向けにプレゼンするわけですが、この作業が辛いのです。
情報収集においても無料で入手できるリソースは限られてきますし、会社員時代に得ていたような有料(優良)情報が手に入らないので、どの情報を入手するかというスコープを明確にしておかないと非常にぼんやりとした一般的な情報しか集まりません。そんな情報をもとに業種・企業分析をしても有益なコンサルティングサービスの提供は困難でしょう。
プレゼンにはコンサルティング対象企業の他に、地元のベンチャーキャピタリスト、Indiana Universityのインキュベーターが来たりしますので、幅広い視野から見て実行可能であると判断できる解決案をひねり出さなければいけません。企業側がやりたいと思っていることも、ベンチャーキャピタリストやインキュベーターの観点から否定することも時には必要になってきますので、如何にステークホルダーたちを説得させるかということも重要になってきます。
私がKelleyで携わってきたハンズオンプロジェクトは3つあり、概要は以下の通りです。
    末梢神経間距離計測電極、およびそのアルゴリズム解析技術の商業化プロジェクト
    コスメティクスファミリービジネスの拡大戦略考案と必要資金獲得のためのInvestment Pitch
    メディアバーター企業の中国進出戦略考案
上記のうちいくつかは既にこのブログで記載していますので、今回は詳細についての記述は避けますが、どのプロジェクトも情報はほとんど無かったですし、時間も労力もかかり肉体的・精神的にも大変だったことをよく覚えています。
ただし、「喉もと過ぎれば暑さを忘れる」とは正にこの通りで、今となってはこの3つのプロジェクトは良い思い出ですし、会社復帰した後、「ハンズオンの経験が活きてるな」と実感できる日が来るでしょう。S.Mさんもブログで書いているとおり、自分のComfortable zone以外の分野で苦行を課すことで人間は成長できるのだと思います。
冒頭で申し上げたとおり、MBAの意義や目的は人それぞれですので、唯一絶対の正解というものはありません。MBA留学よりも2年間の実務経験で得られる知識や人間関係のほうを重要視する人も大勢いると思いますが、私は2年間の社内での実務経験と引き換えにMBA留学に来たことは正しい選択だったと信じています。

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