2012年6月30日土曜日

Change @ Washington


こんにちは。Class of 2013S.Mです。さて、現在は夏休み真っ盛りの我々ですが、私は5月中旬にKelleyの特別プログラムである「Washington Campus Program(以下、ワシントンプログラム)」に参加してきましたので、今日はその内容の一部をご紹介したいと思います。

ワシントンプログラムは全米のMBA17校を対象とし、米国の政治や政策の仕組みをゲストスピーカの講演だけでなく、議会等へ実際に訪問することで体系的に学ぶものです。1週間という短い期間ながら卒業単位としても認定されるプログラムなので、月曜から金曜の朝から晩まで盛りだくさんの内容でした。その中でも特に印象深かったのは以下の3点です。

1. アメリカにおけるロビイストの存在の大きさ
皆さんはロビイスト、あるいはロビー活動という言葉を耳にされたことはありますか?私は仕事柄、聞いたことはありましたが、日本においてはロビー活動自体が一般的に良い印象がなく、ロビイストの存在も表立ってはいないと感じていました。ところがアメリカの企業にとっては、いかにロビイストを活用し、自社に関連する政府組織等と人的ネットワークを構築し、有効な政策の策定につなげるかがビジネス成功のカギとなっています。また、企業はロビー活動に費やした金額を公表することが義務付けられており、例えばアメリカ大手の通信会社であるAT&T社は2011年度に$2,000万以上もロビー活動に費やしています。企業が日本以上に政府機関とのネットワークを重要視している(コネの世界)ことがとても驚きでした。また、ゲストスピーカはハーバード卒のいかにも超エリートという感じの方でしたが、冗談交じりに裏事情を色々と話してくれて面白かったです。

2. アメリカは50個の異なる州からなる合衆国
これは一見当たり前のように思われることかもしれません。ただ、アメリカと聞くと、一つの超大国というイメージを持たれる方が多いかと思いますが(これはこれで正しいのでしょうが)、本プログラムを通じて、アメリカは合衆国なんだと認識を新たにしました。実際、ゲストスピーカの方も、話の節々で、「〇〇州の人は何人くらいいますか?」「〇〇州ではこうだと思いますが・・・」等、州の違いを強く意識していました。また、上院の討論会を見学した際に、発言者が「△△州の××ですが、」と州を冒頭につけたり、時には「△△州さん、どう思われますか?」と相手のことを州名で読んだりしていました。上院は各州から2名ずつ(計100名)選出されるので、各議員は州の代表という意識が特に強いのでしょう。アメリカは人種のるつぼで多様な国と言われますが、州がアメリカの多様性に与える影響も極めて大きいのだと改めて感じました。

3. アメリカの学生による連邦政府の評価の低さ
本プログラムの初めに、各生徒が自己紹介も兼ねて連邦政府に対する評価を述べる機会がありました。私は、アメリカ人は政治に関心のある人が多く、政府も民意をある程度反映しているであろうと勝手なイメージを抱いていたので、多くの学生が政府に対して高い評価なのだろうと思っていました。ところがふたを開けてびっくり、約60人のアメリカ人の学生のうち、実に9割以上がC以下の評価(落第点)をつけていました。理由は様々で、一例を挙げると「政治システムが複雑すぎて透明性に欠ける」、「政府と仕事をしたことがあるがお役所的過ぎる」、「この国のヘルスケアシステムは最悪だ」等、どこかの国でも同じことが聞こえてきそうなものばかりでした。実際に本プログラムを通じて、細かいシステムを学べば学ぶほど複雑で難解であるということがよく分かりました。特にヘルスケアシステムは、実際に病院に通った際に保険会社の対応の悪さを体感し、アメリカの最大の課題である理由が頷けました。

以上、3点挙げましたが、この他にもアメリカの税制度や、エネルギー問題等興味深いトピックが目白押しでした。一番すごいと思ったのは、全部で20人近くの講演を聞きましたが、一つも退屈するものがなかったということです。さすが、ワシントンで生きる人たちだけあって、情熱かつユーモアを交えた軽妙なトークが冴えわたっていました。トーストマスターズ(弁論クラブ)に所属する私としては、見習うべきところばかりの一週間でした。

Kelleyでは普段の授業以外にも、ワシントンプログラムのようなExtra programも豊富にあるので、自分次第でいくらでも見分を広めることができると思います。皆さんも、もしご興味があれば、本プログラムに参加して、ワシントンの裏側を覗いてみてください。



2012年6月20日水曜日

欧州ビール

こんにちは。Class of 2013Takaです。

今回はチェコのプラハからの投稿です。

皆様御存知の通り、ながーい夏休みの真っ只中でありまして、社費派遣の私はヨーロッパ滞在中。

54日にBloomingtonを発ってから43日が経過して、ドイツ→オランダ→ベルギー→ルクセンブルグ→フランス→モナコ→フランス→ドイツ→旅してきて今はプラハ。

訪れた国数は6、都市・村の数は36以上。

では、本題。

今回のテーマは『Beer in Europe』。各国で出会った美味しいビール達の一部を紹介します。

まずはドイツ。

ビールと言えばやっぱりオクトーバーフェストで有名なドイツ。

ドイツビールを語らずしてビールを語ることは出来ません。

・ヴァイスビール

どこでも飲める最もポピュラーなビール。メジャーな銘柄はレーヴェンブロイ等。

モルトの香りがシッカリと出ておりコクがある。

特にニュルンベルクの地ビールであるTucher(トゥーハー)はお気に入り。

・ケルシュビール

ケルン大聖堂で有名なケルン(KÖLN)の地ビール。

200mlの細長いグラスに注がれていて、一杯€1.6-2.0

スッキリとした味わいで、フルーティーさも兼ね備えておりイケてる。

・黒ビール

ドイツでは「Dunkel」と表記されていれ、大体どの銘柄も黄金色のビールと黒ビールを揃えている。

味はノーマルなビールよりもコクがあるけど、ベルギービールほどアルコール度も高くないので、ドイツビールの中で個人的に一番好きなタイプ。特にTucherDunkelが美味しかった。

次はベルギー。

ベルギーは日本でも主流なピルスナーからアルコール度が高めのトラピストビールまで種類が豊富!

日本で飲むと高く付くシメイやヒューガルデンが安く飲めるので、地元の若者たちが入り浸っているバーに通って至福の時間を過ごしました。 

Orval(オルヴァル)

トラピストビールの一種。香ばしい香りと深いコクがあり、余韻も長いので豊かな味わい。ガブガブ飲むというより一口一口味わいながらゆっくり飲みたいビール。値段は€3程度。

Leffe Blond(レフ・ブロンド)

ベルギー周辺国でも良く見かけた銘柄。モルトの香りが強いが、のどごしが良く飲みやすい。アルコール度は若干高めの6-7%。Leffe Blond Brownというのも試したが、こちらは少し甘め。

Lambic(ランビック)

発泡なしで酸味の強いビール。ランビックビール醸造所(名前忘れた)で製造過程を見学。何百年も前から同じ製法で作っているらしい。日常的に飲むビールじゃないけど、たまに飲む分には面白くて良いかも。


最後はチェコ。

「なぜチェコ?」と思われるかもしれませんが、実は国民一人あたりビール消費量は世界一!

種類もベルギー程では無いけれども、そこそこ豊富。

チェコは通貨がユーロではなく自国通貨であるコロナを使用しているからか物価が安い。

ビールなんて水より安い!

なので、一日の流れは、昼食と共にビール→おやつとしてビール→夕飯前にバーでビール→夕飯時にビール→夕飯後にEuro2012を観戦しながらビール、という展開。

・クルショヴィッツェ

コーヒーの香りがあり、香ばしい。味的にもコクがありドイツの黒ビールよりもシッカリとした味わいを楽しむことが出来たビール。ベルギービールとドイツビールの中間的な感じ。

・ウルクエル

恐らくプラハで最もお目にかかるビール。すっきりした味わいの中に、若干の苦味を感じることができ、バランスが取れている。同じメーカーの黒ビールも中々旨い。


上記3ヶ国のビールは旨いし、安い。種類も豊富だから飽きが来ない。

酒好きには最高な環境。

しかも、ヨーロッパには美味しいワインも沢山ある!

特にフランスではプロヴァンス、ロワール、ローヌ、ブルゴーニュ、シャンパーニュ等のワイン名産地も巡ってワイン漬けの日々。。。

ここでワインについても紹介したいのですが、長くなってしまうので、『Wine in Europe』は次回掲載します。

2012年6月6日水曜日

夏休み、そしてインターンへ。

どーも、Class of 2013のY.Mです。現在僕はアメリカはデラウェア州のウィルミントンという町で、2個目のインターンをしています。今回は学校が終わってから、現在までのことを書いていきたいと思います。
帰国便での悪夢

5月4日までにテスト・課題とも終わり、その日の打ち上げも早々に切り上げ、翌日5日の朝便で成田に帰国しました。

実は偶然友人が同じ飛行機で帰っていたのですが、そいつはインターン先からビジネスクラスのチケットを手配してもらっており、快適な空の旅を満喫したらしく、成田について開口一番、「良く眠れたわー」とのたまわったので、本気でぶん殴ってやろうかと思いました。。こっちは、自分で買ったエコノミー、かつユナイテッドだったので、機内食激マズ・座席に画面なしの拷問のような11時間だったからです。体力的にかなりきつい状況の中で、精神的なストレスまでたまってしまい、翌日からのインターンにひびかないだろうかと内心ひやひやでした。。

まあ、それはさておき、到着後すぐに渋谷方面へ移動。インターン先の近くのホテルにチェックインし、学生時代の友人と飲みにいった後、翌日から4週間というかなり短い期間でのインターンを開始しました。

FMCGでのマーケティングインターン

そもそもMBAを目指したきっかけの一つにマーケティングというのがありました。マーケといえばやはりFMCGだろうということで、日用品の事業会社でのインターンをすることになったのです。プロジェクト内容については、色々と情報が出てしまうとまずいこともあるので、ここでは細かい説明は出来ないのですが、ざっくり言うと、

”ある男性用製品のプロモーションの一つとして、今年の4月から立ち上げたFBページで、どのようなことをすれば、成功できるのかを、マーケットや競合他社のFBページの状況を分析し、自社の製品のバリュープロポジションを考慮しながら、最終的な打ち手を提案していく”というものです。

ここで一番難しいのは、何をもって”成功”と言えるのかの定義づけで、まだ発展途上であるFBの中では、唯一の正解はありません。そこで、ある程度成功の基準とされているいくつかの指標を見ながら、自社製品の目指すFBの目的に沿ったものを取捨選択し、新たな指標としました。

実際の分析では、国内および海外のFBページをその指標に沿ってみていき、なぜある部分では指標を上回る結果が出ているのに、別の部分ではうまくいっていないかを、定量的・定性的に分析し、KSFを抽出していきました。

最終的にはそのKSFを持ち合わせる自社内のリソースの活用と、自社で補いきれない部分は、プランニングという形で、具体的な提案にしていき、スケジューリングとあわせて、最終提案という形で纏めてプレゼンで発表という一連の流れでした。

本プロジェクトをやって良かったこととしては、以下のようなポイントがあげられます。

1)答えのない課題に対し、自分なりに仮説を立て、それを検証しながら、最終的に一番答えに近しいものを見つけ出していく一連のプロセスを実務に沿って体験できたこと。

2)デジタルマーケティングという新しい分野を、最前線で体験できたこと。

3)製品発表会で芸能人に会えたこと。(おまけ)

また、本プロジェクトとは別に、日々のデータから市場を分析する業務も体験しました。多くのFMCG企業では、外部からの詳細データが社内のソフトウェアで管理・閲覧できるようになっており、自社および競合他社のデータをもとに、どのような打ち手をとるべきかを4Pに沿って分析します。これは、まさにMBAで習ってきた内容に近いので、やりやすかったと同時に、実務でもフレームワークは活用できるのだということを身をもって体感できた瞬間でした。

ただし、もともと6-8週間のプログラムだったため、4週間というのは思った以上に短く、かなりハードワークかつ100%のアウトプットを出すことは至難の業でした。実際僕自身も、少し消化不良になってしまった部分もあり、その点は悔やまれるところです。ですが、周りの人のバックアップもあり、みんな雰囲気もよく、、そういう意味ではプロジェクトへのモチベーションは維持しながらやれたのではないかなと思います。

と、こんな感じで先週金曜日までインターンをやり、土曜にアメリカへ帰国しました。。。

地獄の移動

アメリカはインディアナポリスに到着したのが、土曜日の14時、ブルーミントン着が16時、荷物纏めて18時半に出発。途中オハイオ州で一泊し、合計運転時間13時間かけてウィルミントンという町まで来たのが、2日前。途中何度、このまま目をつぶったら楽になれるのに、と頭をよぎったことか。これ程一人での長時間ドライブが辛いものだとは思いませんでした。ミスチルのベストアルバムも2枚買ってガンガンかけてたのですが、バラードになると途端に眠くなる眠くなる。それでも、何とか無事にウィルミントンに着いたのが2日前。昨日より、別の会社でインターンを開始しています。

と、こんな具合に夏休み生活を仕事三昧で満喫しております。

次回の投稿では、現在のインターン関連の投稿にしようかと考えておりますので、興味があればまたご覧になってください。


2012年5月28日月曜日

Viva 夏休み

みなさんこんにちは。Kelley class of 2013のD.S.です。2年生が5月はじめに卒業し、僕ら1年生は待ちに待った夏休みに入りました!ただ夏休みといっても、私費の学生達(実はほとんどのアメリカ人やインド人学生は転職が主な目的の私費学生です。Class of 2013の日本人では2人います。)には休む暇などほとんどありません、フルタイムの仕事を見据えたインターンシップが始まるからです!私は社費の立場ですのであまり偉そうなことは言えませんが心から応援してます!(実は社費の私も自分の会社でインターンがあるのですが笑。。。)

さて、今回の投稿ではあくまで社費として長い夏休み(5月の始めから8月の終わりまで何と4ヶ月くらい!!!)をいかに過ごすか、をテーマにお送りします。私は例外的にスポンサー企業でのインターンシップがあるのですが、他の社費の学生達の例も含めて大体はアメリカ大陸巡り(国立公園巡りなど)やヨーロッパ周遊旅行を楽しみます。中にはヨーロッパに3ヶ月という方も(お金はもつんでしょうか笑)いる一方で、最初の1ヶ月間はブルーミントンで毎日ゴルフという方もいらっしゃいます!ともあれ長い夏休み、様々な楽しみ方があるので、これも間違いなくMBAでの醍醐味の一つと言えましょう!是非社費の方は渡米される前に行きたい国なんかをピックアップされておくといいかなと思います。以下、簡単ですが私の夏休み旅行計画をご紹介すると、、、

5月4日   試験2科目を終え、晴れて夏休み突入!
5月5日   ハワイに向け出発(趣味のサーフィン、買い物、日本食を堪能!)
5月14日 ハワイからロスアンゼルスへ移動後、レンタカーを借りて、ロスアンゼルス→ラスベガス→グランドキャニオン国立公園→デスバレー国立公園→ヨセミテ国立公園→サンフランシスコまでを1週間で堪能!(かなりしんどかったですが笑)
5月21日 サンフランシスコから一旦ブルーミントンへ戻り、ゴルフを楽しんだり、インターンシップの準備をしたり
5月26日~7月6日   (ニューヨークでインターンシップ)
7月16日~8月17日 ヨーロッパ周遊旅行へ出発!ミュンヘンでレンタカーを借りた後、プラハ→ウィーン→ブダペスト→ザグレブ→イタリア→モナコ→バルセロナ→チューリッヒ→ベネルクス3国→ミュンヘンを1ヶ月かけて周遊(予定)
8月27日 秋学期開始


4年ぶりのハワイ!やっぱ最高ですねぇ~


グランドキャニオンにて。自然の広大さに魅了されながら、リスと2ショット


デスバレー「悪魔のゴルフコース」にて。とにかく暑い。。。


ヨセミテ国立公園を代表する「Half Dome」を見渡せる「Glacier point」にて。
とにかく美しいです!


以上、簡単にご紹介させていただきましたが、まだまだ夏休みは続きます!他の投稿者も含めて今後も各自の夏休みやインターンシップでの体験談などを投稿させていただきます!次回もお楽しみに~

2012年5月6日日曜日

卒業。そしてあらたな季節の始まり

Class of 2013TYです。

季節がめぐるのは早いものですでに5月。Kelley School of Businessのあるインディアナ州ブルーミントンの町も昼間はすっかり夏めいて摂氏30度を越える日もチラホラと出てくるようになりました。Kelleyを含めてIndiana Universityでは2012年の春学期が先週で終了し、Class of 2012の学生は晴れてMBAを取得し卒業。それぞれの進路に向けて旅立つ準備にあわただしく追われています。


               (卒業式会場のIndiana University Auditorium)


               (Class of 2012日本人卒業生と晴れ着姿の奥様)


               (卒業生の送別会、良く見ると1名欠席者が。。。)


Class of 2014にてMBAに入学を予定されている方々はそろそろ進学先も確定し、サマープログラムに参加される方はすでに日々の渡航準備に追われているところでしょうか? 震災の余韻もさめやらぬ中、昨年の6月に妻・子供と飛行機に預けられる目一杯の荷物を抱えて、日本から当地に旅立ったのが早くも1年前かと思うと少し感慨深いものがあります。

今回は、卒業・入学の時期ということで、1年前の記憶をたどりながら新たに渡米される方へのTIPSを少しまとめておきたいと思います。

<米国への学生ビザ>

Kelleyに限らずですが、進学先の大学(サマープログラムで異なる大学にいく場合は、まずサマープログラムの進学先)からI-20という証明書を発行してもらった上で、米国大使館にて面接を受けてF1ビザ(帯同家族はF2ビザ)を発行してもらうことになります。大使館の面接を終了後は混雑状況にもよりますが約1週間ほどでビザが手元に届くようです。大使館での面接の予約方法も含めて、詳しくは米国大使館のホームページに日本語で案内があるので、早めに確認をしておくといいと思います。

要注意事項としては普段観光でアメリカを訪れる際に利用するESTAでは3ヵ月以上は米国に滞在することができないので、必ずビザが必要になることと、I-20をきちんと大学に送ってもらって大使館面接に持参しないとVISAが発行されないという点でしょうか。特に家族を帯同する予定の方は家族全員にビザが必要なので、I-20についても家族全員分を必ず大学側に送ってもらう必要があります。私の場合は、当時1歳だった息子の分も合わせて4通のI-20をインディアナ大学に送ってもらいました。

<生活セットアップ・自動車/免許>

おそらく渡米後すぐに必要で金額の大きな買い物が自動車だと思います。自動車の購入方法は大きく分けて個人売買/ディーラーで購入の2種類になると思いますが、米国は意外と中古車の価格が高い点(新車からの価格低下が少ない)点を知っておくといいと思います。各地域によって若干、相場も異なる部分があるのであくまで参考程度にはなりますが、アメリカの場合はKelley Blue Bookhttp://www.kbb.com/)で自動車のモデル、年式、走行距離に応じた相場が確認できるので、購入の際の参考にするといいと思います。

日本だと走行距離が10kmを超えた車は価値がガクンと下がる印象がありますが、こちらでは6万マイル(=9.6km)くらいの走行距離だと、たいして値落ちしなかったりします。たとえば、私が去年購入したスバルのForester(2011モデル)2年落ち、6万マイルという仮定でKelley Blue Bookで調べると、

2011年モデル新車購入時:  $22,000(180万円)
2010年モデルで6万マイル走行の中古: $17,700(約145万円)
6万マイル走行していたとしても値落ちはわずか35万円ということになります。

ちなみに走行距離が3万マイル程度だと、Blue Bookの情報では$19,800(約162万円)のため、さらに差は少なくなります。もし、中古車を在校生やディーラーから購入する際には、その点を頭に入れておくといいかもしれません。(必ずしも、高値を付けられているのではなく、アメリカの市場構造が日本とは違うという理解をする上で。)

また、ディーラーから購入をする場合は、地元の自動車ディーラーの評判を在校生に聞いておくのも重要な点だと思います。購入のしやすさという観点では、大学の周辺のディーラーが外国人留学生の扱いに慣れているので、言葉の点でも事務手続きの点でも楽かもしれません。

また、自動車免許については、州によって制度が違う部分がありますが、インディアナ州の場合は住所証明や筆記/実技試験が必要になるので、しばらく時間が必要です。その間は日本から国際免許を持参して運転する必要があるので、渡米前にかならず免許センターに行って発行してもらうようにしましょう。国際免許は有効期間が1年間なので、十分時間をかけてアメリカの免許を取りに行くことができると思います。

<生活セットアップ・住居/家具>
住居探しは、在校生に情報をとりつつ自分の希望に合う物件を探していくことになるかと思いますが、アメリカの場合は意外と室内の照明が暗いケースが多いので(フロアライト、スタンドなどの間接照明で補う印象です。)、照明器具の明るさ、窓の大きさなどは良く見たほうがいいと思います。Bloomingtonの場合は2階以上の物件は総じて日当たりがいいけれども、1階物件は昼間も照明器具がないと暗いというケースが多いように思われます。特に冬場が寒くなる地域に進学される方は要注意です。また、夏休み時期にインターンシップや交換留学などで、引越しを予定される方は住居の契約期間についても注意をしたほうがいいと思います。(日本の賃貸住宅のように1ヵ月前予告で退去できるようなフレキシビリティはなく、途中解約の場合は契約期間分の家賃を請求されてしまうので、サブリースなどの形で自分で借り手を探さないといけなくなります。)

 また、家具については、少し大きな町にはTarget, Wal-Martはあるかと思いますので、近場のそれらの店を確認しつつ、ベッド・ソファーなどの大物は在校生にどこで購入したかを聞いてお店を回ることになるかと思います。個人的には意外だったのがアメリカにもIKEA(こちらではアイケアと発音します。)があちこちにあることで、Bloomingtonの近場では、シンシナティ(車で約2時間)、シカゴ(約4時間)にIKEAがあります。価格については日本とほぼ同水準で安価なため、特に急ぎ出ない家具・食器については週末に時間が取れたときを見計らって、IKEAに買い物に行きました。

以上、つらつらと書きましたが、今回も最後までお付き合いいただいた方はありがとうございました。生活セットアップ情報については、Kelleyの日本人学生ホームページにもある程度まとめてありますので、そちらもご確認いただければと思います。

Kelleyもいよいよ夏休みということで、次回からは在校生が交代でそれぞれのMBA学生の夏休みの過ごし方をお伝えしていきたいと思います。また、Kelleyはもちろんのこと来秋インディアナ大学に進学される予定の方は、Bloomingtonでの生活セットアップについてできるだけバックアップをさせていただきたいと思いますので、ホームページの連絡先からお気軽にお問合せいただければと思います。

2012年4月28日土曜日

ある人妻の日常。


こんにちは。Class of 2013S.M.です。このショッキングなタイトルに思わずクリックしてしまった殿方もいらっしゃるのではないでしょうか。残念ながら、ご期待に添えずに申し訳ありません。

このブログをご覧になっている方は基本的にMBAに興味をお持ちの方でしょうが、実際に渡米する際に、ご家族の方が暇を持て余さないかということを気にされている方も多いのではないかと思います。これまでこのブログで、Bloomington生活についても数多くお届けしているところですが、今日は、元放送部である私が妻にインタビューしましたので、その模様をブログに載せてお届けします。

以下、実録インタビュー(雰囲気を出すために、敬語を使っています)

S.M:「さて、早速ですが、K.Mさんのこれまでのブルーミントン生活の満足度に点数をつけると何点でしょうか。」
K.M:98点です。」
S.M:「かなりの高得点ですね。それでは、特に気に入っている点とその理由をお聞かせいただけますか。」
K.M:「一つ目は、住環境です。元々自然が大好きなので、緑に囲まれた中でのんびり生活できていて大変満足です。特に春になってからは、木々が青々と生い茂り、色々な花も咲き誇り、さらにはリスやウサギ(たまにシカも)に出会うこともしばしばで、散歩をしているだけで楽しいです。
二つ目は、英会話レッスン等無料のアクティビティが豊富にあることです。現在、私は月曜日から金曜日まで毎日、大学や公共の図書館等が提供している無料の英会話教室に通っています。その他には、カードメーキングにも週一回通ったり、ホストファミリーのような関係の地元アメリカ人の家にお邪魔したりもしています。全部あげるときりがないほどです(笑)。
三つ目は、大学が提供しているオペラやバレエ等芸術鑑賞が格安でできることです。元々興味はあったのですが、日本だと高価なため行く機会がなかったので、一回10ドル程度でレベルの高い芸術に触れることができます。」
S.M:「かなり生活を満喫されているようですね。っていうか僕より楽しんでない?」
K.M:「その通りですが、何か?(笑)」


S.M:「何でもありません(笑)。話は変わりますが、奥様コミュニティみたいなものはあるのでしょうか?」
K.M:「同級生の日韓奥様で、定期的に料理教室や、誕生日会を開催しています。非常にみんな仲がいいので、毎回楽しみです。他には、Kelleyパートナーズクラブという、配偶者向けの集いがあり、こちらにもしばしば参加しています。具体的なイベントとしては、バーベキュー、ハロウィンパーティ、映画鑑賞会等こちらも全部あげたらきりがありません。いずれにせよ、奥さんが退屈しないように色々なコミュニティがあります。」
S.M:「おぉ、なんだかとても楽しそう・・・。ひとつ気になったのですが、98点ということで、減点された2点は何か理由があるのでしょうか?」
K.M:「日本で慣れ親しんでいる一部の食材、例えば水菜や生の納豆(冷凍品は購入可能)がなかなか手に入りにくい点です。ただし、ほとんどの日本食は入手できることを考えると、これはある意味贅沢な悩みですよね(笑)。強いて言えばという程度なので、基本的に100点満点です。」
S.M:「それを聞いて安心しました。それでは、最後になりますが、これから受験される方のご家族へ一言お願いします。」
K.M:Bloomingtonは自然も多く、治安も良いため、ご家族で来られるには最高の環境だと思います。正直今は全く帰りたくありませんが、渡米前は多少の不安があったことを考えると、とても嬉しい誤算です。皆さんにも、是非この最高の環境で有意義な二年間を過ごしていただきたいと思います。」
S.M:「非常に充実した様子が伺えます。今日はありがとうございました。」
K.M:「ありがとうございました。」

家族での渡米を考えている方にとって、家族が充実できる環境があるかどうか(住環境・アクティビティ等)という点は、学校選択をする上で極めて重要だと思います。その点、Bloomingtonは非常におススメできますし、自分以上に楽しんでいる妻を見ていると、ビジット時に感じた私の直感は正しかったと自信を持って言えます。

最後に、最近妻から「IU (Indiana University)に就職したらここに一生暮らせるじゃない!!」という提案をされています・・・IT技術者として雇ってもらおうかな(笑)

2012年4月22日日曜日

EMA Project

こんにちは。Class of 2013Takaです。
あと2週間でMBA1年目が終わろうとしています。今年は色んな意味で毎日がシゲキテキでした。5月初旬から4ヶ月にわたる夏休み中にこの1年間で学んだことの棚卸でもしてみようかと思っています。

さて、今回はアカデミックなネタを。
 
このブログで他の在校生がAcademyCMABMA等)について書いていましたが、私が所属するEMAEntrepreneurial Management Academy)を紹介させて頂きます。

EMAを率いるのはDr. KことDonald Kuratko



Dr. Kはアントレ分野を代表する看板教授であり、めっちゃアツイ、アツすぎる。s

彼の授業(AcademyではなくElective)は朝7時45分からという早朝授業にも関わらず、起業家マインドセットやコーポレート・イノベーションについてアツく語ります。

低血圧気味な私としては朝っぱらからDr. Kのテンションについていくのが困難な時もありましたが、彼の講義、経験豊富な体験談等は非常に興味深い。

そして、彼はどんな日でもジムでトレーニング(ベンチプレス?)を欠かさないらしい(Dr. Kの婦人談)。

そんなDr. K率いるEMAで、昨年末から約3ヶ月間『商業化戦略構築プロジェクト』に携わりました。

このプロジェクトは、4-5人で構成される各チームがIndiana University Research and Technology CorporationIURTC)というインキュベーターに持ち込まれた案件(新技術)をアサインされ、商業化戦略を考案し、最終的にIURTCと技術開発者、Dr. Kにプレゼンテーションを行うというものです。

私がアサインされた案件は

Differential Measurement of Nerve Fiber-Electrode Distance

という全く聞いたことのない新技術についてで、

第一印象は、

「ナンデスカ、ソレ。キイタコトモナインデスケド」。

それもそのはず。実はこの技術、まだ特許も取れていない。

まさに、開発されたてホヤホヤのTechnology

そんなエキセントリックなCaseCoreでも扱わなかったし、J501Developing Strategic Capabilities)でも見たこと無い。

しかし、チームメイト5人寄れば文殊の知恵。

Differential Measurement of Nerve Fiber-Electrode Distance』は簡単(?)に言うと『末梢神経間距離を計測する電極及び、神経間電気信号解析アルゴリズム』で、ブレイン・マシン・インターフェイスの親戚と言う事もでき、失われた感覚や運動機能の人工的な再建、人工器官による代償機能の構築のほか、非言語・意識下のコミュニケーション技術、そして神経科学の新しいツールとしての役割が期待されている技術。

ということが判明。

更に、継続的なチームメイトとの議論で多種多様なビジネスプランが出てきたので、実行可能性を細部までチェックし、この技術が商業化に値するものかを判断することになります。

一番想像しやすい『Differential Measurement of Nerve Fiber-Electrode Distance』が活用されうる製品は義手・義足であり、神経間電気信号で義手等を動かせれば従来の義手よりもスムーズ且つ迅速な動きが可能になるのです。

「スバラシイ! ゼヒ商業化して銭稼ぎましょう!」

「個人的に投資して、私腹を肥やしてイイデスカ?」

しかし、当然ながら疑問が出現。

「そんな義手お高いのでしょう? ホントに売れるのですか? ってか、マーケットは存在するのですか?」

我々は市場規模・医療費用補助率等の観点から米国退役軍人マーケットはターゲットに成りうると判断し、DARPAThe Defense Advanced Research Project Agency)やThe Veteran Administrationにヒアリングを実施。

結果は好印象。思っていたよりもこの技術に対して前向きに捉えており、マーケットは実在し、製品化されれば収益化できることを確認できて一安心。

残された課題は誰がこの新技術を活用した義手を作れるのかを探ること。

この課題を解決するために様々な分野のエキスパートにヒアリングを実施しました。

    まず、身近なIU内のネットワークを駆使し、各分野(Brain biologyChemical PhysicsNeuroscience)の教授陣から情報収集。

    次に、Producerである義手・義足の製造業社(OttobockHanger)Purchase sideの医療現場(IU hospitalとチームメイトの個人的な知り合いの医者)Regulation sideFDA(US Food and Drug Administration)・特許庁(US Patent and Trademark Office)InvestorであるIURTC 等々多くの外部機関から意見徴収し、細部の実行可能性を検証。


ここまで情報が揃えば、後は『Differential Measurement of Nerve Fiber-Electrode Distanceの商業化価値を算出し、商業化戦略を策定・プレゼンに向けて駆け抜けるのみ。

情報収集も大変な作業であったが、そこから先のファイナンスデータの算出・戦略策定もまた骨が折れる作業であったが、プレゼン後のフィードバックも良好であったし、何より技術開発者とインキュベーターからFavorなコメントを頂けたので、3ヶ月という短い期間ながらこの案件に対して一程度の貢献はできたのではないかと思っている。

ホントこの3ヶ月間はMBAライフの中で最も忙しく、シビレル体験をさせてもらって良かったわぁ。

やはりCoreElectiveで学習したことをOut putする機会が豊富なKelleyは良いですね。