2013年11月16日土曜日

MBA最初の3か月とAcademy

こんにちは、Class of 2015D.Tです。Class of 2015の初投稿になります。よろしくお願いします。さて、6月半ばの渡米後、67月のインディアナ大学のサマースクール(Intensive English Program)8月のJump Startおよびオリエンテーションの後、ついに8月末からMBAの本プログラムが始まり、3か月が経とうとしています。今回は、第1回目の投稿ということで、やや硬めの内容で恐縮ですが、Kelleyで最も特徴的なプログラムのAcademyについて、紹介させて頂きたいと思います。

◆はじめに
実際に、Campus Visitにお越し頂いたり、Admissionのお話を伺う機会があった方はご存知かもしれませんが、KelleyMBAランキングの中でStudent SatisfactionTeaching Quality1位を取っていることを誇りにしています。これは、入学前から感じていましたが、入学後もその姿勢は強く感じます。学生の目線から見ても、実際に3か月近く経験してみて、やはりCore Programや教授陣は事前に聞いていた通りの素晴らしさです。(ご参考:Coreご紹介のブログ、教授陣ご紹介のブログ ※1年前の投稿なので少しは変わった点もありますが、大半は今年も同じです!)

前置きがとっても長くなりましたが、もう一つ、きっと他校には無く、Kelleyの学生の満足度を高めているプログラムがあります。それがAcademyです。(CoreAcademyKelley独特かつ看板プログラムなので、必ず下調べしてから面接等に臨むことをお勧めします!)

◆Academyとは?
Academyは、日本の大学のゼミや研究室に近い存在です。各Academyの担当professorのもと、同じビジネスフィールドに興味のある学生が集まり、一緒に当該ビジネスフィールドの理解を深めたり、ネットワークを広げます。MBAスクールの特性上、ゼミや研究室に比べて、より就職活動に重点が置かれているかもしれません。今年入学のClass of 2015向けでは、Business Marketing, Consumer Marketing, Consulting, Supply Chain and Operations, Strategic Finance, Capital Markets6 Academyが用意されています。各学生が、必ず一つのAcademyに所属します。そのため、全学生が、最初の数か月の間に、Coreで広範な科目を同時に教わりながら、Academyで特定のビジネスフィールドの専門性を高める機会を持つことができます。

私はBusiness Marketing Academy(BMA)に参加しています。BMAでは、BtoBMarketingを専門領域にしています。BtoBという特性上、グローバル展開をしている会社が多く、グローバルビジネスを学ぶうえでも魅力的なAcademyです。金曜日ないしはAcademy Weekと呼ばれる1週間のBusiness Tripでアメリカの大手企業と接する機会があります。マーケティングの講義などもありますが、Academyが始まってから2か月程度で、Danaher, Dow, DuPont, Eli Lilly, 3M, Ecolab, Cummins, GEといった全米を代表する会社に訪問または来校して貰う機会がありました。各セッションでは、役員や社員からのプレゼンテーション、(訪問の場合は)本社や工場の施設見学、学生側のCase Sessionを行うなど、大変中身の濃いものになっています。






◆AcademyのTakeaways

まだまだ、現在進行形のBusiness Marketing Academyですが、私にとって3つのTakeawaysがあります。

一点目は、BtoB×Marketingという切り口での専門性。私自身、日本では経営コンサルタントとして働いており、マーケティングというと基本的にはBtoCを指していました。今、思えば、BtoBマーケティングと言えるようなプロジェクトも担当していましたが、もっと、この切り口を意識することで、コンサルタントとしての得意分野を増やすことできると思っています。

二点目は、アメリカ企業に直に触れる貴重な機会。実は、社費派遣の方(+卒業後に日本で就職予定の方)は、米国企業と触れる機会は多くありません。ましてや、実際に、企業に訪問して、施設見学まで行う機会は皆無でしょう。この点、KelleyAcademyでは、社費派遣の学生でも、堂々と米国のトップ企業に訪問できる貴重な機会を持つことができます。例えば、DuPontDowはコモディティ化して収益が低下したビジネスはリストラしたうえで、医療や農業など彼らのコスト体質に見合うような高収益な有望領域に経営資源を積極的に投入しています。彼らのプレゼンや話しぶりを見ても、合理的な姿勢は明快でした。一般に、日本企業は、赤字にならない限り、過去の花形領域を止めることは稀でしょう。それぞれ、良い面、悪い面があると思いますが、そうした違いを実感できる機会を持てることは大変ありがたいと思っています。

三点目は、同じAcademyの仲間との付き合い。学生時代のゼミや研究室の仲間とは、卒業後も深い付き合いを維持されている方が多いと思います。一週間のAcademy Tripで、私は、インドの留学生複数人と同室に宿泊しました。もちろん、仲良くなりますし、ちょっとしたことで、色々な違いを感じて面白いです。彼らは、個人差はありますが、12時前には寝て5時前後に起きて身支度や勉強してたりします。そして、シャワーは朝です。BMAは、国際的な企業が多い分、留学生比率が高めですが、もちろんNativeの学生も多く在籍しています。そんな彼らと、1月以降のセメスターでは、実際の企業相手にプロジェクトを経験することになります。今から楽しみにしています。


今回は、私の所属するBMAを中心にAcademyを紹介しました。他のAcademyもマンハッタンを回ったり、米国トヨタやFedExを回ったり、P&GなどのBtoCメーカーを回ったりと盛り沢山です。今後の出願準備や志望先のスクール選定にあたり、もっと詳しくご質問されたい方はお気軽にご連絡ください!

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