2014年10月6日月曜日

MBA 2年目 選択クラス



皆様こんにちは、Class of 2015AHです。こちらブルーミントンはついこのあいだまで夏真っ盛りだったのですが、急速に秋が深まりつつあり、朝晩は大分冷え込む日が多くなってきました。秋が過ぎると一気に寒くなり、じきに雪に閉ざされた暗黒の冬がやってきます。昨年の冬は記録的な寒さだったそうですが、今年も昨年並み、またはそれ以上に寒くなるとのことで、緊張感が高まっています。渡米前にKelleyのアルムナイの方とお話しした際、「冬は結構寒いよー」といわれたので、「札幌で過ごしたことあるんで大丈夫ッス」と答えたのですが、「うーん、旭川ぐらいじゃないと大丈夫っていえないねー」と軽く返されたのを思い出しました。

そんな気候の中、少しでも暖かい時期を堪能すべく、最近は時間があればゴルフに通うようにしています。韓国人のクラスメイトとプレーすることが多いのですが、彼らの取り組みは非常に戦略的であり、例えば選択授業を月曜と水曜にまとめて取り、空いた火曜と木曜をゴルフに充てたり、または課外プログラムで卒業に必要な単位を前倒しで集め、来年の春学期をゴルフに充てる計画を既に練っていたりと、「そこまでやるか」と個人的には大変感心しています。

さて、我々Class of 2015の学生は先月からMBA2年目を迎えており、多くの学生は来年5月の卒業目指して単位取得、就職活動、ケースコンペなどのイベント、そして飲み会と忙しい日々を送っています。今回のブログでは私が今学期履修している選択科目のうち、興味深いものについてご紹介しようと思います。Kelleyにおける選択授業(いわゆるelective)では1年目の半年間のIntegrated Coreと呼ばれる期間を除き、週2~4コマの授業を自らの興味や専攻に応じて選択できる仕組みになっています。選択授業は月・水または火・木の曜日の組み合わせとなっており、7週間・計14回で完結する仕組みになっています。履修してから感じたことですが、7週間という期間は1つの単元について学ぶには短い印象を事前に持っていましたが、いざ履修してみると適度に密度が濃く、飽きが来る前にクラスが完結しますので、これはこれで上手く考えられた仕組みだと思っています。

今回ご紹介する授業はファイナンスに関するもので、リアルオプション(Real Option)に関する授業です。担当教授はR. Shockley。以前に当ブログでも紹介、人気の高い教授だと思います。リアルオプションは企業の投資判断に使用される考え方の一つで、あるプロジェクトについての投資判断について、経営環境の変化や競合他社の動向を反映し、規模の縮小や実施タイミングなどを変更するといった、戦略の自由度を高めることのできる仕組みです。平たくいってしまうと例えば小売業を営む企業が海外に出店する際に、小額の投資で数店舗の出店を行い、現地の市場状況を精査した上で大規模出店に取り組むことを判断する、といった内容です。MBAのファイナンスの授業では基礎的な内容を扱うこともあり、多くの授業でやや平板な数式メインの議論があるクラスも少なくないのですが、このクラスでは多くの時間を実際の企業の経営判断に関するトピックに割いており、難易度は高いものの得られるものも多いと感じています。

MBA生活も折り返しを過ぎ、おそらくあっという間に卒業を迎えるんだろうなーと思っていますので、このように有意義な授業を一つでも多く履修し、実りの秋にしたいと考えています。それでは今回はこの辺で。

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