2012年2月21日火曜日

CMA is the No.1hands on consumer marketing experience in the WORLD!!



こんにちは、Class of 2013T.Yです。1年生6人が交代で投稿してきた本ブログも今回で1年生は1巡。次回からは2年生がお出ましになる予定です。さて、1年生のトリを飾るにあたって、何を書くか迷いましたが、どうも本ブログはアカデミックなネタにかける雰囲気があります(笑)ので、ここはKelleyの看板アカデミー、Consumer Marketing Academy (略称:CMA)についてお話しようかと思います。


まず、そもそもアカデミーって何?という方のために簡単におさらいですが、Kelleyではアカデミーというゼミ活動が必修として課されていて、1年生の秋・春、2年生の秋にそれぞれ1.5単位づつIntensive Academy WeekというAcademyに特化した1週間のセッションがあります。また、Intensive Academy Week 以外にも1年生の秋と春には通常の金曜日もアカデミーにあてがわれていて、Academyにより濃淡はありますが、教授のレクチャーやゲストスピーカーのセッションなどがあります。(詳しくはKelleyのホームページや日本人学生サイトをご覧ください。)

そのようなアカデミーの中で、(良くも悪くも)ダントツでNo1のプレゼンスを誇っているのが、私の参加しているConsumer Marketing Academyです。冒頭のCMA is the No.1hands on consumer marketing experience in the WORLD!!とのコメントはCMADirectorであるProfessor Jonlee Andrewsが最近CMAのセッション中に発した言葉です。

ここまで条件つけをすれば何でもNo.1って言えてしまいそうですが、まぁそれはさておき。。。それだけパワフルかつプレゼンスがあるとご理解ください。ちなみに、以前、誰かがCMABMABusiness Marketing Academy)が2大アカデミーと書いていましたが、どこがNo2かはKelley内でも意見が分かれるところでしょう(笑)。

では、なぜCMANo.1のプレゼンスなのか、この記事はあくまでブログなので、その特徴をメリット/デメリットを個人的な視点からお話ししようと思います。(良くも悪くもというのがミソです。)

メリット

Consumer Marketing分野で非常に経験が豊かで、幅広いネットワークを持ち、Kelleyの看板教授で、さらに教授会の副代表でもあり、パワフルに学生をリードするProfessor Jonlee Andrewsから、まさにHands onで将来のBrand ManagerMarket Researcherになるための指導を毎週金曜日とAcademy weekの間中、みっちりと受けられる。
Consumer Marketing業界に勤務するKelley卒業生の多くがCMA出身なので、自然と米国の有名企業へのネットワーキングが可能となる。
Jonleeのネットワークを通じて、NestleP&GKraftといった企業からのゲストスピーカーや企業訪問をする機会が豊富に得られる。
Jonleeは非常に面倒見のいい先生なので、困ったことがあって相談すれば何でも親身になって対応してくれる。
・メンバーのほとんどがアメリカ人学生なので、アメリカ人の友達を作り、英語力を磨くのに適している。
・アカデミーウィーク以外にもCMAの学生専用のプロジェクトがあって、そのプロジェクトでも単位(1.5)が取得可能。(ちなみにBMAにも単位がもらえるプロジェクトはあります。)

デメリット

・みっちりと指導が受けられるのがメリットということの裏返しとして、非常に中身の濃いアカデミーなので、他のアカデミーと比較しても出席を求められるセッションやプロジェクトの負荷がダントツで大きい。
・事例として出てくる企業がアメリカでは有名企業だが日本人の感覚としてはピンと来ないケースがあり、またメンバーもアメリカ人学生が主体なので、議論についていくのがキツイ局面が時としてある。
・インターナショナルの学生が少なめ(これは、アメリカのコンシューマーマーケティング業界への就職がインターナショナル学生には難しいことが背景のようです。)
Jonleeはとても面倒見がいい先生であるが、故に若干、日本の管理教育に近い雰囲気がある。(日本人の私にはほとんど気になりませんが、個人主義なアメリカ人学生にとってはわりとキツイようです。)

と、長々と書きましたが、総じて言うならば、負荷は結構大きいけれども、コンシューマーマーケティングについて深く学ぶ機会が豊富に得られることを考えるならば、卒業後の進路にマーケティング分野を考えている場合は参加するメリットは十分にあるといったところでしょうか。マーケティングブートキャンプともいえる濃密な経験をつむことが出来るでしょう(笑)
ちなみに、CMAの活動の中でも大きいのが、秋学期のアカデミーウィーク中に実施される企業訪問と春学期のCMAプロジェクトだと思います。その二つについても簡単に触れておきます。

Academy Week1の企業訪問

Integrated Coreの間に1週間設定されるAcademy Weekを利用して、インディアナポリス、シカゴ、コロンバス、シンシナティといった、(比較的)ブルーミントン近郊に立地する企業を訪問します。

具体的には、今年は

ConAgra (食品)
Whirlpool (白物家電)
Eli Lily (製薬)
Scotts Miracle-Gro (園芸用品)
P&G (日用品)

といった感じだったのですが、このブログをご覧になっている方は上記の企業をいくつご存知でしょうか?
正直、私はP&G以外は知りませんでした。人によってはEli Lilyもご存知かもしれませんね。いずれの企業もアメリカでは有名な企業です。実際に私もアメリカに来て半年たちましたが、いずれの企業の製品にも日々お世話になっていることを実感しています。学生にとっては、このような有名企業に入学早々に訪問して、その後のインターンシップ、フルタイム獲得に向けたネットワーキングが出来るのは非常に貴重な機会だと思います。受け入れ企業側もKelleyのアルムナイを中心に訪問時のセッションをかなり力を入れてアレンジをしてくれるので、それぞれの業界でのマーケティングのあり方を学ぶ上でも大きな経験になると思います。個人的には、アメリカの消費財メーカーに関する知識の幅を広げることができて、楽しかったです。また、1週間同じメンバーでバス旅行なのでCMA内のメンバーと仲良くなる意味でもいい経験だと思います。

CMA Project
 
Integrated Coreが終了し、選択科目に移行する1年生の春学期に実施されるCMA学生専用の企業プロジェクトです。CMAの学生が56人のグループに分けられ、それぞれ実際に企業から与えられたマーケティング上の課題に取り組み、グループとしてそれぞれの課題設定に沿った新たなマーケティング戦略を提案するというものです。プロジェクトを通じて企業側のBMBrand Manager)と実際に情報交換をしたり、進捗の報告をしたりするプロセスを踏むことになるので、まさに夏の間に経験する企業インターンシップや卒業後の職務経験を疑似体験する場といってもいいでしょう。
私の場合は、ある企業のテレマティクスサービスの課題を与えられ、まもなく最終報告を迎えようとしているところです。(企業との守秘義務契約があるので、詳細を記載できないのが残念です。)自分自身の派遣元企業が通信業なので、自身が今までに経験してきた業務とおおいに絡む部分もあり、有意義なプロジェクトに参加できていると実感しています。また、将来、アメリカ人と具体的にプロジェクトチームを組んで仕事をする際には仕事をこのように進めていくんだろうなぁという意味での擬似体験が出来ている点でも貴重な機会と思います。

以上、大変長くなってしまいましたが、最後まで読み進んでくださった方、ありがとうございます。Kelleyの看板アカデミーといわれるCMAについてイメージを深めていただくことができたなら幸いです。これからKelleyとのインタビューをを予定される方でマーケティングに興味がある方がいらっしゃれば、上記のような話も在校生からの体験談として(デメリット置いておいて!)インタビューの内容に織り交ぜていただければ、より説得力のある受け答えができるのではないでしょうか?

まだまだ、寒い日が続きますが、風邪など引かないよう頑張ってください!
(次回は、もう少し軽い生活ネタにしようかな。。。)

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