2012年11月8日木曜日

Independent Study in marketing with Professor Jonlee


こんにちは。Class of 2013Y.Tです。過去の投稿でIndependent Studyについて書くとお約束していたので、今日はIndependent Studyについて書きたいと思います。Independent Studyは日本ではあまり主流ではないので何やそれっていう方が大半ではないでしょうか。かくいう僕もこちらにくるまでIndependent Studyなるものをよく知りませんでした。

Independent Studyというのは教授と11で、自身が詰めたいトピックについて深堀りしていくという授業になります。これでもきっちり単位がもらえます。Kelleyでは、Accounting, Economics & Public Policy, Business Law & Ethics, General Business, International Business, Finance, Marketing, Management & Administration, Personnel & Organization Behaviors, Decision Sciences, Operations Management, Information Systemsの分野でIndependent Studyがあります。区分は違えども、Independent Studyはどこのビジネススクールにもあると思います。

Independent Studyの分野ですが、まず僕は、MarketingにするかManagementにするか悩んだのでとりあえず、両方のChairDepartmentで一番えらい人)のところに会いに行きました。Kelleyでは基本的にまずChairに会いに行って方向性を話してどの教授がマッチしそうかアドバイスをもらいます。僕の感触としては、Kelleyは、Managementは結構Independent Studyそのものをするのがハードルが高そうだなということでした(もちろんやっている人はいるのでできなくはありません)。「こういうことをしたい」とManagement Department Chairにいうと「でもこの授業とこの授業とこの授業とればカバーできるじゃないのか」といわれ、僕もIndependent Studyの必要性を説明したのですがあまり通じず、一方でMarketing Department Chairは「おもしろそうだね。この教授とか話してみたら」とアドバイスをくれました。これはもうDepartmentのカラーだと思います。Managementに所属する他の教授とも何人か会いましたが反応はManagement Department Chairとほぼ同じでした。

Marketingで進めることに決めて、その後は教授探しです。これが実は大変です。なぜなら、KelleyではIndependent Studyをうけもっても教授には何のインセンティブもないからです。教授は授業を担当している他、企業のコンサルティングなどもしているので多忙です。なので、僕のトピックに興味をもってくれてかつ僕のために貴重な時間を割いてくれる教授をみつけないといけないのです。僕はまず、Marketing Department Chairのアドバイスを踏まえつつ、それぞれの教授のバックグランドを調べ、何人かに絞り、ある教授にアタックしましたが「そのtermは忙しい。申し訳ない」と断られました。その後、KelleyConsumer Marketing AcademyDirectorをしており、この秋からKelleyFaculty Chair(全教授の中で一番上位にいる人)になったJonleeにアプローチしました。僕はJonleeの授業もとったことがあり彼女のマーケティングアプローチはQuantitative-orientedで非常に好きだったということ、僕のトピックがBrandingJonleeKelleyDirector of the Center for Brand Leadershipを務めているということから彼女とIndependent Studyができればいいなと思っていました。実際Jonleeにアプローチする前にMarketing Department Chairにその話をすると「Jonleeは今年からFaculty chairになって忙しいからきっと無理だと思うよ」といわれました。まーだめもとでいいやと思ってメールすると次の日に「喜んでやりますよ。」というメールが。驚きと同時にKelleyMarketingのランキングを上位に最も押し上げている教授と1 on 1でできるなんてちょーラッキーだと思いました。ちなみにこんな人です。イメージわきました?笑

お題はFamily businessをどうやって世界展開していくか。先々週に1回目があったのですが、フィードバックも色々とくれて大変有意義でめちゃくちゃ楽しい時間になっています。Family businessについては時間のあるこのタイミングでしっかり掘り下げて考えておきたかったので、Independent Studyは最高の機会になっています。アプローチはインターンシップに似ており、一つのシンプルなお題に対して、仮説をもち、Opportunityを探し、リスクも踏まえ、戦略を構築してくという形で、戦略的思考も磨ける時間になっています。

ちなみに僕のFamily businessは産業そのものは600年続き、家業自体は100年続いています。先週Jonleeにいわれたのは「最後でいいからTraditional/AuthenticModernについて比較論をだして。アメリカではTraditionalとかAuthenticなものは過去に比べると今後大事になっていくと思うのよね」ということでした。彼女がこんなことをいうのはもっともです。というのは、Independent Studyは家業のコンサルティングではありません。そんなもの教授がいちいち請け負ってたらきりがありません。今回Jonleeが僕のオファーを受けてくれたのは、僕の家業に伝統産業とかAuthenticといかいう切り口があり、それとModern businessの比較論を議論して何かしらのアウトプットがほしいというのがあった気がします。

いずれにしても、ともするとふわっとしがちな授業が多いMarketingですが、Independent Studyは明確なお題に対して、数字ベース・ファクトベースで徹底的に深堀りし、ケースと違い答えもなく(実際のビジネスに近い)、議論を重ねていくので、戦略的思考も磨け、非常にお勧めです。

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