2012年2月27日月曜日

2nd year in Kelley (1)

こんにちは。Class of 2012K.Kです。今週は春学期前半のテスト期間ということで、僕も2つの試験とグループでのファイナルレポートの提出に大忙しの一週間でした。そして今、最後の課題の7-10枚のレポート!という分量の多さを前に現実逃避のFacebookを始めたところです
さて、ここまでこのBlogを読んで下さった方々の中には、「KelleyってCoreとかAcademyとか、1年生のプログラムは充実しているみたいだけれど、2年生はどうなの?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。1年生のCoreAcademyを終えれば後はゴルフと飲み会の1年間が・・・と思ったら大間違い!Kelley2年生のプログラムも充実しているのです。今回は、1年次後半から始まるElective2年生最後のプログラム”Kelley Renaissance Week”をご紹介します。
[1] 多彩なElectives
まずはKelleyElectiveのシステムのご紹介から。Kelleyでは、1年次秋学期のCore終了後、すぐに選択科目(Elective)の履修が始まります。春・秋学期がそれぞれ7週間の履修期間に分けられていて、7週間で3-4科目の受講が可能です。合計で卒業までに6期間×3-4科目の20-24科目を履修することになります。各科目が7週間で完結するため、開始後3週間で中間試験/課題、その3週間後に期末試験・・・と学期中は息をつく暇もないくらいに忙しく日々が過ぎていきます。どの科目を選ぶか、というのは毎回悩ましいところですが、私は、MajorであるFinanceMarketingの科目を中心に履修しています。

さて、前置きが長くなりましたが、ここで私がKelleyElectiveで気に入っているポイントを3つ挙げると・・・
(1)    人気科目でも希望する全員が履修できる
これはKelleyに入るまで知らなかった制度ですが、KelleyではBiddingなどを採用せず、希望する生徒全員が履修可能になるまで授業が追加開講されます。つまり、「入学前から取りたかったけれど、人気で取れない」なんていう残念な思いをせずに済むのです。最も人気のある授業では、ほぼ全員の学生が履修を希望することもあるのでこの制度は非常によいと思います。


(2)    グループワークのチャンスが多い
グループでの学びの機会はCore終了後も充分に用意されています。個人的な経験に基けば8-9割程度の授業がなんらかの形でグループでの課題があるように思います。かなり苦戦したグループ課題の後に、「また一緒にやろうぜ!」みたいなことを言われると少し嬉しくなります(笑)


(3)    教育熱心な教授陣と小規模クラス
Kelleyで教育熱心なのはCoreの教授陣だけではありません。ティーチングスキルと授業評価を重視するKelleyらしく、これまで履修した多くの授業が取ってよかったと思える満足度の高いものでした。 例えば会計の授業では、「つまらない仕訳をこんなにエキサイティングに教えるのか!」とちょっと感動しました。
という辺りでみなさんも「で、どんな授業があるの?」という疑問がわいてきたのではないでしょうか?そこで私のベストElective classesをご紹介したいと思います。
1位:”MARKETING STRATEGY” by Neil Morgan 
Neil Kelleyの看板教授の一人で、Bloomberg BusinessWeek誌が選ぶベスト10教授ではなんと8位にランクインしています。授業ではマーケティング戦略の策定方法から実施まで幅広いトピックを扱います。ネイティブも混乱するくらいのかなりの早口ですが、教授の熱意・内容共にNo.1の授業でした。


2位:”Marketing Performance and Productivity Analysis” by Jonlee Andrews
先週T.Yがご紹介したConsumer Marketing Academyの担当教授、Jonleeが教えるマーケティングのクラスです。授業の展開が論理的かつ定量的で、金融出身の私にもわかりやすく、アナリストの視点からも学ぶ点が多かった授業です。

3位:”Asset Valuation and Strategy” by Andrew Ellul
ファイナンスMajorの必修科目であるこの授業は、とにかく難易度が高く、厳しい。教科書は一説によるとPhDレベルとも言われています。そしてEllulの遠慮のないcold callと厳しいコメント…ただ実際には生徒の学習を第一に考えた教育熱心な教授なのです。


Kelleyには他にも人気授業が多数あります。アプリカントの方は是非一度ビジットでその充実度を確かめてみて下さい。


[2] 新プログラム” Kelley Renaissance Week”
さて、2年生も後半に近づいてくると「ケーススタディもそろそろ飽きたし、もっと実務に近いレクチャーが聞きたい…」、という思いが浮かんできます。そんな2年生の要望に答えるべく来週から始まるプログラムがKelley Renaissance Weekです。「エクゼクティブMBAの体験をフルタイムMBAで」という発想をもとに今年度から作られたこのプログラムは、外部からのゲスト講師がなんと27人も来校し、それぞれのプロフェッショナルな経験に基いたレクチャーを展開する予定です。講師派遣企業をいくつか挙げると、Proctor & Gamble, Goodyear, Oracle, HP, Eli Lilly etc…など大変多彩になっています。明日の初日を前に期待が高まっています。

留学前は長いと思っていた2年間もついにあと60日と卒業が迫ってきました…最後までKelleyでの生活を充分に楽しんで帰国したいと思います!

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